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2018年6月13日水曜日

Jポップの日本語研究

先日、書店に行ったら、AI関連書の特設コーナーがあった。AIについては、素人ゆえさっぱり分からない。それに、私が生きている限りに、アンドロイドの「ターミネーター」に殺戮される時代が来ることはないだろうから、まあいいやといった感じでいる。

AIについて恐れるなかれと、元高級財務官僚が刺激的な書籍の中で発言している。AIが動く限り、前提にプログラミングがあり、それは言語の(つまり人間の)延長でしかない。AIに特別なワザや神域があるでもないだろうから納得する。それにしても、天才は秀才と違うんですね。感心するばかり。

さて、上記の特設コーナーに、J-POPを言語分析して、作詞の自動化を狙った日本語研究の書籍「Jポップの日本語研究 創作型人工知能のために」(伊藤雅光、朝倉書店)があった。出版社からして理化学系の出版社であり、芸能関連書じゃないことがわかる。内容は、実際のJ-POP歌詞を分析して、語彙の傾向や差異をまとめたものだ。難しいAI技術書ではないので、楽しめそう。

(本ブログ関連:”J-POP”)

地元図書館(本館)が蔵書していることを知り、本日、さっそく借りることにした。日本のポップスがなぜ洋楽離れして、「日本語回帰」しているのかから始まり、「中島みゆき」と「松任谷由実(ユーミン)」の作詞分析(語彙の豊富さ、語りの構造など)へと進む。(ちなみに、図書館でこの書を「J-POP」で検索したら見つからない・・・館員さんから「Jポップ」表記と教えてもらった)

(本ブログ関連:”中島みゆき”)

昔、中島みゆき派と松任谷(荒井)由実(ユーミン)派といったファン層の大きな隔たり、深い谷底があったことを思い出す。これについては、あまり喋らない方が身のためのような気がする。(同書の著者がどっちよりかなどと推測するのも面白い)

2018年6月12日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 「君のための歌」ほか

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(6/6)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、亡なった人への追想の儀式や歌についての話を紹介した。

始めに、平安な時代を追想し、いしずえになった人々を追悼する日について次のように紹介された。
・善良な王の治世に「尭舜の時代」(中国古代の帝王、尭と舜の時代)がある。聖人と言われた王の尭が、老人が次のよう歌うのを見た。< 太陽が昇ったら働き、沈んだら休むという平和な生活では、王が徳をもって国を治めることなど、自分とは関係のないこと >(「撃壤歌」) 。尭は、これこそ平和な時代と満足した。しかし、歴史には平和な時代があまりなかった。韓国近代史も、苦難の中にあった。今日(6/6)は、メモリアル・デイにあたる祝日「顕忠日」(戦没者追悼の日)である。

▼ 「シッキムクッ(씻김굿)」の歌詞から「君のための歌(그대를 위해 부르는 노래)」の歌を聴く。死出の旅遠く、今様に。

次に、この「シッキムクッ」の儀式と、その鎮魂の意味について次のように紹介された。
・「シッキムクッ」は、全羅道地方で、死者の魂をあの世に導く儀式に歌う。一生涯、悔いのない人生はないだろう。残された家族も名残惜しい。今生に対する未練や恨みを洗い流す意の「シッキム」と、巫女シャーマン)が行なう儀式の「クッ」から、儀式を「シッキムクッ」と言う。合わせて、残った家族の心も共に洗い流す意もある。

▼ 珍島「シッキムクッ」から「ヒソル(희설)」の歌を聴く。土着 →(土着+仏教)→ 仏教、・・・その混合か?

最後に、この土着的儀式の「ヒソル」と、仏教儀式の「霊山斎(영산재)」について次のように紹介された。
・「ヒソル」は、「シッキムクッ」の儀式の一つで、死者が問題を乗り越えて極楽へ行くことを祈願する歌だ。「シッキムクッ」の儀式は、全羅道全域で行われたが、今は、珍島や小諸島の村を中心に受け継がれている。巫女の歌と踊りなどに芸術性が認められ、国の無形文化財になっている。一方、仏教では、人が亡くなると「四十九日」の法事を行なう。この儀式に「霊山斎」(同じく国の無形文化財)がある。この儀式は3日間行われ、各地から優秀な僧侶が集まったという。

▼ 僧侶の歌で、仏教音楽「伏請偈(복청게)」を聴く。伏請大衆 同音昌和 神妙章句 大陀羅尼・・・長々と歌う。

・国の無形文化財は、年に一度、全ての過程を一般公開する。ソウルの新村にある、「奉元寺(봉원사)」では、毎年6月6日、「霊山斎」を行っている。

(本ブログ関連:”韓国仏教”)

2018年6月11日月曜日

イ・ソンヒの「雨降る街に立って」

(雑節の「入梅」の今日も)昨日から雨がやまない。「韓国語教室」の往復、片手に持った傘に霧雨が舞い込んで、詰め込んだカバンが濡れるのではないかと気遣う。カバンがいっそう肩に食い込む気がする。

まるっきり詩情はないけれど、こんな雨の夜道にどんなイメージが浮かぶだろうか。中島みゆきの「元気ですか」(歌詞)の濡れネズミの惨めさは避けたい・・・(雨降りと限らないけど)、探り合い・鞘当ての心理ゲームは似つかわしくない。やっぱり、一方的かもしれないけれど、物語に転化したバラードの方が聴くに楽のようだ。

小雨そぼ降るこんな夜には、イ・ソンヒの9集所収の「雨降る街に立って(비오는 거리에 서서)」(1994年、作詞・作曲イ・スンジン)は、ぴたり当てはまる。

(本ブログ関連:”雨降る街に立って”、”中島みゆきの「元気ですか」”)


雨降る街に立って、あなたを待っているのね
行き交うたくさんの人たちの中で、私は立ち続けるのね
降る雨の中で、たたずんで、あなたを待っているけれど
どこにも見つからないあなたは、雨に濡れた私の心が分かるの
*
雨降る街に立って、あなたを思っているけれど
みすぼらしい私の姿は、私にも、どうしょうもできないの
消えていく、あなたの悲しい後ろ姿のように一人でここに

雨降る街に立って、あなたを待っているのね
暗い夜は更けていくのに、あなたは見えないのね

(*以下繰り返し)


(Youtubeに登録のkoreanballadsに感謝)

2018年6月10日日曜日

「みわぞう祭り Lomir tantsun!」

今夕、小雨の中、吉祥寺のライブハウスで開かれた「みわぞう祭り Lomir tantsun!」に出かけた。14名のミュージシャンによる、クレズマーミュジックの歌と演奏を楽しんだ。みわぞうさんのコンサートに行ったのは、本年1月以来、今回で2回目である。

(本ブログ関連:”みわぞう(MIWAZOU)”)

早過ぎるといわれるかもしれないが、今回ノリノリ状態になった。音楽というのは不思議なもの、会場の雰囲気にすっかりシンクロして、血流が濾過されるような気がしたのだから。なにしろ、コンサートのサブタイトルである「Lomir tantsun!(Let's dance!:!לאָמיר טאַנצן)」の通り、会場は大いに盛りあがって、イディッシュ・ダンスの列ができたほどだ。

クレズマーミュージシャンのお二人が「イディッシュ語教室」に、参加されたことがきっかけで、こんな楽しい経験をできたのは幸いだ。今回は、イディッシュの歌にも焦点を合わせて、いくつも歌われた。そのことがあって、イディッシュ語教室の鴨志田先生による「イディッシュ語ミニ講座」が組み込まれ、先生直々に説明された。さらにクラスメイト2人も来られたので、イディッシュ語つながりの多数が集ったことになる(勝手な自賛、聞き流してください)。

それに、会場には知る人ぞ知る著名な春遍雀來氏(漢字研究者)も来られた。コンザートは、開放的な雰囲気して最後までますます、本当に、盛況だった。

2018年6月9日土曜日

(案内)2018 夏期間「イディッシュ語教室」

今夏も、東京外国語大学オープンアカデミー「府中キャンパス」で、「イディッシュ語教室」が、① 7月末、② 8月末に分けて、2種のコースが開催されます。申込受付け期間は、今月中(6月1日 ~ 6月29日)で、コースの詳細は、コース名に付したリンク先を参照願います。(リンク先より一部掲載いたしました)

① イディッシュ語超入門(鴨志田聡子先生)
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・開催日時:2018年07月31日(火)~08月02日(木)、10:00 ~ 13:20
・会場: 東京外国語大学 府中キャンパス
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・受講対象者
  - 全くの初心者の方が対象で、ヘブライ文字の学習から始めます。
・講座内容
  - ヘブライ文字に触れ、簡単な会話を覚えることが目標です。

 イディッシュ語初中級(鴨志田聡子先生)
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・開催日時: 2018年08月28日(火)~08月30日(木)、10:00 ~ 13:20
・会場: 東京外国語大学 府中キャンパス
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・受講対象者
  - イディッシュ語の文字と文法を一通り学んだ方。ヘブライ文字を読める方。イディッシュ語でお話を読みたいという方。
・講座内容
  - 20世紀半ばのアメリカに住んでいたユダヤ人の兄と妹「セレレとベレレ」のお話を読みます。(テキスト:コピー配布)

2018年6月8日金曜日

(雑談)自然の中で読書する楽しみ

図書館の締め切った読書室を出て、新鮮な空気を味わえる公園で読書にひたるのは、ちょっと風流な気がしてよいものだ。そして、日向を離れて緑陰緑風の木陰に楽しむもよし、あるいは、公園の芝草の上で横になって耽るもよい。

見た目に景色に溶け込んだ文人画の世界のようだが、実際、そんな真似をすると大変なことになる。緑の葉が揺れる樹下にしばらくいると気付くだろう。さまざまな虫が落ち、やがてヤブ蚊が飛び回って来るのを。芝草にしても同じこと、いつのまにか、ダニが這い上がっている。始末に悪いのは、それに気付かず、彼らを家に持ちかえってしまうことだ。

公園で読書するのに一番安全な場所といえば、廻りに木立や草のない、見晴らしのよい散歩道に並んだベンチがよい。風通しもよく、虫やダニに襲われることがないからだ。刺されたところが腫れて、痒くなって初めて気付く心配がないからだ。

そんな見えない虫やダニの襲来から逃れられる場所も、初夏の陽射しには気をつけたい。老眼鏡にかえて読書をする際、アタッチ型のサングラスを眼鏡に付け加える。ただ頭上から太陽光がもぐりこんでくるので、頭の角度を変えなければならない。そんな工夫も必要だ。

初夏のこのごろ、自然の中で読書する楽しみを味わっている。(でも、眩しいし暑いしで長居できない)

2018年6月7日木曜日

春期イディッシュ語 2018-8th

「イディッシュ語教室」は語学以外にも得るものが大きい。今日も授業の始まる前、クラスメイトが持ち寄った江戸以降の和綴じ古書(為永春水ほか)を見せてもらった。変体仮名をすらすらと読んで聞かせられて、楽しくなる。

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

春期コースの後半、クラスメイトが入れ替わり、イスラエル、英国、そしてポーランドへ行く。おじさんは、しっかり日本で留守番する(羨ましい)。

さて、今日も授業は順調に進んだ。
① 前回(5/31)の文法のまとめ(主格:Nominative、与格:dative、対格:Accusative、および形容詞の接尾辞)
  ①-1.復習
  ①- 2.Exercise(イディッシュ語の綴り順)
      ・名詞(性)+ 定冠詞 + 前置詞 + ・・・
      ・名詞(性)+ 形容詞 + 定冠詞 + 前置詞 + ・・・
② Dialogue の読み取り
      ・風邪に苦しむ青年を心配した女性の友だちに対し、青年は心配いらない・薬はちゃんとあると言い訳する・・・。
③ (定冠詞 + 前置詞)の「縮約」(イディッシュ語の綴り順)
  ③-1.名詞(性)+ (定冠詞 + 前置詞)
④ 先生の訳例
  ④-1.ショーレム・アレイヘムの「嘆きの壁כּותל-מערבֿי:Koysl-Maarovi)」から
      ・イスラエルの地を踏んで「嘆きの壁」に接した人から話しを聞いたラビは、感激の余り子どもたちへの授業が中断する・・・

(付記)
地下鉄の乗り換え駅に、毎週、日本各地の物産展が開かれている。そのたび、ちょいちょい覗いては(主として食品だが)名産品を買ったりする。今日は、南九州の物産展で、特産品の「ボンタンアメ」と「甘夏みかん(砂糖)漬け」*を購入した。ボンタンアメには、すぐに昭和へ戻ることのできる懐かしさがある。

(*)砂糖漬けは、「ボンタン」が名産だが、今回は横に並んでいた「夏みかん」にした。

2018年6月6日水曜日

梅雨入り 2018

気象庁発表によれば、とうとうというか、ついにというか、今日、東京を含む <関東甲信地方>が「梅雨入り」した。合わせて、近畿、東海地方も仲良く一緒に梅雨入りした。

(本ブログ関連:”梅雨入り”)

関東甲信地方は、ほぼ昨年・平年なみの入梅だ。そんな小雨パラパラの中、歯科治療に行って、ドクターから教えてもらった次第。何年ぶりの虫歯治療、神経に近いという・・・痛かった。(痛いのと寒いのは苦手だ)

