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2024年5月11日土曜日

「巡検」という言葉の出自がわからない

地学的関心を持って実地調査・踏査に訪れることを「巡検」といったりする。この堅苦しい表現は、例えば地方で開催される鉱物・地学関連の学会の後、研究者の一団が現地視察するときなどに使用される気がする。だから、アマチュアの鉱物マニアが趣味的に鉱物採集地へ行くとき、巡検なんていったりするのを聞くと、とても気恥しくなる。

(本ブログ関連:”鉱物採集”、”錫高野”)

言葉には、造語者がはっきりしている場合がある。
きのう(5/10)のブログに記したことだが、野鳥観察の際に使われる「探鳥会」(「野鳥」を含めて)というポピュラーな言葉を造語したと、中西悟堂氏がみずから語っている。

(本ブログ関連:”野鳥観察”、”中西悟堂”)

ならば、上掲の鉱物産地をうかがう「巡検」との言葉は誰れが造語したのか気になる。生成AIの「Gemini」や、「ChatGPT」に問うてみたところ、次のような回答(一部だが)を得た。
・江戸時代の後期に、鉱山や採掘現場を巡視する際に使われ始めた言葉。
・「巡検」という言葉は、明治時代の地質学者である福澤諭吉が造語したとされています。
う~ん !!!  根拠が示されない解説・回答は、どうにも確信が持てない。

そこでもう少しネットを検索したところ、Togetterに「『巡検』という言葉の由来とその使用について」という討論が掲載されていた。同サイトの性格上、そういう話もあるんだねというくらいかもしれない。

結局、鉱物世界の「巡検」という言葉について、出自はよくわからないままだ。

2023年10月23日月曜日

(資料)新鉱物「桐生石」と「群馬石」、および「北海道石」

郷土名を冠した新鉱物が、次々承認されている。

(参考)
電子顕微鏡で紹介されるサイト
「電子顕微鏡室/Electron Microscope Section」東京大学物性研究所
ー スタッフ » 浜根大輔 » 日本から発見された新鉱物たち(一覧)
https://mdcl.issp.u-tokyo.ac.jp/denken/?page_id=14

(本ブログ関連:”県の石”)・・・ 7年前に紹介したもの


〇「桐生石」と「群馬石」

① ITmedia News
「新鉱物『桐生石』と『群馬石』を発見 ネット上の地質図への“違和感”がきっかけに」(松浦立樹:ITmedia、2023.10.13)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2310/13/news085.html

※ 錫高野
マンガンとタングステンの鉱物「鉄マンガン重石(テツマン)」採集に通った、茨城県の錫高野がなつかしい。

(本ブログ関連:”錫高野”)


〇「北海道石」

① NHK NEWS WEB
「新種の鉱物『北海道石』発見された愛別町で初公開」(2023.10.23日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231023/k10014233811000.html

② ITmedia News
「新鉱物『北海道石』、石油生成の謎を解くカギに?」(松浦立樹:ITmedia、2023.6.19)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2306/19/news165.html

2019年6月1日土曜日

アジサイ

民家の裏手、路地に接する場所に、塀の代わりに「アジサイ(紫陽花)」が植えられている。いつもは気に掛けない場所に、小さな青い花(=装飾化)が群集して塊りとなり咲いていた。やがて「梅雨」ともなれば雨に濡れてよく似合う。

(本ブログ関連:”アジサイ ①、②”)

ところで、一昨昨日(5/29)に茨城県の「錫高野」へ鉱物採集に出かけた。3年振りの鉱物採集のため、無理のないようゆっくりと歩を進めた。それでも、現地で5時間ほど徘徊?、いや探し廻ったことになる。一昨日(5/30)、同行の石仲間との電話で、足の疲れを聞かれたが、全然大丈夫と応えた。実際何も感じなかったのだ。それが、昨日(5/31)になって足に疲れがどっと出てきたのだ。歳をとると、疲れが翌日でなく、翌々日に出るという通りだ。

そんなわけで、今日は「養生」半分に時間を過ごした。アジサイは派手なところもなく、存在を自己主張することもない。日本のひっそりと咲く心和ませる花だ。

2019年5月29日水曜日

錫高野#21

今月初旬(5/7)に「(茨城県東茨城郡城里町にある)錫高野へ行こう!」と掛け声をあげ、ようやく今日、4年振りに鉱物採集に向かった(実質、山梨県「鈴庫(すずくら)鉱山へ、2016年5月22日(日)に出かけて以来 3年振りとなる)。

