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2011年11月5日土曜日

鉱物の会の例会 11-11-5

四谷で開かれた、鉱物の会の例会に行く。少し早目に着くと、室内鉱物採集ができる。有志が持ち寄って陳列した鉱物標本をいただけるのだ。次回出かけたい採集地の鉱物標本を入手できたりするので、大変ありがたい。

・先日(10/30)の会主催による、秩父鉱山石灰沢の「採集会成果報告」があった。それにしても、当日の帰りのバスの中で、幹事さんが鉱物についていろいろ語られたお話の博識振りは素晴らしかった。
バスで席を隣り合わせた会員の方も出席されていて、そのとき話題になった鉱物採集地のコピー資料をいただいた。感謝至極だ。

・「夏休み成果報告」では、出席者全員が、夏休みを含めて最近までの鉱物採集の活動状況を報告した。いつもお世話になるхаякава氏が先に話されたので、付いて歩くわたしとしては、錫高野の蛍石採集のてんまつを述べた。何しろ、仰向けに転倒して、思いっきり背中を強打した苦い記憶の同採集場所に、再び訪れて採集したのだから。
「恋しくば訪ね来てみよ・・・うらみ蛍石」というわけで。

・「鉱物鑑定練習」では、配られた4つの標本を同定するものだ。わたしの正解は半分。会長の「今回は全問正解者が多かった」との講評に、ちっとも成長していないことを自覚する。

先日の採集会もそうだが、今回の会場に、小学校低学年のこどもたち(3名以上)が出席していた。本会の貴重な宝ものだ。
そうそう、採集会では厳しい幹事でいると発言された方が、子どもたちの前では、とても優しく対応していた。本当にいい場面を見た。

また、会員のёсики氏から、九州は宮崎県の土呂久鉱山にまで出かけて採集した標本をいただいた。感謝、感謝。

2025年12月5日金曜日

いぬ、鉱物採集、そして12月の満月(コールド・ムーン)

いぬ
むかし、鉱物採集で山に入るとき、農家の横を通ることがあった。そんなとき、庭先の飼い犬、すなわち番犬が吠え立てた。私たちが山奥に消えるまで、それはつづいた。

犬の本来の役目を思い返した。子どものころ、飼い犬ブームで人気があったのは「スピッツ犬」*だった。庭で鎖につながれていた。当時は、それぞれの家庭に狭いながら犬を飼えるほどの庭があった。合わせて不用心な時代だった。鍵をかけていない玄関に入り込む<押し売り>が来たり、<コソ泥>が侵入したのに気付かないほど呑気な時代だった。だから、よく吠える番犬は必要だった。それに白い毛並みのスピッツは、ちょっと洒落ていて、それまでの雑種犬に飽きた人々に受け入れられた。
(*)スピッツ:「神経質で吠えやすい個体が多く、それが悪評につながった」(検索AI Labs)

いまの犬に、飼い主は番犬の意識はないだろう。愛情を与え、愛情を受ける愛玩動物だ。ロボットでもよかったのだが、それは長続きしなかった。

鉱物採集
今朝、テレビのニュースで、山地の鉱物採集による(ズリ場での落石)事故と、(法的な所有権の観点から見て)採集禁止の情報(県条例)が伝えられた。かつて、鉱物採集に明け暮れた経験をしたが。厳しい時代がついに来たと思った次第。
むかしも、ほんの一部だったが、鉱山跡地で鉱物採集するのに入場料を徴収する鉱山跡所有者がいた・・・所有権の問題が、全面的に広がる(常識化する)ようになった。
今は卒業して、(体力的にもきついので)、野鳥観察の会に入り、お世話になっている。

■ テレ朝NEWS
「お宝ザクザク水晶盗掘騒動 金山跡侵入しフリマ転売? 土砂崩れで死亡事故【詳細版】」(2025年12月5日 10:01)
    ー https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900179277.html
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石川県小松市は2016年に条例を制定し、鉱物を所有者の許可なく不法に持ち出す行為を禁止し注意を呼びかけています。

●川崎フォース法律事務所:小川敦司弁護士 
「住居侵入罪、軽犯罪法違反、窃盗罪、それから森林法の森林窃盗罪。他人に売却して経済的利益を得るという目的で窃盗したということが明らかになっていますので、より犯情としては重いと言える」

森林窃盗罪が適用された場合、1カ月以上3年以下の拘禁刑、または30万円以下の罰金が科される可能性があります。
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■Youtube(登録: ANNnewsCH)
「お宝ザクザク水晶盗掘騒動 金山跡侵入しフリマ転売? 土砂崩れで死亡事故【詳細版】【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年12月5日)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=J9TfRw6j-8U&t=1s



