入門者向けに、文庫サイズの野草図鑑「日本の山野草」がある。ショルダーバッグに入れてフィールドで手軽に参照できる。ただ、似た花の写真を見つけられないと、皆目見当がつかなくなるのが初心者の定めだ。
きょう月曜日の大型公園で「キバナコスモス」の花が咲いているのを見た。人影が少ないせいもあってか、キバナコスモスの橙色の花弁が地味に感じてしまう。
(本ブログ関連:”キバナコスモス”)
キバナコスモスに、いわゆる「コスモス」のイメージとちょっと違った野暮ったさを感じるのはなぜなのだろう。コスモスのように誘う気配がないのだ。
以前、埼玉県日高市にある「巾着田」の外延に咲く真っ赤な「曼殊沙華」の鑑賞に行ったとき、巾着田の中央一面を埋めるコスモスの花と出会った。そのパステルカラーの軽やかな色彩は、私にどこか天国へ繋がるような高揚感を与えてくれた。
実は、上記の「日本の山野草」図鑑に、コスモスもキバナコスモスも掲載されていない。外来/園芸植物といった区分で制限されているのかもしれない。それも妙な感じがする。
ところで公園では、コスモス専用の畑が準備されているようだが、キバナコスモスが先んじて別の場所で咲いたことになる。キバナコスモスとコスモス(=オオハルシャギク)は、Wikipediaによれば「同属別種にあたり互いを交配する事は出来ない」とのこと。お互い縁が薄いようだ。
2020年8月17日月曜日
2020年8月16日日曜日
自然観察(1)
朝、地元の公園の自然(植物、昆虫、鳥など)を観察する会に出席した。新参ものの素人の私であるが、観察巡りの始め、リーダーから路傍の草や虫について丁寧な解説いただき、それらの名を手帳にメモをとった。
次々、紹介があり、メモを書き連ねているうちに、私のキャパをすぐにこえてしまった。日頃のんびり散策している野川の脇道にこんなにもいっぱいの生き物(草や虫)がいたのかと驚き感心した。
植物で、「カンゾウ」の葉が7枚でセット(複葉)だったり、「エノキ」の木の葉の葉脈が非対称だったり、「ヤブガラシ」の葉が鳥足状のセットだったりと、観察を深めれば気付くことがいっぱいあった。(エノキの赤い実をかじってみたところ少しだけ甘みを感じた)
きょうメモしたことを、これからじっくりと図鑑やネットで照合・整理してみたい。(歳を取ると若いころのように大食いできない。小皿に分けて咀嚼してみよう)
次々、紹介があり、メモを書き連ねているうちに、私のキャパをすぐにこえてしまった。日頃のんびり散策している野川の脇道にこんなにもいっぱいの生き物(草や虫)がいたのかと驚き感心した。
植物で、「カンゾウ」の葉が7枚でセット(複葉)だったり、「エノキ」の木の葉の葉脈が非対称だったり、「ヤブガラシ」の葉が鳥足状のセットだったりと、観察を深めれば気付くことがいっぱいあった。(エノキの赤い実をかじってみたところ少しだけ甘みを感じた)
きょうメモしたことを、これからじっくりと図鑑やネットで照合・整理してみたい。(歳を取ると若いころのように大食いできない。小皿に分けて咀嚼してみよう)
2020年8月13日木曜日
カワセミ
以前(4年前の5月)、京王線つつじヶ丘駅から深大寺(城跡)を経て、東京天文台横まで北西にかけて国分寺崖線の観察ポイントを巡る催しに参加したことがある。そのとき、崖線に沿って流れる野川を何度も交差する機会があった。
(本ブログ関連:”国分寺崖線を歩く”、”国分寺崖線”)
観察途中、野川の川面を野鳥の「カワセミ(翡翠)」が飛ぶ姿を見た。テレビで見慣れた、<青い宝石>といわれるカワセミとこんなに間近に出くわすなんて驚きだった。美しい青い羽根が日の光に輝いていたのだから。
ところで今朝早くのこと、公園を散歩したとき、野鳥観察のマニアたちと野川の川っぷちで出会い、野鳥観察についていろいろと教示いただいた。そのとき、目の前の葦にカワセミがすっととまった。朝陽を受けて腹の橙色が目立ったのだが、野鳥観察マニアがいうには「くちばしの下側が赤いのでメスだ」という。もちろん野鳥観察マニアはしっかりした望遠カメラで撮影しており、わたしは先日購入したばかりの小型双眼鏡で覗いてのことだったが。
(本ブログ関連:”公園散歩”)
カワセミは、すぐに川筋に沿って西へ消えた。どうやら、近くに巣があるらしいという。野鳥観察マニアがじっくり観察していての推断だろう。彼らから、野鳥の観察は9月、10月に入ってからの方が、種類も多く見られると教えられた。私にしてみれば、まったくの素人、もう少し涼しくなってから観察を始めてみようかと思っている。
(本ブログ関連:”国分寺崖線を歩く”、”国分寺崖線”)
観察途中、野川の川面を野鳥の「カワセミ(翡翠)」が飛ぶ姿を見た。テレビで見慣れた、<青い宝石>といわれるカワセミとこんなに間近に出くわすなんて驚きだった。美しい青い羽根が日の光に輝いていたのだから。
ところで今朝早くのこと、公園を散歩したとき、野鳥観察のマニアたちと野川の川っぷちで出会い、野鳥観察についていろいろと教示いただいた。そのとき、目の前の葦にカワセミがすっととまった。朝陽を受けて腹の橙色が目立ったのだが、野鳥観察マニアがいうには「くちばしの下側が赤いのでメスだ」という。もちろん野鳥観察マニアはしっかりした望遠カメラで撮影しており、わたしは先日購入したばかりの小型双眼鏡で覗いてのことだったが。
(本ブログ関連:”公園散歩”)
カワセミは、すぐに川筋に沿って西へ消えた。どうやら、近くに巣があるらしいという。野鳥観察マニアがじっくり観察していての推断だろう。彼らから、野鳥の観察は9月、10月に入ってからの方が、種類も多く見られると教えられた。私にしてみれば、まったくの素人、もう少し涼しくなってから観察を始めてみようかと思っている。
2020年8月6日木曜日
おかしな主人公たちの住む町
世の中には色んな阿呆がいる。わたしもその一人で気持ちがよく通じる。もし阿呆たちがそろったらどうなるだろう。収拾の付かないことばかりかもしれないが、意外とよく事が済むかもしれない。
イディッシュ語を少しかじったとき、語学テキストに閑話休題として小話が用意されていた。ストーリーの舞台に「ヘルム」の町(村)が出てくる。当然ながら、架空の町(村)で、ポーランドにあるという。まさにイディッシュの息づかいを感じる気がする。以来、彼らの粗忽さに落語と似た親近感を感じている。
(本ブログ関連:”阿呆”、”ヘルム”)
イディッシュ語作家でもあるアイザック・バシェヴィス・シンガーの児童書「まぬけなワルシャワ旅行」(工藤幸雄訳)の訳者解説に、同書で話題にしたポーランドのユダヤ人が住む町「ヘルム」の他に、おかしな主人公たちのいる民話の町として次が紹介されていて、以前このブログの「おバカな村」にも記した。
・イギリス「ゴタム」
・オランダ「カンペン」
・イタリア「クネオ」
・ドイツ「シュリートブルク」など
ところで、ドイツにはシュリートブルクの他に「シルダ」というおバカな町があるという。
アンソロジー「日本の名随筆40 愚」(山田風太郎選)に収載の、北杜夫の「阿保について」(「マンボウ人間博物館」の第一話)に、児童文学者のケストナーが記した、<賢人が出張して阿保ばかりが残った*ドイツ中世の「シルダ」の町>について紹介している。
(*)阿保ばかりが残ったのか、賢い者が戻ってきて阿呆の振りをしているだけなのか諸説あるようだ。
■ まず、北杜夫の「阿保」の定義が面白い。精神科医の作家なればこその紹介だが、孫引きする。
----------------------------
ドイツの誇る精神科医、故ホルスト・ガイヤー博士に、『愚鈍について』という著作がある。彼は白痴患者の専門家であった。その一説、
『勤勉は阿呆の埋め合わせにはならない。勤勉な阿呆ほど、はた迷惑なものはない。』
・・・・
そもそも世に名高きシルダ人の愚行を記さぬ法はなかろう。シルダ人は、ドイツ中世の伝説の一つで、『ティル・オイレンシュピーゲルのいたずら』と共に、双璧をなしている。いろんな作家がシルダ人の愚行について、童話や小説を書いているが、ケストナーのものがいちばん面白いようだ。
----------------------------
というわけで、ケストナーの「シルダの町の人びと」が少し触れられている。一匹の海老(ザリガニ)が巻き起こす騒動が面白い。
■ ちくま文庫「ケストナーの『ほらふき男爵』」(池内紀、泉千穂子訳)に所収の「シルダの町の人びと、ザリガニを裁判にかける」は、次のように書かれている。
イディッシュ語を少しかじったとき、語学テキストに閑話休題として小話が用意されていた。ストーリーの舞台に「ヘルム」の町(村)が出てくる。当然ながら、架空の町(村)で、ポーランドにあるという。まさにイディッシュの息づかいを感じる気がする。以来、彼らの粗忽さに落語と似た親近感を感じている。
(本ブログ関連:”阿呆”、”ヘルム”)
イディッシュ語作家でもあるアイザック・バシェヴィス・シンガーの児童書「まぬけなワルシャワ旅行」(工藤幸雄訳)の訳者解説に、同書で話題にしたポーランドのユダヤ人が住む町「ヘルム」の他に、おかしな主人公たちのいる民話の町として次が紹介されていて、以前このブログの「おバカな村」にも記した。
・イギリス「ゴタム」
・オランダ「カンペン」
・イタリア「クネオ」
・ドイツ「シュリートブルク」など
ところで、ドイツにはシュリートブルクの他に「シルダ」というおバカな町があるという。
アンソロジー「日本の名随筆40 愚」(山田風太郎選)に収載の、北杜夫の「阿保について」(「マンボウ人間博物館」の第一話)に、児童文学者のケストナーが記した、<賢人が出張して阿保ばかりが残った*ドイツ中世の「シルダ」の町>について紹介している。
(*)阿保ばかりが残ったのか、賢い者が戻ってきて阿呆の振りをしているだけなのか諸説あるようだ。
■ まず、北杜夫の「阿保」の定義が面白い。精神科医の作家なればこその紹介だが、孫引きする。
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ドイツの誇る精神科医、故ホルスト・ガイヤー博士に、『愚鈍について』という著作がある。彼は白痴患者の専門家であった。その一説、
『勤勉は阿呆の埋め合わせにはならない。勤勉な阿呆ほど、はた迷惑なものはない。』
・・・・
そもそも世に名高きシルダ人の愚行を記さぬ法はなかろう。シルダ人は、ドイツ中世の伝説の一つで、『ティル・オイレンシュピーゲルのいたずら』と共に、双璧をなしている。いろんな作家がシルダ人の愚行について、童話や小説を書いているが、ケストナーのものがいちばん面白いようだ。
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というわけで、ケストナーの「シルダの町の人びと」が少し触れられている。一匹の海老(ザリガニ)が巻き起こす騒動が面白い。
■ ちくま文庫「ケストナーの『ほらふき男爵』」(池内紀、泉千穂子訳)に所収の「シルダの町の人びと、ザリガニを裁判にかける」は、次のように書かれている。
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ある日、町にやってきたザリガニが、はさみを持っていることから仕立て屋に違いないと町長が結論を出す。さっそく布を切らせてみるとズタズタになる。そこからドタバタが始まり、結果、ザリガニは裁判にかけられる。裁判長は「溺死させるのがよろしい」と死刑を宣告する。
