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2017年8月22日火曜日

エルヴィス・プレスリーの再生曲ランク

アメリカンポップスから乗り換えることをしなかった最後の世代という自負が私にはある。ゆえに、そのシンボルは「エルヴィス・プレスリー」(1935年1月8日~1977年8月16日)に他ならない。今年で没後40年、日本でさほど話題にならなかったのがさびしい。

 (本ブログ関連:”エルヴィス・プレスリー”) 

(ビートルズ時代への)転換期のあのころ、本当はこうだったとか、秘かにこう思っていたと後飾りするような真似はしたくない。新しい波の乗りそこなっただけじゃないかといわれれば、そうかもしれない。だが、私には矜持がある。(?)

どうであれ、エルヴィス・プレスリーの数々のヒット曲は忘れられない。ロックを売り物にした歌手やバンドがそうだったように、結局はバラード曲が残る。プレスリーについて、その後の再生回数はどうだったか、ZAKZAKの記事「楽曲再生回数10億回! エルヴィス没後40年、一番再生されている曲は…」は、次のように報じている。(抜粋)

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スポティファイ」で、最も再生された曲は、61年の「好きにならずにいられない(Can't Help Falling in Love)」(再生回数9,000万回以上)だった。次いで、69年の「サスピシャス・マインド」(同6,900万回以上)、57年の「監獄ロック(同6,800万回以上)となった。
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そこで、イ・ソンヒが歌い始め、その後を追うように愛弟子のイ・スンギが登場してともに熱唱する、プレスリーの圧倒的再生回数を誇るバラード曲「Can't Help Falling in Love」を聴いてみよう。(イ・ソンヒの「22周年記念コンサート」:2006年、世宗文化会館)

(本ブログ関連:”Can't Help Falling in Love”)


(Youtubeに登録の526apolloに感謝)

2026年4月21日火曜日

ラジオや蓄音機で聴かれた最初の「Are You Lonesome Tonight?」

バラードの名曲「Are You Lonesome Tonight?(今夜はひとりかい?)」といえば、エルヴィス・プレスリーの歌が印象に残る・・・60年代の彼を知っているだけに。エルヴィスの甘い声のトーンを耳にして、こんな風に囁くことができたらどんなに恰好良いだろうと、羨ましく空想したものだ。

(本ブログ関連:”エルヴィス・プレスリー”)

■ Youtube(登録: ewjvideo)
「(歌詞対訳付き)Are You Lonesome Tonight? - Elvis Presley(1960)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=rtjbJXqWHk8

この曲の誕生は古く、1926年にロイ・ターク(作詞)とルー・ハンドマン(作曲)によって書かれたという・・・随分と昔の曲だったなんて知らなかった。私には、プレスリーのものとして今でも深くとどまっている。

リリースは、1927年にチャールズ・ハートが最初に録音したものだそうだ。その盤をYoutubeで探した。

■ Youtube(登録: ElvisKlan)
「Charles Hart - Are You Lonesome Tonight - 1927 (Original)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=wo-CcjPpE4Y



歌手のチャールズ・ハートについて、ネットで調べたが詳しいことが分からない。そこでGoogleの生成AI Gemini に問うてみた。

■ Gemini
Q.「Are You Lonesome Tonight?」を歌った Charles Hart について教えてください。
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A.「Are You Lonesome Tonight?(今夜はひとりかい?)」といえばエルヴィス・プレスリーの歌唱があまりにも有名ですが、その歴史を遡ると、1927年テナー歌手の <チャールズ・ハート(Charles Hart)> が吹き込んだバージョンが、この曲の最も初期の録音の一つとして知られています。

チャールズ・ハートとこの楽曲について、いくつかのポイントに分けてご紹介します。

1. 「Are You Lonesome Tonight?」の誕生
この曲は1926年にロイ・ターク(作詞)ルー・ハンドマン(作曲)によって書かれました。チャールズ・ハートは翌年の1927年、ハーモニー・レコード(Harmony Records)にてこの曲を録音しています。

エルヴィスのバージョンにある有名な「語り(台詞)*のパートは、1927年当時のハートの録音には含まれていません。あの演出は、後に別のアーティスト(アル・ジョルソンなど)が取り入れたスタイルが定着したものです。