(追記)
きょうの月は。今年最後の「満月」( 午前8時14分頃、月齢 14.8、国立天文台)だった。
観察できる時間だったのに、家にこもってチャンスを逃していたとは・・・。
今月の満月を米国「農事暦」で、「コールド・ムーン」(寒月)と呼ぶそうだ。

(本ブログ関連:”コールド・ムーン”)

2017年7月28日金曜日

鉱物好きの心理

対象が「鉱物」というだけかもしれないが、鉱物好きの心理にどんな側面があるか、思いつくまま列挙する。鉱物好きのそれぞれにとって、以下の好奇心が多かれ少なかれ織り交ざっているだろう。とはいえ、鉱物マニアの集いでは、「理科(科学)的好奇心」だけを語らざる得ない。他の好奇心については、口外せずひそかに心にしまっておくようだ。

理科(科学)的好奇心:
・いわゆる鉱物マニアが賛同する、まさに好奇心の本流であり、基層を成す心理だろう。(アマチュアの世界)
・博物学の出発点であり、科学との接点を大事にする科学信仰がある。(科学者を頂点にしたピラミッドの世界)
・他の自然物(化石、昆虫など)採集マニアと太い共通点がある。(古典分類学の世界)

貴族所有的好奇心:
・ヴィクトリア/欧州貴族風な博物学を母胎とした、世界自然を把握(征服支配)する手段としての収集と陳列。
・財力と知恵が合一したサロン的世界に酔いしれることができる、うらやましい世界。
・知的孤高を貴種とする高踏的な社会。意識せずとも、世間から自然に遠ざかる。

美意識的好奇心:
・鉱物好きの原点に、結晶の美しさがあって、「水晶に始まって、水晶に終わる」とか。
・石から雲や水が湧き出るのを見るような超自然で幻想的(文学的)世界へ誘う好奇心。
・石の姿形(形態)に、自然との抽象的相似を感じとる凝縮された、水石的古来の美意識。

産業的好奇心
・鉱物と宝飾が混在した世界で、とくに女性の宝石好きとつながる。男は黙って見守る。
・鉱物を社会に産業として応用する。実は、好奇心を経済的に支えてきた土台骨。鉱物マニアは黙って見守る。

神秘的好奇心:
・石に霊的力(Power)を感じとる、鉱物好きにとって近寄りがたい、外来種グループ。


(本ブログ関連:”鉱物マニア”)


(付記)
鉱物採集マニアについて
・国内産の鉱物標本を最重視する。(完全な結晶、大きな標本は自慢になる)
・自分の手で採集した「標本」にこそ価値を置く。(仲間との標本交換もあるが)
・標本に「鉱物名・鉱山名」など記載した「ラベル」が必須。(日付は特に重視しない)
・具体的な「採集地点(位置)」については、仲間内でも秘匿するケースがある(多い)。
・鉱物鑑定(鉱物名を判別)能力により、身分はヒエラルキー化される。
・採集の際、身の丈に合った量を心掛ける・・・むやみに産地を掘り返し大量獲得しない。
・結局、健康でないと採集活動は続けられない・・・しみじみと。

2014年1月27日月曜日

鉱物採集では落ち木を杖にする

寒い季節のこのごろ、負荷のかかる運動といえば、毎週の健康体操と、ほぼ毎月の鉱物採集くらいしかない。そんなわけで、たまに体を動かすと、その翌日以降にジワジワと筋肉痛になる。若い頃は、このくらいの運動なら平気だった・・・のに。

昨日、鉱物採集に行った錫高野の入り口にある小さな山越えと、採集場所の沢を上がり降りしたくらいだが、今日の夕方には「ひざ」と「ふくらはぎ」が筋肉痛するが・・・。

以前は、足腰が弱まってきているのに、鉱物採集の山歩きを痩せ我慢していた。この頃は、落ち木をひろって杖代わりにするようにしている。落ち木の杖を使うと、岩の沢や急坂を登り降りするとき安定感が増す。第三の足が加わって、ふらつくことも少なくなる・・・もちろん、落ち木の杖に頼り切るのは危険と承知している。

だいぶ前のこと、幅は狭いが水流の激しい沢にかかった丸太橋を渡ったことがある。橋の長さは2m位い、太い丸木一本だけなのだ。石仲間はそれをスイスイと渡りきる。私は沢の近場に落ちていた木を探して、杖代わりにした。丸太橋を横歩きして、落ち木の杖を流れに刺して、3点で体を支えながら渡った。

