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2026年4月12日日曜日

公園散歩

雲一つない青空が広がる暖かな昼過ぎ(13:30ころ)、公園を巡った(最高気温 24.2℃、12:47)。野鳥観察のフィールドに隣接する公園の南側まで足をのばした。大広場には、子どもたちや若者グループ、そして家族連れが集まり・・・にぎやかな声であふれていた。

公園裏手の入り口すぐにある、中規模の <いこいの広場> の日向に、「タンポポ」が黄色の花を輝かせ一面に群生している(毎年見ては感嘆する)。次に大広場へ近づく途中にある樹間を抜けるとき、木漏れ陽の下に「ショカツサイ」が薄紫色の花を潜ませるように咲いていた。

カントウタンポポ
<黄色の花の下にある緑色の「総苞片*(そうほうへん)」が反り返っているか(西洋)、閉じて上を向いているか(日本)で、外来種と在来種の区別がされる>。観察したところ、総苞片が上向きだったので、地元(在来)の「カントウタンポポ」とした。けれど、外来種と在来種の交雑化が進んでいるため、一瞥で見分けるのは難しいと自然観察会で言われたことがある。
(*)総苞片:「萼(がく)」とは別組織(変形した葉の集まり)だが、役割は似ているとのこと。



ショカツサイ(諸葛菜)
花期は、主に早春3月~5月の春、木陰・土手の陰で薄紫色の可憐な花を咲かす。「ショカツ」とは「諸葛孔明」の名からで、「諸葛孔明が陣を張ったとき、この花の種を食用として播いたという伝説」(Wikipedia)によるそうだ。また、別名「オオアラセイトウ」、「ムラサキハナナ(紫花菜)」という。


カツカレー(ライス)
先日(4/7)、抜歯した後、2日間は「ポタージュ」and 3日間は「うどん類」と、治療跡に触らぬよう食事に気を掛けてきたが・・・もう我慢ならぬ。好きなものを食べたいということで、公園近くにある「とんかつ」チェーン店に寄って、カツカレー( ≒ カレーライス+ とんかつ)を食った。

ウグイス
帰路、野鳥観察のフィールドである公園の外周を通ったとき、崖地(ハケ)の雑木林から「ケキョ」という声がした。もしかしてと、耳を傾けると「ホーホケキョ」は聞こえた。私としては、今年最初の「ウグイス」の出会いかもしれない。
ー ベテランの方が、きょう配信された野鳥写真の中に、ウグイスの鮮明な姿があった。

古書店
途中にある古書店で「正岡子規」(ちくま日本文学全集)を購入した。
文庫本サイズの全集(いってみればアンソロジー)の最初に、いきなり結核の話から始まる。なんだか苦しい。巻末近くに、ピックアップされた子規の俳句が、年代/季節別に並ぶ中から:
明治三十二年/春
「春雨や傘さして見る絵草子屋」(子規)

■ ジャパン アーカイブズ
「【1899年】書店(明治32年頃)▷絵草子屋の店前」(写真)
    ー https://jaa2100.org/entry/detail/035371.html

2025年5月14日水曜日

公園の南側

公園を東西に横切る幹線道路を越えた南側に大きな広場「大芝生」があって、陽射しの緩い昼間(11:50)、幼稚園や保育園の園児たちが遊んでいるのが見えた。広い空間のせいか、遊び声が空に抜けて聞こえてこないのが不思議。また、同行したと思われる母親たちが遠くから見守っているのも微笑ましい。

そんな公園にもう一つの広場「少年デイ・キャンプ場」がある。前回(4/21)来たとき、黄色の花を一斉に咲かせた「カントウタンポポ」の群落があったが、今回は白い綿毛の群落に変わっていた。次の写真のように、まるでアニメの世界のような不思議な光景だ。

2025年4月21日月曜日

公園の花咲く樹々

このところ「夏日」(最高気温 25℃以上の日)が続いている(除:4/20)。きょうの昼下がり(14:30~15:30ころ)、日射しと暖かさにつられて2つの公園を巡った。下記の樹の花以外に、タンポポ(カントウタンポポ)の群落と、小川に「ダイサギ」が1羽いるのを見た。

月日(曜日)最高気温℃(時刻)
----------------------------------------
4/17(木)    25.4
4/18(金)    26.2
4/19(土)    29.2
4/20(日)    24.8 (13:46)
4/21(月)    26.0  (14:34)
----------------------------------------