シルダの町の人びとは刑の執行を見守った。「かわいそうだがしかたない。法は曲げられぬ」と。
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ある日、町にやってきたザリガニが、はさみを持っていることから仕立て屋に違いないと町長が結論を出す。さっそく布を切らせてみるとズタズタになる。そこからドタバタが始まり、結果、ザリガニは裁判にかけられる。裁判長は「溺死させるのがよろしい」と死刑を宣告する。
シルダの町の人びとは刑の執行を見守った。「かわいそうだがしかたない。法は曲げられぬ」と。
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こんな具合で、ザリガニは溺死の刑に処せられた。
■ そういえば、上記のシンガーの児童書「まぬけなワルシャワ旅行」にもこんな話がある(「ヘルムのとんちきまぬけな鯉」)。
----------------------------
ヘルムの長老から大とんまな男へ贈られた鯉が、ぴしゃりと跳ねて男のお顔を叩いた。罰を与えようといろいろ算段したあげく、結局、溺死の刑に処すことになった。
鯉を湖に投げ込む処刑を見ながら、ヘルムの市民は歓声を挙げた。「卑怯きわまる鯉はおぼれてくたばれ!」と。
ヘルムの長老から大とんまな男へ贈られた鯉が、ぴしゃりと跳ねて男のお顔を叩いた。罰を与えようといろいろ算段したあげく、結局、溺死の刑に処すことになった。
鯉を湖に投げ込む処刑を見ながら、ヘルムの市民は歓声を挙げた。「卑怯きわまる鯉はおぼれてくたばれ!」と。
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ちなみに、ユダヤ料理の一品に使われる「ゲフィルテ」は、鯉のすり身団子だ。瓶詰から取り出してそのまま食べればさっぱりした味わいだ。わたしは、うどんと一緒に煮こんだりした。少々甘みが出てくるが、ふうふういいながら食うのも美味いものだ。
(本ブログ関連:”ゲフィルテ”)
(参考1)
学問的なことは全く不案内だが、ヘルマン・バウジンガー「ドイツ人はどこまでドイツ的?(2)― 国民性をめぐるステレオタイプ・イメージの虚実と因由 ―」(河野眞訳、愛知大学 言語と文化 No. 21)の翻訳に「シルダ」の町について次のような<訳注>がある。
https://taweb.aichi-u.ac.jp/tgoken/bulletin/pdfs/NO21/04KonoS.pdf
----------------------------
p.68 シルダ(Schilda):シルダは,架空の都市の名前で,民衆本に頻繁に現れ,その市民はいたずら好きな主人公や,また主人公にからかわれる馬鹿な民衆でもあった。シルダの元になった町としては,ザクセンの「シルダウ (Schildau)」 やブランデンブルクの「シルダ (Schilda)」 などが挙がられる。
----------------------------
(参考2)
学問的なことは全く不案内だが、「論説 《世間》は日本社会の特異性か? - 欧文の翻訳における《世間》の用例に即した検証 -」(河野眞)も参考に記す。
https://aichiu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=9219&file_id=22&file_no=1
ちなみに、ユダヤ料理の一品に使われる「ゲフィルテ」は、鯉のすり身団子だ。瓶詰から取り出してそのまま食べればさっぱりした味わいだ。わたしは、うどんと一緒に煮こんだりした。少々甘みが出てくるが、ふうふういいながら食うのも美味いものだ。
(本ブログ関連:”ゲフィルテ”)
(参考1)
学問的なことは全く不案内だが、ヘルマン・バウジンガー「ドイツ人はどこまでドイツ的?(2)― 国民性をめぐるステレオタイプ・イメージの虚実と因由 ―」(河野眞訳、愛知大学 言語と文化 No. 21)の翻訳に「シルダ」の町について次のような<訳注>がある。
https://taweb.aichi-u.ac.jp/tgoken/bulletin/pdfs/NO21/04KonoS.pdf
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p.68 シルダ(Schilda):シルダは,架空の都市の名前で,民衆本に頻繁に現れ,その市民はいたずら好きな主人公や,また主人公にからかわれる馬鹿な民衆でもあった。シルダの元になった町としては,ザクセンの「シルダウ (Schildau)」 やブランデンブルクの「シルダ (Schilda)」 などが挙がられる。
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(参考2)
学問的なことは全く不案内だが、「論説 《世間》は日本社会の特異性か? - 欧文の翻訳における《世間》の用例に即した検証 -」(河野眞)も参考に記す。
https://aichiu.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=9219&file_id=22&file_no=1
2020年7月30日木曜日
公園散歩
公園入口に、野鳥観察のための仕切り壁があって小さな覗き穴が設けられている。そこから観察するのだが、経験もない超初心者には深い森がただ見えるだけ。木陰でウグイスが「ホーホケキョウ」と鳴く声がこだまするけど、双眼鏡の出る幕はなかった(というか姿を発見できず使いきれなかった)。
併設の自然観察園には平日ながら人出があった。日射しもよくのんびり園内を巡る。トカゲ、トンボ、蝶の小さな生き物、花を咲かせた野生植物を見て回った。
双眼鏡があれば近づいてもっと見られると思ったが何のことはない、携帯したカメラの倍率をあげて写真に撮ればいいのだ。そんなわけで、カメラに収めたトカゲ、トンボ、蝶など(これらの正式な名前を知らない)と、野草の花を並べてみる。
![]() |
| ノカンゾウ |
![]() |
| ヤブミョウガ |
![]() |
| ヤブラン |
![]() |
| ヒオウギ |
2020年7月29日水曜日
(参考)新型コロナは『玉手箱ウイルス』という
新型コロナ騒動で休会していた毎週水曜日開催の「健康体操教室」が今月に入って久しぶりに再開された。騒ぎが少し沈静したように見られたからだ。しかし、初回の1回だけ参加したものの、結局その後を休んでしまった。新型コロナの第2波が、前回以上に猛威をふるってきたからだ。
新型コロナの第2波の感染は、若者~中年層が中心になって数を増やしている。ウィルス自体も変化が見られるようだ。私にしたら外出を極力ひかえ、ひたすら身を隠すように家にこもる他ないのが現状だ。感染後、医療による手当はありがたいが、それ以前にウィルスに近づくかどうかは自己判断だ。
コンビニで購入した「夕刊フジ」の記事を見て恐ろしくなった。日本医科大学特任教授の北村義浩氏によれば、新型コロナは「60歳以上が感染した際の症状の悪化度合いは、突如年齢が20歳高くなるようなイメージだ。『玉手箱ウイルス』といってもいいと思う」というのだ。
夕刊フジ(zakzak)
「感染すると突如『20歳』老化する!? 新型コロナは『玉手箱ウイルス』 - 日本医科大北村特任教授が警鐘」(2020.7.29)
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200729/dom2007290005-n1.html
-----------------------------
東京都や大阪府、愛知県など全国で感染爆発状態の新型コロナウイルス。これまでは重症者数や死者数が多くないが、日本医科大学特任教授の北村義浩氏(感染症学)は、新型コロナに感染すると約20歳も老化したかのように症状が悪化することから、昔話の浦島太郎になぞらえて「玉手箱ウイルス」と名付け、高齢者に警戒を促している。
28日の東京の新規感染者数は266人と高止まりし、大阪が155人、愛知が110人で、1日の感染者としては過去最多となった。岐阜県、京都府、沖縄県でも最多を更新した。
感染者数が増加する一方、東京の同日時点の重症者数は21人。じわじわと増えてはいるが、4月末に100人を超えていたのと比較すると少ないのも事実だ。
重症者について北村氏は、「『現時点で少ない』というところまでは正しいが、『今後も大丈夫だ』『医療は逼迫(ひっぱく)しない』との見方は認識不足だと思う」と強調する。
北村氏は「第1波では60歳以上の人の重症化率は15%だったが、現状ではそれよりも低下していると指摘する専門家もいる。陽性確認から重症化までの時期も、以前は1週間から10日だったのが、最近では2週間以上に遅れており、ウイルスの弱毒化や医療の進歩、経験値の上昇を指摘する声もみられる」という。
それでも死者数や重症者数について「これから増える可能性がある」と北村氏。「東京都でも60歳以上の感染者は7月以降増えており、それぞれ2週間後の8月半ばまでには重症化する人が増加すると想定できる」というのだ。
やはり懸念されるのが、高齢者の死亡・重症化リスクだという。北村氏は、「20代の健康な若者にすれば『ただの風邪』で終わることもあるが、60歳以上が感染した際の症状の悪化度合いは、突如年齢が20歳高くなるようなイメージだ。『玉手箱ウイルス』といってもいいと思う」と指摘する。
熊本県では高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生したほか、20~30代の若者が無症状のまま高齢者に感染させる恐れもある。地方自治体は不要不急の外出自粛なども呼びかけるが、政府は緊急事態宣言の再発令には否定的だ。
感染対策と経済復興は両立できるのか。北村氏は「感染を抑止するには、波が来た瞬間にロックダウン(都市封鎖)するのが一番いいが、経済は疲弊してしまうので両立は難しい。マスクや手洗いだけでなく、接触確認アプリ(COCOA)の活用や検査の充実も重要だ」と述べた。
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新型コロナの第2波の感染は、若者~中年層が中心になって数を増やしている。ウィルス自体も変化が見られるようだ。私にしたら外出を極力ひかえ、ひたすら身を隠すように家にこもる他ないのが現状だ。感染後、医療による手当はありがたいが、それ以前にウィルスに近づくかどうかは自己判断だ。
コンビニで購入した「夕刊フジ」の記事を見て恐ろしくなった。日本医科大学特任教授の北村義浩氏によれば、新型コロナは「60歳以上が感染した際の症状の悪化度合いは、突如年齢が20歳高くなるようなイメージだ。『玉手箱ウイルス』といってもいいと思う」というのだ。
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| 「御伽草子」 浦島太郎 |
夕刊フジ(zakzak)
「感染すると突如『20歳』老化する!? 新型コロナは『玉手箱ウイルス』 - 日本医科大北村特任教授が警鐘」(2020.7.29)
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200729/dom2007290005-n1.html