最近は杖を使う習慣がついてきて、鉱物採集の山に入るときは、まず落ち木の杖を探す。

2013年3月21日木曜日

石の楽しさ

鉱物趣味には、鉄道趣味ほど細分化されていないと思うが、いくつかの範疇に分類されるだろう。

ひとつには、鉱物採集がある。自ら行動し、他者より抜きんでた標本を採集することが目的となる。結果として、新発見にも通じるわけで、鉱物分類の一翼も担えることになって、博物学や鉱物科学につながることもできるだろう。採集に一途なひとを見ていると、他の採集趣味のひととどこか心情に共通するものを感じる。まさにマニアたる醍醐味なのだろう。

もうひとつは、採集された鉱物の鑑賞だ。採集から継続して鑑賞してもいいし、鑑賞だけ単独でもいい。博物学や鉱物科学的な分類や分析が主ではない。むしろ結晶鉱物の美しさに感応することにある。ある意味、鉱物採集が貴族の趣味から発達したと聞いているが、貴族趣味として、趣味世界の栄華を今も備えている。

最後に、石を自ら空想のなかに引き込み、石の持つ普遍性や不動性に対しいろいろなイメージを与えることだ。石そのものより、それを楽しむ想像力に価値があるのかもしれない。意味を知らなければ詩的でもある石の名前からイメージを膨らませたり、静止する石を動かしたり、あるいは石にまつわる奇聞からストーリーを紡いだりする。

石好きなひとには、以上のいずれかに執心するひともいれば、ただ何となくこれらを趣味とするひともいる。わたしの場合は・・・。

2019年5月7日火曜日

錫高野へ行こう!

先日、鉱物仲間から、鉱物採集の誘いの電話をいただき、茨城県にある「錫高野(すずこうや)」へ、今月末出かけることになった。同地へ行くのは、20回目の 2015年2月1日(日)以来。そもそも、鉱物採集をしたラストが、山梨県にある「鈴庫(すずくら)鉱山」に訪れた2016年5月22日(日)で、3年近く足が遠のいていた。

今年になって山歩きが大丈夫とのお墨付きをもらい、久し振りに再開するつもりでいた。そんなときに誘っていただいた鉱物仲間に本当に感謝している。

(本ブログ関連:”錫高野”、”鉱物”)

鉱物採集のバイブル「鉱物採集 フィールド・ガイド」(草下英明著)を見直していると、そわそわしてくるのがわかる。「鉄マンガン重石」は何度も採集できた(拾えた)が、美しく輝く「錫石」との直接な出合いがない・・・今回、淡い期待を抱いている。もしできたら、縦筋の条線がある「トパーズ」とも巡り合いたい。

ああ、いけないけない妄想がふくらむ。

2011年12月24日土曜日

机上鉱物採集:クリスマス編

クリスマス・イブだからか、年忘れのためか、йосиба氏のご厚意に預かり、またまた机上鉱物採集させてもらった。年末の忙しいところ、標本と時間を分けていただき感謝。
欲しいものがあれば採集?を了解ということで、結果は次の通りであるが、欲が過ぎたのではと、標本を並べながらかなり反省している。

・オリビンサンド(砂)・・・オアフ島(前回「砂編」への追加、<参考資料:「ハワイ鉱物紀行」>)
・重晶石・・・北海道上ノ国
・蛍石・・・福島県蛍鉱山
・緑廉石・・・長野県甲武信鉱山
・灰鉄柘榴石・・・長野県甲武信鉱山
・満礬柘榴石・・・長野県和田峠
・クリストバル石・・・長野県八千穂村
・磁鉄鉱・・・長野県栗生(正8面体)
・硫砒鉄鉱・・・茨城県高取鉱山
・イネス石・・・静岡県河津鉱山
・桜石(菫青石仮晶)・・・京都府亀岡市桜天満宮(購入品)
・ストロナ長石・・・高知県蓮台(堀先生発見鉱物)

(本ブログ関連:"机上鉱物採集"、"机上鉱物採集:砂編")

2013年11月3日日曜日

日光鉱山

さすがに11月ともなれば、早朝は冷える。栃木県塩谷郡塩谷町にある日光鉱山へ鉱物採集に出かけるため、始発電車に間に合うよう家を出ると、あたりはまだ暗い。
いつもお世話になっているH氏と待ち合わせの駅に着いた頃は、空も白みはじめていた。さっそく、H氏の車に同乗させていただき現地に向けて出発する。

昨日ネットで収集した産地情報を片手に、車中で鉱物談義する。H氏は、既に日光鉱山の鉱物採集は経験済みで、今回は何としても美しい二次鉱物の斜開銅鉱(Clinoclase、Cu3AsO4(OH)3)を目玉にされている。わたしも、斜開銅鉱に出会えればと、期待が膨らむ。