月曜日の平日ながら、2つの公園を流れる小川で、子どもたちが水遊びしている姿が見られた。かれらにとって、春と夏の区別はないようだ・・・遊びをせんとや生まれけん。何よりの驚きは、保護者の姿を見かけないことだ(確かに、この小川の水深は全く問題ないのだが)。

シャクナゲ
公園南側に、「シャクナゲ(石楠花)」の樹(丈3mほど)が立っていて、真紅で大振りの花を全体に飾っている。原産地はヒマラヤ山麓だそうだが、むしろ灼熱の乾燥地帯の方が似合っていそうな気がする・・・それほどに、情熱的な花だ。

(本ブログ関連:”シャクナゲ”)


ハナミズキ(写真左側2枚)、ヤマボウシ(右側2枚)
「サクラ」の後を追うように、「ハナミズキ(花水木)」の花(白や紅)が咲き、東京の街路樹を1位で飾っている。それに対して、「ヤマボウシ」の花(白)は身近でない。両者ともに「ミズキ属」に位置し、花は花弁でなく「総苞」である。花をアップした写真を載せたが、余りにそっくりなのに焦ってしまった(ヤマボウシの花は先が尖っている)。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”、”ヤマボウシ”)

2025年4月16日水曜日

自然観察園の黄色い花

春の陽は次第に長くなって、午後3時過ぎでも鋭くまぶしい。そんな中、公園に併設の「自然観察園」へ出かけた。観察園は、4時30分に閉園するので、滞在時間はわずかだったが、それでもちらほらと来園者の姿が見えた。

今回は、春らしい陽気な黄色の花を探した。日射しが強く、ポケットサイズのコンデジカメラでは上手くいかず、黄色の花弁が真っ白に写っていたりした。できるだけ、そんな花弁をのぞいて選んだものを次に並べてみる。

ヤマブキ(写真左)、クサノオウ(写真中央)、ヤマブキソウ(写真右)
① 観察園入口に、草花の写真を地図に付した掲示板がある。その掲示板の傍に、落葉低木「ヤマブキ」の木立が黄色の花を咲かせている。
② 同じく掲示板の横に「クサノオウ」が黄色の花を密集して咲いている。
③ ヤマブキと似た花を咲かす「ヤマブキソウ」の群落がある。一面黄色の花が広がっているのは圧巻だ。


カントウタンポポ(写真左)、キジムシロ(写真右)
④ 春の黄色といえばタンポポだろう。萼片が上向きから「カントウタンポポ」と判別した。
⑤ 小さな斜面に、「キジムシロ」の黄色の花が密集して塊りになって、存在を示していた。


ちなみに、観察園の「かがみ池」の少ない水溜まりに、「カルガモ」が2羽より添うように浮かんでいた。

2025年4月4日金曜日

清明 2025

きょうは二十四節気の「清明(せいめい)」、万物が生き生きと清しいさまを見せるころ。

(本ブログ関連:”清明”)

先週来の冷え込みから解放され、ようやく春らしい温もりになった。空は青く晴れ渡り、花々が咲き誇る。「ツグミ」や「ジョウビタキ」などが北へ帰り、「ツバメ」が訪れる時期である。清浄明潔(しょうじょうめいけつ)、まさに生命の脈動を感じる。

清明を三つにわけた、七十二候の三期間は次の通り。
・初候: 玄鳥至(つばめ いたる) : <燕>が南からやって来る
・次候: 鴻雁北(こうがん きたす) : 大きな(鴻)<雁>が北へ渡って行く
・末候: 虹始見(にじ はじめて あらわる) : 雨の後に<虹>が出始める

ところで根拠はないが、演歌に北へ帰るという表現がみられるのは、昔の人びとにとって春先に渡り鳥が北へ飛び立つのを見る機会が身近だったからではと想像したくなる。


満開のサクラ(写真左)、タンポポ(写真右)
・しばらく冷え込みが続いたおかげで、花見の余裕が残ったのは幸い。ちょうど昼どきに、日射しを受けて、秘密(自称)の桜並木を訪れた。見上げると、まだ白い花弁がまぶしく輝いていた。路肩に、もう花びらが舞い始めている・・・まもなく路上に花の絨毯ができることになるだろう。