(本ブログ関連:”錫高野”、”鉱物”)

朝から小雨まじりの不安な空、同行の鉱物仲間と集合時間を繰り下げて万全を期した。さいわい途中小雨がぱらつく程度で、現地錫高野はすっかり雨上がり状態、大部分は乾燥までしていた。
体調を考慮いただき、いつもの仏国寺側から登るコースとは反対側にある、(美味しい香りがしそうな)「ビーフライン」(県道112号)から、スティック片手に、ゆるい坂道を歩んだ。今回は、足慣らしに近い状態で、急傾斜を登り下りするのは避け、よく歩きまわったと思う。鉱物仲間に気遣いをいただいたこと、無事に鉱物採集が再開できたこと感謝したい。

エゴノキの花弁
高取鉱山と向かい合う形で存在する国有林の錫高野は木々が覆っていたが、今回驚いたことに、なんと伐採が進んでいたのだ。空は広がり、斜面がすっきりして風通しがよくなって、別の場所に来た錯覚がした。(他方、いつもの採集場所は、草木が鬱蒼と繁り踏み込むのを断念した)

様子がすっかり変わって、勝手が違い、手当たり次第、石英を探しては砕いた。涸れた川床を探っていたとき、(頭がきれいな)大型の「水晶」片を見つけたぐらい。

ところで、周りに白い花弁が散らばっていた。見上げると、「エゴノキ」が花を下に向けて咲き、花弁を次々と落してきた。なんとも可憐な愛らしい花だ。また帰路の脇に「マムシグサ」が立っていた。

2019年5月7日火曜日

錫高野へ行こう!

先日、鉱物仲間から、鉱物採集の誘いの電話をいただき、茨城県にある「錫高野(すずこうや)」へ、今月末出かけることになった。同地へ行くのは、20回目の 2015年2月1日(日)以来。そもそも、鉱物採集をしたラストが、山梨県にある「鈴庫(すずくら)鉱山」に訪れた2016年5月22日(日)で、3年近く足が遠のいていた。

今年になって山歩きが大丈夫とのお墨付きをもらい、久し振りに再開するつもりでいた。そんなときに誘っていただいた鉱物仲間に本当に感謝している。

(本ブログ関連:”錫高野”、”鉱物”)

鉱物採集のバイブル「鉱物採集 フィールド・ガイド」(草下英明著)を見直していると、そわそわしてくるのがわかる。「鉄マンガン重石」は何度も採集できた(拾えた)が、美しく輝く「錫石」との直接な出合いがない・・・今回、淡い期待を抱いている。もしできたら、縦筋の条線がある「トパーズ」とも巡り合いたい。

ああ、いけないけない妄想がふくらむ。

2015年6月4日木曜日

大華鉱山「灰重石」

それでも、石好きの端くれにいる。ところで、イ・ソンヒのコンサートで韓国を訪れたことはあるけれど、鉱山、地質博物館どころか、鉱物標本がありそうなソウル市内の自然史博物館すら行ったことがない。それも・・・なんだなあと反省している。

以前、ある物産フェアに、韓国の宝石・鉱物装飾商のブースがあった。ちょっと覗いて、鉱物採集に興味があるなどと(日本語で)話しているうちに、私が参加している石仲間の会の名前をあげたところ、様子が変わってしまった。そう・・・会の名前に、韓国では馴染めない単語が混じっていたのだ。

ソウルの大型書店で、韓国産のきれいなカラー版の鉱物図鑑を求めたが、洋書(=外国産鉱物)ならあるといわた。(Smithsonian Handbooksの鉱物図鑑を韓国語版にしたものはあったが)

(本ブログ関連:”鉱物図鑑”)

ブックフェアでも、韓国の出版社の人に同様の質問をしてみたが無いらしい。韓国の鉱物マニアは、一体どんな図鑑を持っているのだろうか。(もちろんアマチュア向けの図鑑だが)

あるとき、鉱物フェアで、韓国産鉱物標本の「灰重石」(CaWO4)が販売されていたので、早速購入した。産地は、忠清北道(충청북도)の中原郡(중원군)仰城面(앙성면)(現忠州市충주시)大華鉱山(태화광산)で、「楽しい鉱物図鑑」(掘秀道著)に記載されていて、代表的な産地のようだ。