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東京都や大阪府、愛知県など全国で感染爆発状態の新型コロナウイルス。これまでは重症者数や死者数が多くないが、日本医科大学特任教授の北村義浩氏(感染症学)は、新型コロナに感染すると約20歳も老化したかのように症状が悪化することから、昔話の浦島太郎になぞらえて「玉手箱ウイルス」と名付け、高齢者に警戒を促している。
28日の東京の新規感染者数は266人と高止まりし、大阪が155人、愛知が110人で、1日の感染者としては過去最多となった。岐阜県、京都府、沖縄県でも最多を更新した。
感染者数が増加する一方、東京の同日時点の重症者数は21人。じわじわと増えてはいるが、4月末に100人を超えていたのと比較すると少ないのも事実だ。
重症者について北村氏は、「『現時点で少ない』というところまでは正しいが、『今後も大丈夫だ』『医療は逼迫(ひっぱく)しない』との見方は認識不足だと思う」と強調する。
北村氏は「第1波では60歳以上の人の重症化率は15%だったが、現状ではそれよりも低下していると指摘する専門家もいる。陽性確認から重症化までの時期も、以前は1週間から10日だったのが、最近では2週間以上に遅れており、ウイルスの弱毒化や医療の進歩、経験値の上昇を指摘する声もみられる」という。
それでも死者数や重症者数について「これから増える可能性がある」と北村氏。「東京都でも60歳以上の感染者は7月以降増えており、それぞれ2週間後の8月半ばまでには重症化する人が増加すると想定できる」というのだ。
やはり懸念されるのが、高齢者の死亡・重症化リスクだという。北村氏は、「20代の健康な若者にすれば『ただの風邪』で終わることもあるが、60歳以上が感染した際の症状の悪化度合いは、突如年齢が20歳高くなるようなイメージだ。『玉手箱ウイルス』といってもいいと思う」と指摘する。
熊本県では高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生したほか、20~30代の若者が無症状のまま高齢者に感染させる恐れもある。地方自治体は不要不急の外出自粛なども呼びかけるが、政府は緊急事態宣言の再発令には否定的だ。
感染対策と経済復興は両立できるのか。北村氏は「感染を抑止するには、波が来た瞬間にロックダウン(都市封鎖)するのが一番いいが、経済は疲弊してしまうので両立は難しい。マスクや手洗いだけでなく、接触確認アプリ(COCOA)の活用や検査の充実も重要だ」と述べた。
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2020年7月22日水曜日
ワルナスビ
国分寺崖線にそってある公園を東西につらぬく小川の土手が、ふたたび雑草に覆われてきた。一昨日(7/20)出かけたところ、今年の2度目の草刈作業が始まったようだ。まだ刈り取られていない雑草の中に、遠目に爽やかな白い小さな花がいくつも咲いている。近くによって見れば、茎に棘があって手繰り寄せるのに少々難儀な草だ。
次の写真のようにカメラにおさめて、帰宅してGoogle画像検索したところ、結局「ナス科植物(Solanaceae)」に至ったが、それから先に進まない。
そこで、ポケット版の植物図鑑「日本の山野草」を開くと、まさにぴったりなナス科植物「ワルナスビ」に出くわした。
合わせてWikipediaで「ワルナスビ」を参照すると、「たちが悪い」毒性の植物で「外来生物法により要注意外来生物に指定されている」という。家畜にとっても、子どもたちにとっても要注意な野草のようだ。
あらためて、今日(7/22)、公園にある自然観察センターに出向いて確認したところ、変な名前ですねと笑いながら「ワルナスビ」であると教えていただいた。
ところで、おどろおどろしい「要注意外来生物」に指定されているが、「2015年3月26日をもって廃止され、『生態系被害防止外来種』に変更された」そうだ。とはいえ「侵略性が高く、我が国の生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼす又はそのおそれのある外来種」に変わりない。
次の写真のようにカメラにおさめて、帰宅してGoogle画像検索したところ、結局「ナス科植物(Solanaceae)」に至ったが、それから先に進まない。
![]() |
| 写真の花は白色だが、淡紫色が多く見られた |
合わせてWikipediaで「ワルナスビ」を参照すると、「たちが悪い」毒性の植物で「外来生物法により要注意外来生物に指定されている」という。家畜にとっても、子どもたちにとっても要注意な野草のようだ。
あらためて、今日(7/22)、公園にある自然観察センターに出向いて確認したところ、変な名前ですねと笑いながら「ワルナスビ」であると教えていただいた。
ところで、おどろおどろしい「要注意外来生物」に指定されているが、「2015年3月26日をもって廃止され、『生態系被害防止外来種』に変更された」そうだ。とはいえ「侵略性が高く、我が国の生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼす又はそのおそれのある外来種」に変わりない。
2020年7月1日水曜日
イ・ソンヒの16集アルバム届く
先日ネットで注文した、イ・ソンヒの正規アルバム16集「安否(안부)」Part 01*が届いた。配送元の説明に、彼女のポスターもプレゼントするとあったので頼んだ次第。CDは、まるでハードカバー冊子のような装丁(142×191)をしたケースにとじられている。CD+写真集といったところだ。
(*)Part01: Part02のリリースは今秋予定とのこと。
(本ブログ関連:”アルバム16集 ①、②”)
曲目はどれも風そよぐ春、青春を感じさせる。そして、淡い色調の逆光に溶け込んだようなポートレイトを見ることができる。
配送のため小さく折り込まれたポスターは、彼女の顔に折れ目の傷をつけてしまい、色鉛筆で修正した。折り目が消えてくれればと、ポスターを広げて壁に掛けている。
全6曲、すべてイ・ソンヒが作詞・作曲した。
01.安否 안부(歌詞) ← 気遣いは通じるよう
02.椿の花 동백꽃(歌詞) ← ゴシック風の熱い情熱
03.春の日は 봄날은(歌詞) ← あれは春の日の美しい思い出
04.恋するように 연애하듯(歌詞) ← 清々しいほどの確認
05.青春 청춘(歌詞) ← 宝石のような青春、いま家庭に実る
06.浪浪18才 낭랑 18세(歌詞) ← 18歳の少女たちの弾ける思い
(参考)上記の(歌詞)は「Bugs!」掲載にリンクします。
(*)Part01: Part02のリリースは今秋予定とのこと。
(本ブログ関連:”アルバム16集 ①、②”)
曲目はどれも風そよぐ春、青春を感じさせる。そして、淡い色調の逆光に溶け込んだようなポートレイトを見ることができる。
配送のため小さく折り込まれたポスターは、彼女の顔に折れ目の傷をつけてしまい、色鉛筆で修正した。折り目が消えてくれればと、ポスターを広げて壁に掛けている。
全6曲、すべてイ・ソンヒが作詞・作曲した。
01.安否 안부(歌詞) ← 気遣いは通じるよう
02.椿の花 동백꽃(歌詞) ← ゴシック風の熱い情熱
03.春の日は 봄날은(歌詞) ← あれは春の日の美しい思い出
04.恋するように 연애하듯(歌詞) ← 清々しいほどの確認
05.青春 청춘(歌詞) ← 宝石のような青春、いま家庭に実る
06.浪浪18才 낭랑 18세(歌詞) ← 18歳の少女たちの弾ける思い
(参考)上記の(歌詞)は「Bugs!」掲載にリンクします。
2020年6月19日金曜日
イ・ソンヒの最新アルバム第16集「安否(안부)」
イ・ソンヒの久しぶりのアルバム16集のパート1が発表された。東亜日報の記事は、同アルバムのタイトル曲である「安否(안부)」について、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)による厳しい世相に対してねぎらう曲作りの意図を次のように紹介している。
(本ブログ関連:”アルバム16集 ①、②”)
東亜日報「イ・ソンヒ 6年ぶりに16集で帰還... ヒーリングソング『安否』発表」(6/15)
https://www.donga.com/news/Culture/article/all/20200615/101514545/1
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「国民の歌姫(ディーバ)」 歌手イ・ソンヒが、心打つ感性を込めたヒーリングソング(癒し曲)の「安否(안부)」で6年ぶりに帰還する。
15日午後6時、イ・ソンヒは16集「Part 01(安否 anbu)」をオンとオフラインで同時発売する。イ・ソンヒは新型コロナウイルス感染症(コロナ19)によってより大変な大韓民国国民に、世相と逆に暖かい感性とボーカルでねぎらいを手渡すことになるだろう。
去る2014年の15集「セレンディピティ」(SERENDIPITY)*以来、6年ぶりに戻ってきたイ・ソンヒは、正規16集全曲を作詞、作曲するのはもちろん、アルバム全体のストーリーまで直接プロデュースし、バラードをはじめ、様々なジャンルの6曲を披露する。特にイ・ソンヒは、今回の16集で格別な感性と深みのある解釈が刻まれた音楽を通じてミュージシャンの情熱を余すところなく届けてくれる。
(* 本ブログ関連:15集「セレンディピティ」)
何よりイ・ソンヒは、今回の16集アルバムの基本を「私たちのくらしと日常の連なり」として、イ・ソンヒの過ぎた歴史と新しい音楽の連なり、イ・ソンヒの長年のファンたちと初めて接する若いファン層との連なりを強調した。特にアルバムタイトルであると同時に、タイトル曲でもある「安否」はコロナ19に変じた世相に、あなたと私、私たちのすべての安否を問いかけながら始める。誰もが困難な時期、なにごともなく過ぎ行く日々(ひび)が楽しい時間、良き日に満たされることを願うイ・ソンヒの考えを書き下ろして曲を作った。すべてのひとびとに慰めが必要な時代に、イ・ソンヒが送るささやかだが暖かい安否のメッセージが共感に満ちたヒーリング(癒し)を与えてくれることになるだろう。
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イ・ソンヒはタイトル曲「安否」を、韓国伝統の弦楽器を響かせて、ゆるやかにささやくように歌う。日常の視点で安否を互いに気遣う思いを聴かせてくれる。
(参考)16集アルバム内容(Melon)
https://www.melon.com/album/detail.htm?albumId=10444668
(参考)タイトル曲「安否(안부)」歌詞
https://nesialyrics.blogspot.com/2020/06/feat_15.html
(Youtubeに登録の1theK (원더케이)に感謝)
メーキングビデオ
(Youtubeに登録の후크(フック)TUBE**に感謝)
(**)フックエンターテインメントと関係あるか
(本ブログ関連:”アルバム16集 ①、②”)
東亜日報「イ・ソンヒ 6年ぶりに16集で帰還... ヒーリングソング『安否』発表」(6/15)