・サクラ並木の樹下に「タンポポ」が黄色い花を咲かせていた。花の裏側の苞片が妙に反り返っていた。「カントウタンポポ」と「セイヨウタンポポ」の雑種が多いと教えてもらっていたので、判別に自信がない・・・多分、セイヨウタンポポ寄りじゃないかな。  

2024年3月1日金曜日

カルガモと水紋

晴天の昼過ぎ、きょうの最高気温(16.8℃、13:38)になった頃、公園に出かけた。
途中、桜並木路を通り抜けたとき、桜の樹々に少し芽が出ているのか、空へ伸びた枝が薄く靄っているように見えた。写真に撮ってみれば、枝ばかり強調されて面白みのない景色になっていた。

公園を巡れば、厚手の冬着(ジャンパー)が鬱陶しくなる。でも、日向と日陰に寒暖差があることから、いま月面で太陽光の受け入れに苦心している「SLIM(小型月着陸実証機)」を思い出す。

公園を流れる小川は、昨晩の小雨程度では助けにならず、ところによって涸れていた。いずれ来る梅雨に頼むしかないのだろう・・・か。

公園併設の「自然観察園」に入ると、西側の湿地を巡る板橋の改築工事が完了前のため、乾燥地の多い西側を歩くことにした。順路に敷き詰められた木材チップが歩く力を吸収してしまい、足腰に難儀な年寄りには少々きつい。
1、2輪の「カントウタンポポ」、雑草のごとき「オオイブノフグリ」、伸び始めた「フキノトウ」、掲示板の写真イメージと比べて小さく赤い「ウグイスカグラ」の花を観察する。

道路を挟んで隣りにある公園に渡ると、小川に豪雨の際に溢れた水の取り入れ口(暗渠口)があり、そこにはある程度の水溜りがある。いつもと違って反対側の岸辺から見おろすと、「カルガモ」の番(つが)い?と思われるペアが2組いて(少し離れて1羽を目撃したが)、葦の枯れた茎を背景に泳いでいる。カメラにおさめると、水面の揺れが、ぬっとりとして緩い時間を感じさせるのに気づく。

(本ブログ関連:”カルガモ”)

2023年12月17日日曜日

自然観察(19)

寒気の緩んだ晴れた朝、実に久し振り(あまりに以前の 6月18日以来)に、定例(毎月第3日曜日開催)の「自然観察会」へ参加した。十分厚着してのこと。集合時刻(9:00)の気温は 14.3℃ だった*。
(*)きょうの最高気温(16.3℃)は、17日の日付に変わった深夜(00:39)に記録されたもので、きのうと同様、変則的な動きをしている。

自然観察会は、定例会とは別に公開型のものがある。公開型は遠方地開催が多く、足腰がきつい私には少々辛い。そこで、きょうの定例型の観察会は頑張った・・・けれど観察の途中、フェイドアウトしてしまった。観察途中までの手帳のメモを頼りに次に記す。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視と写真で確認した草木や野鳥を整理した(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヌマスギ: 集合場所の背側に立つ、針葉樹ながら(メタセコイヤと同様)紅葉する
・モチノキ: 雌雄異株で、雌株に赤い実が生る。アオキ、サンショウも雌雄異株
・マユミ: 弓の材料から名付けられた。自然の枝振りが弓のように湾曲して見える
・コブクザクラ: 年2回白い花が咲く・・・そのため相当にエネルギーが費やされるようだ
・ハルニレ: 樹元の幹から出た小枝(ニシキギの枝に似た板状の翼)に春先葉が出るようだ
---------------------------
・カントウタンポポ: 季節に関係なく、冬晴れの原っぱに小さな花を咲かせていた
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・ヤマガラ: 落葉の枝間を駆け巡り飛び去った。これほど目で確認できたのは初めて!!


