今日は「重陽」の節句。「節句」とは季節の節目となる次の五つを指し、最初の「人日」を除いて、奇数月の日が同じく重なるときをいうようだ。どちらかといえば、節句の名称より、祭事の名称に親しみがある。
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「人日(じんじつ)」(1/7):「七草の節句」・・・ 七草粥
「上巳(じょうし)」(3/3):「桃の節句・雛祭」・・・ 雛飾り
「端午(たんご)」(5/5):「菖蒲の節句」・・・ こいのぼり
「七夕(たなばた)」(7/7):「七夕(たなばた)」・・・ 笹飾り
「重陽(ちょうよう)」(9/9):「菊の節句」・・・ 菊の花
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「重陽」の名にいたっては、このブログでも記載が乏しく、いつのまにか気づかぬうちに過ぎてしまっている。むしろ、旧暦の9月9日(今年の新暦10月17日)の方が、菊の花もあって、「菊の節句」に相応しいかもしれない。
(本ブログ関連:”重陽の節句”)
ところで、菊につながるイ・ソンヒの歌に、9集に収録の「一輪菊(한송이 국화)」(作詞チェ・ユジョン、作曲ヤン・ムンソン、1994年)があるが、とても力強い歌だ。漢詩に出てくる、酒盃に菊の花を浮かべて飲む風情はない、やたら元気がいいのだ。
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも 素朴な香りに染まるように
小さな花瓶の中で一輪の菊 この世の憂いを洗ってくれる
黄色い花びら差し出した顔 ささやくように愛を語るよ
一輪の野菊見やれば、貴方の姿を見るよう
華やかな姿なくとも 素朴な香りに染まるように
あ~
(本ブログ関連:”一輪菊”)
(Youtubeに登録の526apolloに感謝)