(本ブログ関連:”灰重石”)

灰重石標本を、手元にあるチープな紫外蛍光ランプで照らしてみたが、蛍光作用しない・・・残念。

ちなみに、大華鉱山以外の韓国の鉱山(蔚山、月岳、山内、日光)と、日本の鉱山(喜和田)で産出された灰重石中のイットリウム(Y)含量を分析して、鉱床の違いを考察した資料がネットにある。(「韓国及び日本の6鉱山産の灰重石中のY含量」)

(付記)
<重石>の名の通り、タングステン仲間の「鉄マンガン重石」((Fe,Mn)WO4)は、何度も訪れた茨城県錫高野で手に入れた。山道に転がっていたが、今はズリでもあまり見つからない。(掘り返す気力のある人は別だが)

2015年3月29日日曜日

富井鉱山 2015.3

栃木県宇都宮にある富井鉱山へ行く。前回(2010年6月6日)から、およそ5年後、第6回目の採集となる。紫水晶の産地として何度か訪れたが、当初、工場跡地の広場周辺を巡り苦労したところ、その背にある山中と聞き、ようやく紫水晶を採集できた。今回、山中奥が様変わりしたとの情報を得て出かけた。

(本ブログ関連:”富井鉱山”)

早朝の乗り換え駅、先月(2/1)の茨城県錫高野採集と比べて、気温は穏やかになり、乗り換えの待ち時間に空が薄らぐのを見て、春の落ち着きを感じられた。

現地に10時頃到着。昼過ぎに雨の可能性があり、採集場所を2箇所(山中→広場)に絞った。紫水晶の美晶は不発だったが、結果は次の通り。

・山中:黄銅鉱、黄鉄鉱(等軸、微小)、水晶(微小群晶、紫?)、班銅鉱、銅藍

・広場:黄鉄鉱(等軸、小)・・・苦労した記憶がよみがえり、さっぱり成果を得ず。

天気予報の通り、帰路小雨が続いた。

(付記)
上記の「山中奥が様変わりした」の通り、採集者によってズリ場が徹底的に掘り返されていた。木の根元まで掘り込んだ結果、倒木まであった。これほど凄まじい光景は始めてだ。

(付記)
同行H氏から、小来川鉱山での鉱物採集で驚くような体験をしたことを聞いた。

(追記)
富井鉱山周辺に梅が花を咲かせていた。南に位置する利根川の堤に菜の花が群生していた。

2015年2月1日日曜日

錫高野#20

またしても1年振りの錫高野へ鉱物採集に行く。昨年は1月26日の晴れ空だったが、今年は一昨日の雪がズリ一面を覆っていた。そういえば、2011年1月23日の残雪と同じ状況だ。
年初の鉱物採集場所が、錫高野が恒例になっているのに気付く。栃木県や埼玉県の山中はまだ雪が深いだろうから、茨城県にしようと何となく決めている。

(本ブログ関連:”錫高野”)

今日も、始発電車をホーム待合室で待つことから始まった。空は暗く寒い。朝が明けたのは集合場所を出発してからのことだった。いつもお世話になるH氏の車に同乗して錫高野に近づくと、辺り一面、残雪が広がっているのに目が付く。ちょっと心配になる。

左写真のように、仏国寺山麓から斜面を越えて、錫高野へ至る林道を進む。まるで雪景色。薄く凍った雪面をズボッ、ズボッと音を立て、踏みしめながら進む。

陽射しに照らされた岩場やズリ斜面は雪が溶けているものの、少しでも陽陰になると雪は深く積もっていた。大丈夫かな・・・心配無用、H氏はどんどん先を進む。

いつもの採集場所を見ると、雪にすっぽり埋もれていた。そこで、沢筋にある地点Aに進み採集を開始した。沢を吹き降ろす風が冷たい。準備のビニール雨合羽に救われる。蒸れすぎて、ときどき換気が必要だったが。ところで、フードをかぶると音がこもって、誰かが後ろからついてくるような錯覚をする。あわてて辺りを見回したりする・・・そんなはずないのに。

