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2025年8月11日月曜日

山の日 2025

きょうは国民の祝日山の日」で、制度的・伝統的なものを除いて、令和に入って新たに制定された祝日の一つだ。従来の祝日「海の日」に対比して制定された気がする。

(本ブログ関連:”祝日「山の日」”)

子どものころの泊りがけの学校行事に「臨海学校」や「林間学校」があった。夏場(もしかして秋口)に、学年全員でバスに乗って出かけたものだ。

少し大きくなると、仲間同志で夏山に登ってキャンプを楽しんだことがある。でも結局、登山・クライミングに熱中するまでにいたらなかった。山登りはきついからだ。ただそれだけの理由だが。

大人になって、鉱物採集で山の中に入ることがあった。といっても、鉱物採集はかつての鉱山のズリ跡でやった。鉱山は、産業の一形態でもあるので、ある意味搬送の便の良い(深山ではない)場所が多い。仲間の車に乗せてもらい、現地に赴く・・・場合によっては、車で横付けなんてこともあった。
鉱物採集は、ズリを掘り返し、ハンマーで母岩を割り続ける作業が多く、山の景色を見ることが少ない。リーダーの方が、ときどき「おーい、頭を上げて周りの景色をたまには見なよ!」と皆に呼びかけたりしたものだ。

(本ブログ関連:”鉱物採集”)

最近、全くもって山と縁がない。唯一、高尾山の麓から登山道に沿って登りながら、「スミレ」の観察会に参加したくらい(でも途中で、足腰がくたびれて早々に下山した)。

(本ブログ関連:”高尾山”)

今は、山と縁がなくなったのが残念。

2025年5月4日日曜日

みどりの日 2025

きょうは国民の祝日「みどりの日」で、祝日法に「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」と説明されているという。

(本ブログ関連:”みどりの日”)

とはいえ、一般的には「ゴールデンウィーク」の連続性*のため設けられたような気がしないでもない。さらにいえば、4月29日の「昭和の日」を加えると長期の連休が組める。
(*)「ゴールデンウィーク」の連続性
       ・ 5月3日 「憲法記念日」
       ・ 5月4日 「みどりの日」
       ・ 5月5日 「こどもの日」

<みどり> の語感から、草原や森林といったイメージが浮かんでくる。東京でいえば、やがてくる梅雨の前のひとときの晴れ間だ。この機会(ゴールデンウィーク)に、自然に親しみたいものだが、歳とともに出歩くのがしんどくなっている。

まだ若いころ、高尾山を歩を休まず駆け足で一気に登ったことがある。今ならケーブルカーに乗るに決まっているが・・・というか、そもそも京王線に乗って「高尾山口駅」まで行くのもキツイに決まっている。

昔、色彩の <みどり(緑)>と<あお(青)> をどのように識別していたかといえば、どうやら日本語でも英語でも、青(blue)があり、その後に緑(green)が分化したようだ。つまり、人間らしさから <みどり> は<あお> よりも新しい感覚といえるかもしれない。

(本ブログ関連:”青と緑”)

2024年7月30日火曜日

(パリ五輪)体操男子団体・スケートボード男子ストリート 金メダル (雑談)社内アンケート

パリ・オリンピックの第4日、決勝までの順位を <大逆転> して、金メダルを獲得した日本選手の活躍があった。
・体操男子団体(橋本大輝、萱和磨、谷川航、杉野正尭、岡慎之助の各選手たち)が総合で、優勝した。
・堀米雄斗選手がスケートボード男子ストリートで優勝した。

 観戦者として昼夜逆転が起こっている・・・深夜のテレビの前で、うつらうつらしている。


さて標題の件。
あるサイト*で、会社に対する「匿名アンケート」の回答依頼メールについて話題になっている。結局、匿名性とやらが疑問だらけということなのだが。
(*)らばQ: http://labaq.com/archives/51958828.html

会社が知りたいことに、どのように対応したか白状する(しょうもない話だが)。
① 健康診断: 検診日の2週間ほど前から、食事制限と運動(高尾山など軽登山)を徹底する。
    ー 検査の結果、目を見張るほど良いのに驚くだろう。
② コミュニケーション診断(社内ネット経由): 匿名方式だが、強い精神力を持った理想的な別人になりきって回答する。
    ー 調査会社の質問項目は複雑に並べられているが、惑わされることなく回答できる。

スポーツ選手の日々の練習、努力に比べて、庶民はこんなことでやり過ごしている。

2024年4月6日土曜日

野鳥観察(65)

早朝、野鳥観察(探鳥会)へ出かける。きょうから開始時刻が、今までと比べて30分早くなった。すなわち、4月~9月は6時30分、10月~3月は7時の集合となる。思いのほかの薄曇りでかつ小寒い。仕舞った防寒着をわざわざ取り出してのことだった。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

公園に近づくと並木道がすっかり変わっている。まさに桜花の満開を驚くとともに、それにいたる景色の経過を楽しむべきだったのにとくやまれる。国分寺崖線下の低地にある公園に咲き誇る桜は、先週(土・日曜日)から開花が加速したようだ(連日同園で野鳥観察を続けている会員の方からうかがう)。ちなみに、わたしは先週の金曜日に自然観察園へ来ただけで、足を運んでいなかった。絶景に巡りあう機会を逃したようだ・・・でも、きょうは観桜を含めて自然観察を経験できた。(満開は、寒さの具合でしばらく続きそう)