さて、下流に石積みの砂防ダムを何重にも構築している大きく広がった沢と重なっている、日光鉱山の【南側】ズリから採集を始めた。陽差しが反射してまぶしい。目が肥えてくると、次々いろいろな鉱物が見えてきた。
沢伝いに登ると、せばまった沢の奥には鉄条網にさえぎられて立ち入り禁止になっている。その奥には、ふさがれた坑口や、更に奥に進む沢も見えるが・・・ここまで。この境界辺りでの採集は、極めて残念な結果だった。

いったん道路に戻って【北側】に少し歩み、新たな入り口から山道を登り、斜面の上側に坑口が見える所まで進む。坑口はふさがれていないが、当然ながら覗き見するだけ・・・なにしろ、坑口付近には落盤跡?のような岩が見えるのだから。

以上の結果、採集鉱物は次の通り。
・南側採集地: 黄銅鉱、黄鉄鉱、ブロシャン銅鉱、孔雀石、輝銅鉱、方鉛鉱、閃亜鉛鉱、水晶(小型の美群晶)
・北側採集地: 斜開銅鉱(小片)

日光鉱山の行きも帰りも、国道・県道利用で通したが、休日にもかかわらず渋滞に巻き込まれることはなかった。

2012年7月8日日曜日

四谷で鉱物の会 12-7-8

今月から行動半径を拡大。どれ位いかといえば、四谷まで出歩いて、久し振りに鉱物の会の例会に参加した。今回のメイントピックは、会員の中で自慢の収集品をお披露目するコンテストと、鉱物鑑定練習だ。

・十数人がお披露目した中に、いつもお世話になっているxаякава氏が茨城県の朝日トンネルで採集した柘榴石・電気石の標本がある。なんと3位に入られたのだ。ところで同時期に採集された素晴らしい緑柱石も出品されたなら、どんな結果になっただろうか。それも気になるところだ。
・鉱物鑑定では、全問正解の1位が2名であったのに対して、一問だけ不正解の2位は何と26名もいて多すぎるため、2位には恒例の標本プレゼントはお預けになった。(周りの方のご意見を盗み聞きして、26名の中に潜り込んだのだのだが・・・)

会場を見て感心したことに、会員に小学生(もちろん付き添いの親も)の姿がぐんと増えてきたことだ。未来の鉱物研究者にもなるかもしれない彼らのために、上記の鉱物鑑定の標本プレゼントが優先されたことはいうまでもない。子どもたちの存在は会場を和ませ、鉱物の会の永続性が期待できる気がする。大切で貴重な会の宝物だ。

5月末に予定していた河津鉱山の鉱物採集に体調不良のために行けなかったが、お誘いいただいたйосики氏に次の採集には是非ともとお願いをした。
とはいえ、帰宅するやごろりと転寝をしてしまった。鉱物採集までもう少し体力の回復が必要か?

2017年4月22日土曜日

(雑談)鉱物採集が上手な人

骨董商がわが子の教育に、優れた作品だけ徹底的に見せるそうだ。いい悪いの比較ではなく、跳びぬけた作品を通して、自然と眼力を養成するのだろう。

初期の月着陸映像がテレビ放送されたとき、地質学者が画面を指差して、あれを!と思わず口にしたという。どこかで聞いた話しだが、専門的に集中した人に見えるべくして見えたのだろう。

こんなことがあった。鉱物採集会の帰り道、その路上に当日最高の鉱物を超ベテランが偶然見つけたという。一方、ぐでぐで歩きながら、帰宅途中の駅にある温かい《うどん屋》しか浮ばぬ者には及びも付かない。もし同じ視界を経験したとして、素通りするのがせいぜい。

一緒に鉱物採集する仲間でもそうだ。年季の入ったベテランは、ほぼ同じ場所で採集しているにもかかわらず、驚くような美しい緑柱石を見つけてしまう。一尺四方の岩を砕いて、結晶を取り出すのだからかなわない。そんなとき謙遜されると、こちらはますます余裕がなくなる。

さて、これは鉱物採集に限ったことでないだろう・・・それを承知すると、凡人には居場所が無くなってしまうことになる。

2012年7月22日日曜日

机上鉱物採集:大暑 2012

大暑の今日、いつもお世話になっている石仲間のйосиба氏に、机上鉱物採集させていただいた。
体調は復活したつもりでいるが、脱力感が100%抜けきれたわけでなく、そんな機会のおすそ分けだけにありがたい。
机上鉱物採集などと言い訳せずに、素直に頂いたと言えばよいのに・・・そんなわけで、次の標本を頂いた。感謝。