次に、陽射しを正面から受ける巨大な岩場、蛍石の採れる地点Bに場所を移す。思いの他いろいろと収穫に恵まれる。そしていろいろいただきものをする。

以上、成果物を次に一覧する。
・地点A: 黄銅鉱、ブロシャン銅鉱、鉄マンガン重石
・地点B: 蛍石、孔雀石?、白雲母、鉄マンガン重石(豪華版をいただく)、硫砒鉄鉱、(自称)電気石

帰り道、乗換駅ホームにある、うどん屋で体を温める。熱いうどんに救われる。

2014年10月9日木曜日

膝小僧をすりむいて

なんというか小学生だ・・・家路の途中つまづいて膝を打ち、すり傷をこしらえた。スボンを見れば、膝に小さな穴が開いている。そのとき感じなかった痛みが、家に着くとジワジワ出てくる。神様はよくしたもので、家に戻るまでの間、痛みを抑えてくれたようだ。

だいぶ前にも転んだことがある。錫高野に蛍石を採りに行ったとき、岩場!で思いっきり仰向けに引っくり返ったのだ。幸いリュックを背負っていたお陰で、脊椎は守られたが、帰りの車中、小さな振動にも激痛が走って大変だった。なのに、リュックいっぱいの採集鉱物を捨てようともしなかった。

子どものころは、足を怪我すると、赤チンキを塗ってもらった。空き地で遊ぶ腕白たちは、半ズボンの足先にあちこち赤い勲章を飾っていた。その赤チンキが有害とかで次第に使われなくなった。怪我自慢の証がなくなって、男の子はさぞ残念だったろう。

そう、子どもって、怪我したことを得意がった。特に骨折などして、腕に三角巾をしたりすると、晴れがましい。松葉杖など使えば最高だ。みなが寄り集まり、あれこれ尋ねると、まるで空を指差して高らかに歌うポスターのように高揚したものだ。

怪我自慢は、それだけではだめ。大事なことは、それにもめげず、みなと一緒に遊びまわらなければならない。これができてこそ、怪我は男の子の栄えある勲章なのだ。我が遊び声、ますます天に響き渡るようだった。

2014年1月27日月曜日

鉱物採集では落ち木を杖にする

寒い季節のこのごろ、負荷のかかる運動といえば、毎週の健康体操と、ほぼ毎月の鉱物採集くらいしかない。そんなわけで、たまに体を動かすと、その翌日以降にジワジワと筋肉痛になる。若い頃は、このくらいの運動なら平気だった・・・のに。

昨日、鉱物採集に行った錫高野の入り口にある小さな山越えと、採集場所の沢を上がり降りしたくらいだが、今日の夕方には「ひざ」と「ふくらはぎ」が筋肉痛するが・・・。

以前は、足腰が弱まってきているのに、鉱物採集の山歩きを痩せ我慢していた。この頃は、落ち木をひろって杖代わりにするようにしている。落ち木の杖を使うと、岩の沢や急坂を登り降りするとき安定感が増す。第三の足が加わって、ふらつくことも少なくなる・・・もちろん、落ち木の杖に頼り切るのは危険と承知している。

だいぶ前のこと、幅は狭いが水流の激しい沢にかかった丸太橋を渡ったことがある。橋の長さは2m位い、太い丸木一本だけなのだ。石仲間はそれをスイスイと渡りきる。私は沢の近場に落ちていた木を探して、杖代わりにした。丸太橋を横歩きして、落ち木の杖を流れに刺して、3点で体を支えながら渡った。

最近は杖を使う習慣がついてきて、鉱物採集の山に入るときは、まず落ち木の杖を探す。

2014年1月26日日曜日

錫高野#19

1年振りの錫高野。今日で通算19回目の採集だ。寒い1月は採取場所の選択に難儀するため、通い慣れた錫高野に毎回白羽の矢が当たる。幸いなことに、今日はしっとりと湿った、しかも温暖な気配して、冬場ながら絶好の日よりだ。

(本ブログ関連:”錫高野”)

早朝、暗いなか家を出る。路面は濡れても空気穏やか、寒気を忘れたよう。始発電車に乗り込むも、暖房がうっとおしいくらい。2度の乗り換えも、駅ホームで寒風に震えることもない。そして、待ち合わせ駅でH氏の車に同乗して、錫高野へ向かう。柔らかな陽の差した薄靄の朝、冬から春へ一っ飛びしたようだ。