今回も会長から野草と樹木について、次のようなお話をいただいた。
 ハナモモ(源平花桃)の花
・集合場所に「ハナモモ」の樹が一本あり、白とピンクの花弁が一緒に咲いている。赤白色の花弁は遺伝子変異によるもので、この2色は源氏・平氏の旗の色にたとえられている。
・同木に、赤色の花だけが密集している枝があるが、接ぎ木によるものではないかとの見解をいただいた。

(本ブログ関連:”ハナモモ”)

 ・園内に立つ常緑小高木の「ベニハナトキワマンサク」は「トキワマンサク」の変種であり常緑樹である。同じ科ながら属が異なる「マンサク」は落葉樹とのこと。トキワが名の通り「常葉」を意味することを知った。

(本ブログ関連:”マンサク”)

・「ショカツサイ」と「ハナダイコン」は、同じアブラナ科で一見似た花のため互いに別名呼ばわりされたりするが、そもそも属は異なる。ショカツサイは「オオアラセイトウ」の別名で一年草、ハナダイコンは本来は多年草だが日本では耐暑性がないため一年草扱い(Wikipedia)とのこと。

(本ブログ関連:”ショカツサイ”)

今回も会長やベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラ写真で確認・整理したものから、次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヒヨドリ: 普段気にもとめられぬこの鳥も、桜の花枝にいると絵になる
・シジュウカラ: 林間に鳴き声がこだました。その後3羽が樹間を飛ぶのを見た
・カワラヒワ: 百羽を観察されたが、遅れて歩く私の目に留まらず。一瞬数羽飛ぶのを見た
・カワセミ: いつものように枯れ葦の茎にとまる1羽を、<枝垂れ桜> 花を通して見た
・ツグミ: 樹間に1羽、背を向けてとまっていた
・ハイタカ: 最終地点に集合したとき、原っぱの上空を横切った(鳥の名を教えられて)
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・カルガモ: 小川に浮かぶ単独のものを2か所で見かけた
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・ハナモモ: 集合場所に紅と白の花を咲かす(上記に詳細記述)
・ベニハナトキワマンサク: 目の覚めるような紅色の花が満開(上記に詳細記述)
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・スズランスイセン: スズランに似た白色の花が咲き、花弁の先に緑色の斑点がある
・ショカツサイ: 青紫の花を咲かせ、公園外延部になぜか群生している(上記に詳細記述)
・タチツボスミレ: ここでも見られるとは
・マルバスミレ:ここでも見られるとは、丸い葉が特徴


カワセミ(写真左、写真中央)とツグミ(写真右)
・いつもながら観察会の終りごろ、小川をまたぐ枯れ葦の茎に「カワセミ」が1羽とまっている。きょうは「枝垂れ桜」の満開のすだれ越しに見ることができた。
・指差されて樹上で「ツグミ」が背中を見せてとまっているのに気づいた。カメラにおさめて知ることができたけれど、ベテランの方は遠目に判別できるのだ!


ハナモモ(写真左)とベニハナトキワマンサク(写真右)
・集合場所に「ハナモモ」の樹が立っている。わが家の近くの畑地にも若い樹があって気になっている。紅白の花について、上記の解説をいただいている。
・漠然と「マンサク」の花と思ったが、「ベニハナトキワマンサク」の<ときわ>意味とかマンサクとの違いについて、上記の解説をいただいている。


スズランスイセン(写真左)とタチツボスミレ(写真中央)とマルバスミレ(写真右)
・「スズラン」に似た花と見ていたら、「スズランズイセン」と教えられた。花弁の先に緑の斑点があると教えられて、はじめて気づいた・・・見落とすところだった。
・先日(4/4)の高尾山の観察会に行けなかったけれど、平地のここで「タチツボスミレ」に会うことができたのは幸いだ。「ツボスミレ」とは花の色も形も違う。
・スミレにまたしても出会う。「マルバスミレ」と指摘されて名の通り葉の丸さに気づく。


(付記)
帰宅道、例年の秘中の桜並木に立ち寄った。こちらは高木で満開だった。

2024年4月4日木曜日

清明 2024

きょうは二十四節気の「清明(せいめい)」で、明るく清々しい輝く季節になった。ちなみに、清明をさらに細分化した、七十二候の三期間は次の通り(Wikipediaより)。
・初候: 玄鳥至(つばめ いたる) : <>が南からやって来る
・次候: 鴻雁北(こうがん きたす) : 大きな(鴻)<>が北へ渡って行く
・末候: 虹始見(にじ はじめて あらわる) : 雨の後に<>が出始める

(本ブログ関連:”清明”)

まさに春らしく、来る「ツバメ(燕)」、帰る「ガン(雁)」、そして春雨の後、空に架かる「虹」。清明には事物の変化のきざし、命の躍動を感じさせるものが詰め込まれている。


(付記)
そんな颯爽となるべき日(実際は薄曇り)、体操教室を休み、家にこもって昼間に夢を見た。

きょうから体操教室の新年度が始まる日だったのに、うたた寝をしてしまい行きそびれた。春の気配に体調が追いつかず、少々混乱しているようだ。冬の厳しさから春の心地よさに飛んでしまったのだろうか、こんな夢を見た。