https://www.donga.com/news/Culture/article/all/20200615/101514545/1
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「国民の歌姫(ディーバ)」 歌手イ・ソンヒが、心打つ感性を込めたヒーリングソング(癒し曲)の「安否(안부)」で6年ぶりに帰還する。
15日午後6時、イ・ソンヒは16集「Part 01(安否 anbu)」をオンとオフラインで同時発売する。イ・ソンヒは新型コロナウイルス感染症(コロナ19)によってより大変な大韓民国国民に、世相と逆に暖かい感性とボーカルでねぎらいを手渡すことになるだろう。
去る2014年の15集「セレンディピティ」(SERENDIPITY)*以来、6年ぶりに戻ってきたイ・ソンヒは、正規16集全曲を作詞、作曲するのはもちろん、アルバム全体のストーリーまで直接プロデュースし、バラードをはじめ、様々なジャンルの6曲を披露する。特にイ・ソンヒは、今回の16集で格別な感性と深みのある解釈が刻まれた音楽を通じてミュージシャンの情熱を余すところなく届けてくれる。
(* 本ブログ関連:15集「セレンディピティ」)
何よりイ・ソンヒは、今回の16集アルバムの基本を「私たちのくらしと日常の連なり」として、イ・ソンヒの過ぎた歴史と新しい音楽の連なり、イ・ソンヒの長年のファンたちと初めて接する若いファン層との連なりを強調した。特にアルバムタイトルであると同時に、タイトル曲でもある「安否」はコロナ19に変じた世相に、あなたと私、私たちのすべての安否を問いかけながら始める。誰もが困難な時期、なにごともなく過ぎ行く日々(ひび)が楽しい時間、良き日に満たされることを願うイ・ソンヒの考えを書き下ろして曲を作った。すべてのひとびとに慰めが必要な時代に、イ・ソンヒが送るささやかだが暖かい安否のメッセージが共感に満ちたヒーリング(癒し)を与えてくれることになるだろう。
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イ・ソンヒはタイトル曲「安否」を、韓国伝統の弦楽器を響かせて、ゆるやかにささやくように歌う。日常の視点で安否を互いに気遣う思いを聴かせてくれる。
(参考)16集アルバム内容(Melon)
https://www.melon.com/album/detail.htm?albumId=10444668
(参考)タイトル曲「安否(안부)」歌詞
https://nesialyrics.blogspot.com/2020/06/feat_15.html
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メーキングビデオ
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(**)フックエンターテインメントと関係あるか
2020年6月14日日曜日
(資料)都会に棲む「キツネ」の「自己家畜化」現象
ビジネスインサイダーの記事に、都会(ロンドン)に棲む「キツネ」が「自己家畜化」現象を起こしていると次のように紹介している。(抜粋)
・新たな研究により、都会のキツネは田舎のキツネよりも、鼻が太くて短く、頭蓋骨が小さいことが明らかになった。
・このような変化は、他の野生動物が家畜化する過程で生じた変化と似ている。
・これらのキツネは都会の環境や人間との接触に合わせて「自己家畜化」しているのだろうと、研究者らは考えている。
「都会のキツネの頭が小さくなった…イヌやネコが家畜化したときと同じように」(Holly Secon、6/11:翻訳:仲田文子)
(https://www.businessinsider.jp/post-214241)
(原文 https://www.businessinsider.com/city-foxes-have-smaller-skulls-similar-to-dog-domestication-2020-6)
(本ブログ関連:”キツネと家畜化”、”キツネ ① ②”)
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都会に住むキツネは、田舎に住むキツネと比べて明らかに違う特徴があることが、新たな研究でわかった。
6月3日、グラスゴー大学の研究者らがイギリス王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B:生物学関連)に発表した論文*により、ロンドンのキツネの鼻は田舎のキツネよりも、太くて短いことが示された。さらに、都会のキツネは、頭蓋骨の脳を収める部分が小さく、オスとメスの体格に極端な差は見られなかった。
(*) https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2020.0763
このような変化は、これまでにも見られたことがある。イヌやネコが2万年から4万年前に家畜化されたときと似ているのだ。研究の結果、都会のキツネは人間活動との接触が増えたことで、「自己家畜化(self-domesticating)」している可能性があることが分かった。
ダーウィンの「家畜化症候群」
研究では、ロンドンと周辺の田園地帯からアカギツネのメス57体、オス54体分の頭蓋骨を採集し、分析した。
ロンドンのキツネは明らかに、短く太い鼻で、頭蓋骨の脳を収める部分が小さい。これは、都会で食べ物を探すことに適応したものだと研究者らは考えた。都会のキツネはほとんどが人間の残飯をあさっているため、骨をかみ砕く強力な咀嚼力は必要としないといった理由からだ。一方、田舎のキツネは、獲物に素早くかみつくことができる顎が必要だ。
このようなアカギツネに見られる都会への適応は、これまでにも人間との接触が多い動物の間で観察されてきたという。チャールズ・ダーウィンは、これを「家畜化症候群(domestication syndrome)」と名付けた。
「家畜化は、動物のさまざまな種に対し、同じような変化をもたらす。従順な態度、毛の色の変化、脳や歯のサイズの小型化、幼少期の行動の長期化、頭蓋骨が短くなるといった頭蓋顔面の変化などだ」と研究者は論文に記している。
このような変化は、ヤマネコなどの野生のネコとペットのイエネコ、オオカミとイヌの違いとして観察できる。
シベリアで現在も続いている実験でも、同じような変化が見られた。この実験では1959年からロシアの研究者が、攻撃性の低い個体を交配することで、イヌのように従順なギンギツネを作り出そうとしてきた。実験の進行とともに、ギンギツネは攻撃的な行動が減少し、鼻は短く、太くなり、耳は垂れ下がり、イヌが吠えるような声を出すようになった。
これらの類似点が示唆するのは、場所が違ったとしても、キツネは人間との接触によって同じような影響を受けるということだ。イヌにもそれが当てはまるという動物学者もいる。イヌはこれまでの歴史で、さまざまな文化圏において何度も家畜化されてきた。
だが別の説では、人間が積極的にイヌを家畜化したわけではなく、イヌが自らを人懐っこいオオカミとして家畜化し、古代の人間と互いに有益な関係を築いたとしている。
ロンドンのキツネも、このような「自己家畜化」のプロセスをたどり、人間の生活環境の中でよりよく暮らすために進化しているようだ。都会のキツネが交配する集団は小さく孤立しているので、都会生活により適応した個体の方が、生き残り、繁殖する可能性が高まる。そうして進化のプロセスが比較的早く進むことになる。
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以下「都会のキツネのメスが、適応のカギを握る」といった、メスの行動(適応)から家畜化が進むといった仮説を紹介しているが省略する。
(追記)Wikipedia「Domesticated red fox」によると
シベリアでのキツネの家畜化実験の開始(1959年)に使われた個体群が、実はカナダで1800年代後半から捕らえられ、目的を持って飼育されていた(家畜化した)ものだったというレポートが「Cell Press」の次の記事にある。
(https://www.cell.com/trends/ecology-evolution/fulltext/S0169-5347(19)30302-7?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS0169534719303027%3Fshowall%3Dtrue)
(追記)キツネの家畜化についての紹介番組(NHK「 オオカミはこうしてイヌになった」、2011年)
シベリアの家畜化実験場を訪れた生物学者の福岡伸一氏と本テーマの研究者リュドミラ・トルート氏との対談を通じて、「エピジェネティクス」へと展開する。
https://www.veoh.com/watch/v21231383XnzrX38D
・新たな研究により、都会のキツネは田舎のキツネよりも、鼻が太くて短く、頭蓋骨が小さいことが明らかになった。
・このような変化は、他の野生動物が家畜化する過程で生じた変化と似ている。
・これらのキツネは都会の環境や人間との接触に合わせて「自己家畜化」しているのだろうと、研究者らは考えている。
「都会のキツネの頭が小さくなった…イヌやネコが家畜化したときと同じように」(Holly Secon、6/11:翻訳:仲田文子)
(https://www.businessinsider.jp/post-214241)
(原文 https://www.businessinsider.com/city-foxes-have-smaller-skulls-similar-to-dog-domestication-2020-6)
(本ブログ関連:”キツネと家畜化”、”キツネ ① ②”)
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都会に住むキツネは、田舎に住むキツネと比べて明らかに違う特徴があることが、新たな研究でわかった。
6月3日、グラスゴー大学の研究者らがイギリス王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B:生物学関連)に発表した論文*により、ロンドンのキツネの鼻は田舎のキツネよりも、太くて短いことが示された。さらに、都会のキツネは、頭蓋骨の脳を収める部分が小さく、オスとメスの体格に極端な差は見られなかった。
(*) https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rspb.2020.0763
このような変化は、これまでにも見られたことがある。イヌやネコが2万年から4万年前に家畜化されたときと似ているのだ。研究の結果、都会のキツネは人間活動との接触が増えたことで、「自己家畜化(self-domesticating)」している可能性があることが分かった。
ダーウィンの「家畜化症候群」
研究では、ロンドンと周辺の田園地帯からアカギツネのメス57体、オス54体分の頭蓋骨を採集し、分析した。