・青森県赤根沢: ベンガラ(酸化第二鉄)
・秋田県亀山盛(きさもり)鉱山: 藍銅鉱、孔雀石、青鉛鉱
・岩手県沖田: コランダム(サファイア)
・長野県甲武信鉱山: 灰鉄石榴石*
・長野県御陵山林道: (菊花状)ベスブ石
・石川県恋路海岸: セラドン石*+沸石
・静岡県菖蒲沢: 自然金

(*: 再度いただいた鉱物)

(本ブログ関連:"机上鉱物採集")

(付記)
いつまでも机上ばかりでなく、本格的に実地採集に行かねばならないな・・・。

2015年11月16日月曜日

秩父鉱山(大黒川原)

早朝とはいえ明るいだ頃、鉱物採集に家を出た。今回は余裕がある。いつもと比べて3時間遅いのだ。東の空は朱に輝やき、日の出を待っている。

駅ホームに入ってきた電車に戸惑う。休日・祝日に鉱物採集して、気にもとめなかったが、まさに通勤電車なのだ。つい、車内での自分の姿を想像してしまう。待ち合わせ駅でも、平日モードの人々が改札口から次々出て来るのに更に驚く。

落ち合った鉱物仲間S氏と、いつもお世話になっているH氏の車に同乗させていただき、目的地の埼玉県秩父鉱山へ向かう。県道210号線に入れば、進むほど紅葉が増す。大黒坑手前にある広場でY氏と合流して、いよいよ鉱物採集を開始する。

(本ブログ関連:”秩父鉱山 - 大黒、渦の沢、石灰沢、小倉沢”)

小春日和に恵まれ、空気は澄み、川原は少しひんやりしている。期待に胸が膨らむ。昼飯を挟んで約4時間、採集に没頭・・・果たして、オーソドックスなものばかり。成果は、私の謙虚さを表しているようだ。

・黄鉄鉱、磁鉄鉱、閃亜鉛鉱、硅孔雀石、柘榴石、(水晶)、(方解石)

平日の鉱物採集の特典は、帰り道に混雑がないことと発見した。次回から、おじさんたちの行動は、平日の方が都合よいかもしれないと覚った。

2014年6月9日月曜日

東京国際ミネラルフェア2014

何年振りだろうか、しばらく遠のいていた、「東京国際ミネラルフェア」に出かけた。新宿の小田急第一生命ビルの地階を主会場にして、世界各国(150社以上)の専門業者が鉱物、化石、宝飾素材など展示即売するフェアだ。

今回の第27回フェアは、特別展「ザ・シーラカンス」にシーラカンス及び関連の化石、実物大模型など展示され、公式ガイドブックには、その生態と化石について詳細が語られている。(化石マニアにはたまらないことだろう)
鉱物マニアにとって、何より素晴らしいのは、鉱物図鑑に載っている美しい鉱物結晶と、ここで出会えることだ。それらの産地は日本よりも海外が圧倒的多く、フェア出展者の半数が海外からというのも、むべなるかなだ。

今日の梅雨の蒸し暑さのせいか、それとも運動不足で水ぶくれのせいか、汗が止まらない。タオル地のハンカチがしとしとになってしまったほどだ。何かいいもの(標本)はないかと会場を2周した。

展示ブースには、アマチュア団体のものがあって、次のものを手に入れた。
・東京側団体のブース: 標本「自然鉄」(群馬県下仁田上蒔田)を求めた。
標本断面に、鉄の薄い脈状の筋が見える。綺麗に磨くと、もっとはっきりするといわれた。以前、この産地に団体で出かけたことがある。そのとき、岩の表面にぽつぽつ小さな突起があるもの探せということで採集した。展示品の中から、いくつか金属鉱物を示していただいたが、採集経験のある産地だけに、この自然鉄を選んだ次第。
・京都側団体のブース: 書籍「必携 鉱物鑑定図鑑」(藤原卓編著)を求めた。
サブタイトルに「楽しみながら学ぶ 鉱物の見方・見分け方」とある。何よりうれしいのは、書名の通り、鉱物鑑定、すなわち<同定ポイント>が各鉱物ごとに掲載されていることだ。結晶の形状、劈開(へきかい)の有無、希塩酸に溶けるかなど様々な観点でポイントを示してくれる。そして、<間違いやすい鉱物>に比較点があるなんて、まさに鉱物採集に焦点を当てた、今までにないユニークさを持っている。