■会長から解説いただいたテーマ(抜粋)
① イチョウ: 
・街路樹に使われたが、雌株が落とした実の悪臭のため、雌株は減らされているようだ。
・生命史は古く、恐竜も見た樹だ。過去は多様だったが、現在「一科一属一種」になった。
・銀杏の実は、古く縄文の時代から食べられていた。

② タンポポ(日本原産カントウタンポポ、帰化植物セイヨウタンポポ):
・「カントウタンポポ」と「セイヨウタンポポ」の交配が進み、冬場に咲くようになった。

③ 帰化植物:
・帰化の時期や地域性に諸説ある。
・「ヒガンバナ」(中国原産)のように、古くからあるものを「史前帰化植物」という。

④ サザンカとツバキ: 
・「サザンカ」は日本原産で白色の花が咲いたもの。一方「ヤブツバキ」は赤い花が咲く。
・夏目漱石の句に、「落ちざまに虻(あぶ)を伏せたる椿かな」がある。

⑤ 石炭: 
・石炭がいまあるのは、石炭紀(3億6000万年前~2億8600万年前までの古生代5番目の時代)に倒れた草木を分解する生物がまだ存在しなかったからだそうだ。


■ 写真
❶ ヌマスギ
これまで、「ヌマスギ」についてブログに記述がない。観察会の集合場所直ぐ後ろ、ICU構内にそびえる針葉樹、見慣れたはずなのに。針葉樹でも紅葉することを、正直初めて知る。


❷ モチノキの実
集合場所付近に、雌雄異株の「モチノキ」の両株が並んでいる。当然ながら、雌株に赤い実が生り、雄株にはない。

(本ブログ関連:”モチノキ”)


❸ カントウタンポポ
集合場所から早々、小川の橋を渡ると「カントウタンポポ」が広場の西端にポツンと咲いている(よく見れば広場中央でも見つかる)。花の裏側に、「セイヨウタンポポ」特有の総苞外片の反り返りがない。

(本ブログ関連:”カントウタンポポ”)


❹ コブクザクラ
公園には「コブクザクラ」と同様、年に2度咲く「ジュウガツサクラ」がある(今回、観察路に入らず)。写真にアップしたが、春のように木全体が満開となるわけではない。サクラはやっぱり春がよい。

(本ブログ関連:”コブクザクラ”、”ジュウガツサクラ”)


❺ ハルニレ
欧米のニレ(「ハルニレ」)は、ここ数十年でほとんど枯れてしまった。この木は、英国ジョン・コンスタブル(John Constable、18世紀末~19世紀初頭)の風景画によく登場した。彼はニレの幹を研究し、樹皮に着目した絵まである。
写真は、上段に示した幹から出た小枝に着目したもの。

(本ブログ関連:”ハルニレ”)


2023年4月16日日曜日

自然観察(17)

自然観察会は、午前中いっぱいを使って定例の公園、同付属「自然観察園」を巡る。今朝の集合時刻には、小さな白い雲が青い空を走っていた。昼ごろに、天気がくずれるかもしれないという話が出たが杞憂に終わった。快晴の下の観察会だった。
- 前回(3/19)の観察会を寝坊で欠席したため、今回頑張って出席した。

(本ブログ関連:”自然観察”)

先おとつい(4/13)の高尾山「スミレ」観察会で足腰をくたびれ果てた私は、幸いにもきょうまでに回復して自然観察の順路を踏破?することができた・・・健康な参加者には当たり前のことだろうけど。
もうひとつ幸いなことがあった。観察開始前の説明会のとき、旧「東京都高尾自然科学博物館」発行の冊子「自然観察シリーズ1 スミレの観察」をいただいた・・・これを機に高尾山をフィールドにできたらと想ったりする。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。最近、カメラを双眼鏡替わりに使用している。

植物
自然観察園では、オドリコソウ、ヒイラギソウの花が広く群生して目立った。
・セリバヒエンソウ: 紫色、外来種で繁殖力が強い(ヒエン=飛燕:戦闘機があった)
・タンポポ: 黄色、日本と西洋のタンポポの交雑化=形態が連続して変化して区別しにくい
※カントウタンポポの高さ: 環境、管理、時期で低い→高い(綿毛を飛ばすとき最も高い)
・オオアマナ: 白色、群生する姿が美しい、ただし繁殖力が強い(侵略性はないようだ)
・ムラサキサギゴケ: 紫色、日影、木洩れ日に咲く美しい花
※ハルジオンとヒメジョオンの区別: ハルジオンの茎(切り口は筒状、葉が茎を抱くよう)
・オドリコソウ: 淡紅色、横から見るとよい=傘をかぶった踊り子の姿が見える
・ラショウモンカズラ: 紫色、高尾山でも見た
・ヒイラギソウ: 青紫色、葉がヒイラギの葉の形に似る
・ムサシアブミ: 葉が花に進化したを想わせる妖とした姿
・キンラン: 黄色、ラン科の花
・イチリンソウ: 白色、木洩れ日に淡く照らされていた
・タツナミソウ: 紫色、シソ科の花
------------------------
・コナラ: 4月開花のとき、雄花・雌花が混在する両性花がある
・モチノキ: オスの木、メスの木が別
・オオシマザクラ: 現在、実が赤いサクランボになる前の状態
・ムクロジ: 実の中に羽根つきの玉になる種が見える(実には泡立効果のサポニンがある)

