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検索キーワード「重陽の節句」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
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2018年9月9日日曜日

重陽 2018

今日は「重陽」の節句。「節句」とは季節の節目となる次の五つを指し、最初の「人日」を除いて、奇数月の日が同じく重なるときをいうようだ。どちらかといえば、節句の名称より、祭事の名称に親しみがある。
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「人日(じんじつ)」(1/7):「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9):「菊の節句」・・・ 菊の花
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「重陽」の名にいたっては、このブログでも記載が乏しく、いつのまにか気づかぬうちに過ぎてしまっている。むしろ、旧暦の9月9日(今年の新暦10月17日)の方が、菊の花もあって、「菊の節句」に相応しいかもしれない。

(本ブログ関連:”重陽の節句”)

ところで、菊につながるイ・ソンヒの歌に、9集に収録の「一輪菊(한송이 국화)」(作詞チェ・ユジョン、作曲ヤン・ムンソン、1994年)があるが、とても力強い歌だ。漢詩に出てくる、酒盃に菊の花を浮かべて飲む風情はない、やたら元気がいいのだ。

一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも  素朴な香りに染まるように
小さな花瓶の中で一輪の菊  この世の憂いを洗ってくれる
黄色い花びら差し出した顔  ささやくように愛を語るよ
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも  素朴な香りに染まるように
あ~

(本ブログ関連:”一輪菊”)


(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

2019年9月9日月曜日

重陽の節句

今日は、五つの節句の最後にあたる「重陽の節句」。「菊」にちなんだ節句で、その花弁を浮かべた「菊酒」を飲むという。昨日(9/8)のブログに「白露」について、仙人が「風を吸い露を飲む」との言葉を引いたが、「菊酒」も仙人が飲むという。

(本ブログ関連:”重陽の節句”)

五節句
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人日(じんじつ)   (1月7日)
上巳(じょうし)   (3月3日)
端午(たんご)      (5月5日)
七夕(しちせき)   (7月7日)
重陽(ちょうよう)(9月9日)
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菊花は、この日に縁ある花であるが、実際は秋に咲かせるもの。東京の菊花展は、10月から11月頃にかけて開かれることから、旧暦にずらして見ればよいだろう。すなわち、今日は旧暦の8月11日であり、旧暦の9月9日は、新暦の10月7日となり一ヵ月後のことになる。

ところで、台風一過の公園を覗けば、余りの惨状に驚かされた。古木は風圧に耐え切れず根元から折れていた。木立に覆われた散歩道をくぐれば、吹き飛ばされた葉や小枝が一面に落ちて、両側の草地と区別がつかないほど。先へ進むのに一瞬躊躇した。

湿気った公園を巡れば汗をかく。つい売店に寄って、冷たいものを口にふくませる。東京都心の最高気温は 36.2℃(13:34)だったという。どうりで暑いわけだ。(今年最高の「猛暑日」)

2011年10月5日水曜日

重陽の節句

重陽の節句の今日(旧暦の9月9日)、朝から雨は止まず、寒々とした一日だった。
昼過ぎ、地元の運動センターの健康体操コースに通った、その後、重陽の節句に韓国で食された伝統の「菊花煎(국화전)」を探しに新大久保に行く予定だったが、この冷雨のため断念した。

ところで、昨日、黄色の菊の花とモチ米で作る「菊花煎」にぴったり?な菊が、小金井公園に咲いているのを見つけた。ヤナギバヒマワリという名の菊の花だ。
ヤナギのように細い葉と、ひまわりに似た多数の花弁というが、菊の花に違いはない。明るい陽ざしのもと、黄色の花がまぶしく輝いている。

雨が降らなければ、そして冷えなければ、「菊花煎」がどんな味をするのか新大久保で試してみたかったけれど・・・。ちなみに、以前読んだ新聞記事によれば、韓国の幼稚園の子どもたちが手作りの「菊花煎」について、苦かったという感想があったことを思い出す。これも大人のための、風流の味なのかもしれない。
(本ブログ関連:"菊花煎")

2026年7月7日火曜日

小暑 2026、七夕

きょうは二十四節季の「小暑」で、暑さが本格的になり始めるころ。次の「大暑」(7/23)までの間には「梅雨明け」*になるだろう。
(*)梅雨明け: 平年7月19日ころに梅雨が明ける。

(本ブログ関連:”小暑”、”梅雨明け”)