2. チャールズ・ハートという歌手
チャールズ・ハート(1884年 - 1965年)は、20世紀初頭の「アコースティック録音時代」から「電気録音時代」への過渡期に活躍したアメリカのテナー歌手です。
● 幅広い録音:  オペレッタ、バラード、賛美歌、そして当時のポピュラーソングなど、非常に多岐にわたるジャンルを録音しました。
● アンサンブルでの活躍:  ソロだけでなく、<ステラー・クァルテット(The Stellar Quartet)やシャノン・フォア(The Shannon Four)> といった当時の人気コーラス・グループの一員としても数多くの音源を残しています。
● 歌唱スタイル:  当時のテナー歌手らしい、非常に明瞭な発音と、クラシックの基礎を感じさせる端正な歌い方が特徴です。

3. 歴史的な位置づけ
ハートの録音した1927年当時は、ラジオ蓄音機が一般家庭に普及し始めた時期でした。彼の「Are You Lonesome Tonight?」は、この曲がスタンダード・ナンバーとして歩み出す最初の一歩といえる貴重な記録です。
現代の耳で聴くと、エルヴィスの甘く切ないロッカ・バラード**とは異なり、どこか懐かしく、ノスタルジックな「古き良きアメリカ」の調べを感じることができます。

ちなみに、1920年代の録音としては、ヴォーン・デ・リース(Vaughn De Leath)という女性歌手によるバージョンも有名です。当時の流行歌が、数十年を経てエルヴィスによって世界的大ヒットになったという経緯は、音楽史上でも非常に興味深いエピソードですね。
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(*)上掲Youtubeを登録のElvisKlanによれば、台詞は「シェイクスピアの『お気に召すまま』第2幕第7場のジャックのセリフをに大まかに引用して、『この世はすべて舞台であり、男も女も役者に過ぎない。彼らには退場と登場があり、一人の人間は生涯で多くの役を演じるのだ』」とのこと。

(**)ロッカ・バラード(Rock-a-ballad): (いわゆる4/4のバラードと異なり)主に3連符を基調としたスローテンポのロック・バラード

2018年8月26日日曜日

ビリー・ヴォーン楽団「浪路はるかに」

懐メロという言葉がある。わたしにすれば、洋楽ポップスも懐メロにあたる。それも、日本でアメリカンポップス全盛の頃に馴染んだ「エルヴィス・プレスリー」までだ。日本人歌手がアメリカンポップスを日本語に直して歌っていた時代の少し後まで。

(本ブログ関連:”エルヴィス・プレスリー”)

わたしにとって、ビートルズは懐メロの範疇からずれる。プレスリーに親しんだものには、ビートルズは異様な響きでしかなかった。だから、最近のラップを聞いて、こんなことを思う。プレスリーに懐かしさを感じ肯定するなら、今の若者たちが老いてラップに懐かしさを覚えるのだろうかと。また戦前・戦後の演歌に馴染んだ歳上の方からすれば、プレスリーへの懐旧も変なのかもしれない・・・だろうと。

歳とともに安心する味覚に子どものころの記憶があるように、音楽もラジオにすがり付いて聞いた旋律がある。夏になると、ビリー・ヴォーン楽団の「浪路はるかに(Sail Along Silvery Moon)」(1957年)が聞こえて来る。そこへ戻るのだ。子どものころ、西日の射す応接間の隅にあったレコードプレイヤーにレコード盤をそっと置いて耳を傾けた。何度も聞いた。そのころは外国の音色でしかなかったが。

(本ブログ関連:”ビリー・ヴォーン”)

次のYouyubeの画像は、「7インチ33回転4曲入りレコード」だそうだ。そういえば、むかし聞いたビリー・ヴォーン楽団のレコードは、いわゆる、LP(30cm)版と比べて小型だったこと、そしてEP版ではなかった記憶がある。


(Youtubeに登録のTaka Makiに感謝)

2016年7月23日土曜日

エルヴィス・プレスリー「好きにならずにいられない」

イ・ソンヒは、2006年、「22周年コンサート」(世宗文化会館)のステージで、愛弟子イ・スンギと「好きにならずにいられない」をデュエットした。イ・ソンヒらしい清澄な声質は、バラードの美しさを引き出し、聴くものを美しい思い出に引き込む。(もしかしたら、記憶のロンダリングの誘惑にかられるかもしれないけれど)

(本ブログ関連:”イ・ソンヒの「好きにならずにいられない」”)

原曲は、エルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない(Can't Help Falling In Love)」(1961年)だ。ロック歌手の作品であるが、やはり思い出に残るのはバラードになる。当時の親世代のイメージしたであろうものと違って、ぐっと声太で男らしい。そのギャップがいい。ハワイの(元祖)若大将はちょっと違う。(さらに原曲は、フランスの”Plaisir d'amour”とのこと・・・シュヴァルツコップの歌で)

