(二十四節気の「入梅」の今日も)昨日から雨がやまない。「韓国語教室」の往復、片手に持った傘に霧雨が舞い込んで、詰め込んだカバンが濡れるのではないかと気遣う。カバンがいっそう肩に食い込む気がする。
まるっきり詩情はないけれど、こんな雨の夜道にどんなイメージが浮かぶだろうか。中島みゆきの「元気ですか」(歌詞)の濡れネズミの惨めさは避けたい・・・(雨降りと限らないけど)、探り合い・鞘当ての心理ゲームは似つかわしくない。やっぱり、一方的かもしれないけれど、物語に転化したバラードの方が聴くに楽のようだ。
小雨そぼ降るこんな夜には、イ・ソンヒの9集所収の「雨降る街に立って(비오는 거리에 서서)」(1994年、作詞・作曲イ・スンジン)は、ぴたり当てはまる。
(本ブログ関連:”雨降る街に立って”、”中島みゆきの「元気ですか」”)
雨降る街に立って、あなたを待っているのね
行き交うたくさんの人たちの中で、私は立ち続けるのね
降る雨の中で、たたずんで、あなたを待っているけれど
どこにも見つからないあなたは、雨に濡れた私の心が分かるの
*
雨降る街に立って、あなたを思っているけれど
みすぼらしい私の姿は、私にも、どうしょうもできないの
消えていく、あなたの悲しい後ろ姿のように一人でここに
雨降る街に立って、あなたを待っているのね
暗い夜は更けていくのに、あなたは見えないのね
(*以下繰り返し)
(Youtubeに登録のkoreanballadsに感謝)