■ 気象庁「平成30年の梅雨入り」(更新日:平成30年6月6日)
地方平成30年平年差昨年差平年昨年
沖縄5月8日ごろ1日早い5日早い5月9日ごろ5月13日ごろ
奄美5月7日ごろ4日早い6日早い5月11日ごろ5月13日ごろ
九州南部5月26日ごろ5日早い11日早い5月31日ごろ6月6日ごろ
九州北部5月28日ごろ8日早い23日早い6月5日ごろ6月20日ごろ
四国5月28日ごろ8日早い23日早い6月5日ごろ6月20日ごろ
中国6月5日ごろ2日早い15日早い6月7日ごろ6月20日ごろ
近畿6月6日ごろ1日早い14日早い6月7日ごろ6月20日ごろ
東海6月6日ごろ2日早い15日早い6月8日ごろ6月21日ごろ
関東甲信6月6日ごろ2日早い1日早い6月8日ごろ6月7日ごろ
北陸6月12日ごろ6月25日ごろ
東北南部6月12日ごろ6月30日ごろ
東北北部6月14日ごろ7月1日ごろ

KBS WORLD「国楽の世界へ」 「瀟灑園」ほか

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(5/30)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、自然を楽しむ建物「瀟灑園(しょうしゃえん、소쇄원)」ほかの話を紹介した。

始めに、全羅南道の潭陽地域にある、景色の美しい「東屋」の「瀟灑園」について次のように紹介された。
・暑く感じる日が多くなった。そんな昼、景色の良い東屋が浮かぶ。そこに座り、小川の流れる音を聴けば、どんなに心安らぐだろうか。山水のあるところ、多く東屋がある。有名な園に「瀟灑園」がある。全羅南道の潭陽地域にある同園は、最高の園林と評される。瀟灑園は、美しい自然を最大限残し、東屋などいくつもの建物がある。所々に風景を楽しむ小さな東屋を配置している。中でも、「光風閣(광풍각)」、「霽月堂(せいげつどう、제월당)」が有名。

▼ 管楽器の大笒(テグム:대금)の演奏で、園林の趣きを表現した「瀟灑園」を聴く。空気が流れるように、今様に。-

次に、江陵地域にある、五つの月が見られるという楼閣「鏡浦臺(경포대)」について次のように紹介された。
・自然を楽しむ所に建てた小さい建物が東屋。少し規模が大きいものが「楼閣」。韓国東岸の江陵地域に、楼閣で有名な「鏡浦臺」がある。海と湖があるこの地は、五つの月が見られるという。「空の月」、「海に照らされた月」、「湖に沈んだ月」、「杯の中の月」、そして「愛する人の瞳の中の月」だ。そんな鏡浦臺の趣きを表現した歌があるんです。十二の欄干が設置された楼閣に上がると、と始まり、鏡浦臺とその周辺の美しい自然を歌う曲です。

▼ 漢詩にリズムをつけた詩唱(시창)、「十二の欄干(십이난간)」の歌を聴く。文字毎に対応なので詩吟に似る。

最後に、パンソリ「春香歌(춘향가)」の、若い春香(춘향)と李夢龍(이몽룡)について次のように紹介された。
・東屋や楼閣は一人でも楽しめるが、愛する人と一緒なら、より幸せなはず。妓生の娘「春香」と、両班の御曹司「李夢龍」の身分を越えた恋物語、パンソリ「春香歌」にも、温かい春の日の楼閣が登場する。ある朝、遠く山霧がかかる中、木と花で囲まれた美しい楼閣が描かれる。その楼閣の前には、カササギ(烏鵲)が「牽牛」と「織女」に橋を作ったという「烏鵲橋(오작교)」がある。若い李夢龍は、牽牛と織女の物語を思い浮かべる---  もし自分が牽牛であれば、織女は誰れなのかと。そのとき、遠くでブランコに乗った春香を見つける。美しい女性との出会いを夢想した彼の前に、美しい春香が現れたのだ。

▼ パンソリ「春香歌」から、(李夢龍が「広寒楼」で歌った)「赤城歌(적성가)」を聴く。朗々と張りのある声。

2018年6月5日火曜日

イ・ソンヒのCD「le dernier amour(最後の愛)」

イ・ソンヒの初めてのリメイクアルバム「le dernier amour(最後の愛」(5/30リリース)を、Amazonを通じて購入できる。(∴ 他の流通と比べて、比較的リーズナブルと思われる)

(本ブログ関連:”le dernier amour(最後の愛)”)

韓国のオンラインミュージックストアの「MelOn」に、アルバム収録曲ごと曲目解説、CREDITなどが詳細に掲載されている。かつ、ファンからのコメントも多数寄せられており、今の時代、彼女がどのように受け入れられているかを知る、一読の価値があるだろう。



2018年6月4日月曜日

イ・ソンヒの「この歌をかりて」

想いを伝えるのに、果たせないことがある。直接声に出して言葉にすれば、精霊に仮託して言霊となり成就するかもしれない。情念というべきか、発露というか、心の奥深くで言葉に伴うものがあるだろうから。逆に、言葉がなくても想いは伝えられるだろうか。

イ・ソンヒの12集所収「この歌をかりて(이 노래를 빌려서)」(2001年、作詞カン・ウンギョン、作曲ユ・ヨンソク)は、それが可能になることを願った歌だ。聴覚に問題をかかえたゆえに、伝えることが難しく悲しいストーリーを背景にして、主人公の想いが伝わることを祈っている。

(本ブログ関連:”この歌をかりて”)


分かってよ、多分私もそうしたわ
私に反対の家族は もう許してくれたの
あなたもおそらく親になれば、その心分かるわ
あなたを惜しんで そういうのを

幸せでなければならない、私の掌(てのひら)に書かいて
走って行ったあなたに 電話しようとしたの
そんなにも あなたのために練習した言葉
あなたを愛してる、私の声で

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

*私は祈って、またこの世に来るなら
その時は このようにどうか生まれないように
誰かをただ愛することさえ
罪にならねばならぬ自分が嫌いです

この歌をかりて、ほかの人をかりて
こんなにも あなたに 伝えたいひとこと

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ

(*以下繰り返し)

この歌を聞いたら、いつか聞いたら
あなたを愛していた心を分かってよ


(Youtubeに登録のP Chan Wooに感謝)

2018年6月3日日曜日

金井宣茂宇宙飛行士の帰還

JAXAの金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士(海上自衛隊医師出身)は、ISS(国際宇宙ステーション)第54次/第55次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして、2017年12月17日~本日2018年6月3日まで(168日、約6ヶ月間)滞在した。

(本ブログ関連:”金井宣茂宇宙飛行士”、”宇宙飛行士”)

本日午後9時39分(日本時間)ごろ、ソユーズ宇宙船(53S/MS-07)は、カザフスタンの草原に着陸した。(計画は午後9時40分)

(ISS長期滞在概要)
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・ソユーズMS-07宇宙船(53S): 2017年12月17日 午後4時21分(日本時間)
・ISSへのドッキング日時: 2017年12月19日 午後5時39分(日本時間)
・ISSからの着陸日時: 2018年6月3日 午後9時39分(日本時間)ごろ
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産経ニュースの記事(6/1)に、「先月31日に行った地上との最後の交信イベントでは『宇宙は別世界ではなく、人間が活動領域を広げた海や空と同じ。地上の延長として仕事をしてきた』と実感を込めて語った。」と報じられている。宇宙が、着々と現実世界になりつつあるわけだが、宇宙への夢は尽きることはないだろう。

それにしても、ロシアのソユーズ帰還技術の安定感、なんて素晴らしいことだろう。普段通りに見ていて驚く。

普段がいい

近所の公園を横断する小川を、昼下がり、段差の付いた少しばかり高い位置から写真に撮ってみた。とりとめもない、草むした河原がのんびり広がる。

撮影場所の背後には遊歩道があり、その傍に並ぶベンチに座って写してみた。ごくありふれた、初夏の河原だ。(実は。図書館の帰り道、リラックスしようと寄ってみた)

草繁る河原に低い潅木が並び、その奥(対岸)に直線の遊歩道が見える。小川はその間を、湧水を集めてちょろちょろと流れる。水音は風に消されて、なかなか届かない。

頬をなでる風に、手前の雑草が少し揺れる。遠くから、野球グラウンドの少年たちの声援が聞こえる。

遊歩道を散歩する親子連れ、スケボー遊びする若者、サイクリングを楽しむ年配者たちがときどき通る、そんな日曜の午後、初夏の陽射しいっぱい受けて時を過ごす。普段の景色に心が休まる。

2018年6月2日土曜日

イ・ソンヒのリメイク曲「最後の愛」のメイキング・フィルム

イ・ソンヒの公式ホームページのindexに、今回リリースされたリメイクアルバム「le dernier amour(最後の愛、끝사랑)」の < ミュージックビデオのメイキング映像 > が載っている。それを、Youtubeからこのブログにエンベッドしてみた。

彼女の印象には、街の人混みに、地下鉄の混雑の中に溶け込むような普段さがある。そして、じわりと心に響かせる歌唱力がある。最大の魅力だ。

この映像で、今回のアルバムのため、ミュージック・ビデオ作りに参加する彼女の自然な姿と出会える。そんな背景を垣間見て、関わるプロの世界の大変さを知る。

(イ・ソンヒの姿に、大袈裟にいえば、来し方過ぎし人生を感じます)

(Youtubeに登録のJongrip Yeoに感謝)

2018年6月1日金曜日

イ・ソンヒのリメイクアルバム「le dernier amour」(最後の愛)

イ・ソンヒのリメイクアルバム「le dernier amour(最後の愛)」が、5/30にリリースしたと、KBS World日本語版記事「イ・ソニ カバーアルバムをリリース」(5/30)は、下記のように紹介している。

(本ブログ関連:”リメイク・アルバム ①”)

記事中、イ・ソンヒの名をリエゾンした表現の「イ・ソニ」が使われている。(短縮表現だが、失礼でないそうだ。このブログは「イ・ソンヒ」の表現に統一している)
ちなみに、「最後の愛」という詞は、彼女の曲「神がまた許すなら」の歌詞にもある。聖堂に響くような美しい曲である。(끝と마지막:”けじめ”と”なり行き”の差はあれど)

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・女性歌手、イ・ソニが30日、(先輩および)後輩歌手の名曲をリメイクしたカバーアルバム『Le dernier amour』を配信リリースします。

・アルバムのリードトラックは「Last Love(끝사랑)」で男性歌手のキム・ボムスが歌って愛された曲です。この他、アルバムには男性歌手、NAULの「Memory Of The Wind(바람기억)」、男性歌手、イム・チャンジョンの「a glass of soju(소주 한 잔)」、女性歌手、Aileeの「첫눈처럼 너에게 가겠다(I will go to you like the first snow)」など、イ・ソニの歌声でリメイクされた6曲が収録されました

・イ・ソニは「6曲すべて良い歌で、すでに原曲歌手が十分にその価値を輝かせた歌です。だから、今回のアルバムを制作している間中、『ただ私の心を込めよう』という気持で臨みました。子供の頃、ボーカリストを夢見て、多くの歌と歌手に心ときめかせ、夢中になっていたように、その時のように歌ってみたかったんです」と述べました。

・なお、CDの発売は6月7日です。また、イ・ソニは6月29、30、7月1日の3日間行われるソウル・オリンピック公園オリンピックホールでのコンサートを皮切りに来年初めまで全国ツアーを開催します。
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イ・ソンヒが歌えば、すべてが彼女のためにあったような錯覚をしてしまう。


(Youtubeに登録の1theK (원더케이)に感謝)

2018年5月31日木曜日

春期イディッシュ語 2018-7th

「イディッシュ語」教室は先週休講のため、2週間振りとなった。実は、熱心なクラスメイトは、休講だった当日、自主的に集まり勉強会を開いたのだ。私は、せっかくPCメールの案内いただきながら見落としてしまい、出席できず残念なことをしてしまった。仲介をくださった先生に、あらためて深謝いたします。(次回はぜひ参加したい)

そんなわけで、教室の始まりで、自主勉強会の話を聞かせていただいた。

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

① 宿題(人体の部位の名称_単語)の宿題確認
  ・部位の単語: 名称、性と定冠詞、複数形 ・・・ 昔の「単語帳」の必要性を感じた

② 文法(主格:Nominative、与格:dative、対格:Accusative、および形容詞の接尾辞)の説明
 ②-1.「与格(~に)」の文の作り方
   ・[名詞(性)]←[形容詞(性)・定冠詞]与格 ←[前置詞]←[動詞]←[名詞(性)]主格
   ・例: רחל רעדט מיט דעם קלוגן חבֿר
          (Rokhl speak with the clever friend(男性名詞))

 ②-2.「与格(~に)」、「対格(~を)」の文の作り方
   ・[名詞(性)・定冠詞]対格 ←[名詞(性)・定冠詞]与格 ←[動詞]←[名詞(性)]主格
  ・例: רחל דערצײלט דער סטודענטקע די מעשׂה
         (Rokhl tells the student(女性名詞) the story(女性名詞))

③ 宿題:主格・与格・対格の Exercise

文法理解には、表形式の説明は欠かせないけど、覚える(記憶する)となると、それはそれで大変と、当り前のことに気付く。

2018年5月30日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 楽器ヘグムと国楽室内楽団スルギドゥン