イ・ソンヒのデュエットをもとに、この曲をブログに何度か記したが、今日は原曲を聴いてみよう。私が、ロックを、エルヴィス・プレスリーまでで止まってしまっているのがお分かりだろう。

(Youtubeに登録のElvisPresleyVEVO、In Fernem Landに感謝)

2010年3月5日金曜日

オンリー・ユー

考えてみれば、エルヴィス・プレスリーが全てだったのだろう。行き着くところ彼のイメージに戻ってしまう。何しろ中学時代のぼくらは、ラジオやスクリーンで彼と会うことができたのだから。

阿佐ヶ谷駅の北口に、二番館いや三番館とでもいうべき場末の臭いのする映画館があった。中学生にとって、遅れて来た映画「南太平洋」※(1958年)をやっと見ることができる場所だった。エルヴィス・プレスリーの「ブルー・ハワイ」(1961年)もそこで見た。同じ太平洋の島でも、ハワイは楽しいわくわくするところと空想した。
(※) 映像が重苦しい記憶があったが、Wikipediaによれば、舞台照明と同様にカラー・フィルターを歌ごとに使用したせいのようだ。

イ・ソンヒのコンサートで、フィソンが「オンリー・ユー」を歌っているのを聞いたことがある。ほんとうに良い曲だ。「オンリー・ユー」は、プラターズ(1955年)というよりは、記憶の中ではどうしても、ソフトでどこか甘いエルヴィス・プレスリーの印象に偏ってしまう。

(YouTubeに登録のlostvocals4、elvisdreamgirl、unicorn58、vincoereに感謝)

★★★★★ 孫が、立ち姿でスプーンを使って皿のおかずをとる写真が届いた ★★★★★

2024年10月30日水曜日

優等生歌手: パット・ブーン、アンディ・ウィリアムズ

以前、触れたことだが、ビートルズの来日(1966年)に、私より3,4歳下の若者たちが熱狂しているのを遠目に眺めながら、何ともいえぬ違和感を感じた。流行が、時代にバッサリ区切られてしまうのを目の当たりにしたからだ。エルヴィス・プレスリーに馴染んできただけに、さあこれからはビートルズの時代だ!なんて、気安く鞍替えできるわけがなかった。


ぼくらは、今でいう「オールディーズ」と呼ばれる範疇に漬かっていた。プレスリーやコニー・フランシスを聞きまくっていたわけで、しかも「演歌」と「アメリカン・ポップ」が同時に耳に入った世代だ。

(本ブログ関連:”エルヴィス・プレスリー”、”コニー・フランシス”)

歌手の中で、プレスリーの不良っぽさの対極に、安心して聞くことができる歌手がいた。ラジオから流れる、優等生的な歌手の代表は、パット・ブーン(Pat Boone)だろう。そして茶の間のテレビのブラウン管に登場したのが、アンディ・ウィリアムズ(Andy Williams)のショー番組だった。

パット・ブーン(1934年6月1日~)
彼の代表曲に、「砂に書いたラブレター(Love Letters in the Sand)」(1957年6月:原曲は 1931年に出版)と、「四月の恋(April Love)」(1957年10月)がある。オールディーズ世代にとって、彼の甘いメロディーは、ともに懐かしく胸に響く。パット・ブーンの端正なイメージは、これらの曲と重なり合いできあがった。
・「砂に書いたラブレター」は、波に消されてもう読むことはできない。それでも若者はロマンチックなもので、思い出が消えることはないようだ。
・「四月の恋」は、ときめく初恋のようなもの、大切なもの。けれど、雨に濡れて指の間から零(こぼ)れ落ちる切ないもの、そんな風に聞こえる。

■ Youtube
砂に書いたラブレター[日本語訳・英詞付き」 パット・ブーン」(登録:MrMoonligtt)
https://www.youtube.com/watch?v=WekYMFZQSgQ


アンディ・ウィリアムズ(1927年12月3日 ~ 2012年9月25日)
毎週日曜日、テレビ音楽番組「アンディ・ウィリアムス・ショー」(日本では、NHK*より放送、1966年~1969年)に、セーター姿(実際はスーツ姿がメインだったようだが)の彼がホスト役で登場するのを楽しみにしていた。
(*)NHKでの放送: https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009041275_00000

正直なところ、この番組を通じて彼を知ったわけだが。落ち着いた上品さがあって、数々の米国音楽・芸能界の代表的なアーティストをブラウン管を通じて紹介してもらったことになる。