(付記1)
鉱物に興味を持ち始めた頃、といっても随分と遅咲きだったが、一体何から・・・と手探りしていたときに出会ったのが、このフェアだった。当初、毎年通っていたが、恩知らずの私は財布と相談しているうちに次第に縁遠くなった。一つに、採集の味を覚えたからかもしれない。たぶん、永遠に手に届かぬ海外産の鉱物より、身近に手元に感じられる国内産に関心が移ったせいもある。

(付記2)
フェアの帰り道、地下道にある書店ブックファーストでDVD「大統領の理髪師(原題:孝子洞 理髮師、효자동 이발사)」(2004年、主演 ソン・ガンホ他)を購入。

2017年8月19日土曜日

みちびき3号

鉱物採集に行くのに、もっぱら石仲間の車に同乗させてもらっている。そのくせ、ナビゲーター役を果たせず気にしている。夕方の帰り、道筋をたずねれば、今朝来たときと同じといわれたりする。とんちんかんなことばかりで、脳内GPSが全然効かないのだ。

もし自力で鉱物産地に行けたとしても(自動車免許証を返納しているので無理なことだが)、それに山道をしっかり記憶できてないので(つまり他人(ひと)頼りにしているので)、現場にたどり着けないだろう。だから、精度の高いGPSがあればと妄想する。

そのGPS精度が<最高で数cm~数10cm>レベルだったらどうだろう。鬼に金棒だ。もちろん、採集現場で再び幸運に巡りあうかどうかは別だが。鉱物標本ラベルに経緯度情報を書き加えることができたら、いずれ役立つことだろう。

実は、鉱物採集に掟があって、採集場所を特定する情報はご法度なのだ。もし、知られると根こそぎ掘り返す(強欲な)ものがいるからという。だが本当だろうか、余程に貴重な鉱物でない限り、情報は公開可能でないかと思うがどうだろう。<鉱物採集ガイド>関連書籍が多数出版されているのだから。

高精度のGPSが一般に普及するか、手にできるかどうか分からないが、とにかく実現するようだ。JAXAのプレスリリース「H-IIAロケット35号機による 『みちびき3号機』(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)の打上げ結果について」(8/19)は、日本版衛星利用測位システム(GPS)を目指して、衛星打上げに成功したと次のように報じている。(抜粋)

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・三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成29年8月19日14時29分00秒(日本標準時)に、「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)を搭載したH-IIAロケット35号機(H-IIA・F35)を打ち上げました。
・ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約28分37秒に「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)を正常に分離した事を確認しました。
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(Youtubeに登録のSciNewsに感謝)

(付記)
空に関わることといえば、晴れ間を利用して昼過ぎ、調布飛行場を一周した。飛行場に近づくころ、次々とドルニエ機が着陸する姿が見えた。飛行場にたどり着くと、周りは木立が多く、ドルニエのエンジン音がすれど追跡できないことがたびたび。三宅島往復飛行旅を(それだけでいいので)してみたいと妄想が膨らむ。

その後、曇天の広がりに伴い、土砂降りに驚いた。しばらくスーパーで雨宿りする。店内のマクドナルドで、久し振りに「フィレオフィッシュ・バーガー」を食う。パサパサして、こんなものだったかと、いぶかしむ。食感が鈍くなったのだろうか。

2012年11月4日日曜日

四谷で鉱物の会 12-11-4

四谷へ鉱物の会の例会に行く。この時期、プログラムのメインは夏休み報告で、会場は大盛況、会員であふれていた。
基本的に夏を中心に、鉱物採集した産地、採集物、地元状況などの成果について、会員がひとりひとり報告する。なかでも、秋田県(A鉱山)と愛知県(T鉱山)の採集報告が重なった。多数の会員が同一鉱山におもむいたようだ。それから最近の傾向だが、親子連れの新入会員が増え、子どもたちの自己紹介がほほえましかった。
また、会員有志による群馬県沼田周辺のミニ鉱物採集会の丁寧な報告があった。

ちなみに私の報告は、8月末に栃木県西沢鉱山へ行ったこと。10月初めに秩父鉱山大黒坑でブーランジェ鉱を手に入れた(いただいた)こと。10月末に東京都埋蔵文化財センターの見学会で滑石を使って勾玉作りを・・・まず砥石で大きく削り取り、鉄ヤスリ、サンドペーパー、水ペーパーなどで整形し、最終的に感熱型のレシートで磨くと光沢が増して綺麗に仕上がる・・・ことを。