古く懐かしい、むかし住んだ何軒かの家をつなぎ合せた不思議な夢を見た。家の中を巡ると、室内の作りや家具の配置が違う。一階の縁側から見える庭先と、二階の窓から見降ろした光景が別だったりもする。多分、三軒ほどの家が組み合わさっているようだけど、実際の記憶と異なるのは、当時の心象が微妙に反映しているせいだからだろうか。

ある部屋に入ったとき、物置然と家具で埋まった薄暗い奥隅に人の気配がした。
目をこらすと父のかすかな姿が浮かんで見えた。湯呑茶碗を持って部屋に入り、無言のまま小さな椅子に座ってゆっくり茶をすすっている。しばらくして、その姿が消えるのだが、再び同じ光景が繰り返されるのだ。わたしは、だまったまま見つづけていた。


(追記)
そうそう、きょうは「自然観察会」の公開イベントで、高尾山の「スミレ」観察会の日でもあった。けれど上記のごとく欠席した。昨年(2023.4.13)、同じ場所で同様に開催されたとき、足腰の具合が絶不調で大変難儀した思い出がある。遠出の観察会に出かける自信がなくなっている。今回は、確信の欠席になった。歳とともにいろいろチャンスを減らしているが仕方ない。

2023年11月21日火曜日

紅葉一点

無性に蜜柑が食べたくて、街の八百屋に買い物に行った帰り道、ある苗圃の角地にモミジが一点 <紅葉> していた。暖冬がつづいて、街が紅葉に染まる気配がないだけにめずらしくて、いちど通り過ぎたもののすぐに戻って写真に撮った。
紅葉一点だけだったので「紅葉狩り」を楽しむに十分でなかったが、「紅一点」に洒落て秋の気配を感じることができた。

(本ブログ関連:”紅葉”)


最近、山に入ることがなくなった。だから、街につながる公園で待つしかない。公園の小川に沿った土手道を覆うモミジはまだ緑色。そんなとき、街の中にある苗圃のモミジが一点だけだけ紅葉しているのを見て、花に早咲きがあるのなら、樹木に早紅葉というのがあるだろうかと思ったりした。

昔、高尾山のケーブルカーに乗って、線路わきの真紅なモミジを見たことがある。強烈な色合いに驚いた・・・まるで観光用の色彩といっていいほど。それに比べれば、きょう出合った地元のモミジはかわいいものだ。

ハクセキレイ
その後、家近くにある小さな農園で「ハクセキレイ」が舞い降りるのを見た。尾をしきりに振っている。掘り返された畑地に虫でも見つけたのだろうか。まだまだ暖かい日射しのなかで、ハクセキレイは冬に向けて栄養をためているようだ。
(セキレイって、地上の姿ばかり気にしていたが、Youtubeで飛翔を見ると少しおかしい)

2023年8月11日金曜日

「山の日」2023

祝日「山の日」のきょう、自然観察会は定例(月一度、地元公園)のフィールドと別に、新宿区の「戸山公園」(「箱根山」地区)にて観察会を実施した。箱根山は、Wikipediaによれば、標高 44.6m(頂上に「水準点」)あり、山手線内で最も高い山として有名だそうだ。

(本ブログ関連:”山の日”、”自然観察”)

昨晩まで、戸山公園の観察会へ行く気まんまんでいたけども、気付けば足腰に力が入らず、これまでに皆に付いていくのに苦心することが多々あったので、今回断念した。標高44.6mの箱根山がしんどいわけではない。ただ、このごろ地元公園を1時間ほど歩くのに閉口しているわけで。

山の日のきょう、テレビは高尾山や富士山登山のにぎわいを報じた。そんな登山客の列に混じったり、山頂からの展望に感動したりできたらどんなに素晴らしいことだろう。
若いころ、高尾山を1時間ちょっとで登ったりしたものだが。

(本ブログ関連:”高尾山”)

Youtube*で、面白い話題を見つけた。スマホやPCで、3次元登山路を巡ることができるという。登山地図上の要所要所に記されたポイントが看板表示されたり、視角が俯瞰したり回転したりできる。バーチャルで登山気分を味わえるソフトがあるそうだ。
(*)かほの登山日記:「【バーチャル登山⛰】スマホで登山気分を味わえる方法を見つけた!」- 3年前の話題だが
  - https://www.youtube.com/watch?v=2YEJJ_6bg3c

2023年4月16日日曜日

自然観察(17)

自然観察会は、午前中いっぱいを使って定例の公園、同付属「自然観察園」を巡る。今朝の集合時刻には、小さな白い雲が青い空を走っていた。昼ごろに、天気がくずれるかもしれないという話が出たが杞憂に終わった。快晴の下の観察会だった。
- 前回(3/19)の観察会を寝坊で欠席したため、今回頑張って出席した。

(本ブログ関連:”自然観察”)

先おとつい(4/13)の高尾山「スミレ」観察会で足腰をくたびれ果てた私は、幸いにもきょうまでに回復して自然観察の順路を踏破?することができた・・・健康な参加者には当たり前のことだろうけど。
もうひとつ幸いなことがあった。観察開始前の説明会のとき、旧「東京都高尾自然科学博物館」発行の冊子「自然観察シリーズ1 スミレの観察」をいただいた・・・これを機に高尾山をフィールドにできたらと想ったりする。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。最近、カメラを双眼鏡替わりに使用している。