さすがに、錫高野入り口にあたる仏国寺の林道を抜ける風はヒンヤリする。簡易のヤッケをジャンパーにかぶせる。今回、2人組の採集者たちと出会った。一組はやる気満々おじさん組、もう一組はほんわか父娘組だ。同好の士に次々出会うのも珍しい。

現地は、一年振りのため、風景が少々変わっていた。倒木多数。掘り起こした跡がずいぶんとあるのだ。また沢斜面にあるズリの小石が、多数滑り落ちていた・・・人為的なのか気になる。

我らは、堅実というか労を惜しんで表面採集に徹する。それでも、嬉しい良品である、この地名を表す「錫石」を収集したのだ。母岩表面にキラリと輝く(茶)黒褐色の結晶が点在する・・・錫高野の第1回採集のとき、磨耗した錫石を得て以来、それなりにしっかりしたものを手に入れたのだ。

今日の採集鉱物を次に記す・・・いただき物も含む。

・錫石(上記)、水晶(微小ながら透明)、鉄マンガン重石(再び目にするようになった)、ブロシャン銅鉱(膜状)、白鉄鉱
・(硫砒鉄鉱+黄鉄鉱+班銅鉱)、(断面:銅藍の周りをブロシャン銅鉱が包む?)

ところで、H氏採集のブロシャン銅鉱は、岩の隙間から濃い緑色した針状結晶を覗かせた。

2014年1月16日木曜日

冬さまざま

昨日ほどではないというが、今日だってだいぶ寒い。外出には、コートの襟首まで閉じるほどだ。こんな寒中、赤ん坊をコートに包(くる)んで母子一体となった買い物姿を見ると、母性の逞しさを感じる。そして口の中で、頑張れとつぶやいてしまう。(赤ん坊は、いずれそんな覚えはないだろうけれど、あなたのお母さんは立派だよ!)

そういえば、今年から毎日一枚ずつ剥がす日めくりカレンダーが加わった。これが結構手間がかかり、気付けば昨日のママ、何てことを繰り返している。ひと月たって、ああ時の流れの速い事よと諦観してみせるが、日めくりだと毎日追われ、今年の時間が加速したような気がする。いずれ時間に追いつけなくなるときが・・・。

昨年の成人の日は1月14日で、まさかの大雪だった。今年の冬は一昨日~昨日に降雪の気配があったが、予報の通り積もることはなかった。近在のスーパーは、プラスティック製の雪かきスコップを陳列している。オレンジ色のでっかいものだ。買った方が良いのだろうか・・・といっても、数年に1回くらいしか使うこともない。どうしようか。

冬でも石採りに行きたいが、寒いのはつらい。歳とともに、ますます厳しく感じる。といいながら、今年最初の採集地は錫高野を予定している。ここでは以前、積雪が残った沢で採集していたとき、吹き降りる沢風にビニールの雨合羽でも耐えられず、熱燗缶の日本酒で寒さをしのいだことがある・・・でも、全然温まらないのに酔いだけが廻るのだ。そして、さめた後の悲惨さといったら。

早く冬が終わらないかな。

2013年2月24日日曜日

錫高野#18

昨年の2月以来、久し振りに茨城県東茨城郡城里町の高取鉱山と背中合わせにある錫高野に鉱物採集に行く。早朝、未だ暗いうちに家を出たが、Xa氏との待ち合わせ場所であるJR駅に着いた頃には、空はすっかり明るくなっていた。春らしく、次第に日の出が早まってきている。おまけに今日の天候はいいようだ。

(本ブログ関連:"錫高野")

いつものように、仏国寺側から入山する。日ごろの運動不足がたたって、山越え時にゼエゼエと息を吐き、足が張ってくる・・・もちっと体力作りの重要性を感じた。
歩きはじめから冷気が強いため、ジャンパーの上に、簡易ヤッケと雨合羽を重ねる・・・風が吹けばフードを立てるほどだった。場所によっては雪が残っていたり、路面がツルツルに凍っている所があった。

さて今回は、(A)高取山ハイキングコースと一部重なる沢での水晶と、(B)巨大な岩が垂直にそそり立つ岩場での蛍石を中心に採集した。両場所も合わせて、鉱物採集の結果は次の通り。

・水晶(満足:透明感、かたち)
・鉄マンガン重石
・白鉄鉱
・硫砒鉄鉱
・黄銅鉱
・銅藍
・輝銅鉱
・硅孔雀石
・ブロシャン銅鉱
・蛍石(ルーペサイズ)