■ Youtube
「Andy Williams - Moon River (Year 1961)」(登録:burtmurdoch)
https://www.youtube.com/watch?v=LK4pmJQ6zgM

2019年1月30日水曜日

(雑談)プレスリーの生誕祭

誰も語りそうもないから、プレスリーの生誕祭記事を記す。(先日1/12のブログで触れた)

(本ブログ関連:”エルヴィス・プレスリー”)

YAHOOニュースに掲載のAFP記事「クレイジーなフェスで町おこし プレスリー祭で田舎に人とお金が集まった 豪」(1/30)についてだ。プレスリーのフェス(1/9~13)が、現在猛暑中の「オーストラリアのシドニーから西へ約300キロ。のんびりとした田舎町パークス(Parkes)」で開催され、「1977年に42歳でこの世を去ったプレスリーは、このイベントはおろか、オーストラリアを訪れたこともない」というから洒落がきいている。

AFP記事: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190130-00010004-afpbbnewsv-int

今回の記事に併載の映像やYoutube映像を見れば、集ったファンが自らの体形を全く気にしていないというか、プレスリーの最終ステージのいでたちに合わせたというか・・・年相応のスタイルで楽しんでいるのがわかる。わざわざ日本から参加したファンもいるようでうれしくなる。

Youtube映像(NBC News):  https://www.youtube.com/watch?v=kmQ8UXrIT68

(2015年: ニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州政府観光局

(Youtubeに登録のParkes Elvisに感謝)

2025年7月20日日曜日

AIで50’sオールディーズ

先日(7/17)、AIで作られた 60’sのオールディーズを楽しんだ。当時のポップの雰囲気を巧みに醸し出すAIの力に恐れ入った。”Udio/Suno”のAI作曲プログラムによる、架空の"Come Back To Me"という曲を何度も聞いたからだ。

(本ブログ関連:”オールディーズ”)

今度は、1950年代のロックンロールを聞いてみよう。こちらも作曲AIプログラム”Suno”によるもの。Youtube映像に、”50年代のロックンロール創始者”の一人である エルヴィス・プレスリー*を彷彿させる若者が描かれている。
(*)プレスリーは、歌手と同時にハワイを舞台にした映画で主演も演じた。以降の歌手**は歌だけに専念するようになった。
(**)エルヴィス以降の歌手について:本ブログ「小林信彦「60年代ポップ少年の嘘

(本ブログ関連:”エルヴィス・プレスリー”)

■ Youtube(登録:Shaydan***)
「Happy Birthday!  #50sstyle #50smusic #50soldies #aimusic」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=-AJKTnhj_pA
(***)ドイツ発の作品:”この曲はAIプログラム”Suno”の支援を受けて作成した”と記している。(もちょっとパンチが欲しい)

2019年1月12日土曜日

都心の初雪 - Winter Wonderland

一日、家の中にいて気付かなかったが、都心で初雪だったそうだ。気象協会の記事によると、「(都心で)午前10時40分ごろから数分間、雪が降り、初雪が観測されました。平年より9日遅く昨年より12日遅い観測です。」とのこと。いつもと比べて遅い初雪になる。

テレビも視ずにいたところ、上記のネット記事を見て初雪を知り、夕方に玄関先を見れば辺りは濡れて黒く湿気っていた。もしかしたら、武蔵野周辺も雪が降ったのだろうか。ネットに、鉄道マニアが近隣駅で撮影していたとき、雪がチラついたと記していた。

ところで、雪にちなんで「Winter Wonderland」を聴いてみよう。この冬の不思議な国、恋人たちが夢見る雪降る国を作詞したのは、ニューヨーク生まれのユダヤ人。クリスマス時期に歌われるというに、でも、クリスマスとは直接語っていないけど。

先日(1/8)、テレビにチラリとだけ生誕84周年イベントが伝えられた、エルヴィス・プレスリー(Elvis Aron Presley:1935年1月8日 - 1977年8月16日)が歌う「Winter Wonderland」は、彼らしい最後をしめる。僕らの世代は、プレスリーに冬を預けたっていいのだ。

(本ブログ関連:”エルヴィス・プレスリー”)


(Youtubeに登録のDaniel Krienbuehlに感謝)