植物
自然観察園では、オドリコソウ、ヒイラギソウの花が広く群生して目立った。
・セリバヒエンソウ: 紫色、外来種で繁殖力が強い(ヒエン=飛燕:戦闘機があった)
・タンポポ: 黄色、日本と西洋のタンポポの交雑化=形態が連続して変化して区別しにくい
※カントウタンポポの高さ: 環境、管理、時期で低い→高い(綿毛を飛ばすとき最も高い)
・オオアマナ: 白色、群生する姿が美しい、ただし繁殖力が強い(侵略性はないようだ)
・ムラサキサギゴケ: 紫色、日影、木洩れ日に咲く美しい花
※ハルジオンとヒメジョオンの区別: ハルジオンの茎(切り口は筒状、葉が茎を抱くよう)
・オドリコソウ: 淡紅色、横から見るとよい=傘をかぶった踊り子の姿が見える
・ラショウモンカズラ: 紫色、高尾山でも見た
・ヒイラギソウ: 青紫色、葉がヒイラギの葉の形に似る
・ムサシアブミ: 葉が花に進化したを想わせる妖とした姿
・キンラン: 黄色、ラン科の花
・イチリンソウ: 白色、木洩れ日に淡く照らされていた
・タツナミソウ: 紫色、シソ科の花
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・コナラ: 4月開花のとき、雄花・雌花が混在する両性花がある
・モチノキ: オスの木、メスの木が別
・オオシマザクラ: 現在、実が赤いサクランボになる前の状態
・ムクロジ: 実の中に羽根つきの玉になる種が見える(実には泡立効果のサポニンがある)

鳥類
野鳥の鳴き声に「さえずり」、「地鳴き」、「谷渡り」があり、言語化した「シジュウカラ」の鳴き声についても解説いただいた。ウグイスの場合、さえずり(ホーホケキョ)、地鳴き(ジッジッ・・・)、谷渡り(ピピピ・・・ピポ~)がある。
・イカル: 観察会の集合場所で鳴き声(自分なり文字表現するのがよいと指導いただく)
・アオゲラ: 遠く隣接緑地にある樹上の1羽を見た(好機にもカメラが震えて撮れず)
・カルガモ: 2羽を自然観察園の「かがみ池」と「ひょうたん池」で見る(同じつがい?)

昆虫
・スジグロシロチョウ: 大分くたびれた姿、羽に黒い筋(モンシロチョウとの違いを解説いただく)
・トウキョウヒメハンミョウ: 幼虫が出入りする「穴」だけ観察(解説いただく)

2023年4月13日木曜日

高尾山のスミレ

自然観察会は月に一度、定例フィールドとは別の地で観察する公開の催事がある。きょう、高尾山の日影沢で「スミレ」を中心に沢道を巡った。

朝方、家を出るとき意外に涼しく感じた。観察地の日影沢でも、その名の通り樹々の陰が覆う林道とせせらぎがあってか、暑さに苦労することはなかった。(現地、八王子方面の最高気温はここ3日連続減じている)

観察会に入会して3年たっているが、相変わらず初心者気分で楽しんでいる。フィールドに一人放り出されると何もできないこともあり、ベテランの方々の指導、解説をいつもありがたく感謝している。推奨いただいた「スミレ ハンドブック」(山田隆彦著、文一総合出版)やルーペなど準備して同行した。

冬から春にかけて見上げるウメやサクラの花と違って、スミレの花は沢道の日蔭にそっと咲く、腰をかがめて観察する小さな花だ。カメラにおさめるのに苦労する。なにより膝痛・腰痛持ちにはこたえる花だ。
写真に撮った36枚の野草のうち、スミレの花はたった3枚(?)しかなかった。
・ツボスミレ(写真左): ツボ=庭に咲く、「ニョイスミレ」の別名とされる
・マルバスミレ(写真中央): 花も葉もまるい(ケマルスミレもマルバスミレに統一
・タカオスミレ(写真右): 高尾山で最初に発見、花期に葉が緑色から薄茶色に変わる
結果、現場の記憶をたどり、図鑑と照合しつつ、解説いただいたことを思い出すのだが・・・。


スミレの花は横を向いている。花柄が、蜜のある「距」と花弁とを支点のように支えている気がする。カメラのマクロ機能を使って限りなく接近しないと、ハンドブックのような写真はむつかしい。ちなみに同書は、花の全体像と、花弁や葉の特徴を示す拡大画像で構成されている。神は細部に宿る・・・わけで。

3年たっても初心者のつもりでいたが、3年たてば足腰が確実に衰える。それで迷惑をかけてしまった。でも、これから仙人の境地して楽しみを続けたいと願っている。

(参考)
牧野富太郎の小冊子「植物知識」(講談社文庫)にスミレの項がる
ー 同項では「スミレ」と「ツボスミレ」の2種について解説がある。
- 巻末注釈(伊藤洋氏)によれば、ツボスミレを「タチツボスミレ」に撤回したとの由。
- 花の香りに日本人は冷淡だが、西洋人と中国人は尊重するといった面白い記述がある。

