都心と比べて、当地(および周辺)は夕方、早めに大雨に襲われた。ちょうど「韓国語教室」へ通う時間帯の 18:00過ぎ、一気に横殴りの雨に変わった。気象庁の時刻別情報では、このとき 10.0mmの降雨量に達した。他方、都心の最大降雨量は遅れて 19:00に、 8.0mmだった。
傘も無力なほどに、服やカバンはずぶ濡れになった。教室の席に着く頃には、雨足が次第に衰え、授業が終わって外に出てみれば、辺りにパラパラ降りでしかない。先ほどの雨は一体なんだったのか。
帰り駅のホームから、駅の端の線路を横切るネコの姿が見えた。ゆっくりと体を延ばすように歩を進める。なぜか線路の間にじっと静止して、周囲をうかがう。そして、何もなかったようにホーム下にある空隙に身を滑り込ませた。
ホームの端を照らす明かりの色はブルーだ。この色には、不思議な力を持つといわれる。