2017年2月3日金曜日

小林信彦「60年代ポップ少年の嘘」

「週刊文春」に連載の小林信彦の「本音を申せば」は、あたかもタイムマシンで往来したように昔のさまざまな話題を引き出してくれる。記憶力の強靭さに驚くばかり。同誌の少し前の号に書かれたものだが、「60年代ポップ少年の嘘」(2016.11.17号)はおもしろい。

<記憶>を遡り、当り前のように繰り返し語るうちに、自身その気になってしまうことがある。その時よりも、今を優先することでやってしまう無自覚な嘘だ。しかも、共犯関係になろうとする。青春の饒舌には、そんな嘘が隠されていたりする。

さて本題、「60年代ポップ少年の嘘」の中に次のような話題がある。
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大滝(詠一)さんはよく言っていた。
「ビートルズをリアルタイムで聞いていたという奴は嘘つきです。舟木一夫を聞いていたのが、せいぜいですよ」
それは何かというと、ビートルズを持ち出す同世代者への批判だった。
「そうでしょう」
日本テレビで仕事をしていたぼくは、そういう(世代)というのがよくわかった。まったく同感といってよかった。
亀和田武さんの「60年代ポップ少年」(小学館)にも同じような台詞がある。
ビートルズの登場によって耳触りのよいアメリカとイギリスのポップスは一夜にして”懐メロ”と化した。三十代の半ばになって、「ねえ、カメちゃん。あのころはビートルズをよく聴いたよな。オレたち、やっぱりビートルズ世代なんだよね」
というまったくの歴史の捏造を口にする友人に対して、亀和田さんは
「オマエが休み時間に毎日、楽しそうに歌っていたのは、三田明の『美しい十代』と、舟木一夫の『高校三年生』じゃないか」
とひそかに言いかえす。
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□ Youtube削除される
(Youtubeに登録の8823 terminalに感謝)

ビートルズの神話性に、軽やかに乗っかってしまう初期世代に、相容れない違和感を感じることがある。後の世代に秘匿して、なぜそんなに時代を脚色したがるのかと。私の場合、ラジオから流れるエルヴィス・プレスリーが主で、映画は「ブルーハワイ」だったが、もしかするとそれも記憶を違った色に塗り重ねただけかもしれない・・・自信がなくなる。

(本ブログ関連:”ビートルズ”、”エルヴィス・プレスリー”)

2016年4月30日土曜日

イ・ソンヒが歌う「Can't Help Falling in Love」

時代が変わったとして真情を曲げることはできない。そうだったと、当然のように振舞うのはもっとつらい。躊躇もあるだろうに。昔からそうだったと言われると、後付けのような言い訳を感じてならない。それでも言葉は繰り返しているうちに、確信や信念になってしまうものだ。

私にとってロックは、エルヴィス・プレスリーだった。ラジオから流れるアメリカンポップスがすべてだった。彼の後を強襲したビートルズにシンクロできなかったのは、もしかしたら時代の潮流を器用に泳ぎきれなかっただけかもしれない。1966年に来日したビートルズに、あの時のぼくの眼は随分と冷ややかだった。

ロックやメタルバンドが流す曲も、記憶に残るのはバラードじゃないかと思う。音楽に求める想いと受け入れる肉体の鼓動、そして自然の揺らぎとの調和。分散より連続を、閾値の限界よりなだらかさを求める。結局、ほっとするものを探している。

エルヴィス・プレスリーだってそうだ。彼の曲で印象深いのはやっぱりバラードになってしまう。「好きにならずにいられないCan't Help Falling in Love)」(1961年、映画「ブルーハワイ」)はそんな珠玉のひとつだ。それを、完全なまでに純化したのが、2006年、世宗文化会館の22周年コンサートステージで歌うイ・ソンヒだろう。愛弟子イ・スンギとの美しいデュエットで聞かせてくれる。

(Youtubeに登録のD I V A ■ LEE SUN HEE ■、saf8744に感謝)

2012年12月17日月曜日

ブルー・クリスマス

僕らにとってクリスマスは、赤い服のサンタクロースがお決まりで、歌はビング・クロスビーの「ホワイト・クリスマス」が定番だった。クリスマスでないときは、エルヴィス・プレスリーの歌に酔いしれた。

プレスリーには、熱いハワイの夜に、青い月に照らされて海風に涼みながら歌う「ブルーハワイ」がある。きっと、昼間の余韻が後押しするのだろう、とても前向きなのだ。だから同名の映画でも、困難をいともあっさり乗り切ってしまう。「夢のハワイ」というわけか。

(本ブログ関連:"ブルーハワイ")