鳥類
野鳥の鳴き声に「さえずり」、「地鳴き」、「谷渡り」があり、言語化した「シジュウカラ」の鳴き声についても解説いただいた。ウグイスの場合、さえずり(ホーホケキョ)、地鳴き(ジッジッ・・・)、谷渡り(ピピピ・・・ピポ~)がある。
・イカル: 観察会の集合場所で鳴き声(自分なり文字表現するのがよいと指導いただく)
・アオゲラ: 遠く隣接緑地にある樹上の1羽を見た(好機にもカメラが震えて撮れず)
・カルガモ: 2羽を自然観察園の「かがみ池」と「ひょうたん池」で見る(同じつがい?)

昆虫
・スジグロシロチョウ: 大分くたびれた姿、羽に黒い筋(モンシロチョウとの違いを解説いただく)
・トウキョウヒメハンミョウ: 幼虫が出入りする「穴」だけ観察(解説いただく)

2023年3月27日月曜日

さくら巡り

3月もそろそろ終わる。寒暖差が激しくて、家を出るチャンスを失いがちだ。さくら巡りしてみようと発起して、薄曇りのきょう外出した。思いのほか冷えて、道行くひとの多くが防寒のかまえからダウンジャケットを着ていた。

「ハナモモ」
畑地の一隅に丈の低いハナモモの樹がある。春になると紅色と白色の花を合わせて咲かせる。源平の紅白旗から、「源平桃」という園芸種が江戸期に作られたという。花の盛りとなれば、美しい紅白の色模様になる。

(本ブログ関連:”ハナモモ”)


桜並木
或る裏通り、知る人ぞ知る桜並木がある。現在、ほぼ満開の様子。昼とはいえ、通りに人影が絶えて静寂である。路肩に花びらがうっすらと積もり始めている。とはいえ散るにはまだ早い。これからの桜吹雪のタイミングも気になる。


「十月桜(ジュウガツザクラ)」
公園の中ほど、十月桜が並んでいる。幹にくくられた名札に次のように説明がある。「交雑種コヒガンの園芸品種。名前のように10月ころから開花します。」と記されている。また、Wikipediaに「春と秋から冬にかけての二度開花する二季咲きが最大の特徴」とある。


「カントウタンポポ」
公園の草はらに、タンポポの頭花に蜜を求めて(名を知らぬ)ハチが2匹とまっていた。タンポポの花を裏返して見ると、総苞片(そうほうへん)が密着しているので、(「セイヨウタンポポ」ではなくて)カントウタンポポのようだ。


「ジョウビタキ」
公園の小川を上流に少したどると、枯れたヨシの茎にジョウビタキのメスいたようだ・・・実は、焦点の合ってないカメラ画像にぼんやりした姿があった。

「マガモ」(写真左)、「クイナ」(写真右)
小川の岸に、オスのマガモ(嘴の色具合から、もしかしたら「マルガモ」?)が他のカルガモたちと一緒に休んでいた。そばを、クイナが1羽、周りを気にせず(まるで関わりたくないように)頭を下げてエサを一心に探し回っていた。


2023年3月21日火曜日

北本自然観察公園

月一回(第3日曜日)、決まったフィールドで野鳥・植物・昆虫などを観察する「自然観察会」へできるだけ参加している。自然観察会では、別途、関東近辺にある代表的なフィールドを選定して観察会(同じく月一回)を設けている・・・年齢に関係なく元気な方々が積極的に参加されている。私の場合、体力と距離と相談して、連れて行ってもらうといった具合。

そんなわけで、天候に恵まれた「春分の日」のきょう、埼玉県の「北本自然観察公園」*へ出かけた。新宿からJR湘南新宿ラインに乗って北本駅を降り、バスで現地に着く。名前の通り、自然観察に適した公園で、環境、設備が整っている。私の歩き方では、限界を超える規模だ。
(*)北本自然観察公園: https://www.saitama-shizen.info/koen/
 