ロンドンのキツネは明らかに、短く太い鼻で、頭蓋骨の脳を収める部分が小さい。これは、都会で食べ物を探すことに適応したものだと研究者らは考えた。都会のキツネはほとんどが人間の残飯をあさっているため、骨をかみ砕く強力な咀嚼力は必要としないといった理由からだ。一方、田舎のキツネは、獲物に素早くかみつくことができる顎が必要だ。
このようなアカギツネに見られる都会への適応は、これまでにも人間との接触が多い動物の間で観察されてきたという。チャールズ・ダーウィンは、これを「家畜化症候群(domestication syndrome)」と名付けた。
「家畜化は、動物のさまざまな種に対し、同じような変化をもたらす。従順な態度、毛の色の変化、脳や歯のサイズの小型化、幼少期の行動の長期化、頭蓋骨が短くなるといった頭蓋顔面の変化などだ」と研究者は論文に記している。
このような変化は、ヤマネコなどの野生のネコとペットのイエネコ、オオカミとイヌの違いとして観察できる。
シベリアで現在も続いている実験でも、同じような変化が見られた。この実験では1959年からロシアの研究者が、攻撃性の低い個体を交配することで、イヌのように従順なギンギツネを作り出そうとしてきた。実験の進行とともに、ギンギツネは攻撃的な行動が減少し、鼻は短く、太くなり、耳は垂れ下がり、イヌが吠えるような声を出すようになった。
これらの類似点が示唆するのは、場所が違ったとしても、キツネは人間との接触によって同じような影響を受けるということだ。イヌにもそれが当てはまるという動物学者もいる。イヌはこれまでの歴史で、さまざまな文化圏において何度も家畜化されてきた。
だが別の説では、人間が積極的にイヌを家畜化したわけではなく、イヌが自らを人懐っこいオオカミとして家畜化し、古代の人間と互いに有益な関係を築いたとしている。
ロンドンのキツネも、このような「自己家畜化」のプロセスをたどり、人間の生活環境の中でよりよく暮らすために進化しているようだ。都会のキツネが交配する集団は小さく孤立しているので、都会生活により適応した個体の方が、生き残り、繁殖する可能性が高まる。そうして進化のプロセスが比較的早く進むことになる。
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以下「都会のキツネのメスが、適応のカギを握る」といった、メスの行動(適応)から家畜化が進むといった仮説を紹介しているが省略する。
(追記)Wikipedia「Domesticated red fox」によると
シベリアでのキツネの家畜化実験の開始(1959年)に使われた個体群が、実はカナダで1800年代後半から捕らえられ、目的を持って飼育されていた(家畜化した)ものだったというレポートが「Cell Press」の次の記事にある。
(https://www.cell.com/trends/ecology-evolution/fulltext/S0169-5347(19)30302-7?_returnURL=https%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS0169534719303027%3Fshowall%3Dtrue)
(追記)キツネの家畜化についての紹介番組(NHK「 オオカミはこうしてイヌになった」、2011年)
シベリアの家畜化実験場を訪れた生物学者の福岡伸一氏と本テーマの研究者リュドミラ・トルート氏との対談を通じて、「エピジェネティクス」へと展開する。
https://www.veoh.com/watch/v21231383XnzrX38D
2020年5月26日火曜日
イ・ソンヒの離婚
歌手イ・ソンヒが協議離婚(협의 이혼)をしたようだ。東亜日報の記事「イ・ソンヒ、再婚14年ぶりに破局... 今年の初め協議離婚」(5/26)は、次のように報じている。なお、彼女は、6月に新しいアルバム(16集)をリリースするとのこと。
(本ブログ関連:”(資料)イ・ソンヒが再婚した夫”、”イ・ソンヒの娘”)
「이선희, 재혼 14년만에 파경…올 초 협의이혼」(5/26)
https://www.donga.com/news/Entertainment/article/all/20200526/101227533/1
----------------------------------
가수 이선희(56)가 이혼했다.
26일 소속사 후크엔터테인먼트* 관계자는 뉴스1**에 “이선희가 올해 초 협의 이혼을 했다”고 조심스레 밝혔다.
이어 “이선희는 현재 오는 6월 발매 예정인 새 앨범*** 작업에 집중하고 있다”고 이선희의 근황을 전했다.
이선희는 1992년 첫 번째 결혼을 했으나 6년 만에 이혼했다. 이후 2006년 9세 연상의 정모씨와 재혼한 그는 14년 만에 파경을 맞았다.
----------------------------------
(*)후크엔터테인먼트: Hook Entertainment(企業情報:by JOBKOREA)
(**)뉴스1: News1
(***)MelOn音楽配信サービス: 6/15配信予定とのこと。なお、今秋にパート2が計画されているようだ。
スターニュースによれば、離婚理由は「性格の不一致(성격 차이)」だが、夫婦の長期間別居が続いた結果のうえのことのようだ。(5/26)
https://star.mt.co.kr/stview.php?no=2020052620011751566&MTI
(本ブログ関連:”(資料)イ・ソンヒが再婚した夫”、”イ・ソンヒの娘”)
「이선희, 재혼 14년만에 파경…올 초 협의이혼」(5/26)
https://www.donga.com/news/Entertainment/article/all/20200526/101227533/1
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가수 이선희(56)가 이혼했다.
26일 소속사 후크엔터테인먼트* 관계자는 뉴스1**에 “이선희가 올해 초 협의 이혼을 했다”고 조심스레 밝혔다.
이어 “이선희는 현재 오는 6월 발매 예정인 새 앨범*** 작업에 집중하고 있다”고 이선희의 근황을 전했다.
이선희는 1992년 첫 번째 결혼을 했으나 6년 만에 이혼했다. 이후 2006년 9세 연상의 정모씨와 재혼한 그는 14년 만에 파경을 맞았다.
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(*)후크엔터테인먼트: Hook Entertainment(企業情報:by JOBKOREA)
(**)뉴스1: News1
(***)MelOn音楽配信サービス: 6/15配信予定とのこと。なお、今秋にパート2が計画されているようだ。
スターニュースによれば、離婚理由は「性格の不一致(성격 차이)」だが、夫婦の長期間別居が続いた結果のうえのことのようだ。(5/26)
https://star.mt.co.kr/stview.php?no=2020052620011751566&MTI
2020年1月23日木曜日
2019-nCoV(新型コロナウィルス)
中国の交通の要衝都市である「武漢市」で発生した新型コロナウィルス(Novel Coronavirus : 2019-nCoV)は、中国国内はもとより海外諸都市へ拡大しつつある。
東京でも注意が必要。私は用心して,外出時にマスクを欠かさないようにしている。それに、自宅にアルコール成分のある消毒スプレーも置いている。(さらに、二酸化塩素の据え置き薬も)
日本の国立感染研究所(NIID)は、「中国湖北省武漢市で報告されている新型コロナウイルス関連肺炎に対する対応と院内感染対策」*の情報を次々更新している。
(*)https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
当初の報告に、「2019年12月12日から12月29日までに原因不明の肺炎患者の発生が確認されている」と記されている。
ブルームバーグの記事「新型肺炎、WHO『緊急事態』判断保留-武漢市は出発便運航停止」**(1/23)によれば、武漢市の住民の移動が禁止される事態になったと次のように報じている。(抜粋)
(**) https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-23/Q4JJHU6S972901
------------------------------------------
世界保健機関(WHO)は22日、少なくとも17人の死者を出している新型コロナウイルスの感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかの判断を先送りしたことを明らかにした。一方、感染拡大の封じ込めを目指す中国当局は新型ウイルスの発生地、湖北省武漢市の住民1100万人が市外に移動するのを原則禁止した。
------------------------------------------
(追記)ブルームバーグの追加記事
「中国の新型コロナウイルス、発熱せず死亡も-水際での阻止困難」⁺(1/23)(抜粋)
(✙)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-23/Q4JV70DWX2PT01
------------------------------------------
・中国で広がる新型コロナウイルスに感染し死亡した患者の中には、発熱の症状を示さなかった人がいる。発熱検知装置を使って感染者の入国を水際で阻止しようとする各国当局の取り組みが難しくなりそうだ。
・中国国家衛生健康委員会の発表によると、死亡した17人のうち5人は呼吸困難や胸の圧迫感、咳など発熱以外の症状だった。
------------------------------------------
(雑談)「コロナ」について
このウィルス名にある「コロナ(Corona)」は「冠」を意味しており、ウィルスの膜構造を多数の突起物(コロナ)が覆っていることから付けられたようだ。
「Corona」の語源は、wikitionaryに次のように関連付けられている。
ギリシア語 κορώνη(korōnē)⇒ ラテン語 corōna ⇒ 英語 corona
ところで、太陽の周囲に光るコロナと比べて、太陽表層からコロナを突出して輝く「紅炎(プロミネンス)」は圧倒的な迫力がある。
トヨタの乗用車の「コロナ」も懐かしい。特に、2代目 T20/30型(1960年~1964年)の優美なデザインは抜きんでていた。Wikipediaに次の解説がある。
------------------------------------------
ダットサンセダン打倒を目指して開発された本格的な小型乗用車であった。当時のオペル・レコルトを彷彿とさせるデザインは当時の日本車の水準を越えた流麗もので、当時増加傾向にあった女性ドライバーには特に好評であった。
------------------------------------------
なるほどそうだったのか。しかし「オペル・レコルト」といわれても、当時外車について知るわけもなかった。
(追記 6/9)新型コロナウイルス感染が、2019年秋に起きていた可能性