それに比べると、冬の寒さは厳しくすさむ。発散する夏に比べると、うちに内にこもるのだ。

そうだから、景色を一新する雪が白いとは限らないらしい。青い雪も降るようだ。でも、クリスマスはやってくる。プレスリーの「ブルー・クリスマス(Blue Christmas)」には、緑色のクリスマスツリーに赤い飾りする一人ボッチの若者が、ブルーな気持ちに・・・なるのでしょう。いつの日か白い雪も降るだろうよ。

(Youtubeに登録のLaLerouxに感謝)

2010年6月23日水曜日

Are you Lonesome Tonight

エルヴィス・プレスリーの「今夜はひとりかい?(Are You Lonesome Tonight?)」(1960年 6週間連続1位)は、気のいい若者がいまだ一人合点しているようなセンチメンタルな歌だが、旋律が流れるように美しく、歌の中のプレスリーが語りかける言葉をバックで甘く引き立てる。
それにしてもねえ、早く気付いても良いものを、いつまでも・・・。若者は純情である。 (本ブログ関連:3/164/24

イ・ソンヒの「Jへ(J에게)」も夏の日にかかわる歌だが、こちらは気持を一応整理しているようにも思えるが。どちらにしても、若者にはやっかいな夏が近づいてきている。頑張れ若者たち。

(Youtubeに登録のJackiej61too、013picに感謝)

★★★★★孫が、風邪から元気に回復して、段ボール箱に頭を入れては遊んでいる動画が届いた ★★★★★

2025年6月17日火曜日

ついに猛暑日(35℃ 突破!)

いやあ「何て日だ!」。まさに、バイキングの小峠さんの決まり文句の通り。

最高気温が、36.0℃(14:20)に達した。きのう・おとついと連続して「真夏日」だったが、ついに「猛暑日」になった。家の中に熱気が侵入して暑苦しい。きのうは、エアコンの<除湿>機能を初起動したが、きょうは<冷房>機能を初起動した。

ウェザーニュースの予想通り、「2022年の記録(6月25日)を更新して観測史上最も早い猛暑日」となった。

■ ウェザーニュース
「今週は真夏のような蒸し暑さ続く  東京で過去最早の“猛暑日”になる可能性も」(2025-06-15 17:59 )
    ー https://weathernews.jp/news/202506/150206/

(参考)夏日、真夏日、猛暑日、熱帯夜など気象庁の用語
            ------------------------------------------
            夏日   :日最高気温が25℃以上の日。
            真夏日:日最高気温が30℃以上の日。
            猛暑日:日最高気温が35℃以上の日。
            熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上のこと。(気象庁の統計種目にはない)
            ------------------------------------------

夏といえば、ハワイアンの旋律が浮かぶ。随分とブームになった時代もあった。また、エルヴィス・プレスリーには、ハワイを舞台にした映画が複数ある。そんな時代のころ、阿佐ヶ谷駅の北口にあった2本立て映画館*で見たのが「南太平洋」(日本初公開1959年:昭和34年)だ。
*)2本立て映画館は、封切後の周回遅れの映画を上映する、館内がヤニ臭いものだった。

WWⅡの太平洋の島を舞台に、米海兵隊員と従軍看護婦が、島に住む人たちとのそれぞれの恋愛関係を描いたミュージカル映画だ。中学生には、人間模様の理解より、美しい旋律の方に関心がいった。なかでも「バリハイ」は名曲だが、ストリングスで定評のマントヴァーニ**による映画主題曲を聴いてみよう。
**)そういえば、最近、イージーリスニングという言葉を聞かないな。

■ Youtube(登録: natumelow)
「Mantovani 映画『南太平洋』 ”Some Enchanted Evening(魅惑の宵)”」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=HJCgk2m2xIw



(追記)
何と!  映画「南太平洋」のフルバージョンをフリーで鑑賞できる。

■ Youtube(登録:Samuel Goldwyn Films)  
「South Pacific  |  Full Classic Musical Movie  |  WATCH FOR FREE」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=pJm63X0cpBo

2011年7月27日水曜日

イ・ソンヒの「好きにならずにいられない」

イ・ソンヒは、「デビュー22周年 ライブコンサート "因縁(인연)"」(世宗文化会館 大劇場)で、エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)が映画「ブルーハワイ(Blue Hawaii)」で歌った「好きにならずにいられない(Can't Help Falling in Love)」を、この甘くせつないバラードを、イ・スンギとのデュエットで聴かせた。
いつもの力強い押し出す唱法とは違い、まるで少女のようにどこか夢見ているような可憐さを伴っている。彼女の可愛らしい一面を見る気がする。