七夕
合わせて、きょうは「七夕の節句」である。「織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が、一年に一度のこの日、天の川に架かる橋**を渡って(橋上で)再会する」という伝説がある。
(**)天の川に架かる橋は、背が黒く腹が白いカラス科の「カササギ」たちが翼を繋いで、天の川に大きな橋を作ってくれたものという。

(本ブログ関連:”七夕”、”節句”)

■ Gemini
五節句の一覧表
日付正式名称 (節句名)別名・呼び名行事食・代表的な植物意味・願うこと
1月7日人日
(じんじつ)
七草の節句七草粥(ななくさがゆ)無病息災、邪気払い
3月3日上巳
(じょうし)
桃の節句・ひな祭り桃花酒、菱餅、ひなあられ、白酒女の子の健やかな成長と厄除け
5月5日端午
(たんご)
菖蒲(しょうぶ)の節句菖蒲湯、ちまき、柏餅男の子の成長、身を清め厄を払う
7月7日七夕
(しちせき)
たなばた・笹の節句そうめん、サトイモの葉の露芸事の上達、願い事の成就(笹飾り)
9月9日重陽
(ちょうよう)
菊の節句菊酒、栗ご飯、茄子不老長寿、繁栄(五節句の締めくくり)


カササギ
織姫と彦星のために架け橋となる、「カササギ」(「カシャ・カシャ・カシャ・カシャ」と鳴く)は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する。日本の伝説には、同じくカラスの仲間が出てくる・・・日本サッカー協会のシンボルマークも。三本足の「ヤタガラス(八咫烏)」だし。

■ 青空文庫
「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治)
 「銀河鉄道の夜」の中で、女の子のかおるがカラスと呼んだものは、カササギだった。
    ー https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/456_15050.html
    ー「まったく河原(かわら)の青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光(びこう)を受けているのでした。」
    ー この場面は、旧暦の七夕(新暦の8/19)のころのようだ。ちなみに、「七夕祭り」を旧暦に行なう地域もある。

2014年9月16日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 秋

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(9/10*)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第71回として、「秋(가을)」にまつわる話を紹介した。
(*)先々週(9/3)の「国楽の世界へ」は、特別企画「メディカル韓流」のためお休み。

始めに、秋が来たことで、旧暦を元にした節句の伝統行事を次のように紹介された。
・収穫、読書など色々な修飾語が付く秋は、肌寒くなり、若干寂しさを感じる季節でもある。家族のありがたさを感じ、節句に村中を訪ねて家族や友人、お互いの幸せを祈る風習があった。
・陰暦に、月に一度節句があった。1月: 「正月(설날)」があり、また満月になる15日は一年の中で最も月が大きく見える「テボルム(대보름)」の日だ。/2月: 先祖の墓参りで、冷や飯を食べる「寒食(한식)」の日になることが多い。/3月3日: 日本の「桃の節句」に当たる「サムジンナル(삼짇날)」、またはツバメが戻る日ともいう。/4月: 釈迦の誕生を祝う「初八日(초파일)」。/5月: 「端午(단오)の節句」。/6月: 東方に流れる川水で髪を洗う「流頭(유두)」の日。/7月: お中元に当たる「百中(백중)」。/8月: お盆に当たる「秋夕(추석)」。/9月: 菊酒を飲む「重陽(중양)」。/10月: 新穀を神に供える「上月(상달)」。/11月: 昼が最も短い「冬至(동지)」があり、この日小豆粥を食べる。秋が来た、収穫の時期を知らせる。

▼ 「祝願德談(축원덕담)」の歌を聴く。村中を訪ねて幸せを祈る・・・活を入れられるようなマーチングだ。

次に、「農楽(のうがく、농악)」)などの風習を通じて、心のつながりを次のように説明された。
・節句に、笛や太鼓などに合わせて踊る「農楽」の音が広がる。村中を訪ねて幸せを祈る風習だ。現代も必要だろうし、不幸の多い年にはなお更だ。久々の故郷も親しく一時を終えれば別れが来る。音楽と共にあれば、思い出は長く残るだろう。
・パンソリ「沈清歌」は、王妃になった沈清が秋空の月を眺めながら、故郷の父を思う場面がある。