時事通信の記事「武漢のコロナ感染、昨年秋に発生か ハーバード大教授が分析 ― 米TV」(2020年06月09日18時56分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060900803&g=int
-------------------------------
【ニューヨーク時事】米ABCテレビは8日、ハーバード大の調査報告に基づき、中国湖北省武漢市での新型コロナウイルス感染が、2019年秋(++)に起きていた可能性があると報じた。
調査を主導した同大医学部のジョン・ブラウンスタイン教授によると、武漢の主要病院の衛星写真を分析した結果、19年9月から10月にかけて、駐車場の車の数が18年の同時期と比較して大幅に増えていた。さらに、病院を訪れる人が急増した時期には、インターネット検索で、新型コロナ感染の症状でもあるせきや下痢について調べる人が増えていたという。
-------------------------------
(++)上記「秋」に対して、CNNは「昨夏にすでに感染拡大か」と報じている。
CNNの記事「武漢市の新型コロナ、昨夏にすでに感染拡大か 米研究」(2020.06.09 16:44 JST)
https://www.cnn.co.jp/fringe/35155017.html
東京でも注意が必要。私は用心して,外出時にマスクを欠かさないようにしている。それに、自宅にアルコール成分のある消毒スプレーも置いている。(さらに、二酸化塩素の据え置き薬も)
日本の国立感染研究所(NIID)は、「中国湖北省武漢市で報告されている新型コロナウイルス関連肺炎に対する対応と院内感染対策」*の情報を次々更新している。
(*)https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov.html
当初の報告に、「2019年12月12日から12月29日までに原因不明の肺炎患者の発生が確認されている」と記されている。
ブルームバーグの記事「新型肺炎、WHO『緊急事態』判断保留-武漢市は出発便運航停止」**(1/23)によれば、武漢市の住民の移動が禁止される事態になったと次のように報じている。(抜粋)
(**) https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-23/Q4JJHU6S972901
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世界保健機関(WHO)は22日、少なくとも17人の死者を出している新型コロナウイルスの感染拡大について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかの判断を先送りしたことを明らかにした。一方、感染拡大の封じ込めを目指す中国当局は新型ウイルスの発生地、湖北省武漢市の住民1100万人が市外に移動するのを原則禁止した。
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(追記)ブルームバーグの追加記事
「中国の新型コロナウイルス、発熱せず死亡も-水際での阻止困難」⁺(1/23)(抜粋)
(✙)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-23/Q4JV70DWX2PT01
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・中国で広がる新型コロナウイルスに感染し死亡した患者の中には、発熱の症状を示さなかった人がいる。発熱検知装置を使って感染者の入国を水際で阻止しようとする各国当局の取り組みが難しくなりそうだ。
・中国国家衛生健康委員会の発表によると、死亡した17人のうち5人は呼吸困難や胸の圧迫感、咳など発熱以外の症状だった。
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(雑談)「コロナ」について
このウィルス名にある「コロナ(Corona)」は「冠」を意味しており、ウィルスの膜構造を多数の突起物(コロナ)が覆っていることから付けられたようだ。
「Corona」の語源は、wikitionaryに次のように関連付けられている。
ギリシア語 κορώνη(korōnē)⇒ ラテン語 corōna ⇒ 英語 corona
ところで、太陽の周囲に光るコロナと比べて、太陽表層からコロナを突出して輝く「紅炎(プロミネンス)」は圧倒的な迫力がある。
トヨタの乗用車の「コロナ」も懐かしい。特に、2代目 T20/30型(1960年~1964年)の優美なデザインは抜きんでていた。Wikipediaに次の解説がある。
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ダットサンセダン打倒を目指して開発された本格的な小型乗用車であった。当時のオペル・レコルトを彷彿とさせるデザインは当時の日本車の水準を越えた流麗もので、当時増加傾向にあった女性ドライバーには特に好評であった。
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なるほどそうだったのか。しかし「オペル・レコルト」といわれても、当時外車について知るわけもなかった。
(追記 6/9)新型コロナウイルス感染が、2019年秋に起きていた可能性
時事通信の記事「武漢のコロナ感染、昨年秋に発生か ハーバード大教授が分析 ― 米TV」(2020年06月09日18時56分)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060900803&g=int
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【ニューヨーク時事】米ABCテレビは8日、ハーバード大の調査報告に基づき、中国湖北省武漢市での新型コロナウイルス感染が、2019年秋(++)に起きていた可能性があると報じた。
調査を主導した同大医学部のジョン・ブラウンスタイン教授によると、武漢の主要病院の衛星写真を分析した結果、19年9月から10月にかけて、駐車場の車の数が18年の同時期と比較して大幅に増えていた。さらに、病院を訪れる人が急増した時期には、インターネット検索で、新型コロナ感染の症状でもあるせきや下痢について調べる人が増えていたという。
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(++)上記「秋」に対して、CNNは「昨夏にすでに感染拡大か」と報じている。
CNNの記事「武漢市の新型コロナ、昨夏にすでに感染拡大か 米研究」(2020.06.09 16:44 JST)
https://www.cnn.co.jp/fringe/35155017.html
2020年1月22日水曜日
(雑談)ISSのキューポラ
ISS(国際宇宙ステーション)に取り付けられた、外部を見る出窓(観測用モジュール)を「キューポラ」という。キューポラの語源は、建物の頂上部にある半球形の構造物だそうで、確かにISSの観測窓の形状はうなづける。
(本ブログ関連:”キューポラ”、”ISS”)
キューポラは、ステーション外での作業状況だけでなく、地球の様子も観察できる。キューポラを通して視察するとき、ロボットアームの動きを見上げるというのか、地上の状況を見下ろすというのか気になる。
ISS環境は無重力状態なわけで、搭乗員にとって上下がない。見上げるのも見下ろすのも関係ないだろうけれど、ステーション内の装置類は一定のルールで配置されており、床と天井にあたる構造になっているように見えるのだが・・・どうだろうか。
ところで、ISSの視察窓がキューポラという名を聞いたとき、昔の映画の舞台になった埼玉県の鋳物工場にある溶銑(ようせん)炉/鍋が浮かんだものの、イメージが結びつかなかった。
溶銑炉/鍋は、底部が半球状になっているようだ。溶銑を外に流し出すとき、炉を逆さまにするわけで、炉の半球形の底部は上部側に転じる。まさにそのとき上部側に半球形の構造物が登場することになる・・・どうだろうか。
(本ブログ関連:”キューポラ”、”ISS”)
キューポラは、ステーション外での作業状況だけでなく、地球の様子も観察できる。キューポラを通して視察するとき、ロボットアームの動きを見上げるというのか、地上の状況を見下ろすというのか気になる。
ISS環境は無重力状態なわけで、搭乗員にとって上下がない。見上げるのも見下ろすのも関係ないだろうけれど、ステーション内の装置類は一定のルールで配置されており、床と天井にあたる構造になっているように見えるのだが・・・どうだろうか。
ところで、ISSの視察窓がキューポラという名を聞いたとき、昔の映画の舞台になった埼玉県の鋳物工場にある溶銑(ようせん)炉/鍋が浮かんだものの、イメージが結びつかなかった。
溶銑炉/鍋は、底部が半球状になっているようだ。溶銑を外に流し出すとき、炉を逆さまにするわけで、炉の半球形の底部は上部側に転じる。まさにそのとき上部側に半球形の構造物が登場することになる・・・どうだろうか。
2020年1月21日火曜日
(雑談)植物と動物
先日(1/19)の日曜日に、「タネの驚くべき戦略」(柴田規夫氏)という市民向け講演会があった。最初に講師から参加者に <植物と動物の違い> をたずねられた。
同じ生命の起源から出発して、動物は動き廻るようになったが、植物は動かない形で進化した。そんな移動できない植物は、子孫を残すのに不利ではないか・・・という点に着目したのが講演テーマ「タネの驚くべき戦略 - タネをどのとうにして遠くへ運ばせるか」だ。
植物はタネを運ぶのに、さまざまな自然環境(風、水、動物・昆虫への付着など)を利用する。そのため、タネ自身の形態をさまざまに変化させることになる。多数の標本をもとに紹介いただいた。
ところで、昨日(1/20)の月曜日に、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」に通う途中の書店に寄ったところ、植物関連の面白い書籍を見つけて求めた。「植物はなぜ薬を作るのか」(斉藤和季、文春新書)に植物ならではの話題が盛りだくさんあったからだ。
動物は、食物を摂取して化学的に細分化する過程で、エネルギーを獲得する(異化代謝)。一方、植物は、その逆の形で、H2OやCO2を光エネルギーを利用して光合成することで有機物を作る(同化代謝)。植物は、生命進化の中で圧倒的に長く生き延びている。読みながら、植物に比べて動物は、逆の生き方をしているだけのもろい存在なのかもしれないと思ったりした。
また、植物は生存戦略として、病原菌や植物同士との戦いなどのため、あるいは動物や昆虫を利用・誘惑して花粉やタネを運ばせるなどのため、体内にさまざまな化学物質を作り出しているようだ。
同じ生命の起源から出発して、動物は動き廻るようになったが、植物は動かない形で進化した。そんな移動できない植物は、子孫を残すのに不利ではないか・・・という点に着目したのが講演テーマ「タネの驚くべき戦略 - タネをどのとうにして遠くへ運ばせるか」だ。