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(5/23)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、擦弦楽器「ヘグム(奚琴、해금)」と国楽室内楽団「スルギドゥン(슬기둥)」の話を紹介した。

始めに、擦弦楽器「奚琴(ヘグム)」の特徴と、親しまれるきっかけとなった曲「その夜から明け方が来るまで(그 저녁 무렵부터 새벽이 오기까지)」について次のように紹介された。
・弓で二弦を擦って奏する擦弦楽器「奚琴(ヘグム)」は、最近、音色が楽しまれるようになった。昔はそれほどでなく、弦を弾いて音を出す撥弦楽器「カヤグム(伽耶琴、가야금)」や「コムンゴ(玄琴、거문고)」の方が人気だった。奚琴は、主に笛と演奏することが多く、特定の楽器扱いされなかった。奚琴は、指で弦を引く圧で音程をとるため、どんな曲も演奏できる長所があるが、小さく軽い構造のため、物乞いが演奏することも多く、物乞いの奚琴ともいわれた。そんな奚琴が親しまれるようになった曲に「その夜から明け方が来るまで」がある。冬の日、雪で覆われた山で夜を過ごし、太陽が昇る早朝を迎えたときの感動を表わしたもので、テレビドラマの音楽で知られる。

▼ <奚琴の趣きを世に知らせるきっかけになった>「その夜から明け方が来るまで」を聴く。何度聴いても心地よい、今様に。

次に、国楽の室内楽団「スルギドゥン」(指使いの名称由来か)について次のように紹介された。
・「その夜から明け方が来るまで」は、1997年、国楽の演奏団「スルギドゥン」のレコードにもある。スルギドゥンは、もともとは青少年の公開放送のためにできたチームだった。20代のミュージシャンが集まり、若者向けに音楽を披露し人気を博し、いろいろな音楽を作った。

▼ 「花の香り(꽃분네야)」と「塩売り(소금장수)」を聴く。東洋的に優しく、楽しく今様に。

最後に、伝統音楽普及に活躍した「テグム(大笒:대금)」奏者・作曲家キム・ヨンドンについて次のように紹介された。
・1980年代後半から90年代初、演奏団の「スルギドゥン」は、多くの国楽をドラマや映画音楽に作り、人々に親しまれた。奚琴の魅力再発見のため、今の時代に合わせる努力をした。当時、スルギドゥンと共に、活躍した作曲家キム・ヨンドンがいる。彼は元々、横笛「テグム」奏者だった。スルギドゥンと共に伝統音楽普及に活躍し、同グループの一員と記憶されることもある。

▼ キム・ヨンドン作曲の親しみやすい国楽曲「小舟(조각배)」を、イ・ソンヒの歌で聴く。(彼女の8集に収録です)

(音量にご注意!・・・音質には歪があるけれど)

(Youtubeに登録のlys2187に感謝)

2018年5月29日火曜日

イ・ソンヒ「家師父一切(Master in the House)」に登場

イ・ソンヒの自宅が、テレビ番組を通じて公開(5/27)された。スポーツ朝鮮の記事「『家師父一切(집사부일체:Master in the House)』 イ・ソンヒ 放送の最初に『ハンガン(漢江)ビュー』の家を公開、『34年振りに 初めて』」(5/27、キム・ヨンロク記者 )は下記のように報じている。

SBSの同番組は、軍隊から戻った(除隊後)イ・スンギの初のバラエティ番組で、キャスト(若手タレント)が有名人たちの家に1泊2日過ごし、有名人の生き方を通じて知識と知恵を学ぶという。(日曜日、夕方6時25分から放送、イ・ソンヒは10回目の放送に登場)

(本ブログ関連:”イ・スンギ”)

(動画像 facebook「SBS Now」より) ← ログインを求められても「後で」をクリック
https://www.facebook.com/sbsnow/videos/1981968371814832/
⇒ イ・ソンヒの会話をdB測定(アプリ)したりして・・・。

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・「家師父一切」の新しい師父はイ・ソンヒだった。

・27日SBS「家師父一切(訪問者:イ・スンギ、イ・サンユン、ヤン・セヒョン、ユク・ソンチェ)」が新しい師父、イ・ソンヒに会った。

・この日、イ・サンユンはチョン・ホジンを、ヤン・セヒョンはパク・スンデとチョン・ユソンを、イ・スンギはイ・ソンヒを、ユク・ソンチェはキム・ドンリュルを自分の人生師父として選んだ。特にイ・スンギは、「イ・ソンヒ先生が、学生だった私を歌手の道に導いてくれた。絶対に至られぬ師父だ。何だって歌手として管理をまず考えられる方だ。私とよく似合わない」と笑った。

・続いて、新しい師父についてヒントを与えるために、(放送)1回目の師父(歌手)チョン・イングォンが登場した。チョン・イングォンは、(イ・ソンヒは)「歌手である」、「女性である」、「声が小さいから、小さく話しなさい」、「体格が小さくても、私には大きく見える」、「多くの助けを受けた」などの言葉で、イ・ソンヒの正体を事実上ネタバレした。イ・スンギは、「イ・ソンヒ先生は、事実上、法輪僧侶*2(二代目)と見れば良い。野菜とフルーツだけ召し上がった」と笑った。

(*)法輪僧侶: 積極的に世間にコミットしている僧侶のことか?

・四人は、イ・ソンヒの家を訪ねた。イ・ソンヒの家は広いリビングルームと漢江ビューが引き立って見えた。家のあちこちには、直筆の民画がかかっていた。

・イ・スンギは、14年前イ・ソンヒの家に寝食していた時代を思い浮かべながら感懐に浸った。やがてイ・ソンヒが直(じか)に登場した。
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(追記)
上記番組の写真を多数掲載した、日本語のInnolife.netの記事、「『チプサブイルチェ』イ・ソニ、10人目の師匠として登場…デビュー34年目にして自宅初公開」(5/27)より。(一部除く)
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・この日、イ・スンギは「久しぶりにここに来たけど、ここでデビュー前に合宿した」とし「夜ごと漢江ビュー見ながら歌の練習をした。昔の思い出がたくさん思い浮かぶよう」とコメントした。イ・スンギは、イ・ソニが育てて芸能界にデビューした。

・イ・ソニは「家にカメラが来るのが初めて」と切り出した。彼女は「自宅公開自体しなかった。好きじゃない。今私はあなた(イ・スンギ)だけを信じてる」と静かな声で言うと、イ・スンギは「もともと静かに話すほうだ」とメンバーに説明した。BTOBのソンジェは「二人が会話するのを見てたら、テレビをボリューム調節しながら見ているよう」と話して笑いを誘った。

・イ・ソニは「舞台でエネルギーを注ぐなら、普段はエネルギーを節約しないといけない。普段は声を大切にするほう」と小さな声で理由を説明した。イ・サンユンは、イ・ソニの部屋にあった物理学の本に興味を示した。これにイ・ソニは「最近、完全にハマっている」と話し、イ・サンユンはこれを喜んだ。また、部屋に置かれた手帳とペンを見たヤン・セヒョンは、その理由を尋ね、これにイ・ソニは喉を管理するため筆記して会話することを説明した。

・そしてベッドに枕がないことについて「一度そうやって寝たら楽だった」と説明したが、これにヤン・セヒョンは「首にしわが一つもなかったよ。枕のせいかと思った」と話した。また、以前イ・スンギが使った部屋もあった。ピアノが置かれている部屋を説明するイ・ソニは、最初の弟子イ・スンギへの愛情を示した。
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2018年5月28日月曜日

イ・ソンヒ最新情報: リメイクアルバム & 海外公演(San Diego)

イ・ソンヒの最新情報

① 6月、デビュー34年振り、初のリメイクアルバム(le dernier amour)をリリース

(ティーザ: 断片広告   Last Love(끝사랑))

(Youtubeに登録の1theK (원더케이)に感謝)

スポーツ朝鮮」3/26記事より
   ・80~90年代の男性歌手の歌をリメークアルバム
   ・男性歌手の歌を中心に4曲ほどを選曲した
   ※ 今までに彼女が歌った男性歌手の歌に「美しい江山」(신중현)、「焼酎一杯」 (임창정)がある。

(本ブログ関連:”リメイクアルバム”)


② 海外公演(PECHANGA RESORT in San Diego): 公式情報未確認
   ・8月11日 公演予定   (← ALICE COOPERの公演も同日だが?)

2018年5月27日日曜日

老人星(カノープス)

昨日(5/26)のブログに、「キトラ古墳の天文図」を紹介するテレビ番組について話題を記した。そのつづきである。
番組中、「老人星(カノープス)」が幾度か紹介された。この歳になると、「老人星」という言葉だけで妙に反応してしまう。気になって、ネットに情報を探した。

キトラ古墳」の天文図は、「三重の円同心(「内規」・「赤道」・「外規」)」と「黄道」で構成されている。その内の「外規」(その土地で見える天の範囲*)の端に描かれた一つの星「老人星(カノープス)」について、番組で「限られた季節に地平線ぎりぎりにしか見えないため、見ると長寿になれると珍重された星」と紹介している。

(*)「天文との出会い 第12回 「奈良と天文」」(中川昇)

老人星(カノープス)は、したがって「南の低いところ、地平線からわずかにしか顔をのぞかせない星」であり、「南の地平線・水平線が見えているような開けた場所」がある、東京以南の緯度の地域で見られることになる**。

(**)「全天で2番目に明るい恒星「南極老人星」カノープスを見つけよう!」(縣秀彦)

南の地平線に見られるこの星は、「南極老人」との名も持ち、「七福神」のモデルともいわれている。「老人」は、ときどき現れる希少さ、めでたさがいいのかもしれない。しょっちゅう出ずっぱりではうるさい・・・、昔から、神仙に一歩踏み入れたほどの存在が、身の置き所として最もよいというもの。ひしひしと実感する。

ちなみに、老人星(カノープス)は、太陽を除く恒星中、「シリウス」に次ぐ明るさを持つ一等星。シリウスなら冬の空に煌々と輝くのが見られるが、老人星については、熱心な天文ファンでないため見た記憶がない。いつか見てみたいと思っている。

ところで、天文図の伝播を文化が熟すという意味で考える。同一文化圏なら、情報を受け取る側も、それに見合う文化が熟成していることが前提だろう。宇宙人がいきなり飛来して伝えるというわけではなかろうから。受容力が存在していることを、そもそも実証するに十分な研究成果がまだ出ていないだけかもしれない・・・と、素人ながら考えてしまう。

2018年5月26日土曜日

キトラ古墳の天文図

YoutubeにNHKで放送(5/23)された考古学と天文学の面白い番組が登録されている。奈良県明日香村にある、8世紀前後の円墳である「キトラ古墳」についてのドキュメンタリー番組で、古墳内の天井に描かれた天文図をもとに、その観測点(緯度、場所)を推測するものだ。

古墳内の天井には、「三重の円同心(内規・赤道・外規)と黄道、その内側には北斗七星などの星座が描かれ、傾斜部には西に月像、東に日像を配した本格的な天文図がある。」とWikipediaに記されている。

観測点は、当初の推計で北緯37度~38度だったが、古い天文図などから北緯34度へと解析が進む。謎解きの面白さだ。しかし、場所の特定(朝鮮半島から中国内陸部へ)に苦心する。

番組で、天文図に記された「老人星(カノープス)」の話題もあって、それについて本題にしたいと思ったが、今日は時間切れ。

(いつまで視聴可能かわかりませんが)

(Youtubeに登録のRoy Loves WILLIAMSに感謝)

2018年5月25日金曜日

イ・ソンヒの「ライラックが散るとき」

今日の日めくりカレンダーに、遠く札幌で「ライラック祭り」の催事が記されている。ふだん、地元で直接目にすることのない「ライラック」の花だが、イ・ソンヒの歌を聴いて以来、気にとめるようになった。

それは、イ・ソンヒがシンガーソングライターとして初めて発表できた、音楽活動の変曲点とでもいうべき作品、10集所収の「ライラックが散るとき(라일락이 질때)」(1996年)である。

(本ブログ関連:”ライラックが散るとき”)

彼女は、デビューの翌年、最初のアルバムを出した1985年に、既に自作曲を持っていたものの、発表できる機会がなかった。この「ライラックが散るとき」で念願を果たしたことになる。彼女とのロングインタビュー記事中(2011年、アジア経済)、次のように語っている。
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・実は、私は最初のアルバムから、いつも曲を書いていたけれど、当時、シンガーソングライターという概念がそれほど良く考えられないし、女性が曲を書くといえば、評価がそんなに豊かでない時期で、「私も曲を書いたが、入れてみたい」というと、いろいろな理由で反対されて。
・私の曲を載せてもよくなったのは、「ライラックが散るとき」(10集)の時からです。私が作った曲をやってもよいだろうと思ったし、少しずつ比重を増やしました。そうするうちに「因縁(인연)」を発表して、そのアルバムが予想外にうまくいったし。
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さよならという言葉は
私にただ一度も語らなくても
私は気付いていた
もう再び会えないことを

*変わっていくあなたの心が
私に鋭い跡を残しても、会いたいのは
未練が残っているのよ
もう 私の胸から逃れているね

振り返えらないで、わたし切なくて
何にしても、見つめないで
思い返さないで、もうあなたの人生で
私と一緒だったその記憶を
二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を