(雑談)
高尾山の日影沢の名から、「日蔭茶屋事件」なんて思い浮かんだりして。

2023年4月11日火曜日

ハナミズキ

暖かい春の一日だった。このところ寒い冬と違って、外出が苦でなくなった・・・いろいろ公園めぐりができるようになった。
ー 都心では先月(3/25)につづいて、きょうも最高気温が25.0℃の「夏日」になった。

あさって(4/13)、高尾山の「スミレ」観察に参加する、というか連れて行ってもらう。そのため足腰を鍛えたく、出歩るくようにしている。先日(3/21)の「北本自然観察公園」での観察会で、ヨレヨレだった歩行を繰り返したくないからだ。

この時期、遅咲きの「サクラ」を残して、花ごよみは少し先に進んだようだ。「ハナミズキ」が、サクラに代わって歩道や公共施設の敷地で、白や薄紅色の花を見事に咲かせている。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”)

満開のサクラと違い、ハナミズキの花は密でない。花々の隙間から枝振りや若葉が見える。サクラの伝統の重さを離れて、外来の身軽さからか風に軽快に揺れて咲く。
それを確認したく、公園の小川に沿った堤の一段高くにある、ハナミズキの並木道をたずねてみた。ここの花は白色がほとんどだ。薄く晴れた空を背景にしたハナミズキに、彩りを補うように紅色の「ツツジ」が咲いていた。


2022年10月23日日曜日

霜降 2022

きょうは、二十四節気の「霜降(そうこう)」、霜の降り始めるころ。体感ではもう少し先のように思えるが。

(本ブログ関連:”霜降”)

晩秋の厳しい霜をきっかけに、広葉樹が緑から赤や黄へ彩あざやかに染まるようで、このときの葉を「霜葉」というそうだ。今年の高尾山の紅葉は、11月中旬~12月上旬が見ごろと案内されている。むかし、同山をケーブルカーに乗って上がったとき、車窓に真っ赤なイロハモミジがつづいた。

(本ブログ関連:”紅葉”)

ところで、霜降の語音から「糟糠(そうこう)の妻」を思い出す。Wikitionaryによれば、「」の本来の意は「もろみ」のようで、これを絞って酒を作ったという。また「」は「ぬか」であり普通に使われている。

霜降の「霜」の文字に銀色に伸びるさまを想い、白髪が浮かんでくる。そこから音つながりで「糟糠の妻」に移れば、(互いに)歳老いた妻へのいたわりが感じられてくる・・・気がする。
日本語の音読み(漢音)で、「霜・降」と「糟・糠」の発音が同じことからの連想に過ぎないけれど。Wikitionaryによれば、中国語(全く不案内だが)発音のアルファベット表記(ピンイン)を使って、「霜」は ”shuāng”・「降」は ”jiàng” であり、「糟」は ”zāo” ・「糠」は ”kāng” と記している・・・随分と違う。これでは、霜降から糟糠へとイメージが飛ばない。

2021年3月14日日曜日

野川(はけ)の凸凹地形を歩く

前回(3/7)の吉祥寺(井の頭の池)周辺につづき、「凸凹地形を歩く」の最終回のきょう、国分寺崖線「野川」(はけ)沿いの凸凹地形を歩いた。行程約5.6kmの距離、地形を賞味するため途中で坂道(高度差14~5m)を何度も上り下りすることになる。

(本ブログ関連:”吉祥寺の凸凹地形を歩く”)

なんと二か所の坂の上で、遠く冠雪した真白き富士を眺めることができた。快晴に恵まれ、雄大な富士山が間近に迫ってくるように見えた。

ところで集合場所は駅前の高層ビル街だったため、ビル風が吹きすさび先行きが思いやられたが、坂を下れば暖かい日射しに包まれ快適に歩を進めることができた。歩き終わるころには、額にじっとりと汗がにじんだ。
日頃の運動不足がたたってか、腰の両サイドの筋肉が油切れしたようで閉口したのも事実。それでも健康維持によい機会をいただき感謝。

今回も「吉祥寺の凸凹地形を歩く」で、解説と先導いただいた講師のもと、午前中をかけて巡った。何度も行き来したはずの場所の脇に、いままで気づかなかった細道があるなんて驚くことしきり。そして、そんな道だからこそ歴史に気付かされたりした。今回は地形というより地誌について知ることが多かった。

次のような観察ポイントを巡った(一部解説による)。

① 坂の場所に次のような由来があって名付けているものがある。(幅狭く急な坂が多い)
  - 僧、尼僧が住んでいたことを源にしている ・・・ 僧や尼僧の名、昔の生活はいかばかりか
  - 名主などが営んだ業種・施設を源にしている ・・・ 質屋、車屋(水車)
  - 暗い道筋などから想起される動物 ・・・ ムジナ(狸)、化かされたり驚かされたり
  - 宗教的な畏れ、施設を源にしている ・・・ 念仏(墓地)、観音
  - 眺望の雄大さを源にしている ・・・ みはらし(今様なネーミングか?)