植物はタネを運ぶのに、さまざまな自然環境(風、水、動物・昆虫への付着など)を利用する。そのため、タネ自身の形態をさまざまに変化させることになる。多数の標本をもとに紹介いただいた。
ところで、昨日(1/20)の月曜日に、市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」に通う途中の書店に寄ったところ、植物関連の面白い書籍を見つけて求めた。「植物はなぜ薬を作るのか」(斉藤和季、文春新書)に植物ならではの話題が盛りだくさんあったからだ。
動物は、食物を摂取して化学的に細分化する過程で、エネルギーを獲得する(異化代謝)。一方、植物は、その逆の形で、H2OやCO2を光エネルギーを利用して光合成することで有機物を作る(同化代謝)。植物は、生命進化の中で圧倒的に長く生き延びている。読みながら、植物に比べて動物は、逆の生き方をしているだけのもろい存在なのかもしれないと思ったりした。
また、植物は生存戦略として、病原菌や植物同士との戦いなどのため、あるいは動物や昆虫を利用・誘惑して花粉やタネを運ばせるなどのため、体内にさまざまな化学物質を作り出しているようだ。
2020年1月20日月曜日
ユダヤの歴史を学ぶ(第2部)-11、 大寒 2020
きょうは、二十四節気の「大寒(だいかん)」。以前のブログ(1/6)に、大寒よりも「小寒」の方が寒さが厳しいといわれると記した。しかし、東京都心の最高気温の「平年値」を見ると、今年の小寒にあたる1/6は 9.9℃、大寒にあたる1/20は 9.3℃で、大寒にあたる1/20の方が低い(9.9>9.3)ことになる。まったく逆の話だった。
(怪しい情報をブログに記載してしまったこと訂正します)
そこで、今月の都心の最高気温「実測値」を比較してみると、小寒にあたる1/6(13:10、10分目盛観測より)は 11.7℃、大寒にあたる1/20は 14.1℃(12:57)となり、大寒のきょうの方が温かい結果になった・・・今月,たまたま以前のブログに書いた通りになっただけのようだ。
(本ブログ関連:”大寒”)
ところで、久しぶりに市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」へ出かけた。昨年末(12/23)の第10回を欠席したため、正月休講を含めて5週間振りの聴講になる。
(本ブログ関連:”ユダヤの歴史を学ぶ”)
この講座の昨年前期と後期を合わせて構想された東京大学名誉教授の市川裕氏より「21世紀の世界でユダヤ人とイスラエル国家はどう生きるのか(総まとめ)」の話があった。関心・興味のあった話題にポイントを絞って次に記す。
・ユダヤ人は、1948年5月にイスラエルを建国したことにより、それ以前の「領土を持たず、宗教的紐帯によってのみ統合がなされ、世界中にその民族が点在しているような社会集団」(A.J.トインビーの「ユダヤ・モデル」)から、近代国民国家としての市民となる。
・ユダヤ人は、イスラエル国家が成立することで、トインビーのユダヤ・モデルとは違った存在、Majorityの立場となる。2018年7月の「基本法ーユダヤ民族国家法」でそれが明確になる。国内のMinorityの存在を認めるが、決定するのはユダヤ人であるという立場をとる。
・その他(省略)
(感想)
国家を持った現代のユダヤ人と持てなかった以前のユダヤ人が果たして同じに連続するのか。ユダヤ民族の過去史だけで正当性を維持できるのか難しい問題だ。そして誰もが、日常でさえ、MajorityとMinorityの立場を繰り返して生きている。
私のもっぱらの関心は、古き良き時代のポーランドあったという「おばか村ヘルム」のひとびとのことだけなのだから。
(本ブログ関連:”ヘルム”)
(怪しい情報をブログに記載してしまったこと訂正します)
そこで、今月の都心の最高気温「実測値」を比較してみると、小寒にあたる1/6(13:10、10分目盛観測より)は 11.7℃、大寒にあたる1/20は 14.1℃(12:57)となり、大寒のきょうの方が温かい結果になった・・・今月,たまたま以前のブログに書いた通りになっただけのようだ。
(本ブログ関連:”大寒”)
ところで、久しぶりに市民講座「ユダヤの歴史を学ぶ」へ出かけた。昨年末(12/23)の第10回を欠席したため、正月休講を含めて5週間振りの聴講になる。
(本ブログ関連:”ユダヤの歴史を学ぶ”)
この講座の昨年前期と後期を合わせて構想された東京大学名誉教授の市川裕氏より「21世紀の世界でユダヤ人とイスラエル国家はどう生きるのか(総まとめ)」の話があった。関心・興味のあった話題にポイントを絞って次に記す。
・ユダヤ人は、1948年5月にイスラエルを建国したことにより、それ以前の「領土を持たず、宗教的紐帯によってのみ統合がなされ、世界中にその民族が点在しているような社会集団」(A.J.トインビーの「ユダヤ・モデル」)から、近代国民国家としての市民となる。
・ユダヤ人は、イスラエル国家が成立することで、トインビーのユダヤ・モデルとは違った存在、Majorityの立場となる。2018年7月の「基本法ーユダヤ民族国家法」でそれが明確になる。国内のMinorityの存在を認めるが、決定するのはユダヤ人であるという立場をとる。
・その他(省略)
(感想)
国家を持った現代のユダヤ人と持てなかった以前のユダヤ人が果たして同じに連続するのか。ユダヤ民族の過去史だけで正当性を維持できるのか難しい問題だ。そして誰もが、日常でさえ、MajorityとMinorityの立場を繰り返して生きている。
私のもっぱらの関心は、古き良き時代のポーランドあったという「おばか村ヘルム」のひとびとのことだけなのだから。
(本ブログ関連:”ヘルム”)
2020年1月19日日曜日
Int-ballはケロロ軍曹にも似ている
ISS(国際宇宙ステーション)の「きぼう」実験棟内を<電動ファン>による浮遊(自律的な位置制御)している球体ドローン「Int-ball」を見てまず気付くのは,その愛らしさからテレビCMなどでお馴染みのロボット「Robi」だ。
(本ブログ関連:”Int-ball”)
実際に浮遊している Int-Ballの大きな黒い瞳や動作から、テレビアニメの「ケロロ軍曹」までも思い出してしまう。
本来、侵略を目的にやってきた宇宙人ケロロ軍曹は、やることなすこと全てピント外れで(本人の意思と違って)思わぬ展開になる。悪だくみは成就せず、結果的に地球の子どもたちと妙な友好関係になってしまうのだから。
Jaxa(宇宙航空研究開発機構)は、「Int-Ballだより」*をVol7まで発行している。
(*) http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/171214_int_ball.html
(Youtubeに登録のJaxaに感謝)
Int-ballは、実際は「超小型三軸姿勢制御」**の機構を持っている。<小型かつ軽量の人工衛星の実現>につながる技術だそうだが、素人目には表面的な擬人化されたデザイン(表情)に行ってしまいがちだ。
(**) http://www.kenkai.jaxa.jp/research/innovation/triaxial.html
(本ブログ関連:”Int-ball”)
実際に浮遊している Int-Ballの大きな黒い瞳や動作から、テレビアニメの「ケロロ軍曹」までも思い出してしまう。
本来、侵略を目的にやってきた宇宙人ケロロ軍曹は、やることなすこと全てピント外れで(本人の意思と違って)思わぬ展開になる。悪だくみは成就せず、結果的に地球の子どもたちと妙な友好関係になってしまうのだから。
Jaxa(宇宙航空研究開発機構)は、「Int-Ballだより」*をVol7まで発行している。
(*) http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/171214_int_ball.html
(Youtubeに登録のJaxaに感謝)
Int-ballは、実際は「超小型三軸姿勢制御」**の機構を持っている。<小型かつ軽量の人工衛星の実現>につながる技術だそうだが、素人目には表面的な擬人化されたデザイン(表情)に行ってしまいがちだ。
(**) http://www.kenkai.jaxa.jp/research/innovation/triaxial.html
2020年1月18日土曜日
2020年最初の庚申
「陰陽五行」の5種と「干支(えと)」の12種の組み合わせは60通りとなり、一年の中でそれぞれ6回巡ってくる。今年の「庚」と「申」の組み合わせ「庚申」の日は次の通りで、きょうが最初の日になる。
(本ブログ関連:”庚申”)
1月18日(土)
3月18日(水)
5月17日(日)
7月16日(木)
9月14日(月)
11月13日(金)
今晩、寝ている間に、人の体に棲む「三尸(さんし)の虫」が、「天帝」または「閻魔大王」に、日頃の行ないを報告する「庚申信仰」がある。昔のひとは、三尸の告げ口を防ぐため、一晩中酔い明かす宴を催したという。
人は体の中に虫を飼っているようで、「腹の虫がおさまらない」、「虫が好かない」、「虫がよすぎる」といった拒絶的な心を代弁させるようだ。そんな虫なので、たちが悪そう。
「聊斎志異」(浦松齢作、立間祥介編訳、岩波文庫)の「五五 酒の精 - 酒虫(しゅちゅう)」にも、赤い虫が登場する。長山県(山東省鄒平(すうへい))の劉なにがしが経験した次のような話だ。(抜粋)
-----------------------------------------------
多くの田畑を持った素封家で大酒飲みの劉は、たまたま異人の僧と出会い、何かおかしなところはないかとたずねられる。
いくら飲んでも酔わないと応えたところ、それは「酒虫」のせいと指摘される。
僧は虫を吐き出さすため、劉を俯(うつぶ)せに寝かせて手足を縛りつけ、顔の先三尺ばかりにうまい酒を入れた椀を置いた。喉が渇いて苦しむ劉の口から、ついに長さ三寸ばかりの赤い「酒虫」が飛び出した。
劉は、感謝とともに礼金を出そうとしたが、僧はむしろ「酒虫」を貰い受けるだけだった。
僧は「これは酒の精で、これを水を入れた甕(かめ)に入れてかき回せば、うまい酒になるのです」といった。試してみると、その通りだった。
以来、劉は酒を敵のように憎むようになったが、そのうち次第に痩せ細り、家も日毎に貧しくなって、三度の飯にも事欠くようになった。
-----------------------------------------------
芥川龍之介の短編にこれを題材にした「酒虫」(青空文庫*)がある。物語の終わりに、「酒虫」が主人公の劉にとって一体何だったのか自問する。福だったのか、病だったのか、それとも劉そのものだったのではないかと。
(*) https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/161_15133.html
虫が、否定的な存在としての「病」だけでなく、素封家につながる「福」という考え方を示しているが、さらに近代風に自分自身というとらえ方もしている。
私は、原典の聊斎志異の世界に棲む異形(いぎょう)なものといった感しか思いおよばないのだが。
(本ブログ関連:”庚申”)
1月18日(土)
3月18日(水)
5月17日(日)
7月16日(木)
9月14日(月)
11月13日(金)
