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2018年5月25日金曜日

イ・ソンヒの「ライラックが散るとき」

今日の日めくりカレンダーに、遠く札幌で「ライラック祭り」の催事が記されている。ふだん、地元で直接目にすることのない「ライラック」の花だが、イ・ソンヒの歌を聴いて以来、気にとめるようになった。

それは、イ・ソンヒがシンガーソングライターとして初めて発表できた、音楽活動の変曲点とでもいうべき作品、10集所収の「ライラックが散るとき(라일락이 질때)」(1996年)である。

(本ブログ関連:”ライラックが散るとき”)

彼女は、デビューの翌年、最初のアルバムを出した1985年に、既に自作曲を持っていたものの、発表できる機会がなかった。この「ライラックが散るとき」で念願を果たしたことになる。彼女とのロングインタビュー記事中(2011年、アジア経済)、次のように語っている。
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・実は、私は最初のアルバムから、いつも曲を書いていたけれど、当時、シンガーソングライターという概念がそれほど良く考えられないし、女性が曲を書くといえば、評価がそんなに豊かでない時期で、「私も曲を書いたが、入れてみたい」というと、いろいろな理由で反対されて。
・私の曲を載せてもよくなったのは、「ライラックが散るとき」(10集)の時からです。私が作った曲をやってもよいだろうと思ったし、少しずつ比重を増やしました。そうするうちに「因縁(인연)」を発表して、そのアルバムが予想外にうまくいったし。
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さよならという言葉は
私にただ一度も語らなくても
私は気付いていた
もう再び会えないことを

*変わっていくあなたの心が
私に鋭い跡を残しても、会いたいのは
未練が残っているのよ
もう 私の胸から逃れているね

振り返えらないで、わたし切なくて
何にしても、見つめないで
思い返さないで、もうあなたの人生で
私と一緒だったその記憶を
二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を

(*以下繰り返し)

二度と触れられないでしょう
暖かいあなたの体温を

(イ・ソンヒには珍しいドラマ風の仕立て・・・多分、ファンの持つイメージと対極にあるだろうけど)

(Youtubeに登録のAcaciaに感謝)