3月もそろそろ終わる。寒暖差が激しくて、家を出るチャンスを失いがちだ。さくら巡りしてみようと発起して、薄曇りのきょう外出した。思いのほか冷えて、道行くひとの多くが防寒のかまえからダウンジャケットを着ていた。
「ハナモモ」
畑地の一隅に丈の低いハナモモの樹がある。春になると紅色と白色の花を合わせて咲かせる。源平の紅白旗から、「源平桃」という園芸種が江戸期に作られたという。花の盛りとなれば、美しい紅白の色模様になる。
(本ブログ関連:”ハナモモ”)
桜並木
或る裏通り、知る人ぞ知る桜並木がある。現在、ほぼ満開の様子。昼とはいえ、通りに人影が絶えて静寂である。路肩に花びらがうっすらと積もり始めている。とはいえ散るにはまだ早い。これからの桜吹雪のタイミングも気になる。
「十月桜(ジュウガツザクラ)」
公園の中ほど、十月桜が並んでいる。幹にくくられた名札に次のように説明がある。「交雑種コヒガンの園芸品種。名前のように10月ころから開花します。」と記されている。また、Wikipediaに「春と秋から冬にかけての二度開花する二季咲きが最大の特徴」とある。
「カントウタンポポ」
公園の草はらに、タンポポの頭花に蜜を求めて(名を知らぬ)ハチが2匹とまっていた。タンポポの花を裏返して見ると、総苞片(そうほうへん)が密着しているので、(「セイヨウタンポポ」ではなくて)カントウタンポポのようだ。
公園の小川を上流に少したどると、枯れたヨシの茎にジョウビタキのメスいたようだ・・・実は、焦点の合ってないカメラ画像にぼんやりした姿があった。
「マガモ」(写真左)、「クイナ」(写真右)
小川の岸に、オスのマガモ(嘴の色具合から、もしかしたら「マルガモ」?)が他のカルガモたちと一緒に休んでいた。そばを、クイナが1羽、周りを気にせず(まるで関わりたくないように)頭を下げてエサを一心に探し回っていた。