(残念ながら、錫石、トパーズには巡り会えなかった)

ところで、(A)地点で、地元の父と子(少年)からめぼしいズリ場を教えていただいた。(B)地点で、福島から久し振りに来たという方から、蛍石採集を応援していただいた。また帰り道、若い両親と子(少年)に出会い、蛍石採集の別場所を教えていただいた。
錫高野だけでなく、他の鉱物採集場所を含めて、一日にこれほど多く同好の士と出会い・会話(情報交換)したのは始めてのことだ。
そうそう、親子連れを見て、未来の鉱物マニア、もしかしたら研究者の芽が育っているようで微笑ましく思った。

2013年2月23日土曜日

多分、今年最後の新年会

少しも上達しないくせ、ち~っともくじけないのがおじさんの強みである。
今年参加した新しい韓国語クラスの先生と生徒全員が揃って、新大久保駅そばの韓国料理店「やかんの物語(주전자 이야기)」で催した新年会に同席する。

店名の「やかん」は、マッコリを真鍮製やかんに入れて供するからだろうか・・・そもそも、マッコリをなぜやかんに入れるのだろう。同じく真鍮製の飲み容器のサバル(沙鉢)も一緒に配られたが、これって昔の小学校の給食に使われた食器にそっくりだ。

次は、みなで食したものばかりで・・・酔っていたので記憶があいまいだが。
・参鶏湯風の煮物(タッカンマリ?)
・付け合せ(黒豆ほか)
・チーズトッポギ・・・好評
・ニラのチジミ
・鳥の甘辛~い唐揚げ・・・好評
・かき氷パッピンス・・・好評
・アルコール類(マッコリほか)

ところで店内の大型TV画面に、K-POPスターが次々登場して歌っていた。他の生徒さんたちはそれを見て区別していたが・・・おじさんには、若いアイドル歌手はさっぱり分からない。
トロットは、K-POPと呼ばないのか~!(隣のうるさいグループに負けじと叫びたかった)

今年こそ、真面目に勉強しよう。

そして明日は、錫高野で鉱物採集だ。こちらも頑張るぞ!

2012年2月16日木曜日

朝日トンネル#4、錫高野#17

茨城県朝日トンネルに最後の夢を見て鉱物採集に行く。私は成し遂げるだろうか。
毎度ながら冬早朝の駅ホームは寒くて辛い。始発電車の到着まで、体を屈めて待合室で暖を取る。寒過ぎる。

<朝日トンネル>
待ち合わせ駅から、ха氏の車に同乗して、朝日トンネルを南側から目指す。以前見た、トンネルに続く盛り土の道は平らにならされて、トンネルから取り出した岩石を探すことができない。そこで、朝日峠を越えて、朝日トンネル北側へ向かう。平日の今日、ここも整地作業が進んでいる。最早のんびりと時間をかけて、緑柱石や鉄礬柘榴石や鉄電気石の採集はできないようだ・・・かもしれない。
ということで、成果は残念ながら雲母のみ。

なお、他地にも峠を横切るトンネルの要望があるようなので情報収集したい。

(本ブログ関連:"朝日トンネル工事現場"、"朝日トンネル#2"、"朝日トンネル#3")

<錫高野>
そこで心機一転、進路を北に変え、錫高野に鉱物採集に行く。先日の風雨のせいか、前回訪問時と比べて、えぐられていた山道が水の流れで凹凸が少なくなっていた。全体に様変わりした印象がある。

水晶と蛍石を中心に探した結果は次の通り。
・水晶、鉄マンガン重石、孔雀石、珪孔雀石、磁硫鉄鉱、斑銅鉱、黄鉄鉱
・[蛍石(紫色)+トパーズ]!!