二十名近くの方々が参加して、午前から午後にかけて園内を観察した。今回もベテランの方から解説いただき、自分なりに目視・カメラで確認したものを整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
- 双眼鏡に替えて高倍率カメラを使い始めたが(2/25)、いまだに使いこなせない。

野鳥
・ウグイス: 盛んに鳴き声(谷渡り > さえずり)を耳にするが姿は見られず
・オオタカ: 目の前で、小鳥の群の1羽を狙い定めて襲うのを見る(小鳥は危機を免れた)
・キジ: 遠くの平地で1羽のオスが2羽のメスを追い求める様子が見えた
・ジョウビタキ: 地鳴きの「ピッ、ピッ、・・・」を耳にするが姿は見られず(人気の鳥だ)
・ガビチョウ: 目の前を一瞬横切った。鳴き声に癖があって、外来種のためか人気がない
・シジュウカラ: 小さな姿が飛んで来て、枯れ枝にとまったと思った瞬間すぐに飛び去った
・アオジ: 目の前を横切った・・・見たとはいえないほどの一瞬
------------------------
・タシギ: カメラを通して見るが、カメラに画像が残っていなかった
・ダイサギ: 沼地奥に1羽を見る(写真で嘴《口角》を確認できた)
・コガモ: 池の遠くに群れる、カメラを通してじっくりオスの姿(頭部)を見た

植物
・タンポポ: カントウタンポポ? 花のサイズが大きい、黄色だけでなく白色もあった
・セイヨウアブラナ: 黄色の花がまぶしい、茎を巻くようにして葉が伸びている
・ツルニチニチソウ: 紫色の花が咲いていた、つる状の形態までは気づかなかったが
・ぺんぺん草:「ナズナ」の別名で、果実の形が三味線のバチに似て三味線草ともいうそう
・ツバキ: 椿の樹を飾るように薄紅色の花を多数咲かせていた
    ー 会長から、漱石の俳句「落ちざまに 虻(あぶ)を伏せたる 椿かな」が紹介された
・ホウノキ: 落ち葉の裏表クイズがあった(葉の裏が上になるように落ちるようだ)
・エドヒガンザクラ: 市の天然記念物で高さ20m、花の開く光景は見事だったようだ
    - 今は、根元から折れて倒伏(2019年10月)した姿になっている

生きもの
・アオガエル: 枯草の原に次々見つけた(ガイドに「シュレーケルアオガエル」とある)
・カエルの卵塊: 湿原にかかる八つ橋のそば、浅い水底にいくつも見つけた


<写真>
ダイサギ(左)とコガモ・カルガモの群れ(右)


キジの求愛(左側2羽のメスに対する右側のオス、嫌われているようとの声があったが)


ツルニチニチソウ(左)とツバキ(中央)とぺんぺん草(右)




(付記)デーノタメ遺跡
同じ北本市(北本自然観察公園近く)に、縄文時代中期~後期の「デーノタメ遺跡」(集落跡)がある。
「デーノタメ遺跡総括報告書」(北本市文化財保護課文化財保護担当、2022年7月6日)
https://www.city.kitamoto.lg.jp/soshiki/kyoiku/bunkazai/gyomu/1478482179727.html
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4度にわたる発掘調査、および内容確認調査によって遺跡の全容が徐々に明らかになり、関東最大級の環状集落を持つ遺跡であること、集落と水辺がセットで残された全国的にもまれな遺跡であること、低地部から多量の有機質の遺物が出土しており、縄文人の植物利用の実態が解明できる遺跡であることなどがわかってきました。
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Youtube(分かりやすく解説されている)
「【ゆっくり解説 】100年に1度の大発見!!関東最大級の環状集落デーノタメ遺跡の謎!!」
https://www.youtube.com/watch?v=2SSy3Kxtnhw

2023年2月19日日曜日

自然観察(16)

天気予報では、きょうの最高気温を 17℃としたが、結果は何と19.9℃(15:17)という春本番並みの暖かさだった。今朝、自然観察会へ出かけるとき、いつもの冬用重ね着を一枚減らした。それでも、開催時刻の 9:00~12:00の間、気温は 7.0 → 12.0℃ へとアップした。(解散後の帰り道、額に汗がにじんでいるのに気づいたほどだ)

(本ブログ関連:”自然観察”)