(*以下繰り返し)

二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を

(イ・ソンヒには珍しいドラマ風の仕立て・・・多分、ファンの持つイメージと対極にあるだろうけど)

(Youtubeに登録のAcaciaに感謝)

2018年5月24日木曜日

ニール・セダカ「きみこそすべて」

月日がたつのは早いもので、最近ますます加速する。だから、月日の経過をリンゴの果実の喰い具合や、日めくりカレンダーが薄くなっていく様子で例えたりする。カレンダーの場合、さらにオールディーズの懐かしい、ニール・セダカ(Neil Sedaka)の「カレンダー・ガール(Calendar Girl)」(1960年)を引き合いに出したりもする。

(本ブログ関連:”ニール・セダカ”)

そのニール・セダカが、実はユダヤ系であることを、以前このブログに次のように記したことがある。「イディッシュ語」教室に通ったればこその驚きかもしれないが。
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・いかにも、若い女性にモテモテといった雰囲気(少々にやけ気味)から、てっきりイタリア系と想像していたが、実は「父はトルコから移民したユダヤ系、母はポーランド・ロシア系ユダヤ移民」(Wikioedia)だったとは。
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「イディッシュ語」教室に、クレズマー・ミュージシャンがいらして、2015年に米国のフェスティバルに参加した際に目を引いたのが、ニール・セダカの溌剌とした姿だったという。(April 2017 MISUZU)

イ・ソンヒは、その昔、高校時代の頃に通った音楽室で、実力を試された際に歌った曲が、ニールセダカの「きみこそすべて(You Mean Everything to Me)」(1960年)だったと、彼女の自伝的記事に次のように記されている。
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チャン・ウクチョ音楽室に入って、歌を歌ってみたいと話すと、当時あまり名が知られなかった作曲家のイ・セゴン(이세건)、ソン・ジュホ(송주호)氏などが「一度、見せてください」と冷ややかな反応を見せた。
・私が全情熱を傾けて、ニール・セダカの「きみこそすべて(You Mean Everything to Me)」(1960年)を終わらせた時、その方々は非常に満足な表情であったし、したがって私はいつでも喉が「うずうず」したら、音楽室に立ち寄るようになった。
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この「きみこそすべて」の韓国語タイトル(당신은 내게 모든 의미입니다)が、ネットにあるが、彼女が音楽室に通った高校3年生当時、韓国語歌詞があって歌われたのだろうか、どのように流行したのだろうか。

さて、Youtubeには、ユダヤ系のニール・セダカ(ניל סדקה)が歌う、ヘブライ語版「きみこそすべて(למה שוב אינך עמי)」が登録されている。(ヘブライ語は分かりませんが)


(Youtubeに登録のulai1212に感謝)

ちなみに、歌詞内容(英語版)を知るには、<Google検索>で「You Mean Everything to Me」を検索すると、トップに歌詞が公開されている。

2018年5月23日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 大衆仏教音楽

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(5/16)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、大衆に向けた仏教音楽の話を紹介した。

始めに、改心と親孝行を勧める仏教音楽「回心曲회심곡)」について次のように紹介された。
・仏教音楽に改心の意の「回心曲」がある。過ぎし日々を振り返り、己の過ちを反省する意を込めて、肉体を離れた魂は、自分を生み育てた親の慈愛の大きさを主張する。短い人生、後悔なく生きるため孝行を勧める。いつも変わりなく育んでくれた親の恵みを、子のときに分からなかったと嘆く歌もある。

▼ <本格的な仏教音楽と比べて、分かりやすい>「回心曲」の歌を聴く。民謡風とのこと。

次に、僧侶の歌う「梵唄범패)」の他に、平易な「回心曲(회심곡)」や「和請화청)」について次のように紹介された。
・「回心曲」は元来、寺院で祭祀を捧げるとき歌う曲で、僧侶は「梵唄」を歌い、漢文やインド伝来の言葉を長く伸ばして歌ったため、多くの人々に理解できなかった。今は、祭祀の終わりに、韓国語で「回心曲」や「和請」を歌う。人が生きる上で重要な教えを盛り込み、特に亡き人への祭祀に、孝行の話がよく登場する。残された者たちは悔いが残るもので、この音楽に涙した。この歌詞や拍子を大衆の歌い手が歌ったのが回心曲だ。そして、和請は難解でな。念仏は他にはなくて、清い心も念仏、穏やかな気持も念仏だと。孝行も、家族仲の良いことも、そこにこそ念仏であると。

▼ 「和請」の歌を聴く。繰り返し繰り返し悟らせるよう・・・。

最後に、布施を集めるとき歌った「報施보렴)」について次のように紹介された。
・仏教は、高麗時代、国家庇護を受け隆盛したが、朝鮮時代には弾圧を受け、僧侶は身分を落とし自由に都へ入れなかった。僧侶に代わって布施を集めたのが「ヨンヒ(연희)」と呼ばれる放浪芸人集団で、寺に籍を置いて、歌や芸を披露して布施を得て寺に捧げ、その一部で生活した。次第に僧侶の念仏や踊りを身に着け、布教の効果もあった。民俗芸能としても、様々に音楽や踊りに芸術性を与えた。信仰を広く知らせる音楽に「報施」がある。元々、南道地域の「寺堂牌사당패)」たちが、布施を集めるとき歌ったもので、国の安寧と民の平安を祈願する内容だ。

▼ 「報施」の歌を聴く。上來所修功德海요 回向三處悉圓滿を・・・ムムム、難しくて。

2018年5月22日火曜日

日時計

地元公園にある「日時計」を見てきた。いつもの散歩道から少しはずれた、子ども広場の近辺にあって、あまり寄り道することはないけれど、どういうわけか気が向いてちょいと覗いてきた次第。

日時計 15:55 
写真のとおり、日時計は、東西(画面の左右)に広がる湾曲面上に目盛りを付し、湾曲面と直角に南北(画面の中央)にまたがる<棒>が太陽光を受けて、生じた影の位置で時刻を測る。

15:55のときの様子で、中央の棒から茶色矢印の先の目盛り上に影が生じているところが、現在時刻に当たる。

日時計の湾曲面の一番下は、正午 12:00に相当し、そこから(右に)4つ目の目盛りを少し超えた位置に影がある。見た目には 16:05ぐらいだろうか。まあ、そんなにはずれているようでない。

日時計を、いつ、どのような方角に設置したのか。目盛りの間隔はどうか、中央の棒の角度はどれくらいかなど考えると楽しい。

2018年5月21日月曜日

小満 2018

二十四節気の「立夏」の次に来る「小満」を今日迎えた。過去2回、このブログに記しているものの、どの記述も同様で、小満についてピンとこないと感想している・・・そして、今回もまた身についてないことを確認することになってしまった。

(本ブログ関連:”小満”)

< 葉繁り緑濃くなる > のを、昨日(5/20)のブログに記したばかりだが、小満の言葉とイメージがつながらない。(小満には、小太り感がある)

「韓国語教室」へ半袖姿で出かけた。途中、公園の木々は緑を隈なくまとい、陽射しを照り返す。澄み渡る空気が広がる、まさに「草木枝葉繁る」候を納得した。そんな道筋で、ヒンヤリした気配を次第に感じて、長袖にしておけばよかったと慌てる。

教室の帰り道には、冷えを温めるため、適当な飯屋を探したことはいうまでもない。小満は二十四節気の中で、一番地味な時期かもしれない。

2018年5月20日日曜日

緑陰・・・草上の昼食とはならず

初夏の今日、鋭い陽射しに比べて思いのほか肌寒い。夕方(5時頃)になって反転したが、朝から北風が吹いていたのだ。こんなときは、体を動かすのに都合よく、運動を兼ねて「調布飛行場」まで往復した。

(本ブログ関連:”調布飛行場”)

同空港は、伊豆諸島との航空路線を持つ「新中央航空(NCA)」のベースでもあり、空港ターミナルに伊豆諸島の名産品の自販機がある(参照「調布経済新聞」)。その中から、神津島産のビン入り「岩のり  風味」を買ってみた。帰宅して、熱々の飯の上に広げると、藻類の(調理による)きれいな緑色に輝いた・・・少々甘味だが。

ところで、飛行場との往復の途中にある公園の緑は、ますます濃さを増し、その緑陰は、日なたとの差を際立たせている。写真の日陰から、印象派絵画の「草上の昼食」を思い出した。

公園の緑陰
昔、日なたを地色の明彩で表現した。それを印象派の画家は、カメラ技術の進歩と競うように、白色にして論争となったようだ。

左の写真の日陰で、昼食を開いたら、エドゥアール・マネの「草上の昼食」(1863年、オルセー美術館)になるだろう。それほど緑陰が深く、日なたはスポットライトのごとく白く明るい。

ところで、現在開催中の「プーシキン美術館展」のポスターに、クロード・モネが、マネの絵の向こうを張って後に描いた、同様な人物配置の「草上の昼食」(1866年、プーシキン美術館)の絵がある。

とはいえ、マネであれモネであれ、横たわる昼食の宴スタイルは、<古代のレリーフ>まで遡ることができるという。以前、「ラファエロ展」で見た、ラファエロの下絵を元に作られた版画「パリスの審判」(1513-1515年、ライモンディ)にも見て取れる。

2018年5月19日土曜日

今夜も猫がやかましい

近所でめずらしく赤ん坊が泣く声がすると思った。でも随分とかまびすしい。重なり合うようにして止まないのだ。どこかでドアがばたんと開き、女性のしかりつける声がした。すると何ごともなかったかのように静まった。

ここ数日暑くて、昼間は猫も出てこない。夕方の帰り道に出くわすことがあるくらい。昨日もそうだった。目の前をゆたり歩く茶色縞の猫の後ろを追うかたちになった。始め気付かなかったのか、それともいつものごとく、睥睨無視する野良猫の気迫を示したのか、歩を緩めることなく先を進んだのだ。

わたしとて自宅近くになれば、足音を立てたくなるもの。気配を感じた猫は、ふっと振り返るや、民家の塀の隙間にゆるりと身を隠した。瞬間、一瞥して、決して恐怖で逃げ込んだのではないと睨みつけた。

そのとき、遠くの角に、うずくまるように白い猫がたたずんでいるのが見えた。そうか、今わたしが後をたどった猫は雄猫で、あそこで横たわっているのは雌猫だったと気付いた。すると、雄猫を待ちかまえていると思われる雌猫の姿が、妙になまめかしく見えてきた。

だから、今夜の猫の騒ぎも、彼らに違いないと納得した。

2018年5月18日金曜日

ハワイのキラウエア火山

穏やかな火山といわれた、ハワイ島のキラウエア火山が「爆発的噴火」を起こしたと、日本経済新聞の記事「ハワイ・キラウエア山が爆発的噴火 噴煙9千メートル」(5/18)は次のように報じている。(抜粋)

(本ブログ関連:”火山”)

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・【パホア=共同】米ハワイ州当局によると、ハワイ島のキラウエア火山が17日朝、爆発的噴火を起こした。米メディアによると高さ約9千メートルの噴煙が上がっている。当局は有毒ガスの噴出や巨大な噴石が広域に飛散する恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。けが人の情報はない。
・キラウエア火山は世界最大級の活火山。今月3日に噴火を始めて2週間が過ぎたが、今後も噴火を繰り返す可能性も指摘されている。・・・
・火山近くの町、パホアなどから住民ら約2千人が避難生活を続けている。・・・
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Googleマップから
ところで、地球上を包むように複数の「プレート」面があり、その中に太平洋の東で生成して、西に向かう「太平洋プレート」がある。

いろいろなプレートがぶつかる場所、例えば日本列島では、そのため地震や火山が発生する。

一方、プレートの真ん中は安定した所だが、特異にマントルが上昇する場所「ホットスポット」がある。ハワイ諸島がそれだ。プレート上に間歇的に島を作り、そのたび役割の終わった島は西へ移動して、次第に波に洗われ、小さくなって海没する。(ハワイ-天皇海山群

今回は新しい島のハワイ島、キラウエア火山が爆発した。新しい分、爆発の規模は大きくなる。

ハワイに行ったことはないけれど、火山神話につながる「ペレーの毛」は有名だ。火山ガラスがあれば生成できるわけで、先日、テレビで見たカムチャツカ半島の「トルバチク火山」では、草のように積もっているのが一瞬見えた。

2018年5月17日木曜日

春期イディッシュ語 2018-6th

「イディッシュ語」教室に通う地下鉄は、最初から席にありつけて、座り心地が良いためつい転寝してしまう。それが今日は、何と帰路も眠ってしまったのだ。CPUのスペックが耐え切れず、シャットダウンしたのかもしれない。

昔もむかし、同一製品の(大型)コンピュータに複数モデルがあって、当然ながら性能と価格に違いがあった。どうやって差をつけたのか、実は伝説がある。な~に、簡単なこと、まず最高スペックのCPUを作り、それに速度を落とすためのサブルーチンを組込んだというのだ。
だったら、私のCPUもまんざら悪くないのかもしれない。けれど、空転するサブルーチンが一体どこにあるのか、それが何なのかが問題だ。