ところで、いつもお世話になっている筑波の研究者S氏から、鉱物の学会で催された巡検に参加して採集した標本をいくつか分けていただいた。
・桜石(京都府亀岡): インド石を核に菫青石が周りを囲むように成長。断面が花弁に見えて美しい。
・正長石(大阪府能勢町): がっつり組み合ってカルルスバット式双晶がわかる。
・高温型石英(大阪府能勢町): しっかり両錘状だ。
・コーク石(兵庫県猪名川町): 希少鉱物だそうだ・・・黄土色皮膜の地味な鉱物。

また、毎回会員が提供する鉱物標本をいただいた。
・水晶(秋田県大仙市A鉱山)
・緑水晶(秋田県大仙市A鉱山)
・黄鉄鉱(岩手県北上市S鉱山)
・赤鉄鉱(岩手県北上市S鉱山)
・砂(モロッコ、サハラ砂漠)

2014年4月27日日曜日

地質標本館

茨城県のつくば市にある、(経済産業省下の)独立行政法人「産総研(産業技術総合研究所)」に、統合された旧地質調査所の「地質標本館」がある。鉱物採集の空き時間を利用して、ときどき寄ったりする。

地質標本館は、鉱物だけでなく、岩石や化石、地層など地学の総合的な標本館である。ここの鉱物標本は、サイズが大きく、展示室以外にも館内随所に見つけて楽しむことができる。特に、地元の茨城県筑波一帯を意識した展示は素晴らしい。

ところで、2月と3月に風邪で寝込んでしまい、3月の体操教室を全休するほど、すっかり体力が落ちているなか、何と今日、鉱物採集(観察に等しい)に出かけたが、くたくたになって早めに切り上げ、足をよろつかせながら同標本館に寄ったというわけだ。(言い訳、4/19-20、イ・ソンヒのソウルコンサートに行ったときは、高揚してさほどに疲れなかった。)
日曜日でもあり、家族連れ、若い男女、外国人研究者、それに、おじさんたちも・・・。

同行いただいた、鉱物採集でいつもお世話になっているH氏に、ソウル土産を渡したが、そのついで?に、イ・ソンヒのコンサートの思い出話を延々としたことはいうまでもない。鉱物採集(観察)のときに、それ以外の趣味を語るのは野暮というものだが。

2011年12月11日日曜日

大正鉱山、錫高野#16、朝日トンネル#2

栃木の石仲間と一緒に、茨城県城里町の大正鉱山と錫高野に鉱物採集に出かけた。その帰り道、茨城県石岡市柴内の朝日トンネル北側に寄る。

<朝寝坊>
早朝、寝床の携帯電話が鳴った、そして鳴り止んだ。うつらうつらしながら、昨晩からつけたままのテレビ画面の時刻を見ると、何と6時20分を指している。え~っ、それは鉱物採集でお世話になるхаякава氏の車に乗せてもらっている時間じゃないか。寝坊した~、何という大失態。
というわけで、1時間30分も遅刻して、待ち合わせ駅に到着。待っていただいた、хаякава氏に感謝と深謝をする。

<大正鉱山>
大正鉱山で、石仲間が鉱物採集を開始しているところに、少し?遅れて参加。久し振りの鉱山跡は、手入れの乏しい杉木立が林立して光があまり届かない。ヒンヤリした斜面で、錫石の結晶がキラリと輝いてくれればと探すのだが・・・。
掘り出した土中の石は、先日の雨で泥まみれのため、識別しにくい。結果はいただき物も含めて次の通り。
・錫石、黄鉄鉱、鉄マンガン重石、および緑色膜状鉱物?

<錫高野>
大正高山は早々に引き揚げ、同地の錫高野に場所を変える。前回(9/25)につづき、蛍石の採集場所および周辺で採集。こちらは、日当たりもよく乾燥の度合いもよいのだが、それでも掘り返した石は泥だらけ。しかも蛍石は前回と違って、全く見当たらない。今回は金雲母が付着したものを目安に探したが、全て却下の悲運。
あっという間に時間が過ぎる。結果はいただき物も含めて次の通り。
・蛍石、鉄マンガン重石、他

<朝日トンネル>
錫高野で石仲間と解散した後、帰り道、先日(11/13)採集した朝日トンネルに寄る。「辻」道路標識があるトンネル北側の石の野積み場で(緑柱石を夢見て)目視したが、陽も翳り始めて長居できなかった。寒い!
・雲母+鉄電気石

寝坊は絶対にいけない!