▼ パンソリ「沈清歌」から「秋月満庭(추월만정)」の歌を聴く。こころ振り絞るようにして切なく親を思う場面だろう。

最後に、秋の空を飛ぶ雁に思う歌を次のように紹介された。
・雁は、懐かしい人の消息をもたらす使いとされてきた。沈清も父親に手紙を書いて、それを雁に伝えて欲しいと願う。今年のお盆、秋夕に色んな事情で両親と時間を過ごせなかった方もいらっしゃるでしょう。父を恋しく思い涙を流して手紙を書いた沈清の気持ちも、同じように寂しかったことだろう。
・高麗時代の学者ソンビ、權思復(권사복)には、空を自由に飛び交えるのに危険な田に降りた雁についての名詞「放雁」がある。田に落ちた雁を助ける時に作った詩のようだ。
雲漢猶堪任意飛
稻田胡自蹈危機 ・・・

▼ 竹笛タンソ(短簫、단소)の演奏「野原で(들판에서)」を聴く。風音、草葉の揺れに、野原も次第に息づいてくる。

金寶愛(キム・ボエ)さんの言葉、「今年の秋にも穀物は実を成しています。秋の収穫があるから、わたしたちは今日も感謝の中で生活できるのだと思います。今年の秋も実りの多い豊作になることを祈ります」

2025年1月7日火曜日

七草粥

春の七草、七草粥
1月7日(人日の節句*)のきょう、「春の七草」を粥に入れて食べる風習がある。例年、伝統を思いながらもずるずると「七草粥」を食せず、いつのまにか終わっている。
昨夜来の雨のため、スーパーの野菜売り場に出向いて、春の七草のパックがあるか確かめるのも億劫な気がする。(天気予報では午前中に晴れるというので、行かぬでもないけれど)

(*) 節句(五節句)
漢名                       日付け         和名               風習
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人日(じんじつ)    (1/7)    七草の節句          七草粥
上巳(じょうし)    (3/3)    桃の節句・雛祭    雛飾り
端午(たんご)         (5/5)    菖蒲の節句         こいのぼり
七夕(たなばた)    (7/7)    七夕(たなばた) 笹飾り
重陽(ちょうよう) (9/9)    菊の節句」          菊の花
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(本ブログ関連:”春の七草”)


■ ウェザーニュース
「1月7日に七草粥を食べるのはなぜ? 歴史と由来、効能は」(2025/01/07)より抜粋
ー 歳時記×食文化研究所代表の 北野智子さんの話をもとに掲載
https://weathernews.jp/s/topics/202501/060085/
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七草粥の始まりは平安時代?
・中国の『荊楚(けいそ)歳時記』に、『正月七日を人日と為す。七種の菜をもって羹(あつもの=汁もの)をつくる』とあり、七種類の菜の吸い物を食して無病を祈る風習があったそうです。
・(日本の)七草粥の始まりとしては、平安前期に宇多天皇が、初めて七種の若菜を入れた粥を神に供えて、無病息災を祈念したのが始まりとされているようです。
・江戸時代には、正月七日に将軍が七草粥を食べる祝儀が定着し、庶民にも浸透していったといいます」(北野さん)

七草粥の効能
・「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(だいこん)」の春の七草を入れて作る七草粥は、・・・お正月のご馳走疲れや食べ過ぎの胃に優しいもの・・・、これは後世のこじつけで・・・。
・もともと七草は新しい年を迎えるにあたって、自然の芽吹きをいただき、活力を得ようという信仰に始まったとされています。・・・ 七草それぞれに効能があるとされてきたからです。
・ちょうど旧暦の七十二候で、1月5日から9日頃(初候)は、『芹乃栄(せり すなわち さかう)』の時節。冷たい沢の水辺で、芹が群れ生えてくる頃を迎えます。みずみずしい芹の姿や香りに生気が感じられ、その生命力をいただきたいと思ったのでしょう」(北野さん)
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cf. 秋の七草
七草に「秋の七草」もあるけれど、その草々を並べた言い回しに面白みがちょっと足りない気がする。春の七草から新春の精気を養うのに対して、秋の七草はもっぱら鑑賞に供される。不満は、その辺の距離感(食べられないということ)から来るのかもしれない。
ー おみなえし、すすき(おばな)、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ

ちなみに「秋の七草」は、山上憶良が詠んだ歌が由来とされているようだ。(Wikipedia)
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」(万葉集・巻八 1537)

2026年1月7日水曜日

春の七草

きょうは、「節句」(五節句)の最初の日(人日 じんじつ:人の日)。奇数が縁起が良く、日にちが重なるという「陰陽五行説」にもとづいている。
・1月は、1日が元旦のため、<1日から8日までに当てた動物> のなかで七番目の「人」を選び、最初の節句にしている。
・五行説に則して、奇数月の9月までしかなく、11月は対象外になっている。