「イディッシュ語」教室は、今日からテキストが、新しいユニットに進んだ。

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

① ニューヨーク旅行の思い出写真を見せてもらう対話
   ①-1. 対話から、被写体(4名)を示し、その人物名とファッションや特徴をあげる。
    ・写真から、民俗(宗教的)スタイルまで考察する。
       - 装束の名称、人体の特徴(髭、髪の色、目の色など)
    ・ユダヤ教の宗派は、信仰の度合いによって、衣装・スタイルに違いがある。
       - 超正統派でも、集団名の呼び方にNYとイスラエルで差があるという。
              חרדים(ハルディム:Israel)、חסיד(ホシドゥ:NY)
       - ネットから実際の様子(写真)が例示された。
  ①-2. 写真を閲覧する人物(3人)役になってロールプレイ・・・そして役回りの交代。
       ※ テキスト(活字体)を、筆記体にして読んだところ、自分の字の汚さに目が泳ぐ。
② 宿題(体の名称を図解して単語を付すこと)

他言語の若き研究者から、イディッシュ語研究で著名な「ウリエル・ヴァインライヒ(Uriel Weinreich、1926年~1967年)」の紹介資料が配られた。先生から「言語接触」の研究者であるとの説明があった・・・研究者の奥深さをただただ感心するばかり。
昨年、ヴァインライヒの教科書を使ったとき、そんなこと、な~んにも気付かずにいた。

イ・ソンヒ コンサート「Climax」(広報映像)

イ・ソンヒが、6/29~7/1の間開催する、コンサート「Climax」の広報映像がYoutubeに登録されている。

(本ブログ関連:”コンサート「Climax」”)


(Youtubeに登録のJongrip Yeoに感謝)

2018年5月16日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 ドドゥリ

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(5/9)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、宮中音楽の「步虛子보허자)」から分離して、編曲を繰り返した「ドドゥリ(도드리)」の話を紹介した。

始めに、宮中の音楽で、韓国固有の「郷楽」と、中国伝来の「雅楽」と「唐楽」について次のように紹介された。
・宮中音楽は、みな同じに聞こえるかもしれないが、次の区分がある。韓国固有の「郷楽」と、中国伝来の「雅楽」と「唐楽」だ。雅楽は、孔子などに祭祀を捧げるとき、唐楽は、宮中の宴で演奏した。雅楽と唐楽は、伝来以降1000年の歴史があり、半島の情緒を多く反映しており、音楽の発展にも貢献した。伝来当時、歌と演奏の曲だった「步虛子」だが、今は器楽曲で知られる。最近、歌詞を復元する試みもある。

▼ 「步虛子」の演奏を聴く。きらびやかさと一線を画した感じがする・・・拍数の効果か。

次に、宮中音楽「步虛子」の始まりの歌詞と、分離した音楽「ドドゥリ(도드리)」について次のように紹介された。
・「步虛子」は、空中を歩く意があり、神仙思想も推測される。歌詞は漢文で、< 天の門が開いて太陽が昇ると、海が先に赤くなり、赤い砂浜に良い気運が漂う。天の美しさを仰いで天の音楽を演奏すると、金色の鳳凰、銀色のガチョウが並ぶ > と始まる。宮中の酒宴で、国の平和を祈って歌った。曲の前半は拍子を変えながら演奏し、後半は同じ拍子を繰り返して演奏する。この繰り返し部分の拍子を、戻って入るの意の「ドドゥリ」という。また、ここだけを切り取った音楽を、同じく「ドドゥリ」という。

▼ 「ボホザ」の繰り返し部分を変形した「ドドゥリ」を、琴に似たカヤグムの演奏で聴く。素朴に響き渡る。

最後に、「ドドゥリ」の繰り返し部分から編曲された「千年万歳(천년만세)」について次のように紹介された。
・「ドドゥリ」の繰り返し部分を編曲した演奏は、当時、人気があり、多様な拍子が発生した。本来の「ドドゥリ」よりオクターブを高く演奏したものを<上>のドドゥリの意の「ウッドドゥリ」と呼び、元の「ドドゥリ」を<下>の意の「ミッドドゥリ」と呼んだ。ウッドドゥリから、寿命が千年も万年も続く祈願の曲「千年万歳」ができた。歴史ドラマの宴会場面にも登場する、軽快な曲だ。伝統音楽には、「ドドゥリ」の名の曲が多い。編曲が繰り返されたのを知って、音楽の楽しみが、より豊かになるだろう・・・とのこと。

▼ 「千年万歳(천년만세)」の演奏を聴く。おもわず拍子をとりたくなる軽やかさ。

2018年5月15日火曜日

イ・ソンヒの「五月の陽射し」

日ごと明るさが増す。特に雨上がりや、強風の翌日は、木々の葉が細部に輝き、今風にいえば、まるで高精細画像であり、スーパーリアリズムだ。もっといえば、映画「ブレードランナー」で、ヘビのうろこに記されたコード番号を見つけるような、どこまでも細部に行きつく世界を感じる。

5月の陽射しは明るく、空気はすがすがしい。公園を横切る小川の辺に寄れば、せせらぎは耳に心地よくひびき、川面はきらきらと輝く。そんなまぶしい季節を、イ・ソンヒはまた違った観点から歌ったようだ。5集に収録の「五月の陽射し(오월의 햇살)」(1989年、作詞:ユン・ハンギ、イ・ソンヒ、作曲:ユン・ハンギ)を聴いてみよう。

(本ブログ関連:”五月の陽射し”)

どこかで呼ぶ声に  振り返りみれば
見えるのは寂しい通りを  吹く風だけど
風に乱れる  髪をなであげながら
歩んだ足取り止めて  また振り返るよ
*
暗い夜一緒だった若い声が  虚空に散らばって
朝が来るまで歌おうとした  友よどこへ行ったのか
留まっていた束の間  残されたきみのその声
五月の陽射しあふれる日  私たちの心暖まらん

(*以下繰り返し)

留まっていた束の間  残されたきみのその声
五月の陽射しあふれる日  私たちの心暖まらん


(Youtubeに登録の모모선희に感謝)

2018年5月14日月曜日

通学路が明るくなった

夏の陽射しになってきた。それに天気もいいせいか、「韓国語教室」へ通う時間が随分明るい。冬の時期には、気合を入れて出かけたもんだが、今は昼下がりの延長とでもいうか、出かけるのに早すぎるのではないかと思うほど。実際、早めに家を出たのだが。

ちょいとマクドナルドに寄って、時間をつぶす。コーヒーでも飲みながら短編集のページをめくる。眩しい光が、座席まで差し込んでくる。それにしても、アンソロジーというか、編者の思わくが透けて見えて気になる・・・。

店を出て、額に手をかざしながら西陽をさえぎる。それが妙に気持ちいいのだ。

若者がひとり、教室に先にいて予習していた。邪魔にならぬよう、そっとドアを閉めてロビーで時間をつぶす。そんなうちに、光がとどかなくなったのか、読みさしの本の活字が霞んできた。

2018年5月13日日曜日

母の日 2018

昨日、近所の花屋の店頭には、赤いカーネーションの花が並んでいた。今日の「母の日」のためだ。目の前を、小さな女の子の手を引いた母子が、一直線に店先に向かった。そんな光景が微笑ましくうれしい。幼い子どもにとって、常に傍にあって、悲しいときに応えてくれる、そして、自分に確信を与えてくれるのが母親だ。

(本ブログ関連:”母親”)

歌や小説について、思い浮かぶものを以前まとめた。何度目かもしれないが、同じものをまた並べてみよう。
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・イ・ソンヒ : 「走れハニー」、「母をたずねて三千里」、イ・ソンヒのエピソードイ・ソンヒの生誕
・アソール : 「Mama」 ⇒ Youtube(<もっと見る>に英語訳歌詞あり)
エセーニン : 「母への手紙」 ⇒ Youtube(<もっと見る>に英語訳歌詞あり)
申京淑 : 「母をお願い」
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この中でも、エセーニンの詩はたまりません。ロシアの激動の時代を違った生き方をした彼の唯一の慰めは、遠い故郷だったのでしょうか。

もっと日常をリアルにみれば、逞しいおっ母さんこそ真骨頂だろう。それを体現しているのが、韓国の「アジュンマ」たちだ。こんな言葉がある。
・世の中には男性と女性そしてアジュンマがいる。
・この世にアジュンマの子どもでない人はいない!

2018年5月12日土曜日

イ・ソンヒ コンサート「Climax」チケットオープン日程

イ・ソンヒが、6月29日(金)~7月1日(日)の3日間開催するコンサート「Climax」(ソウルのオリンピック公園オリンピックホール)のチケットオープン日程が、Melonチケットから次のように案内されている。(Melonチケットは、本コンサートの予約問い合わせ先になっている)
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2018年5月15日(火)、18:00
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公演情報
- 公演名:2018 イ・ソンヒ コンサート <Climax>
- 公演日時:2018年6月29日(金)~ 7月1日(日)
               (金)午後8時/(土)午後5時/(日)午後5時
- 公演場所:オリンピック公園 オリンピックホール
- 観覧等級:8歳以上観覧可
- 観覧時間:120分
- チケット価格:VIP席154,000ウォン/ R席132,000ウォン/ S席99,000ウォン

あなたの人生、最高の瞬間となる舞台が来る!
2018 イ・ソンヒ コンサート "Climax"
あなたの人生、最高の瞬間となる舞台!
2018 イ・ソンヒ コンサート "Climax"
歌で伝える
ねぎらいと感動! 身震いと歓喜!
大韓民国の代表歌手 イ・ソンヒの音楽人生
その輝かしいクライマックスとなる舞台に みなさまを招待いたします

 企画事務所情報
主催/主管:(株)フックエンターテインメント

2018年5月11日金曜日

一粒

日めくりカレンダーに、今日は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」とある。一体何のことか、この歳になるまで気にもとめなかったし、実は知らなかった。語感から、何となく縁起のいいように感じる。

「一粒万倍日」をWikipediaに見ると、「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味」とあり、何ごとか始めるによい日のようだ。ただし。当日が「凶」の場合、効用が半減する。実は今日は「仏滅」である。(ちなみに、「一粒万倍日」は2日続くようで、明日は「大安」である)
また、この「一粒万倍日」は、「報恩経」が出典という解説がある。(みんなの福島News「今日の四字熟語  一粒万倍日」、八重樫一氏)

「一粒」といえば、「グリコキャラメル」のパッケージに、両手を広げたランナーが、まさにゴールインする様に見える絵柄を思い出す。ランナーの両脇に「ひとつぶ300メートル」、「おいしくてつよくなる」と書いてある。

誰もが昔、きっと経験しただろう、グリコのキャラメルを一粒口にして全力で走り切ったことを。子どもは、それだけで満足した。キャラメルを口にした理由付けになったからだ。また一粒くわえて、続けて走ったかどうか。

この赤地に白いランナーのパッケージを、最近あまり見かけない。私が菓子売り場に寄らないだけかもしれない。

2018年5月10日木曜日

春期イディッシュ語 2018-5th

5月初のゴールデンウィーク連休中は、「イディッシュ語教室」も休講した。その間、自分なりにやったことといえば僅か。イディッシュ語教材の音声を、PCフリーソフトの(MP3プレイヤー)「聞々ハヤえもん」で聴いて、大声で発声したことくらい。速度調整できるおかげで、もつれた舌が音声とシンクロし始めるとうれしくなった・・・それくらいなのだ。

休みで揮発した記憶力と緩んだ気持ちを立て直したく、今日も「イディッシュ語教室」に通った。(地下鉄で通うため、地上に出れば雨上がりで、雷雨を知らず教室にたどりついた)

(本ブログ関連:”春期イディッシュ語 2018”、”イディッシュ語”)

授業にいつも工夫いただき、みなで楽しく学習することができた。感謝。

① 今回も「イディッシュの歌」を、歌詞を解釈しながら歌った。
  ①-1.「Yome Yome(יאמע יאמע)」:フォークソング「ベニーちゃん、ベニーちゃん」の欲しいもの。
      ・前回授業で解釈したものを再確認した。
  ①-2.「Sleep, my Child(son)(שלאָף מיין קינד)」:ショーレム・アレイヘム作詞の子守歌「眠れわが子よ」。
      ・前回授業で紹介(前触れ)されたものを解釈した。
      ・ニューヨークに単身滞在中の S.アレイヘムが、遠くの妻を通じてわが子を想う。
      ・アメリカはいいところだよ・・・と。
② 現代のイディッシュたちは、その出身に応じてローマ字やキリル文字転写も活用しているようだ。
③ 受講者が日頃使用している、オンラインのイディッシュ語辞書やツールについて互いに紹介した。

先生から、大学での「イディッシュ語」の授業で、学生たちが共同で課題に取り組んでいると紹介があった。若い好奇心がうらやましく、彼らの成果を知りたいと思った。

2018年5月9日水曜日

「窓」 windowとפֿענצטער

イデッシュ語のテキスト「Colloquial Yiddish」に、高い位置にある <窓> を通じて、屋外から家の中に椅子を入れようとする小話「二人のヘルムのユダヤ人と椅子」がある。窓といえば、英語で「window」だが、テキスト(=イデシッシュ後)では「פֿענצטער(fentster)」と表現される。この二つの言葉、はたしてどのような起源を持つのだろうか。

(本ブログ関連:”ヘルム”)