自然観察会は、この陽気に誘われてか参加者多数で盛況だった。会の始めの案内の通り、樹木の「冬芽(フユメ、トウガ)」について会長からショートセッションが公園の東屋で開かれた。実際、数十種類の枝を標本に用意されての解説だった。ショートどころかメインイベントだった。
・冬芽の形状: イチジク、モクレン、シンジュ、メグスリノキについて頂芽、葉痕など
・トチノキの頂芽(ちょうが): 防寒の意味からベトついている(不凍液的な役割)
・主芽(しゅが)・副芽(ふくが): 主芽が成長できないとき、副芽がその役割を果たす
・葉痕(ようこん、枝から葉が落ちた後のかたち)の表情: 可愛らしい動物のイメージ
    - 絵本:「ふゆめ がっしょうだん」(福音館書店、1990年)

観察グループに従いながら、ベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視・双眼鏡で確認したものを、整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。

・「カルガモ」
右側に「カルガモ」7羽が眠っている。左側の2羽は「マルガモ」(カルガモとマガモの混血)ではないかとのこと。マルガモらしき2羽を双眼鏡で見たが、以前ベテランの方からメールで紹介された写真のような嘴の模様を判別できなかった・・・けれど。


・「オオイヌノフグリ」
薄紫色した「オオイヌノフグリ」の小さな花が咲いている。目を凝らしてみると辺り一面に群生しているのに気づく。写真は「トウネズミモチ」の樹の枝下で見つけたため、まわりに(ネズミの糞のような)黒い実が落ちている。

(本ブログ関連:”オオイヌノフグリ”、”トウネズミモチ”)


・「タンポポ」
地面から直に「タンポポ」の花が咲いているように見える。ネットによれば、冬のタンポポの花弁の大きさは春のものと差がないものの、他(葉、茎)は小振りとのこと。今まで、とんと気付かずにいた。

(本ブログ関連:”タンポポ”)

(追記)ベテランの方から会員へ別途配信写真に「カントウタンポポ」との記載があった。


・「タラノキ」
「タラノキ」の冬芽。春先に若芽を摘んでテンプラに食すことができるようだ。観察園に1本唐突に立っていて、ロープの囲いの奥にあったため(トゲなどの存在を)十分観察しなかったのを反省。


・「セツブンソウ」
うっすら紫の色を感じる「セツブンソウ」の花弁が、先週(2/12)と比べて大きく、半透明のレース面のようになっていた。

(本ブログ関連:”セツブンソウ”)


・「フクジュソウ」
枯れ地に目立つ「フクジュソウ」の花が、先週(2/12)と比べて、咲いている場所が増えていた。順路のロープ柵のそばに咲いていたので、撮影が容易だったのはありがたい。花弁の色合は、上述のタンポポのようにまぶしい真黄色だ。

(本ブログ関連:”フクジュソウ”)


先日(2/12)、観察園の「かがみ池」の畔で、1羽の「カワセミ」を発見したが、今回は何と2羽が互いに近く活動しているのと遭遇した。それぞれ飛びたつ瞬間、瑠璃色の背が輝いた。かれらは番(つが)いだろうか。

2022年3月20日日曜日

自然観察(9)、東京の桜開花

第3日曜日のきょう、月例の自然(おもに植物=野草・樹木)を観察する会に参加した。膝痛も限りなく快方してきたので、この機会に歩数を確保しようと・・・結局 3,500歩ほど歩いたが太ももの筋肉がへとへとになった・・・成功と思う。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

観察場所の公園にある「桜」の幹に、花が咲いているのが見られた。本日、東京管区気象台から <靖国神社にある桜の標本木(ソメイヨシノ)の開花>が発表されたと、日本気象協会は次のように報じた。

■ 日本気象協会(2022年03月20日14:02)
「東京で桜が開花 平年より4日早く 昨年より6日遅い 16年連続で関東(地方で)一番乗り」
   https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2022/03/20/16581.html#sub-title-a

午前中実施の観察会は、始め少し寒かったが、次第に陽がさしてきたものの、気温14℃くらいで、もう少し厚着しておけばよかった。きょうの最高気温も15.0℃(13:35)に終わった。

ところで、今回の観察会では、春らしく多数の植物を紹介・解説いただいた。以下の記述は、観察会指導者の方の解説を聴き耳たてたもので、聴き間違いがあるかもしれない点をご容赦。