この映像は、以前にも本ブログ(1/22)に載せたが、今はまさに夏、映画の舞台の季節に相応しいと、もう一度とりあげさせてもらう。

(Youtubeに登録のdlpine71526apolloに感謝)

(本ブログ関連:"Can't Help Falling in Love")

2010年12月6日月曜日

トゥナイト

以前、映画は都心の大型館で封切りして、2番館、3番館へと映画館のランクを下げて上映された。中学生の小遣いで見るには、せいぜい地元の映画館に来るのを待つしかない。
(ローカルな映画館は互いに上映時間を調整して、フィルムを使いまわしていた。電車の中で、フイルムケースを運んでいる人を見かけたことがある・・・多分そうだと思うが)
当時、友だちと一緒に利用した映画館は、阿佐ヶ谷駅北口に面した狭い路地にあって、館内は随分と煤けていた。エルヴィス・プレスリーのハワイシリーズ、ミュージカルの「南太平洋」、歴史劇の「ベンハー」など、とりわけミュージカルの「ウェストサイド物語」(1961年)は忘れられない。

世間では、映画にどれほど感激したかを示すのに、繰り返し見た回数を誇ったものだ。そのなかでも「ウェストサイド物語」の回数は、突き抜けていたが、身近な友だちの間で、その回数を自慢するものはいなかった。そんな余裕があるはずもない。

「ウェストサイド物語」が、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を翻案したものであることは承知していたが、その戯曲を読もうとすることはなかったな・・・。
さて、ミュージカル中、マリアとトニーによるバルコニーでの「トゥナイト」のデュエットに、その旋律の美しさ、流麗さに感激した。掛け合うように、ときにたたみかけるように織り成す男女のデュエットの素晴らしさに、ようやく気づき始めた頃だった。

ところでYoutubeに、ミュージカル歌手ソーニャ(Ssonya;쏘냐)とテノール歌手のキム・ナムドゥ(김남두)による、「トゥナイト」の韓国語版デュエットが登録されている。(お二人について存じあげておりませんが

(Youtubeに登録のbravenewworld711、SuperTheseusに感謝)

2011年1月22日土曜日

イ・スンギとのデュエット

イ・ソンヒの「デビュー22周年記念 ライブコンサート」(2006年6月17日~18日:世宗文化会館大劇場)で、彼女と愛弟子イ・スンギがデュエットした、エルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない(Can't Help Falling in Love)」をYoutubeで視聴できる。貴重な宝箱をお持ちの登録者526apolloに感謝。



2月3日にカーネギーホールで、イ・ソンヒとイ・スンギの美しいデュエットが聴けるだろう。どんな曲が歌われるのか楽しみだ。

2011年4月19日火曜日

煙が目にしみる

プラターズ(The Platters)には思い出深い曲がある。たとえば、「Only you」(1955年)は忘れられない。でも、エルヴィス・プレスリーのイメージが強かったりするけれど。
それに、「煙が目にしみる(Smoke Gets In Your Eyes)」(1958年)もある。こちらはやっぱり、プラターズのものが一番懐かしい。

随分と甘い曲だな。どうして失恋のたとえに、煙が目にしみるのか分からない、いや気付かない子どものくせに、一足飛びに、煙草の煙のせいだと思っていた。
でも、もしかすると煙草の煙が目にしみるのだとうそぶいているのだろうか。それにしても、やっぱり甘い曲だ。

(Youtubeに登録のFreeman71、dannyqbに感謝)

(本ブログ関連:”オンリー・ユー”)


★★★★★ 孫が、病気から元気になって、介抱してくれた母親と寝んねすると甘える動画が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫娘が、「風呂上りにたっぷりとミルクを飲んで、うっとり笑みを浮かべる」写真が届いた ★★★★★

2026年5月7日木曜日

The Way You Look Tonight(今宵の君は): Tonightつながり

「Are You Lonesome Tonight?」
先々週(4/21)、わたしら世代にはエルヴィス・プレスリーのバラード風の歌唱でおなじみだった「Are You Lonesome Tonight?(今夜はひとりかい?)」を、最初の録音盤、チャールズ・ハートの歌(1927年)で聴いた・・・まるで、東海林太郎のように端正に歌う。

(本ブログ関連:”Charles Hart - Are You Lonesome Tonight”)