② 神社を訪れたとき神殿が造り直されていた。むくの木肌、銅ぶき屋根が眩しい。

富士山(「はけの森97階段」より)遠望

(追記)
新型コロナウィルス騒ぎにかこつけて家にこもりっぱなしのためか、足腰が弱まっているようだ。幸い今月は土日に何かとイベントがつづいている。もう少し世間が沈静化したら積極的に出歩きたい。若い人はそんなことにお構いなしで、今だって街や高尾山などに出かけているだろうけれど。
ところで、きょうはホワイトデーだったとのこと。もらっていないので、渡すこともない。

2019年8月11日日曜日

山の日 2019

きょうは、2016年以来施行されている祝日「山の日」だ。山にちなんだイベントもあるようだが、趣味の鉱物採集から遠ざかって以来、山に近寄ることもなくなった。いくつかの公園の中に、山の名を冠した標高50m~70m台の山がある。山というには余りにも低山。いつの間にか通り過ぎている。

(本ブログ関連:山の日”2016”、”2017”、”2018”)

「山の日」にちなんで、山にかかわる歌を思い浮かべた。その出しに「山には山の うれいあり」から始まる「あざみの歌」(作詞横井弘、作曲八洲秀章、1949年)がある。何と、昨年の今日もそれをブログに記していた。それじゃあ「山男の歌」ってか・・・、よほど山への想像力が足りないようだ。もともと、近場の高尾山が限界だったせいもある。

山といえば、おじさん好みの、山の怪異集「山怪」(山と渓谷社)シリーズがある。聞けばなんと累計17万部を突破したという。書店を巡ると書棚に真っ黒なカバーをした「山怪」シリーズが並んでいる・・・書店の規模に関わらず目にすることができる。どうやら秘かなブームのようだ。

(本ブログ関連:”山怪”)

「山怪」の発行元「山と渓谷社」のニュースリリース「累計17万部突破のベストセラー『山怪』第三弾! 現代版遠野物語『山怪 参 山人が語る不思議な話』刊行」*(2018/09/10)は次のように紹介している。(抜粋)
(*) https://www.yamakei.co.jp/news/release/20180910_02.html
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 インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手掛ける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)は、9月10日に『山怪 参  山人が語る不思議な話』を刊行しました。

 2015年6月に刊行されてベストセラーとなった『山怪 山人が語る不思議な話』、2016年1月に刊行された続編『山怪 弐 山人が語る不思議な話』(共に田中康弘・著)に続く第3弾に当たります。

 本書は、長年、マタギや狩猟など山に入り取材を続けてきた著者が、山に暮らす人や働く人をはじめ、多くの山人の元を訪ね、山の不可思議な体験談を取材しまとめた一冊です。本シリーズは「現代版遠野物語」として、新聞・雑誌等数多くのメディアで絶賛され、今作も同様に、すべて改めて取材した「現在形のフィールドワーク」であり、その集大成。シリーズ初となる北海道の取材を決行しています。

 また、前作『山怪』『山怪 弐』は、2018年8月15日放送のNHK BSプレミアム「異界百名山」の原案にもなりました。
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真っ黒な装丁をした本といえば、埴谷雄高の全集なんて思い出す・・・。

2018年8月30日木曜日

夏休み2018 イディッシュ語 3日目

今日は、夏期コース「イディッシュ語」(初中級、8/28~8/30 の3日間)の3日目、最終日だ。夏休みの最後に当たるこの時期を無為に過ごすことなく、イディッシュ語講習を受講でき、感謝一杯です。

(本ブログ関連:”夏休み2018 イディッシュ語”、”夏休み2016 イディッシュ語”、”イディッシュ語”)

本コースを一緒に受講された方が、ユダヤ教研究者ということもあって、普段では経験できない貴重な話をうかがうこともできた。そんな状況を考慮して、進捗や内容調整のため先生にご迷惑をかけたのではないか反省しきり。

授業は次の内容で進められた。
① 本テキスト
  ・ 「過ぎ越しפּסח)」の行事について: <用意する物>、<食事の飾りつけ(סדר)や四つの質問>、<過ぎ越しの物語り(モーゼ)>

② サブ読み物(追加)
  ・イスラエルでイディッシュ語の普及に努めた詩人アヴロム・スッケヴェルの詩「与えられたものへの祝福(שהחײנו)」
  ・スッケヴェルが発行した季刊文芸誌「黄金の鎖」の冊子を拝見。
  ・スッケヴェルについて、先生の著書「現代イスラエルにおけるイディッシュ語個人出版と言語学習活動」p.77-78(鴨志田聡子著、三元社)に紹介されている。

というわけで、3日目は、近郊にある高尾山の登山者の前にいきなりエベレストが現れたようで、先生とユダヤ教研究者の間で解釈が語られるのを拝聴した。奥深さを知る貴重な経験ができた。

2017年8月11日金曜日

山の日 2017

今日は、祝日「山の日」。昨年制定されたもので、ブログを見直すとちゃんと記してある。それに、「リオデジャネイロ・オリンピック」の体操競技で、内村選手が金メダルを獲得したことも記していた・・・「山の日」に馴染薄いのは分かるが、オリンピックまで虚ろになっているのにがっくりとする。

山との縁が薄くなった。おととしだったか鉱物採集で、氷が張り付いた岩場で何度か転んだ。同行の仲間は、しっかり登ったにもかかわらず。以来、山に(鉱物採集に)未練があるものの自信なくて遠のいている。

山への関心といえば、書籍「山怪」に紹介された山中の不思議な体験のかずかずを読むことで満足している。怪異と出会う人と、そうでない人がいるように、地域によっても同様だそうだ。古い歴史と伝統を持つ場所と、新たに開拓された地区かによって、土地柄というか精神的な共有の仕方が異なるのかもしれない。