ジンチョウゲ(沈丁花):樹
・「ミツマタ」の仲間で共に香る。樹皮が丈夫だが、ミツマタのように紙作りに適さない。
・根が弱く移植がむつかしい。基本的に、人為的な挿し木で増やされたもの。
・「花弁」に見える花は、「萼(がく)」でできている。


アカシデ(房):樹
・雄花の茶色の房が垂れさがっている。(シデ:しめ縄の紙垂(しで)に由来とのこと)


ペンペングサ(ナズナ)
・「春の七草」(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の「ナズナ」に当たる。当然、茹でて食べられるとのこと(チャレンジャブルな会員の方が、花の部分を生のまま試食した)。
・「ぺんぺん草も生えない」といった言葉の方が耳に馴染んでいるが・・・。


カントウタンポポ(Wikipediaも参照)
・花のつけ根にある、緑色の総苞の外片が反り返らずに垂れ下がらない。
・自家受粉できない(自家不和合性)・・・昆虫による花粉の媒介が必要。
・外来の「西洋タンポポ」に負けて絶滅の危機がある・・・大切にしたい。
  - 西洋タンポポは、自家受粉でき、年中発芽できる。


ダイサギ
・観察途中、小川に「ダイサギ」が舞い降りたとのこと、慌てて撮りに行ったがピンボケ。
・(付記: 野鳥望遠鏡を通して「オオタカ」の若鳥をみた。「ウグイス」の声を聞いた)


ソメイヨシノの開花:樹
・多分、ソメイヨシノのはず。
・上記の、都心での「開花宣言」が出るだろうと、みなで語り合った。


フキ
・以前(3/3)観察したフキノトウの丈が伸びて雑草風に成長。
・根元の葉がやがて大きくなり、その葉柄を採集して茹でれば食用になる。子どものころ経験した食感は忘れられない。


・薄紫色の花が愛らしい。群生していたので、次に2つの画像を載せる。
・小さなスミレというわけでもなく、やがて葉が大きくなるそうだ。




(付記)
観察会で、次のような解説をいただいた。
<花>
・「花弁」は学術用語だが、「花びら」は学術用語でない。

<花の進化> 
・海 ⇒ 陸上(コケ → シダ: 花がない「隠花植物」)⇒(花ができる「顕花植物」)
・花(および萼)は、葉から進化した。

<花冠(複数の花弁)の開き方>
・閉鎖花:花冠が開かずに終わる。「ホトケノザ」の花の一部が閉鎖花(自家受粉)。
・開放花: 多くの花は花冠が開く。

<「コブシ」と「ハクモクレン」の花弁> 共にモクレン科
・枚数: コブシ(6枚)、ハクモクレン(9枚)
・形: コブシ(広げるように平たく咲く)、ハクモクレン(上向きに包むように咲く)

<葉>
・「単葉」と「複葉(複数の葉で1つの葉となるもの)」の違い。

2022年1月12日水曜日

自然観察園

地元の狭いエリアにカレー専門店が何と四つもある。他に、商店街の路地奥にまだあるかもしれない。新年早々、きょうで2軒目のカレー店へ昼食に出かけた。カレーの香料は、体ごと気分転換してくれる気がする・・・それも相当なパワーで。

カレーを食ってエネルギーをもらった気になり、公園併設の自然観察園を巡った。冬の昼下がり、園内は、葉が落ちた樹木の隙間を、冬の寒い風が突き抜ける。日の力も弱々しい。来園者もまばら・・・みな背を丸めて観察していた。

本来、自然観察センターで配布していた、月ごとの観察テーマを解説したプリントが、観察園入口の資料箱に入っていた。同施設の建替工事のためのようだ。例によって、解説資料を元に園内を回ろうと思っていたが、この時期、野草観察で見るべきものはなく、「ロゼット」(野草の若葉である幼苗の冬越しの姿、Google写真)だけのようだ。

(本ブログ関連:”ロゼット”)

ロゼットの形には大きく次の三つあるようだ。(資料より孫引きする)

① 真性ロゼット種: 生涯ロゼットで過ごすもの。
  - カントウタンポポ

② 季節ロゼット種: 過酷な時期だけロゼットで過ごすもの。
  - ハルジオン

③ 一時ロゼット種: 成長の一時期だけその性質を持つもの。