そこで、英語の「窓(window)」の語源について、ネットに探したところ、windowは「風(wind)」と関連があるらしいこと。面白いことにもう一つ、ラテン語の「穴(fenestra)」が借用されていたという。ドイツ語学者植田康成氏は、ブログ「窓研究所」に次のように説明されている。(抜粋)
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・英語のwindowという語について考える。この語は古代北欧語 vindaugaに由来し、本来の意味は「風の目」である。
・かつて、「窓」を表す語として、windowの他に、住まいに穿たれた「穴」を意味するfenestreという語が併存していた時代があった。1066年のノルマン人侵攻後、大量のフランス語が英語圏に流入した結果、ラテン語 fenestraを由来とするフランス語が1600年頃まで借用されていたのである。つまり語源にもとづく「まど」の類型 (本コラムVol.0を参照) から言えば、それぞれ異なるタイプの二つの語が共存していた。いつしかfenestreの方は消失し、現在ではwindowのみが残った。
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イディッシュ語の単語について、どのような言語が由来しているか、Wikipediaの「イディッシュ語」に次のように概要している。(抜粋)
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イディッシュ語はドイツ語の一方言とされ、崩れた高地ドイツ語にヘブライ語やスラブ語の単語を交えた言語である。高地ドイツ語は標準ドイツ語の母体であるため、イディッシュの単語も
・八割以上が標準ドイツ語と共通しており、
・残りはヘブライ語アラム語ロマンス諸語、そしてスラブ諸語からの借用語である。
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英語の「窓」は、①「風の目」の意を持つ「vindauga」が「window」となり、②「穴」を意を持つ「fenestre」は無くなったようだ。
イディッシュ語の「窓」は、(素人解釈であるが ラテン語 fenestra 由来?の)「穴」の意に通じる「פֿענצטער(fentster)」になったようだ。すなわち、ドイツ語の「窓」である(ラテン語 fenestra 由来か?)「Fenster」と共通であるようだ。
ちなみに、ヘブライ語では「窓」を「חלון(halon)」というようだ。

窓を、「風の目」と「穴」と見るかで、住居のイメージまで変わってくる気がする。

じゃあ、ヘブライ語の「窓」の「חלון(halon)」は、どんな意味(語源)を持つのだろう?

KBS WORLD「国楽の世界へ」 貧困

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(5/2)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、昔の民がいかに貧困の苦境を切り抜けようとしたかの話を紹介した。

始めに、パンソリ「興甫歌」で興甫(フンボ、흥보)の苦境と、「還穀(환곡)」制度について次のように紹介された。
・パンソリ「興甫歌」は、善人の弟興甫と、意地悪な兄ノルボの話だ。二人は両班の家柄で、食べ物に困ることはなかったが、兄は興甫家族を追い出す。労働経験のない興甫は、家族をどう養ったら良いか分からず途方に暮れた。手元にある高価な服を売って、生活をしのいだが、それもなくなると、子どもたちに与える食べ物もなくなる。妻の泣く姿を見た興甫の心はいばかりか。朝鮮時代、農民へ春に穀物を貸し付け、秋に回収する制度があった。家族のため、ボロ着で役所へ向かう興甫を想像すると心が痛む。

▼ 「興甫歌」から、興甫が「穀物をもらいに行く場面(환자 얻으러 가는 대목)」を聴く。苦渋が滲む・・・。

次に、「興甫歌」で、貧困の興甫が鞭打ち刑の身代わりを引き受けることについて次のように紹介された。
・興甫は、両班のプライドがある反面、役人に嫌われてはならない、穀物を入手できないと大変と卑屈になる。当時、処罰に鞭打ち刑があって、病気になったり、命を失うことがあった。権力者や金持は、金を払って、代わりの者に刑罰を受けさせることができた。困窮した興甫は、刑罰を受ける約束をした。ともかく、家族を養えると、安堵したかしれない。昔、子どもの食事の音を一番幸せな音と思った。すやすや眠る子を見ると、何でもしたくなる誰もが同じ親心だったろう。

▼ 「美しい世界のための祈り(아름다운 세상을 위한 비나리)」の歌を聴く。美しく穏やかに、今様に。

最後に、「高麗葬(고려장)」(姥捨て山に相当)の風習と、老母と息子の逸話について次のように紹介された。
・「高麗葬」は、高麗時代に、貧しさのため口減らしに、老いた親を山に捨てた風習だ。「高麗葬」について、本当にそんなことがあったか確かでない。いくつかの逸話の中に、或る貧しい息子が、老母を捨てるため山へ向かった。それに気づいた母は、息子が道に迷うのを心配して、木の枝を折って帰り道が分かるようにした。息子はそんな母を、結局捨てることができなかった。「高麗葬」とは別に、母の愛だけは逸話でない・・・とのこと。

▼ 「高麗葬」の逸話を歌にした「花見(꽃구경)」を聴く。花が咲く中を・・・チャン・サイクの味わい深い歌。

2018年5月8日火曜日

梅雨入り(奄美 沖縄)

昨日今日と雨が続く。そろそろ「梅雨入り」(入梅)を考えてしまう。いささか厚手の防寒着して外出すれば、道を行き交うひとびとも寒さ対策している。ひとりサイクリストだけが、ぴちぴちした薄手の服に半袖姿で走っていた・・・我慢、我慢といったところか。

(本ブログ関連:”梅雨入り”)

昨日から、奄美地方、沖縄地方の順に梅雨入りした。平年、梅雨入りは南から北へ順に進むが、今回は奄美地方が先に梅雨入りしたようだ。(地図

今年の梅雨入りについて、気象庁の「平成30年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」は、次のように表示している。

地方 平成30年      平年差   昨年差 平年                 昨年
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沖縄 5月8日ごろ   1日早い 5日早い 5月9日ごろ    5月13日ごろ
奄美 5月7日ごろ   4日早い 6日早い 5月11日ごろ 5月13日ごろ

関東甲信                                        6月8日ごろ 6月7日ごろ
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明日も雨模様とのこと、東京(関東甲信)もすぐに梅雨入りしてしまうのではないかと思ってしまう。つられて、また歳をとってしまったようだ。

2018年5月7日月曜日

大雨

都心と比べて、当地(および周辺)は夕方、早めに大雨に襲われた。ちょうど「韓国語教室」へ通う時間帯の 18:00過ぎ、一気に横殴りの雨に変わった。気象庁の時刻別情報では、このとき 10.0mmの降雨量に達した。他方、都心の最大降雨量は遅れて 19:00に、 8.0mmだった。

傘も無力なほどに、服やカバンはずぶ濡れになった。教室の席に着く頃には、雨足が次第に衰え、授業が終わって外に出てみれば、辺りにパラパラ降りでしかない。先ほどの雨は一体なんだったのか。

帰り駅のホームから、駅の端の線路を横切るネコの姿が見えた。ゆっくりと体を延ばすように歩を進める。なぜか線路の間にじっと静止して、周囲をうかがう。そして、何もなかったようにホーム下にある空隙に身を滑り込ませた。

ホームの端を照らす明かりの色はブルーだ。この色には、不思議な力を持つといわれる。

2018年5月6日日曜日

イ・ソンヒ コンサート「Climax」(6/29~7/1)

コマーシャル表現だが、イ・ソンヒ待望のコンサート「Climax」が、6月29日(金)から7月1日(日)の3日間、ソウルのオリンピック公園オリンピックホールで開催される。

OicBonインスタグラムより(感謝)
イ・ソンヒ コンサート「Climax」(オリンピック公園オリンピックホール)
・6.29(金) 午後8時
・6.30(土) 午後5時
・7.01(日) 午後5時

이선희 콘서트 (올림픽공원 올림픽홀)
・6.29(금) 오후8시
・6.30(토) 오후5시
・7.01(일) 오후5시

イ・ソンヒがチュ・ヒョンミと日本旅行していた

ネットニュースで、イ・ソンヒとチュ・ヒョンミ(주현미)が、最近、日本旅行したことを知った・・・。テレビCMじゃないが、「それさぁ、早くいってよぉ~」といいたくなる。

(本ブログ関連:”チュ・ヒョンミ”)

トップスターニュースの記事「『人生ドキュメンタリ ー マイウェイ』、チュ・ヒョンミ 親しいイ・ソンヒと最近 日本旅行に行ってきた」(4/19)は、番組中に語られた言葉だが、次のようにわずかに報じている。(抜粋)
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・4/19放送のTV朝鮮の番組「人生ドキュメンタリ ー マイウェイ」で、歌手チュ・ヒョンミは、イ・ソンヒと最近、日本旅行に行ってきたと語った。
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記事中に語られた「最近」とは、一体いつ頃を指すのか。最近といっても大分以前のことか、それとも4月初に大きなイベントを抱えていたため、その後チュ・ヒョンミと短期旅行したのではないか・・・いろいろ想定される。きっと美味しい食事を楽しんだことだろうか。

ちなみに、チュ・ヒョンミとイ・ソンヒは、同世代の歌謡歌手であり親交がある。よく知られていることだが、チュ・ヒョンミは中国人の父を持つ中国系韓国人であり、薬剤師の資格を持つ初めての歌手である。「江辺歌謡祭」は、イ・ソンヒ、チュ・ヒョンミにとって共通のカタパルトだった。

2018年5月5日土曜日

こどもの日 2018

祝日「こどもの日」は、子どもたちがすくすく成長するのを、感謝し願う日だ。この歳になると、公園や広場で遊ぶ幼い子どもたちの姿に癒される。それぞれ名前を持っ存在であるが、この世界で最も大切な存在・・・という見方ができるようになる。社会性を前提にする女性ならば、とっくに了承済みのことと笑われるかもしれないが。

(本ブログ関連:”こどもの日”)

Wikipediaで知ったことだが、「国民の祝日に関する法律」(昭和二十三年法律第百七十八号)の、「こどもの日」について、「母に感謝する」の記載がある。
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第二条 「国民の祝日」を次のように定める。
「こどもの日 五月五日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。」
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「母に感謝する」という言葉について、あまり注目されていない気がするけれど、幼い子どもにとっては、母親は感謝以前の存在、無くてはならない存在である。町でよく見かける光景だが、ママチャリの自転車上で、母親と子どもの会話が素晴らしい。ひとつに、次々と質問を投げかけて言葉を増やしているように見えること。もうひとつに、会話が対等な関係に聞こえることだ。子どもを一人の人格として接しているように見える。せっかちな父親に案外難しいことかもしれない。

また、休日(祝日)の公園で、よちよち歩きの幼子の手を握って歩く父子の前を、ちょっと意地悪に母親が先へ進むとき、父親の手を振りほどいて母親にすがろうと小走りする子どものなんと可愛らしいこと。これこそ「母に感謝する」ことに他ならない。母親も、その気配にニンマリしていることだろう。

この時代に、「こどもの日」を過ごせることは、本当にありがたいことだ。

(本ブログ関連:”ラファエロ《 大公の聖母 》”、”賽の河原地蔵和讃”)

2018年5月4日金曜日

みどりの日 2018

いつまでつづく連休。祝日「みどりの日」の今日、ファミレスの2階で昼食をとっていると、四つ角をウォーキング中の一団が連なっているのが見えた。そういえば、昨日、今日、近くの公園を起点にした「ウオーキングフェスタ」が開催されている。老若男女(どちらかといえば、おじさん・おばさん主体)が、健康づくりにウオーキングを楽しんでいるようだ。

(本ブログ関連:”みどりの日”)

ノルマにしている、図書館での読書を果たした後、「ウオーキングフェスタ」会場の公園に行けば、どうやら事が一段落したようで、帰りを急ぐひとびととすれ違う。この催しに参加する気力もなく、しばらく西陽を浴びながらベンチに座って読書を続けた。

「イディッシュ語」教室のクラスメイトから貸してもらった「中欧」(沼野充義監修、新潮社)は、ポーランドを含む中欧四カ国の多彩な内容を、百科事典風に各専門家が分担執筆している。

ポーランドの風土や歴史を通じて、イディッシュの世界に関心がある。書中に、「一三世紀頃から、ポーランドには西から南から、次々とユダヤ人が流入し、最盛期には世界のユダヤ人の八○%がこの国に住み、ポーランド*はユダヤ人にとって『約束の地』**と呼ばれたほどであった」とある。この地は、イディッシュ語の母胎でもあった。
(*)ポーランドは歴史の中で領有地が大きく伸縮している。
(**)本来「約束の地」は、ヘブライ語聖書に記されたもの。それほど確かに思えた所だったのかもしれない。

2018年5月3日木曜日

憲法記念日 2018

憲法記念日」の今日、近所の公園に出かけ、木陰を探して読書する。風通りもよく、遠くから子どもたちの遊び声が聞こえてくる。のんびりと時の流れる風情だが、そこっちょの凡人ゆえ、時に遊ぶなんて真似はできない。気付けばうとうとしている。

少し足を延ばして、祝日の街に行けば、家族連れがあふれている。連休のプランが大変なのだろう。この時期、旅行に出かける家族もいれば、街でショッピングする家族もいる・・・そんな具合だ。

「ゴールデンウィーク」はいつからいつまでを指すのか。Wikipediaの「ゴールデンウィーク」によれば、「本来は5月3日から5月5日までの3日間を指すが、一般的には4月29日から5月5日までとされる。また直前・直後に土曜日・日曜日・振替休日がある場合、それらを含めて呼ぶことが多い。」といった幅がある。