2011年12月11日日曜日

大正鉱山、錫高野#16、朝日トンネル#2

栃木の石仲間と一緒に、茨城県城里町の大正鉱山と錫高野に鉱物採集に出かけた。その帰り道、茨城県石岡市柴内の朝日トンネル北側に寄る。

<朝寝坊>
早朝、寝床の携帯電話が鳴った、そして鳴り止んだ。うつらうつらしながら、昨晩からつけたままのテレビ画面の時刻を見ると、何と6時20分を指している。え~っ、それは鉱物採集でお世話になるхаякава氏の車に乗せてもらっている時間じゃないか。寝坊した~、何という大失態。
というわけで、1時間30分も遅刻して、待ち合わせ駅に到着。待っていただいた、хаякава氏に感謝と深謝をする。

<大正鉱山>
大正鉱山で、石仲間が鉱物採集を開始しているところに、少し?遅れて参加。久し振りの鉱山跡は、手入れの乏しい杉木立が林立して光があまり届かない。ヒンヤリした斜面で、錫石の結晶がキラリと輝いてくれればと探すのだが・・・。
掘り出した土中の石は、先日の雨で泥まみれのため、識別しにくい。結果はいただき物も含めて次の通り。
・錫石、黄鉄鉱、鉄マンガン重石、および緑色膜状鉱物?

<錫高野>
大正高山は早々に引き揚げ、同地の錫高野に場所を変える。前回(9/25)につづき、蛍石の採集場所および周辺で採集。こちらは、日当たりもよく乾燥の度合いもよいのだが、それでも掘り返した石は泥だらけ。しかも蛍石は前回と違って、全く見当たらない。今回は金雲母が付着したものを目安に探したが、全て却下の悲運。
あっという間に時間が過ぎる。結果はいただき物も含めて次の通り。
・蛍石、鉄マンガン重石、他

<朝日トンネル>
錫高野で石仲間と解散した後、帰り道、先日(11/13)採集した朝日トンネルに寄る。「辻」道路標識があるトンネル北側の石の野積み場で(緑柱石を夢見て)目視したが、陽も翳り始めて長居できなかった。寒い!
・雲母+鉄電気石

寝坊は絶対にいけない!


★ 孫+孫娘-3枚 ★

2011年12月10日土曜日

皆既月食

今晩、皆既月食である。流星群観察が、当地雨天・曇天のため不発だっただけに、さすがに月ならば食を見られるだろう。本ブログで先にも触れたが、楽しみである。

<天気予報(weathernews)>
・お出かけには万全な防寒を
昼間も身体の芯まで凍えるような寒さが続きます。コートやダウンジャケット、マフラーなど、冬装備でお出かけを。今夜は皆既月食観測のチャンスですが、万全な防寒で観測するようにして下さい。
・SOLIVE24で生中継

<結果(柘榴石の月)>
・首をそり返すようにして見上げると、木星に先導された満月が浮かんでいた。
・食は、滲むように黒ずみながら始まった。そして思ったより速く進む。オリオン座の上にいる月は、くっきりえぐられ、やがて赤味がかった不思議な星になった。23h31.8m、天頂近くの皆既月食は、月の表面を黒/赤茶/白の勾配で染めた。柘榴石のように輝いた。驚くことに、いつもと比べて、月が小さくなっている。
・ところで、月食の始め頃、地元駅前の商店街では、二人連れが空を指さしたり、携帯電話で「月食だよ」と連絡し合ったり、コンビニ袋をぶら下げながら見上げたり、人さまざまに観察していた。そういえば、親子で眺めている姿もあった・・・素晴らしい思い出になっただろうな。
ところで、SORAチャットが1,000を越えた。Max1,340だそうだ。

いけない、いけない、もう翌日(12/11)になってしまった。朝一番の電車で錫高野へ行くのに、01:00だよ。
なになに、12月14日(水)~15日(木)には、SOLIVE24でふたご座流星群中継・・・?


(本部ログ関連:"皆既月食の楽しみ"、"ペルセウス座流星群"、"オリオン座流星群"、"しし座流星群")


★ 孫、孫娘-5枚 ★

2011年11月5日土曜日

鉱物の会の例会 11-11-5

四谷で開かれた、鉱物の会の例会に行く。少し早目に着くと、室内鉱物採集ができる。有志が持ち寄って陳列した鉱物標本をいただけるのだ。次回出かけたい採集地の鉱物標本を入手できたりするので、大変ありがたい。

・先日(10/30)の会主催による、秩父鉱山石灰沢の「採集会成果報告」があった。それにしても、当日の帰りのバスの中で、幹事さんが鉱物についていろいろ語られたお話の博識振りは素晴らしかった。
バスで席を隣り合わせた会員の方も出席されていて、そのとき話題になった鉱物採集地のコピー資料をいただいた。感謝至極だ。