(本ブログ関連:”節句”)

■ 節句(五節句)
漢名                       日付け     和名                   風習
----------------------------------------------------------------
人日(じんじつ)    (1/7)    七草の節句          七草粥
上巳(じょうし)    (3/3)    桃の節句・雛祭     雛飾り
端午(たんご)         (5/5)    菖蒲の節句          こいのぼり
七夕(たなばた)    (7/7)    七夕(たなばた)  笹飾り
重陽(ちょうよう) (9/9)    菊の節句              菊の花
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■ 春の七草
「七草」に春と秋があって、「春の七草」は食べられる野草や野菜が選ばれる。一方「秋の七草」は鑑賞が主となる。きょうの「人日」は、「七草の節句」にあたり、「七草粥」を食べる風習がある・・・と毎年記しながら、いまだに口にしたことがない。

・せり (芹)
・なずな (薺)
・ごぎょう (御形)
・はこべら (繁縷)
・ほとけのざ (仏の座)
・すずな (菘)
・すずしろ (蘿蔔)

上記「春の七草」の中で、「せり 芹 」は、かろうじて何処かで食べたかもしれない。「すずな 菘」はカブであり、「すずしろ 蘿蔔」はダイコンなので、こちらはいろいろな形で味わっているはず。

今朝のラジオで、コメンテーターが食べてない言い訳をしていた・・・「野菜を切るのが面倒」と。実際、スーパーの野菜売り場に置かれた七草セットを見ると、そんな思いが分からなくもないし、馳走としての仕上がりも想像に難い処がある。

(追記)
昼下がり(午後3時半ころ)のスーパーで、しっかりしたパッケージに入った七草セットが売られていた。買おうか・買うまいか ・・・ 結局、買わずに終わった。なんとなく、食事の場面が分かったような気がしたので。

2016年4月13日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 春

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/6)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、「春」に関連した3曲を紹介した。

始めに、韓国の「節句」の中の3/3の上巳(삼짇날)について次のように紹介された。
・日本では、奇数月数と重なる日の<正月、上巳、端午、七夕、重陽>を五節句という。韓国も同様に特別にした。1/1日は正月(설날)、3/3は上巳、5/5は端午、7/7は七夕、9/9は重陽だ。上巳と重陽は、記憶に少ないけれど、春と秋の最中、自然を楽しむに適切だ。燕は、上巳に戻り、重陽に去るという。今週土曜日(4/9)は、旧暦3/3の上巳だ。韓国の南の地では、花が満開しているようで、想像するだけで心が浮きたつようだ。

▼ <春を迎えて山川へ遊びに行こう>という「遊山歌(유산가)」を聴く。暖かな陽射しに誘われて野に遊ぶ、今様に。

次に、春の景色を歌う「遊山歌」、燕を歌う「興甫歌(흥보가)」について次のように紹介された。
・春を歌う歌に、京畿地域の十二雑歌中一番とされる「遊山歌」がある。花は満開、新芽の美しい春景色を歌う。他に、カヤグム演奏と共に歌う、燕の歌、パンソリ「興甫歌」がある。燕が瓢箪を持って、善人の興甫の家に到着する旅路を表現する。韓国では春に、燕が江南から戻るという。江南は、一般にソウルを横切る川(漢江)の南側を指すが、燕が戻って来る江南は、中国の揚子江南部の江蘇省、安徽省などの平野地帯を指す。また、興甫は、韓国の南側、全羅北道南原地域に住んだといわれる。燕は、数々の名勝をよぎるため、昔の人々に一度は行ってみたい場所だった

▼ パンソリ「興甫歌」から、カヤグム演奏と歌による「燕路程記(제비노정기)」を聴く。京劇風の軽快さ、コラボの如く。

最後に、3/3の上巳に、気が合うもの同士で出かけて楽しんだということについて次のように紹介された。
・3/3の上巳に、食べ物や酒を準備して山や川へ遊びに出た。花を楽しみ、花を素材に料理を作った。女性は、機織りや縫い物をし、若者は学問をする。年寄りも、大人びたふるまいをしなければならないストレスがあったはず。上巳になると、若者は若者同士で、女性も年寄りもそれぞれ遊びに出かけた。気が合うもの同士で出かけて楽しんだことだろう。