今年の場合、平日の5/1と5/2に休暇をとれば、最大9連休になる。
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4月28日(土)土曜休暇
4月29日(日)通常休日祝日「昭和の日」→ (日曜の休日と重なり翌日へ振り替え)
4月30日(月)祝日「昭和の日」(振り替え)
5月01日(火)平日
5月02日(水)平日
5月03日(木)祝日「憲法記念日」
5月04日(金)祝日「みどりの日」 ← (従来4/29「みどりの日」がここに移動)
5月05日(土)祝日「こどもの日」
5月06日(日)通常休日
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これだけの休みを、有効に消化するにはどうしたらよいか。いまどきの父親は楽でない。

昔、アメリカのテレビ番組で、忙しく働く夫に対して妻が、あるいは父親に対して子どもが、一緒の時間を持たないと非難する場面がよくあった。それを見ながら、日本では無縁で、多分父親世代だって、私の世代だって、そんなことはドラマの中でしかないと思った。そんな要求が嘘っぽく感じたのだ。しかし今の時代、どうなっているだろうか。

2018年5月2日水曜日

八十八夜 2018

今日は、太陽に合わせたような雑節の「八十八夜」。「立春」(2/4)から数えて八十八夜。このところ、「夏日」(25℃以上30℃未満)の暑さが続いている。この時期、水の感蝕にたわむれて、ずぶ濡れになって遊ぶ子どもらがテレビのニュース報道される。濡れても気にしないのがうらやましい。

(本ブログ関連:”八十八夜”)

唱歌「茶摘み」の出だしに「夏も近づく八十八夜」がある。数日前のテレビで、ベテランの気象予報士が「もう春は終わりました」といった。近所の公園の緑陰も、日増しに影を濃くしている。

ところで、「春」を、気象庁は3月~5月と定義しているが、新潮社編(文庫)の新改訂版「俳諧歳時記」(平成2年)は2月~4月と前書きしている。

夜になると少し涼しい。ステテコ姿のおじさんは、何とストーブを持ち出して火をつけた。5分ともたない、あれほど恋しかった温もりが、いまではうるさくまとわりつく。そこで、冷蔵庫から冷えひえのサイダーを取り出して飲む。昭和はまだ続いている。

KBS WORLD「国楽の世界へ」 パンソリにある<争い>

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/25)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、代表的パンソリから争いの場面についての話を紹介した。
(先々週(4/18)の回を聞き逃した・・・韓国の小学校で習うという管楽器「タンソ(短簫:단소)」を練習したことがある)

始めに、パンソリ「水宮歌(수궁가)」で、動物たちが上座争いする場面について次のようの紹介された。
・日常で、争いは避けたいものの簡単でない。初めは比較的理性的でも、次第に相手の話し方や態度を問題視したりする。韓国では、最後に、歳がいくつかで勝敗を決めようとする。争いの理由は、もはや重要でなくなる。また、大勢集まると、誰が年配かで席順を決める。パンソリ「水宮歌」に、王の病を治すため、カメがウサギの肝を探しに陸地に出ると、動物らが宴会に集まり、互いに自分が年上だと争う。シカ、タヌキ、ウサギたちは、自分が年上と主張して、結局、ウサギが言い張って上座に座ったところ、トラが現れると、動物たちは歳を問いただすことなく、トラに上座を譲る。ウサギがどんなに年上に見えても、トラの前ではエサにすぎない。

▼ パンソリ「水宮歌」から、「動物たちの上座争いの場面길짐승 상좌다툼 대목)」を聴く。難しい始まり。

次に、パンソリ「春香歌(춘향가)」で、「春香(춘향)」の高官へ口答えについて次のようの紹介された。
・「春香」と「李夢龍(이몽룡)」の愛の物語、パンソリ「春香歌(伝)」に、権力者というだけで、力のない民をいじめる高官が登場する。全羅北道の町、南原に新任した高官は、春香に自分へ仕えるよう命じるが、彼女は断る。激怒した高官は、春香をむち打ち刑に処したとき、彼女は高官に口答えした。男でも耐えられぬむち打ち刑でも、口答えする姿を見て、高官は呆れて、結局、彼女を獄に入れたという。

▼ パンソリ「春香歌」から、春香が高官に口答えする「十杖歌の場面(십장가 대목)」を聴く。太鼓の撥が鞭音に聞こえる。

最後に、パンソリ「赤壁歌(적벽가)」で、「曹操」の軍が敗北する場面について次のようの紹介された。
・赤壁の戦いで、「曹操」の軍に敵軍が迫ってくると、曹操は自分の命を救うため必死に逃げた。英雄と言われる曹操が、どんなに権力者としても、必死に逃げる様は同じ人間でしかない。昔の人は、歌で愚痴をこぼし、心の慰めにしたはず・・・とのこと。

▼ パンソリ「赤壁歌」から、「赤壁火箭の場面(적벽화전 대목)」を聴く。

2018年5月1日火曜日

(資料)シュメンドリク

阿呆村の「ヘルム」につながるだろう。見たまま、羅列しただけの未整理資料。


「阿呆村(Village of Idiots)」
劇作家ジョン・ラザルス(John Lazarus)が脚色したユダヤ民話をもとにした、(お馬鹿な主人公)シュメンドリク(Shmendrik)の物語を伝える短編アニメである。

落語の「粗忽長屋」を思い出させる「入れ子構造」のような展開。


(Youtubeに登録のAnimation and Cartoon Videosに感謝)


「故郷」から遠く離れて : イディッシュ演劇がニューヨークで手探りしたもの
小倉直子(首都大学東京)
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・イディッシュ演劇は、1876年、アブラハム・ゴールドファーデンのふとした思いつきからルーマニアのヤーシという町に生まれたと言われている。ゴールドファーデンは、それ以前からもイディッシュ語による詩作に励んでいたが、・・・

・”イディッシュ演劇の父” ゴールドファーデンは、ユダヤの伝統や伝説を戯曲化し続けた。あるいは、西欧演劇のプロットもユダヤ風に仕立て直した。例えば、東欧. ユダヤ社会に根付いていた道化師(バトフン)をモチーフに喜劇を描いたり(『シュメンドリク (SHMENDRIK)』) ・・・
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
ユダヤ演劇
ゴールドフェドン Goldfaden,Abraham
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[生]1840.7.12. ウクライナ
[没]1908.1.9. ニューヨーク
・ユダヤ系劇作家。ウクライナに生れ,ユダヤ人の生活を描いた約 400編の劇やミュージカルを発表するとともに,俳優や劇団を育成,イディシュ演劇 (→ユダヤ演劇 ) の創始者となる。 1887年アメリカに渡る。『戦うダビデ』 (1904) はアメリカにおける最初のヘブライ語劇。代表作は『シュラミート』 Shulamit (1880) 。
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
ユダヤ演劇
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・1876年にイディッシュ演劇の父とよばれるアブラハム・ゴールドファーデン(1840―1908)がルーマニアのヤーシに最初のイディッシュ劇場を開設した。彼は俳優・演出家であったが、『魔女』や『スラミート』のような劇も書き、とくにミュージカル風な上演様式を確立した。第二のイディッシュ劇場は、現在のリトアニア共和国のビリニュスに、ゴールドファーデン一座の俳優だったイスラエル・グラードナーが作家ヨセフ・ラタイナー(1853―1935)の協力を得てほぼ同時代に設立したものである。
・しかしアレクサンドル2世暗殺後1883年にロシアではイディッシュ演劇が禁止されたので、ゴールドファーデンはじめ多くの人々がアメリカに亡命し、東欧ユダヤ人の運命を扱う作品を上演した。
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2018年4月30日月曜日

ヘルムの住民が愚か者たちであるわけ

「イディッシュ語教室」のテキストに、気真面目で可笑しく、そして怪しくてこっけいなイディッシュのひとびとが住む「ヘルム(Khelem、כעלעם)」の町(村)が登場する(Village of Idiots)。ポーランドに「ヘルム市」(昔、ユダヤ人コミュニティが隆盛を誇った時期もあったようだ・・・)が実在するそうだが、関連付けを素人耳に聞いたことはない。寓話の「ヘルム」は、あくまでも架空の共同体で、いってみれば、落語に描かれる長屋のようなものだろう。ヘルムには、長老と呼ばれる賢人から下々まで。落語には、大家さんから熊さん八さんまで多彩である。そして、それぞれにへまをやる。

(本ブログ関連:”ヘルム”(架空の阿呆村))

イディッシュ民話の宝箱である、ベアトリス・ヴァインライヒ(Beatrice  Weinreich)著の「イディッシュの民話(Yiddish Folktales)」(秦剛平訳、青土社)に、「 ヘルムの住民が愚か者たちであるわけ 」を次のように短く説明している。
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ある日のこと、一年サイクルのトーラーの朗読がはじまろうとしていたとき、新任のバール コイレ(=トーラーの読師)がヘルムの街にやって来た。そのバール コイレ学究肌ではなく、
「ブレイシェス、ボロ・エロヒーム・ハショマイーム(はじめに、神は天を造った)」読むべき箇所を、
「ブレイシェス、ボロ・エロヒーム・エス・・・ハショイティーム(はじめに、神は愚か者を造った」)と読んでしまった。
それ以来、よきにつけあしきにつけ、ヘルムの住民は愚か者と見なされるようになった。
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ヘブライ語の理解がないので、「読師」が誤読した面白さを間接的に知るわけで、ここに引用しながら意気があがらない。

今日で今年も1/3が過ぎる

朝から変な気分だ。昨日の日曜日が祝日「昭和の日」と重なったため、今日の月曜日が <振替休日> となり、なんだか日曜日が続いている錯覚をする。そして、このまま5月の「ゴールデンウィーク」に流れ込んでしまう・・・子育て盛りの家庭は大変に違いない。

時間の消化を、リンゴのかじり具合に例えれば、「今日で今年の1/3を食ってしまった」ことになる。日々かじり続けて今日があるに、その経過をさっぱり覚えていない。ブログがなかったら、振り返る手立てが全くなくなる・・・それでも、うつつとは名ばかりのしどけなさ。

2018年4月29日日曜日

祝日「昭和の日」

私にとっては、今日(4/29)は、植林のイメージにつながる、緑色の羽根を胸につけた「みどりの日」の記憶が大きい。2007年以降、それが「昭和の日」に替わったが、この日を何度迎えても「昭和」が浮かんでこない。

(本ブログ関連:”昭和の日”)

昭和生まれの者にとって、「昭和の日」の祝日が設けられると、自分たちが歴史の奥に据え置かれたようで、いずれ埃を被ってしまう気がしてならない。まだまだ、昭和を現在のつもりでいたのに・・・。

とはいえ、「平成」もあと一年で終了する。新しい時代とばかり思っていたが、これもお蔵入りとなる・・・時代はつぎつぎと押し出され、後戻りできない。

歴史区分の「近代」と「現代」の境界を、第二次世界大戦が意味するようだ。まさに昭和の時点だった。昭和は、そんな忘れてならない大きな時代の区切りを持つ。色々な意味で重たい時代だった。(平成は、自然災害を除いて、ある意味大過なく終えそうな気がする・・・平穏に終わって欲しい)

2018年4月28日土曜日

(雑談)雲と岩と

昔のひとは、雲がどこから湧くのか不思議だった。目の前で雲が生じるのを見たことがあるだろうか。都市の平地部で、積乱雲が上昇気流に押し上げられて巨大化するのを経験しても、その雲の種が一体どこで生まれたのか、やはり気になったことだろう。

どうやら詩人は、わび住まいを濡らす雨が、遠くの渓谷で沸き起った雲にまざって来たと考えたようだ(渓雲雑雨来茅屋)。それなら何となく理解できる。早朝、集合した山奥の駅舎で、薄暗い朝の明かりに透けて、白い雲が暗んだ山肌の影から流れ出て来るのを見たことがある。

(本ブログ関連:”石 ”)

山の奥に川を遡った先、岩の隙間をくぐりぬけた所に桃源郷を夢見たなら、山の岩肌から雲が湧いてくると考えるのもおかしくない。なぜなら、旅の途中、山道で小休止して、岩から湧きでた水を飲んで喉をいやしたことがあるだろうから。岩の奥に何かがある。

(本ブログ関連:”桃源郷”)

山をてのひらに夢見るひとは、水で「水石」を濡らす。湿った石の姿に、それをつつむ宇宙を感じているのかもしれない。鉱物趣味は、その石の中に含有物(インクルージョン)の不思議から、水晶に草が生えているのを見つける。それが別の鉱物の針状結晶だとしても、草と思いたいのだ。

2018年4月27日金曜日

イ・ソンヒの「少女の祈り」

1984年、20歳になるのを控えてデビューしたイ・ソンヒは、すぐさま歌謡界で初めて女学生だけのファン組織を持った。親しみを込めてお姉さん(언니)と呼ぶ「姉さん部隊(언니부대)」が登場した。女性を前に出すのを躊躇する、そんな世代に特有な心理に合致したのかもしれない。当時のイ・ソンヒは、ズボンスタイルでボーイッシュなイメージがある一方で、発声は強力なパワーを持ち、しかも高音は清く澄んでいた。

第1集アルバムに収録の「少女の祈り(소녀의 기도)」(1985年、作詞ソン・スウク、作曲ソン・ジュホ)は、女学生ファンの想いと、イ・ソンヒの特質にぴったり合ったものといえるかもしれない。