・「夏休み成果報告」では、出席者全員が、夏休みを含めて最近までの鉱物採集の活動状況を報告した。いつもお世話になるхаякава氏が先に話されたので、付いて歩くわたしとしては、錫高野の蛍石採集のてんまつを述べた。何しろ、仰向けに転倒して、思いっきり背中を強打した苦い記憶の同採集場所に、再び訪れて採集したのだから。
「恋しくば訪ね来てみよ・・・うらみ蛍石」というわけで。

・「鉱物鑑定練習」では、配られた4つの標本を同定するものだ。わたしの正解は半分。会長の「今回は全問正解者が多かった」との講評に、ちっとも成長していないことを自覚する。

先日の採集会もそうだが、今回の会場に、小学校低学年のこどもたち(3名以上)が出席していた。本会の貴重な宝ものだ。
そうそう、採集会では厳しい幹事でいると発言された方が、子どもたちの前では、とても優しく対応していた。本当にいい場面を見た。

また、会員のёсики氏から、九州は宮崎県の土呂久鉱山にまで出かけて採集した標本をいただいた。感謝、感謝。

2011年9月29日木曜日

机上鉱物採集

栃木の鉱物の会でお世話になっているйосиба氏から誘いがあり、ファミリーレストランのテーブルで、昼食をとりながら机上鉱物採集をさせてもらった。次の通り、同氏が採集した国内各所の美味しい鉱物をいただく。ついつい雑談がひろがり、昔懐かしい思い出話に楽しいひと時を過ごさせてもらった。

・蛇紋岩:北海道様似町
・石炭:北海道夕張市栗山
・黄鉄鉱:青森県佐井鉱山
・ベンガラ(酸化第二鉄):青森 錆が浜
・水晶:秋田県荒川鉱山
・硫砒鉄鉱:茨城県錫高野
・錫石:茨城県錫高野
・白雲母:茨城県妙見山
・イネス鉱:静岡県下田河津鉱山大沢坑
・デュモルチ石:栃木県百村
・ロードナイト:群馬県茂倉沢
・クロム透輝石:山梨県上佐野
・ベスブ石:長野県川上村甲武信鉱山
・磁鉄鉱:長野県川上村甲武信鉱山
・曹長石:新潟県青海金山谷
・あられ石+セラドン石:石川県恋路海岸
・パイロクスマンガン鉱:愛知県設楽町田口鉱山
・トパーズ:岐阜県中津川市関戸川
・黒水晶:岐阜県蛭川村
・大隅石:鹿児島県
・輝水鉛鉱+サーラ輝石:(岩手県大川根鉱山?)


(机上鉱物採集の途中、明日から旅する孫の様子を伝えるメールを受信した)
★★★★★ 孫が、従兄弟と一緒に楽しそうに大声で、旅の決意表明をする動画が届いた ★★★★★

2011年9月25日日曜日

錫高野#15

栃木県の鉱物の会は、東日本大震災などの事情もあって延期していた鉱物採集を、今年初めて実施した。採集場所は、茨城県の錫高野である。わたしとしては、通算15回目の現地訪問になる。

早朝、家を出たとき、外気はいくぶんひんやりしていて、東の空は晴れ渡っているのに対して、西の空は鈍色の雲に覆わていた。この後の空模様を心配したが、錫高野は好天恵まれ、 無事鉱物採集できた。

いつもお世話になっているхаякава氏の車に同乗して、早めに仏国寺前の駐車場に着き、鉱物の会のメンバー到着を待つ。総勢8名が集い、定刻に出発する。
仏国寺側の急坂は、台風の余波か、いつもは涸いた沢に水が流れていた。採集場所への林道には、台風の大雨のせいだろう、水流に抉(えぐ)られて溝が続いていた。今までに見たことない光景だ。

何度もチャレンジしてきた採集場所から、なんと綺麗(頭が付いて透明)な水晶が見つかった。もちろん他メンバーの成果である・・・うらやましい。
今回、台風の大雨のおかげで、採集地にかぶさっていた異物が流されていて、幸い新鮮な採集をすることができた。

わたしの収集結果は、例によっていただきもの中心だが次の通りである。
・黄鉄鉱、珪孔雀石?、鉄マンガン重石、蛍石、水晶
・鉄マンガン重石の酸化物(銅藍にあらず)、黄鉄鉱の酸化皮膜(斑銅鉱に似て?)
・からみ(精錬の残り)

(本ブログ関連:"錫高野")