▼ パンソリ「興甫歌」から、「燕を捕えに行く場面(제비 후리러가는 대목)」の語りを聴く。正統にのびやかな声が響く。

・燕が興甫の家を訪ねたものの、意地悪なノルボ(놀보)の家に行かなかったので、ノルボは燕を捕まえに出た。燕も、いるべき場所は分かったのだろう。ノルボの思うままにいかなかったという。

2024年3月3日日曜日

雛祭り 2024

きょう3月3日は、陰陽五行説由来の「節句(五節句)」*のひとつ、「上巳(じょうし)」にあたる「桃の節句・雛祭」の日だ。ちなみに、節句は1月を除き、他は同じ奇数の月日が重なるときで、四季の節し目(冬~春~夏~秋の順)になる。

(本ブログ関連:”雛飾り”)

(*) 節句(五節句)
漢名                       日付け     和名                   風習
----------------------------------------------------------------
人日(じんじつ)    (1/7)    七草の節句          七草粥
上巳(じょうし)    (3/3)    桃の節句・雛祭    雛飾り
端午(たんご)         (5/5)    菖蒲の節句          こいのぼり
七夕(たなばた)    (7/7)    七夕(たなばた)  笹飾り
重陽(ちょうよう) (9/9)    菊の節句」           菊の花
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暖かく穏やかな春の陽射しのもと、雛祭りの風習を感じてみようかと街(といっても近所)に出た。けれど、古くに感じた華やかな気配はない。もしかして、女性を強調する行事にかかわることを、商業広告の媒体が様子見しているのだろうか、などと勘ぐってしまう。

個人の家でも雛人形を飾って、来訪者に見せる習慣が遠に失せたようだ。

雛祭りの「雛」は、小さくて可愛らしいものを指す。動物では、鳥の幼鳥が巣立ちするまでのころ。生まれたばかりの鳥の赤ん坊は、いささか姿が奇妙。それが、親鳥の世話を受け、産毛立ち羽が整い始めて飛びたつ体勢が備わってくれば一人前。やがて翼を広げ、新しい世界へと舞い上がる。それまでの、愛らしいひとときが「雛」の時代。


松任谷由実 「春よ、来い」
- https://www.youtube.com/watch?v=qX7pFYH9O04  (Youtubeの登録に感謝)

2025年7月7日月曜日

七夕 2025

きょうの7月7日に、旧暦で定めた「五節句」*のひとつ、「七夕」祭りがあてはめられている。本来の今年の旧暦7月7日は、新暦の8月29日にあたるのだが。

(本ブログ関連:”七夕”)

(*)五節句
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「人日(じんじつ)」(1/7):    「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):    「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):       「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):    「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9): 「菊の節句」・・・ 菊の花
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街で、願いを記した短冊を笹竹に吊るした装飾を見ない。けれど、幼稚園や保育所ではきっと飾られていることだろう。テレビニュースでそんな光景を見た気がする。

公園で
最高気温が 35.3℃(15:17)になる前の昼過ぎに、公園へ出かけた。(きのうに続き、きょうも「猛暑日」**になった)
(**)猛暑日は当地で当たり前だが、<都心>では今年初めてとのこと。(35.6℃、11:20)
● 公園の <サービスセンター> に、七夕の笹飾りがあった。2本立てられていて、子どもから大人までのいろいろな思いを込めた短冊が紙糸で結ばれていた。幼児の(文字にならない)意味不明な落書きのような短冊は、殊のほか愛おしい。


●  公園木立ち下の道を、若い女性(トレーナー)が成長しつつある?「ニホンザル」をオモチャの <竹馬> に乗せて、「それ、もっと」と励ましながら歩む訓練をしているのとすれ違った。おサルの頑張りに驚いて、「立派ですね」と声をかけたが、邪魔したのではと気になった。トレーナーの方は「ありがとうございます」と丁寧な返事をされたが・・・。
●  小川の堰の水溜りに、おとつい見た「カルガモ」の番(つが)いだろうか、2羽が仲良く浮かんでいた。

童謡「たなばたさま」
天の川に浮かんで輝くを星々を歌う、「たなばたさま」(作詞 権藤花代(林柳波補詞)、作曲 下総皖一、1941年)の歌を聴きたくなる。すると、星空を見上げる子どもたちの笑顔が浮かんでくる。
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笹の葉 さらさら
軒端(のきば)に 揺れる
お星様 きらきら
金銀 砂子(すなご)

五色(ごしき)の  短冊
わたしが  書いた
お星さま  きらきら
空からみてる
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2019年7月7日日曜日