★ 孫+孫娘-3枚 ★

2010年10月2日土曜日

夏休み鉱物採集報告

鉱物の会の例会が四谷で開かれた。例年夏明けの例会では、この夏の鉱物採集の結果が会員個々から報告される。
むかし、この会に入って、初めて出席したとき夏休み報告会だった。会員の採集報告を聞きながら、ただただ圧倒されるばかりで、ついていけそうもないと不安になり、入会を躊躇したほどだ。それほど会員は、数多く鉱山を訪れ、多様な鉱物を採集している。
いまだに形だけの会員で、気分で鉱物趣味をしてきたような者に、鉱物の会は間口広くして受け入れてくれている。そんなわけで、わが夏の報告は、富井鉱山の紫水晶採集と、山頂付近の竹薮に落ちていた熊の大きな糞のことだった。xаякава氏に同行して、6回目にしてようやく手に入れた紫色の水晶は語るほどの大きさでもなく美品でもないが、語らずにはいられぬ。同地に詳しい方から情報を得て、何度も場所を変えてやっと採集できたのだから。

(本ブログ関連:”富井鉱山”)

2013年7月8日月曜日

新潟・秋田・岩手鉱物採集(2) 亀山盛鉱山、荒川鉱山

(後日追記)

昨日中に新潟から、秋田に移ったが、今朝から小雨が降ったり止んだりして、結局ずぶ濡れになる。水晶以外めぼしいものを採集できず。

「亀山盛(きさもり)鉱山」で昼過ぎまで採集。
・奥地の駐車場に電力関係の駐車があり、そこに居合わせた婦人から、貯鉱場跡を教えてもらうものの、ただの広場に変わっていた。

・目的地への道のりは意外と広く歩きやすい。ズリは急斜面のため、もっぱら川底から10m程度の高さまでで採集。水晶は白濁の群晶のみだが、(その片割れか)透明な単晶を入手したが・・・。その他に孔雀石など。

・雨脚は衰えず、体も冷えてくる。


「荒川鉱山」は午後になってから採集。
・亀山盛鉱山と背中合わせの場所というが、車ではけっこう遠い。雨脚はますます強まる、土砂降りだ。

・今回同行の仲間が以前採集した場所に行くが、状況は一変して、ただの草地に化したようだ。

・昨晩泊まったオートキャンプ場に戻り、周辺を探すが、先の欠けた結晶の群晶が転がっているだけ。移動して、大きな岩壁の下に行くも採集の形跡もない。

・次の採集地へ行く途中、同行の仲間が「協和ダム(総貯水量780万㎥)」の事務所で入手した案内書を分けてもらう。ダムカードは発行していないそうだ。

・次の採集地「和賀仙人鉱山」近くの錦秋湖の湖畔に駐車して泊まる。朝まで風景はおあずけ。

(本ブログ関連:"新潟・秋田・岩手鉱物採集")

2013年2月24日日曜日

錫高野#18

昨年の2月以来、久し振りに茨城県東茨城郡城里町の高取鉱山と背中合わせにある錫高野に鉱物採集に行く。早朝、未だ暗いうちに家を出たが、Xa氏との待ち合わせ場所であるJR駅に着いた頃には、空はすっかり明るくなっていた。春らしく、次第に日の出が早まってきている。おまけに今日の天候はいいようだ。

(本ブログ関連:"錫高野")

いつものように、仏国寺側から入山する。日ごろの運動不足がたたって、山越え時にゼエゼエと息を吐き、足が張ってくる・・・もちっと体力作りの重要性を感じた。
歩きはじめから冷気が強いため、ジャンパーの上に、簡易ヤッケと雨合羽を重ねる・・・風が吹けばフードを立てるほどだった。場所によっては雪が残っていたり、路面がツルツルに凍っている所があった。

さて今回は、(A)高取山ハイキングコースと一部重なる沢での水晶と、(B)巨大な岩が垂直にそそり立つ岩場での蛍石を中心に採集した。両場所も合わせて、鉱物採集の結果は次の通り。

・水晶(満足:透明感、かたち)
・鉄マンガン重石
・白鉄鉱
・硫砒鉄鉱
・黄銅鉱
・銅藍
・輝銅鉱
・硅孔雀石
・ブロシャン銅鉱
・蛍石(ルーペサイズ)

(残念ながら、錫石、トパーズには巡り会えなかった)

ところで、(A)地点で、地元の父と子(少年)からめぼしいズリ場を教えていただいた。(B)地点で、福島から久し振りに来たという方から、蛍石採集を応援していただいた。また帰り道、若い両親と子(少年)に出会い、蛍石採集の別場所を教えていただいた。
錫高野だけでなく、他の鉱物採集場所を含めて、一日にこれほど多く同好の士と出会い・会話(情報交換)したのは始めてのことだ。
そうそう、親子連れを見て、未来の鉱物マニア、もしかしたら研究者の芽が育っているようで微笑ましく思った。