そういう意味では戦後の展開だが、黒部山中の山小屋を舞台にした「定本 黒部の山賊 -アルプスの怪-」(伊藤正一、山と渓谷社)は、前半、タイトルの通り「山賊」といわれる山のつわも(戦前からアルプスを根城にするような人たち)について語る。著者の語り口に、どこか満州の馬賊を髣髴させるような、戦前のひとにありがちな武勇談口調を感じてしまう。後半の山岳遭難事件は、無謀さ、過信を戒める記述もあり、今様の警句になっている。

山は甘く見ちゃいけない・・・ということだが、今のわたしは高尾山すら遠く眺めるだけ。(とはいえ、昔、高尾山から陣馬山への縦走路に、行方不明者の安否を気遣いたずねる家族の張り紙を見た記憶がある)

2016年9月12日月曜日

秋の景色

小学校の垣根の下側を、腰を曲げるようにして覗き、携帯電話のカメラで写真を撮っているおじさんがいた。何ごとかと見ると、おじさんの足元に真っ赤な花弁を冠した「曼珠沙華(ヒガンバナ)」が4、5本密集していた。この時期、もう曼珠沙華が咲いているのかと驚く。

秋にはいつも、行ってみようと思いながら果たせないことがある。秋らしい景色巡りだ。「高尾山」のケーブルカーの急傾斜の線路を囲むように続く紅葉(もみじ)は、いささか人工的ながらも豪華だ。また、西武線高麗駅そばにある「巾着田」に広がる曼珠沙華の花々は、一種宗教的であり、幻想的ですらある。

欧米の秋の景色に黄葉はあっても、日本の紅葉の独特な美しさはないという。緑に黄が色づいた木の葉に、紅色が加わると、躍動感が出て、きらびやかさが増すというもの。山の斜面を曲がりくねりながら、向かいの斜面の色づきの変化を楽しむのも秋ならではである。

毎年、巾着田で催される「曼珠沙華まつり」は、今年は9月17日(土)から10月2日(日)までとのこと。曼珠沙華の紅蓮の色に、女性の深い情念のようなものも感じることがある。しかしながら、女性からそんなものをいただいたことがないのが残念である。

2015年11月30日月曜日

イ・ソンヒの「少女の祈り」

総じて暖冬。昼の日向の温もりも、日陰に入ればヒンヤリする。月面であれ、宇宙であれ、太陽光のあたる部分とそうでない部分の温度差は想像以上。地上でも、砂漠の昼夜で随分と差がでる。そう考えると、この寒暖に不平もいえない。

紅葉は温度差が激しいほど美しいという。最盛期は過ぎたが、高尾山の紅葉はまだ見ごろとのこと。行ってみようかと思案するが、寒さと人の混み合いを想像するだけで足が遠のく。詩情がわかないが、近場の紅葉でおさめる。それにしても、紅葉を愛でるにふさわしい(人生の)時期もあるようだ。

イ・ソンヒの初めてのアルバムに収録の「少女の祈り(소녀의 기도)」(1985年)は、思い出が落葉のように重なる乙女の歌だ。次のYoutubeの歌声は、20周年コンサートのものだろうか。高音につやが加わって、なめらかに響く。たぶん、最も美しい紅葉だろう。

(本ブログ関連:”少女の祈り”)


風吹けば散る、寂しい落葉が みな
おぼろな露のよう、揺らぎます
その声耳にして   空しく歩く うつろな心は
*
離れた人 なつかしむ、切ない心だけれど
一人残り 守ればならぬ、 孤独なわたしを泣かすよ

引き留められぬ 未練さに
落葉の季節に わたしを埋めて
春がまた訪れを 祈ります、この夜が明けたら

(*以下繰り返し)

この夜が明けたら

(Youtubeに登録のseony7676に感謝)

2014年5月8日木曜日

【多摩の代官】代官頭大久保長安

地元の公民館で、江戸時代の多摩地区(武蔵)を治めた代官による自治機構を解説するシリーズ講演会が始まった。朝方に届いたメールに気をとられ、返信などしているうちに・・・はっと気付けば遅刻してしまった。わずかな聴講であったが、興味深く話をうかがうことができた。

講師は法政大学大学の馬場憲一教授で、飄々と話され、かつ要所要所で気分をほぐらせてくれた。

(本ブログ関連:”多摩地区(武蔵)を治めた代官”)

第一回目は、代官頭大久保長安(1545~1613年)だ。(多数の金山を抱え甲州金で知られる)甲州武田家で、蔵前衆として金穀(金銭と穀物)をつかさどっていたが、同家滅亡後に徳川家康に仕え、八王子の代官や、金銀山(石見、伊豆、佐渡、南部)の開発とその金山奉行を勤めた。死後、疑獄が起こり一族は処罰される。

終わりに近かったが、お話を聞くことができたのは、古文書資料などの解説も含めて次のテーマだった。
①代官領「八王子町」について、その町立て、八王子千人同心の成立、代官屋敷の配置など、ミニ城下町の機能を持たせた。
②交通網の整備として、八王寺町に沿う「甲州街道」を開設し、江戸城改修のため御用石灰(消石灰<石灰岩:現青梅市、昔の武州多摩郡上成木村、北小曾木村から、多摩川上流の山の根からの)輸送のために、「青梅街道」を開設した。
③高尾山、御岳山など修験道につながる宗教拠点へ対応(融和)した。