小暑、七夕 2019

今日は、二十四節気の「小暑」であり、五節句*のひとつ「七夕」でもある。小暑は、多少前後することがあっても大方7月7日であるため、もうひとつの(新暦)七夕とうまく重なる。夏の子どもたちにとっては、願いを記す七夕飾りは忘れられないものになるだろう。

(本ブログ関連:”小暑”、”七夕”)

(*)五節句
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「人日(じんじつ)」(1/7):「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9):「菊の節句」・・・ 菊の花
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今月初(7/3)に野外観察園へ出かけたおり、公園事務所に寄ったところ、入り口に七夕の笹飾りがあった。子どもたちの願いを込めた短冊が吊られていて、幼い文字で書かれたものもあれば、親が代筆したものさまざまある。身近な願いから将来の夢まで、あるいは地元のサッカーチームの優勝祈願まであって微笑ましくながめた。子どもが夢を持てるというのは、本当に素晴らしい大切なことと思った。


(Youtubeに登録のYuki Houseに感謝)

とっくに子どもでなくなってしまった学生時代のちょうど七夕のころ、外科で入院したことがある。病棟の行事の一環として病室のみなに短冊が配られた。願い事を記してくださいといわれてベッドの上で書いたのが、「いてていててと 叫んでみても 誰も知るまいこの痛み」だった。そして2週間ほど過ぎて、人類が初めて月に着陸したのだ。(アポロ11号:1969年7月20日(日本時間21日))

今日は一日中雨が降ったり止んだりで、夜になっても雨雲に覆われている。この雲、ちっとも動こうとしない。

2011年9月28日水曜日

一輪菊

今日は旧暦9月2日、すっかり秋の気配だ。旧暦9月9日の重陽の節句(新暦10/5)は、Wikipediaによれば「菊の節句」ともいわれ、菊に縁があるようだ。菊の花びらを酒に浮かべたもの、あるいは菊の花を酒に漬けたもの(菊酒)を飲むという風習があるそうだが、そのような優雅で高尚な経験したことも聞いたこともない。今年は真似事でもしてみようか。

イ・ソンヒの9集アルバム(1994年3月31日)のタイトル曲「一輪菊(한송이 국화)」(歌詞)は、この時期に合って、一輪菊の素朴な姿にひとを想う可愛らしい歌だが、実はロックスタイルの元気な曲だ。国楽の8集アルバムの次にチャレンジしたのがこの9集アルバムだったわけだ。彼女は、高校時代にハードロックにこっていた。

黄色の菊の花とモチ米で作る「菊花煎(국화전)」も、時期ともになれば、新大久保で見ることができるかもしれない。この風流も味わってみたい。

(本ブログ関連:"一輪菊"、"菊花煎")

2020年1月7日火曜日

春の七草

陰陽五行の説に一年を次の五つに分ける「節句」がある。1月だけは7日があたるが、他月は月・日の数が同じになる。全ての奇数月があてはまるかといえば、11月は除外される。元来の節句が五つではなく六つになってしまうからだろうか・・・よく分からない。
・人日(じんじつ) 1月7日  七草粥
・上巳(じょうし) 3月3日  雛祭り
・端午(たんご) 5月5日  子どもの日
・七夕(しちせき) 7月7日  七夕(たなばた)
・重陽(ちょうよう)9月9日  菊の節句

きょう(1/7)の「人日」の日に健康を願って、次の七種の植物(「春の七草」)が入った「七草粥」を食べる風習がある。これらをセットにしたパッケージがスーパーなどで売られているけれど、今年も食することはなかった。
・せり(芹)
・なずな(薺)
・ごぎょう(御形)
・はこべら(繁縷)
・ほとけのざ(仏の座)
・すずな(菘): かぶ(蕪)
・すずしろ(蘿蔔): 大根

(本ブログ関連:”春の七草”)

上記の七草は、一般に覚えられている順に並んでいる。それと順序が異なるが、姿を紹介しているYoutube映像がある。


(Youtubeに登録の0727yuchanに感謝)

きょうは、一般に正月飾りする「松の内」の最終日で、「門松」などを早朝までに片付ける。新年の締めといってよい。門前に門松を飾ったことはないけれど。ちなみに、門松の飾りにある<竹>の先端の切り方について、テレビで聞いた解説(Wikipediaとは別説)によれば、斜めに切る(客商売で福を受ける)場合と、先端を水平に切る(企業などが福を貯める)場合とがあるそうだ。