今晩、寝ている間に、人の体に棲む「三尸(さんし)の虫」が、「天帝」または「閻魔大王」に、日頃の行ないを報告する「庚申信仰」がある。昔のひとは、三尸の告げ口を防ぐため、一晩中酔い明かす宴を催したという。
人は体の中に虫を飼っているようで、「腹の虫がおさまらない」、「虫が好かない」、「虫がよすぎる」といった拒絶的な心を代弁させるようだ。そんな虫なので、たちが悪そう。
「聊斎志異」(浦松齢作、立間祥介編訳、岩波文庫)の「五五 酒の精 - 酒虫(しゅちゅう)」にも、赤い虫が登場する。長山県(山東省鄒平(すうへい))の劉なにがしが経験した次のような話だ。(抜粋)
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多くの田畑を持った素封家で大酒飲みの劉は、たまたま異人の僧と出会い、何かおかしなところはないかとたずねられる。
いくら飲んでも酔わないと応えたところ、それは「酒虫」のせいと指摘される。
僧は虫を吐き出さすため、劉を俯(うつぶ)せに寝かせて手足を縛りつけ、顔の先三尺ばかりにうまい酒を入れた椀を置いた。喉が渇いて苦しむ劉の口から、ついに長さ三寸ばかりの赤い「酒虫」が飛び出した。
劉は、感謝とともに礼金を出そうとしたが、僧はむしろ「酒虫」を貰い受けるだけだった。
僧は「これは酒の精で、これを水を入れた甕(かめ)に入れてかき回せば、うまい酒になるのです」といった。試してみると、その通りだった。
以来、劉は酒を敵のように憎むようになったが、そのうち次第に痩せ細り、家も日毎に貧しくなって、三度の飯にも事欠くようになった。
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芥川龍之介の短編にこれを題材にした「酒虫」(青空文庫*)がある。物語の終わりに、「酒虫」が主人公の劉にとって一体何だったのか自問する。福だったのか、病だったのか、それとも劉そのものだったのではないかと。
(*) https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/161_15133.html
虫が、否定的な存在としての「病」だけでなく、素封家につながる「福」という考え方を示しているが、さらに近代風に自分自身というとらえ方もしている。
私は、原典の聊斎志異の世界に棲む異形(いぎょう)なものといった感しか思いおよばないのだが。
2020年1月17日金曜日
地質時代「チバニアン」正式決定
おめでとうございます。地質時代名の中期更新世に、日本発の「チバニアン(Chibanian、千葉時代)」が国際標準地として国際地質科学連合で正式に決定された。チバニアンの名称の申請・審査を初めて聞いたのが、2017年11月のこと。以来正式決定するまでに随分と時間がかかった。中期更新世の名称決定にイタリアとの競争があったそうだが、日本の研究者による高い精度の研究により決まったようだ。
(本ブログ関連:”チバニアン”)
国立極地研究所などによる、研究成果報の「地層『千葉セクション』のIUGS(国際地質科学連合)における審査結果について」*(1/17)は、チバニアンの名称決定について次のように伝えている(分かりやすい年代表がある)。(抜粋)
(*)研究成果: https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20200117.html
-----------------------------------------------------
・千葉県市原市の地層「千葉セクション」を、国際境界模式層断面とポイント(GSSP)とする申請が、最終ステップであるIUGS(国際地質科学連合)の審査を通過した。
・結果、千葉セクションはGSSPとなり、約77万4千年前〜約12万9千年前の地質時代の名称が「チバニアン」と名付けられることとなった。
・千葉セクションは、日本の研究チームが2017年6月に地質時代の前期‐中期更新世境界のGSSPに申請し、同年11月に第1ステップの審査、続いて2018年11月に第2ステップの審査、2019年11月に第3ステップの審査を通過していたものである。
これまで、日本にGSSPはありませんでした。本日、千葉セクションが日本初のGSSPとして認定されたことにより、日本の地名に由来した地質時代の名称が誕生しました。これは、地質学だけでなく、日本の科学史においても大きな出来事になります。また、地質学の一般への普及や小・中・高校生などへの教育においても大きな波及効果が期待されます。
------------------------------------------------------
今回の新聞報道などで忘れられているが、当時老いの一徹のような日本人研究者が口をはさんだりした(いつの時代も或る信条の持ち主が現れる)が・・・混乱もなく無事決定されてよかった。
また、日本経済新聞の記事「地球史の地質時代名に『チバニアン』 国際学会が決定」**(1/17)に、追加情報として次のような解説がある。(抜粋)
(**)記事: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54509170X10C20A1I00000/
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・これまで77万4000年前から12万9000年前の地質時代は、暫定的に「中期更新世」と呼んでいた。今後、国際学会である国際地質科学連合が世界に周知し、「千葉時代」を意味する「チバニアン」が教科書や研究論文で使う正式名称になる。
・地球の歴史は、隕石(いんせき)の衝突や寒冷化などの節目ごとに117の時代に分けている。これらを地質時代と呼び、名前がついていないのは10程度を残すだけとされていた。
・チバニアンの時代は、現代人と同じ人類「ホモ・サピエンス」が生まれた時期とも重なる。国内外の多くの研究者が千葉に注目すれば、千葉を舞台とした気候学や地質学などの研究が盛んになる。国内における研究も発展し、次世代の研究者の育成にもつながると期待される。
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2020年1月16日木曜日
藪入り
きのう(1/15)まで伝統的な意味で「松の内」だった。その翌日(1/16)を「奉公していた丁稚や女中など奉公人が実家へと帰ることのできた休日」(Wikipedia)の「藪入り(やぶいり)」と呼んだ。
今の時代、住み込みの「奉公人」という考え方は消えて、「丁稚」や「女中」といった名称も死語である。ただし、物語の世界には登場して知られており、「藪入り」といったタイトルの落語もある(人情噺として寄席で聞く分には浸れるかもしれない)。
以前、テレビのドキュメンタリーで知ったのだが、義務教育を終えたばかりの若者たちを住み込みで採用する老舗の料理屋があった。まさに徒弟制度のなかで料理人としての技を磨いていくのだ。とはいえ子ども気分が抜けぬ気弱いものから一人抜け、二人抜けしていく。結局、何のために働いているかを自覚した者だけが残ることになる。そんな彼らの特徴は、目線がしっかりして言葉が慎重である。決して愛想笑いすることはない(同年代だったころの自分とくらべて、彼らの賢さに感嘆するばかりだ)。
一緒に奉公人となった友が体を病んで田舎に帰ったことを気にしながら働き、ようやく念願の藪入りの前夜に(回想を含めて)散髪する場面を描いた小編、牧野信一(1896年:明治29年~1936年:昭和11年)の「やぶ入の前夜」(青空文庫*)がある。
(*) https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52878_42541.html
時代の断片を描いた優しい目線といってよいかもしれない。あるいは自然主義的な善意の観察といった感も否めない。けれど、そんな物語の世界を多くの庶民がたどったに違いない。自分たちの家系をさかのぼれば、いずれかの時代、いずれかの場所で経験していたかもしれない。そう思うと、読みながら原体験を知ったような温かい感情が湧いてくるものだ。
今の時代、住み込みの「奉公人」という考え方は消えて、「丁稚」や「女中」といった名称も死語である。ただし、物語の世界には登場して知られており、「藪入り」といったタイトルの落語もある(人情噺として寄席で聞く分には浸れるかもしれない)。
以前、テレビのドキュメンタリーで知ったのだが、義務教育を終えたばかりの若者たちを住み込みで採用する老舗の料理屋があった。まさに徒弟制度のなかで料理人としての技を磨いていくのだ。とはいえ子ども気分が抜けぬ気弱いものから一人抜け、二人抜けしていく。結局、何のために働いているかを自覚した者だけが残ることになる。そんな彼らの特徴は、目線がしっかりして言葉が慎重である。決して愛想笑いすることはない(同年代だったころの自分とくらべて、彼らの賢さに感嘆するばかりだ)。
一緒に奉公人となった友が体を病んで田舎に帰ったことを気にしながら働き、ようやく念願の藪入りの前夜に(回想を含めて)散髪する場面を描いた小編、牧野信一(1896年:明治29年~1936年:昭和11年)の「やぶ入の前夜」(青空文庫*)がある。
(*) https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52878_42541.html
時代の断片を描いた優しい目線といってよいかもしれない。あるいは自然主義的な善意の観察といった感も否めない。けれど、そんな物語の世界を多くの庶民がたどったに違いない。自分たちの家系をさかのぼれば、いずれかの時代、いずれかの場所で経験していたかもしれない。そう思うと、読みながら原体験を知ったような温かい感情が湧いてくるものだ。
2020年1月15日水曜日
小正月 2020
きょうは、本来なら「成人の日」だった。ハッピーマンデー制度によって、今年は1/13の月曜日に前倒しになった。連休作りに使われて、けじめが薄くなった気がしてならない。
先日(1/7)のブログに「春の七草」を記したとき、合わせて「松の内」についても触れた。伝統的に、おもに関西方面では,いまもきょう(1/15)までだそうだ。東京はせわしくて、1月中旬までは長すぎるよう。ぴんとこない現状だ。
さらに忘れかけているのが「小正月」。成人の日と松の内と重なるわけだが、都内で結びつく行事が行なわれているかどうかよく知らない。すっかり日常が優先する時代だ。
(本ブログ関連:”小正月”)
平常稼働になってしまって、小正月といった余韻すらないのが正直なところ。
先日(1/7)のブログに「春の七草」を記したとき、合わせて「松の内」についても触れた。伝統的に、おもに関西方面では,いまもきょう(1/15)までだそうだ。東京はせわしくて、1月中旬までは長すぎるよう。ぴんとこない現状だ。
さらに忘れかけているのが「小正月」。成人の日と松の内と重なるわけだが、都内で結びつく行事が行なわれているかどうかよく知らない。すっかり日常が優先する時代だ。
(本ブログ関連:”小正月”)
平常稼働になってしまって、小正月といった余韻すらないのが正直なところ。
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