ところで、金山に関わった大久保長安の死後一族は死罪になったが、関東で多数の金山を持った常陸の佐竹氏も1602年に秋田へ転封(てんぽう)されている。他にも、金山、銀山に関わった重責者たちの、その後がどうなったかをそれぞれについて調べてみるのも面白そうだ。

(追記)
国立科学博物館で「企画展 石の世界と宮沢賢治」展(4/19~6/15)が開催されている。

2014年1月7日火曜日

ボルヴィック

数日前、名前を忘れたがテレビ番組で、スタッフ?の(日本)女性がフランスの名勝を廻るというコーナーがあって、ある家?に泊った翌朝、その家庭の若い娘が洗顔しないことに驚く場面があった。フランスの水道水は硬質で、肌が荒れるからだそうで、以って化粧水で代用するという。

いわれることに、フランスの水道水は硬水のため、飲料水に適さない。代わりに、ミネラルウォーターやワインを飲むのだと。日本でポピュラーな、フランスのミネラルウォーターに「ボルヴィック(Volvic)」がある。このボルヴィックは、どんな処で汲み出されているのだろうか。

▼ ボルヴィックを販売しているKIRINのホームページに、次のように紹介されている。
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・ボルヴィックが生まれるフランス中部オーヴェルニュ地方は、「ピュイ・ド・ドーム」、「カンタル」、「オート・ロワール」、「アリエ」の4つの県からなり、北のアリエ県を除く南部3県は全て山岳地帯で、中央山地(マッシフ・サントラル)と呼ばれています。フランスの中では珍しく変化に富んだ地形をもつこの地方では、昔の火山活動でできた湖や渓谷がいたる所にあります。

・ボルヴィックの水源地はおよそ4,000ヘクタール。その広さは東京ドーム約850個分にも及びます。フランス中部オーヴェルニュ地方に広がる火山自然公園の中心にあるピュイ山脈。・・・

・オーヴェルニュ地方に広がる緑濃い火山自然公園の北端にある美しい村がボルヴィックの故郷、ボルヴィックです。・・・
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ボルヴィックは、硬度60で「軟水」の範疇に入る、1927年に発見された比較的歴史の新しいミネラルウォーターである。


▼ 「ヨーロッパ火山紀行」(小山真人著、ちくま新書)に、ボルヴィックの産地ピュイ・ド・ドームが次のように紹介されている。
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・パリ盆地と地中海にはさまれる形で、広大なフランス中央山塊(Massif central)が存在し、2000メートル近い高山がひしめいている。ただし、山塊の大部分は、険しい山と言うよりはなだらかな高原によって占められている。・・・

・このフランス山塊に数多くの火山が存在する、といっても大部分はすでに活動を終えた古い火山であり、豊かな森におおわれ、その懐には町や村が作られている。・・・

・ピュイ・ド・ドームは、シェヌ・デ・ビュイ火山群の最高峰(一四六四メートル)であり、およそ一万一○○○年前に噴火した溶岩ドームである。高原上に噴出したので、ドームそのものの高さは四五○メートルであり、ドームの底径は二キロである。・・・

・シェヌ・デ・ビュイ火山群には数多くのハイキングコースが整備されている。・・・お勧めは、ピュイ・ド・ドーム北側にあるいくつかのスコリア丘や溶岩ドームである。・・・
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約1万1,000年前に噴火した溶岩ドームのピュイ・ド・ドーム(Puy de Dôme)の写真を見ると、何となく伊豆半島の伊東にある、約4000年前に噴火した単成火山であるスコリア丘の大室山の姿を連想する。時間の経過と、緑に覆われた遠望がそうさせるのだろう。

ボルヴィックのボトルラベルに、なだらかな緑のピュイ・ド・ドームの絵が描かれている。高尾山に登るような気楽さなのだろうか・・・。

(本ブログ関連:”大室山”)

2013年8月3日土曜日

夏の歌

夏だというのに、湿気で一日鬱陶しい。すっきりした気分になれないものだろうか。

以前、本ブログに朝鮮日報の記事「韓国のテレビ局、失われた夏」(2011/8/3)で、夏にヒットした曲が紹介されていることを記した。

(本ブログ関連:”夏の歌”)
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・夏は本来、KーPOP界やテレビ局にとっては見過ごせない重要なシーズンだった。『夏』(飛び石、1978年)、『旅に出よう』(チョー・ヨンピル、85年)、『夏の中で』(デュース、94年)、『浜辺の女』(クール、97年)などは、その年の夏に大ヒットし、今でも愛されている国民的ポップス・ナンバーだ。
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そのなかで、チョー・ヨンピルの「旅に出よう(여행을 떠나요)」(1985年)は、2011年にイ・ソンヒの世宗文化会館でのコンサートで、イ・スンギが若さ溢れる熱気でカバーしたのを思い出す。

さあ夏だ、山彦が聞こえる渓谷に流れる冷たい水を、そよぐ涼しい風を楽しもう。バックパックを背負って都会を抜け出そう。
・・・おじさんには、高尾山がせいぜいだけど。

(Youtubeに登録のsoya iに感謝)