(本ブログ関連:”少女の祈り”)

ところで、このブログに触れたことだが、「少女の祈り」のタイトルは、日本で知られたピアノ曲「乙女の祈り」とハングル表示(소녀의 기도)が同じである。昔、ピアノを習っている(腕に覚えのある)子女が、学校の音楽室でそれとなくピアノに向かって弾いてみせる曲だった。(「乙女の祈り」 ”소녀의 기도” でYoutubeを検索すると、日本に似て韓国でも人気が高い)

(本ブログ関連:”乙女の祈り”)

「乙女の祈り」の作者について、昨日貸してもらった「中欧 ポーランド・チェコスロバキア・ハンガリー」(沼野充義監修、新潮社)に、次のような紹介(執筆:宮山幸久)がある。(抜粋)
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・ポーランド人は『乙女の祈り』なる曲が日本でショパン以上に愛好されているのに驚く。自分たちでさえよく知らない曲なのだから。
・『乙女の祈り』は、一般にバダジェフスカとかバダルジェフスカと表記されるが、正しくはテクラ・ボンダジェフスカと発音する二二歳のポーランド女性の手により、一八五六年に生み出された。三年後にフランスの「音楽時報」誌に掲載されて大ヒットとなり、世界中に広まることになった。この曲について、専門家は「素人臭い」とか「内容がない」などといつも否定的で、・・・(彼女は)一八三四年ワルシャワに生まれ、六一年に二七歳の若さで夭折した・・・
・『乙女の祈り』はごく基本的な音しか使われていないにもかかわらず、強いポーランドの香りに満ちている。
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風吹けば散る、寂しい落葉が みな
おぼろな露のよう、揺らぎます
その声耳にして   空しく歩く うつろな心は
*
離れた人 なつかしむ、切ない心だけれど
一人残り 守ればならぬ、 孤独なわたしを泣かすよ

引き留められぬ 未練さに
落葉の季節に わたしを埋めて
春がまた訪れを 祈ります、この夜が明けたら

(*以下繰り返し)

この夜が明けたら

(2004年、20周年記念コンサートから)

(Youtubeに登録のrosamin2に感謝)

2018年4月26日木曜日

春期イディッシュ語 2018-4th

中学時代、学校の図書館に《 聞き書きの日本の民話集 》がずらりと並んでいた。それぞれの民話に共通するものがあるのではないかと読み比べたりしたが、無力の子どもには、まとめる力などなくあっさり挫折した。けれど民話には、集団が育み受け継いだ独特な知恵があると今でも思っている。

(本ブログ関連:”遠野物語”)

古いイディッシュ(東欧ユダヤ人)の伝承(民話、小話)をもっと知りたい。庶民は、現実の厳しい生活を受け止め、苦境を切り抜けてきたわけで、それを面白おかしく笑い飛ばす軽妙さを持っているはず。そんな庶民のたくましさを、今日の「イディッシュ語教室」でも教えていただいた。イディッシュのひとびとへ、ちょっとだけ近づいた気がした。

今回は、前回(4/19)とつながりを持たせて理解を深めた。(前回欠席者への配慮もあってでしょうか)

① テキスト「Colloquial Yiddish」所収のイディッシュ民話(小話)から。
次の民話(小話)をグループに分かれてロールプレイした。
  ①-1.前回に引き続き「7と7は11זיבן און זיבן איז עלף)」から。
  ①-2.以前学習の「二人のヘルムの住人(イディッシュ)と椅子צװײ כעלעמער ייִדן און אַ בענקל)」から。

(本ブログ関連:”ヘルム(架空の阿呆村)”)

② イディッシュの歌から。
  ②-1.「Yome Yome(יאמע יאמע)」の歌詞原文と譜面を、音楽家が手配いただき、みなで読み歌った。
  ②-2.「Sleep my child(שלאָף מײַן קינד」(ショーレム・アレイヘム詩)の紹介があった。

(Youtubeに登録のguauguau6に感謝)

③ 今回、イディッシュ語の大家上田和夫氏が、「言語学大辞典」(三省堂)に執筆された「イディッシュ語」について、若き中国語研究者が資料紹介され、先生大絶賛。


ポーランドについて造詣が深い若き中国語研究者から、「中欧 ポーランド・チェコスロバキア・ハンガリー」(沼野充義監修、新潮社)を貸してもらい・・・ゴールデンウィークの読書にさせていただく。

2018年4月25日水曜日

「Colloquial Yiddish」と「聞々ハヤえもん」

元々記憶力がないのに、そのうえ歳相応に衰えるのは仕方ないこと。「イデッシュ語」教室で使用しているテキスト「Colloquial Yiddish」に補助文章としてイディッシ民話(小話)「7と7は11(זיבן און זיבן איז עלף)」が載っている。

(本ブログ関連:”「7と7は11(זיבן און זיבן איז עלף)」”)

前回の授業で、この一文を暗記するようにいわれたので(多分)、PC上で使える便利なツール(MP3プレイヤー)を探した。ちなみに、このテキストは、音源*を公開している。

(*)テキスト音源: Colloquial Yiddish (感謝)  ⇒ Audio 1  Track 36

幸い、速度調整と部分の繰り返し(A-Bループ)ができるフリーソフト「聞々ハヤえもん ( ぶんぶんはやえもん ) 」*が見つかった。テキストの音源は、リエゾンもあって暗記するのに速度を落とす必要がある。再生速度を85%ほどにして、A-Bループを使い、一文一文繰り返し聞き込んだ・・・。

(*)MP3プレイヤー:「聞々ハヤえもん」(感謝)

さあ、これから先は利用者次第である。私は・・・それなりに。

(岸本加世子・樹木希林による、1980年のCM: 写真店でフィルム現像・印画の時代)

(Youtubeに登録のmoheji360に感謝)

2018年4月24日火曜日

(参考)「韓国ギャラップ」について

これまでブログに、大規模で信頼できる韓国の市場調査会社として、大手新聞紙に扱われることの多い「韓国ギャラップ(Gallup Korea)」のレポートをとりあげてきた。同社の調査は、一般「世論調査」以外に、年末恒例の大衆が関心を持つ歌手や映画俳優など芸能分野のランキング調査まで含めて多様だ。

(本ブログ関連:”韓国ギャラップ”)

韓国の若者情報サイト「イルベ」に、「韓国ギャラップ」と世界最大手の「ギャラップ(米国ギャラップ)」との関係性が掲載されて、その内容が、日本語紹介サイト「カイカイ反応通信」に報じられている。どうやら、以前から衆知のことだったようだ・・・。

韓国ギャラップは、米国ギャラップの直接傘下にないというのが結論のようだ。

ではどうして、ギャラップの名を韓国ギャラップが使っているのかといえば、同社が「ギャラップ国際協会ギャラップインターナショナル:WIN/GIA)」に属している*からということになる。

(*)韓国ギャラップの会社紹介に、ギャラップインターナショナル所属を記載。

米国ギャラップは、以前、同社設立者が別途立ち上げたギャラップインターナショナルから、彼の死後、脱退している。Wikipediaによれば、「両社は『ギャラップ』という商標の使用をめぐって各国で争っている。」とのこと。

日本のテレビで、韓国通のコメンテーターが、信頼できる情報源として韓国ギャラップの名をよく語るが、<ギャラップ>の名称から(米国ギャラップと関係あるかのような)誤解を与えないよう気を配る必要があるかもしれない。

ちなみに、日本に、米国ギャラップの日本事務所がある一方、ギャラップインターナショナルの協会員である調査会社*もあるものの、<ギャラップ>の名を冠していない。

(*)「株式会社日本リサーチセンター」のレポートに次のように注釈記載されている。
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<WIN/GIA(ギャラップ・インターナショナル・アソシエーション)とは>
1947 年にジョージ・ギャラップ氏とヨーロッパの仲間によって設立され、チューリッヒに本部があります。現在世界の 70 カ国以上でメンバーを持ち、100 カ国以上の国々で世論調査や市場調査を実施しています。
※なお、米国調査会社 Gallup, Inc.とは関係ありません。
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2018年4月23日月曜日

(雑談)イヌとネコ

今日、街中で見かけたイヌとネコについて。

(本ブログ関連:”イヌ”、”ネコ”)

イヌ
飼い主に連れられて散歩するイヌ、何であんなに小さくて静かなんだろう。面白いことに、飼い主同士が道端で話をしている間中、彼らの足元にモノいわぬイヌたちがじっと立っている(立ちつくしていた)。互いにじゃれあうこともなく、吠え合うこともなく。

吠えるイヌを見かけない。通行人が家の前を通るたび、塀の中からけたたましく吠えるのを聞かなくなった。イヌが愛玩動物になって久しい。家族の一員にしている飼い主が多いのだろう。イヌを飼っていない私からすると、イヌの役目が全く違ってきてしまったようだ。愛玩したい飼い主の心にかなうように、イヌは振る舞い、防犯の役目を忘れているようだ。

最近の建売り新築家屋を見ると、通り道に面して塀がなく、隣家との境界を示す塀も低く見通しのよいものになっている。そんな家の庭にイヌを放し飼いすることは到底無理だろう。イヌは家の中で飼うものになってしまった。


ネコ
ネコはイヌより野性味を残している。屋外を一匹で歩くネコをまだ見ることができる。ただ、野良ネコといえるかどうか。子ネコを連れて歩く姿を見ないからだ。それでも、塀の上を歩いたり、塀から飛び降りたりしている分、動物らしさが感じられる。

通り道から家に入ろうとしたとき、目の前10m先に背を向けたままの大きなネコがいた。私に気づいたのかじっと動きを止めた。わが家の門塀を開けようとしたとき、ネコはするりと先に向いて歩き出した。隣家の角あたりで止まり、おもむろに振り返った。どうだといわんばかりに一瞥して、すぐに影に隠れた。こんな芸当、果たして、今のイヌにできるだろうか。

2018年4月22日日曜日

「草津白根山」火山の噴火警報について

鉱物趣味は、硫黄がらみで火山についても関心を持つ。とはいえ、手ごろに観察できる「東伊豆単成火山群」をちょっと独り旅したこと。また、浅間山噴火のとき、火山マニアのオフ会に参加して耳学問したことがあるくらいだが。
だから、何となく火山や地震情報があると聞き耳を立ててしまう。昨日(4/21)も霧島火山群の「硫黄山」の噴火についてブログに記した。

今日のニュースで、「草津白根山」の噴火警報レベルが上がったと報道されたが、ちょっと気になることがある。

(本ブログ関連:”草津白根山の噴火”)

実は、本年中だが、気象庁地震火山部発表の「草津白根山で発表した噴火警報・予報」(火口周辺)を過去に遡ると次のようになる。警戒レベルについて、3/16 ⇒ 4/22 の間に、いったん「噴火警戒レベル1」になったはずだが・・・そのことを知らない。私の理解が不足か、慎重を期して発表しなかったからか、どうなのだろう。

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・平成30年(2018年)1月23日11時05分:火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表
・平成30年(2018年)1月23日11時50分:火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表
・平成30年(2018年)3月16日14時00分:火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表
<------------(この間で、レベル1に下がった?)------------>
・平静30年(2018年)4月22日07時00分:火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を切替
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気象庁「参考:噴火警戒レベルの説明」
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【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。      
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
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2018年4月21日土曜日

霧島火山群 「硫黄山」の噴火

一昨日(4/19)午後3時過ぎ、霧島火山群の「硫黄山」が、1768年以来(約250年振りに)、3回目の噴火をした。所在を国土地理院の地図で参照したところ、霧島火山群の「韓国(からくに)岳」の北西、約1.5Km先にある地味な小山だ。

(参考)気象庁資料:「霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火山活動解説資料」(4/21付け)

先日(3/6)、7年振りに噴火した「新燃(しんもえ)岳」が、硫黄山の南東5Kmに位置している。火山群が南東から北西へ列を成している。(ちなみに、伊豆半島の火山群も同様の傾きを持っている)

(本ブログ関連:”新燃岳”、”火山”)


(Youtubeに登録のsupermantaro10に感謝)

硫黄山の名は、火山地にポピュラーだが、鉱物趣味とあいまってとても気になる名だ。山梨・長野をまたぐ「八ヶ岳」にも硫黄山があり、同山系の火山の分布も南東から北西へ列を傾斜している。

元来、硫黄の黄色が好きだ。合成した硫黄の白っぽく反射する黄色も好きだし、透き通った硫黄の結晶にも目が奪われる。それに、箱根の大涌谷の硫黄の臭いも嫌いじゃない。

(本ブログ関連:”硫黄”)

実は、先ほどNHKの番組「体感!グレートネイチャー『爆裂地帯と未知鉱物~カムチャツカ半島 七色の大地』」を見て、そのスケールの大きさに驚いたばかり。無人地帯ゆえ、そんな呑気なことをいえるのだが。「トルバチク火山」周辺では、同地帯特有のプレートの厚さゆえ、深部からの「レアメタルを含む『未知鉱物』の発見が相次いでいる」という。実際に、新発見鉱物「Urusovite」を含めて、色彩豊かなさまざまな鉱物(結晶)を画面で見ることができた。科学博物館で、「カムチャツカの火山」といった展示の機会があるといいのだが。