鉱物採集に行くのに、もっぱら石仲間の車に同乗させてもらっている。そのくせ、ナビゲーター役を果たせず気にしている。夕方の帰り、道筋をたずねれば、今朝来たときと同じといわれたりする。とんちんかんなことばかりで、脳内GPSが全然効かないのだ。
もし自力で鉱物産地に行けたとしても(自動車免許証を返納しているので無理なことだが)、それに山道をしっかり記憶できてないので(つまり他人(ひと)頼りにしているので)、現場にたどり着けないだろう。だから、精度の高いGPSがあればと妄想する。
そのGPS精度が<最高で数cm~数10cm>レベルだったらどうだろう。鬼に金棒だ。もちろん、採集現場で再び幸運に巡りあうかどうかは別だが。鉱物標本ラベルに経緯度情報を書き加えることができたら、いずれ役立つことだろう。
実は、鉱物採集に掟があって、採集場所を特定する情報はご法度なのだ。もし、知られると根こそぎ掘り返す(強欲な)ものがいるからという。だが本当だろうか、余程に貴重な鉱物でない限り、情報は公開可能でないかと思うがどうだろう。<鉱物採集ガイド>関連書籍が多数出版されているのだから。
高精度のGPSが一般に普及するか、手にできるかどうか分からないが、とにかく実現するようだ。JAXAのプレスリリース「H-IIAロケット35号機による 『みちびき3号機』(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)の打上げ結果について」(8/19)は、日本版衛星利用測位システム(GPS)を目指して、衛星打上げに成功したと次のように報じている。(抜粋)
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・三菱重工業株式会社及び国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成29年8月19日14時29分00秒(日本標準時)に、「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)を搭載したH-IIAロケット35号機(H-IIA・F35)を打ち上げました。
・ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約28分37秒に「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)を正常に分離した事を確認しました。
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(Youtubeに登録のSciNewsに感謝)
(付記)
空に関わることといえば、晴れ間を利用して昼過ぎ、調布飛行場を一周した。飛行場に近づくころ、次々とドルニエ機が着陸する姿が見えた。飛行場にたどり着くと、周りは木立が多く、ドルニエのエンジン音がすれど追跡できないことがたびたび。三宅島往復飛行旅を(それだけでいいので)してみたいと妄想が膨らむ。
その後、曇天の広がりに伴い、土砂降りに驚いた。しばらくスーパーで雨宿りする。店内のマクドナルドで、久し振りに「フィレオフィッシュ・バーガー」を食う。パサパサして、こんなものだったかと、いぶかしむ。食感が鈍くなったのだろうか。