「ウエスト・サイド物語」の「トゥナイト」
上記のタイトルにこだわると、中学生のころ駅裏にあった二番館で見た映画、「ウエスト・サイド物語」(1961年)中の代表的なラブソング「トゥナイト( Tonight)」*が浮かんでくる。今も耳の奥にある。
ミュージカルは(タモリさんじゃないが)一度で十分だったけれど、当時、この映画を何度見たかと競い合う風潮があった・・・それほど人気があったわけで。
*)トゥナイト: 対立するグループ(いまでいう<ギャング>)の男女が歌うデュエット。

■ Youtube(登録: MsLijeBailey)
「【英語】トゥナイト (Tonight) - ウエストサイド物語 (日本語字幕)」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=posdV2tZZes

Tonightつながりで:

「The Way You Look Tonight」
どこかで確かに聞いた、いまも旋律が耳に残っているものに、「The Way You Look Tonight(今宵の君は)」(1936年)もそうだ。緩やかに繰り返し上昇する旋律がラジオから流れたとき、歌詞に深い愛情があるなんて、子どもに知る由もなかったけれど・・・じつに暖かい心地よさを感じた。

映画「Swing Time(有頂天時代)」(未見)の中でフレッド・アステアがピアノで弾き語りする。作曲はジェローム・カーン、作詞はドロシー・フィールズ。二人ともユダヤ系移民の子だ。彼ら、ユダヤ系に音楽(スタンダード)関係者が何と多いことか。


■ Youtube(登録: Music Video Vault)
「Fred Astaire - The Way You Look Tonight (Swing Time, 1936) [Restored]」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=_vWVHkpFQtA


この曲の背景を知りたく、Gemini に聞いてみた。

■ Gemini
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「The Way You Look Tonight」は、時代を超えて愛される至高のスタンダード・ナンバーですね。
1936年の映画『有頂天時代』(Swing Time)でフレッド・アステアがジェンジャー・ロジャースに向けて歌ったのが初出で、同年のアカデミー歌曲賞を受賞しています。

この曲の魅力や背景について、いくつか視点を変えてご紹介します。

楽曲の構成
作曲はジェローム・カーン、作詞はドロシー・フィールズによるものです。
● メロディ:  優雅で流れるようなラインが特徴で、聴く者に「安らぎ」と「ときめき」を同時に与えます。
● 歌詞: 「君がどんなに魅力的か、今のその姿をずっと覚えておきたい」という、切実なまでの愛着が綴られています。特に、落ち込んだ時にその笑顔を思い出せば救われる、という一節は多くの人の心に響きます。

 文化的な影響
この曲は「結婚式のファーストダンス」の定番曲としても非常に人気があります。また、映画『花嫁のパパ』や『ベスト・フレンズ・ウェディング』など、家族愛や友情を描いたシーンでも効果的に使われてきました。
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2016年10月24日月曜日

イ・ソンヒのカバー「私を悲しくするひとたち」

ロック歌手の、メタルであろうと、ファンに残る曲は大方バラードといっていい。ビートルズ・ファンだという若者に問えば、まず挙げるのはバラードだろうし、そういうおじさんの私にしても、エルヴィス・プレスリーの記憶はバラードだ。作る側の知恵かも知れない。

イ・ソンヒも基本的にはバラード歌手といわれる。国民歌手として、コンサートの終盤に客席を沸かせるときは、ロックを歌い鼓舞するが。彼女の自伝によれば、女学生時代にメタルに熱狂したという。透明な声質、力強い発声力からどんなジャンルもこなすのはもちろんのこと。

Youtubeに、イ・ソンヒを”이선희”の文字で検索すると、右側に彼女の人気曲順位が表示される。さらに<すべて表示>すると一覧できる。順位は「視聴回数」だろう。1位は「その中であなたと出会って」、2位がなんとロック歌手キム・ギョンホ김경호)の曲のカバーだ。
(画面表示の「イ・ソニ」は、「イ・ソンヒ」のリエゾン読み)

キム・ギョンホについてよく知らない。ただ、ここにあげられたカバー曲「私を悲しくするひとたち(나를 슬프게 하는 사람들)」もバラードということだ。それを、イ・ソンヒが歌い、キム・ギョンホが唱和し、同席のイム・チャンジョンが加わるのだが、あらためてイ・ソンヒの凄さを聴かせてくれる。
(JTBCの番組「ヒドゥン・シンガー」収録のようだ、JTBC=中央日報系テレビ局)

ところでネット情報によれば、キム・ギョンホの結婚生活、日本人妻との話題があって興味深い。


(Youtubeに登録のJTBC Entertainmentに感謝)