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検索キーワード「市民講座「身近な民間信仰」」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
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2024年12月4日水曜日

市民講座「身近な民間信仰」 ❶

公開講座の「身近な民間信仰」第1日目にあたるきょう、❶「家に祀(まつ)る神様仏様」の講演があった。講師は、府中市「郷土の森博物館」の学芸員、佐藤智敬氏である。(以下聞き間違えがありましたら、ご容赦を)

(本ブログ関連:”市民講座「身近な民間信仰」”)

多摩川の北側にある府中市から、北上して国分寺崖線にいたるまでの小金井市との両エリアにおける、「稲荷信仰」、「講」の2つの伝承について語られた。稲荷信仰は、私にとってかなり興味深いテーマだ。講は、今回初めて聞くことになる。
- 古い2万5千分の一地図上、上記エリアに桑の木が広く栽培されていたのに驚く。

(本ブログ関連:”稲荷”)

① 家の神様(仏様): 稲荷様について
・府中・小金井のエリアにおける、「屋敷神」(個人敷地内)の信仰は、ほぼ稲荷信仰だった。(府中市: 8割)
    ー 村共同体の稲荷信仰は、屋敷神から成長(引き継いだり)したものと考えられる。
・屋敷神としての稲荷様の神体は、藁(わら)で作った社(やしろ)や祠(ほこら)の中に置かれた丸い石だったりした。
・屋敷神は、有名な神社・寺院から、分祀・勧請(かんじょう: 分霊をいただいてくる)。
    ー 平安時代に、関東エリアに稲荷神はない。
    ー 江戸時代中期の新田開発に伴い、村の鎮守として登場。
・朱鳥居は、明治以降に登場したようだ。・・・?
・狐の上にいる稲荷の姿
    ー 神道の神体は、稲を背負う。仏教では、守護神の荼枳尼天(だきにてん)。
・家の神様から、効用を持つ神へ変わる。笠森稲荷=笠(皮膚病の瘡(かさ)ぶた)の平癒。
・「稲荷」の前に「~稲荷」と(正一位など)格付けは、近世中に行なわれた。

② 講(こう):宗教的な講(遠隔地への参詣のための集まり)
・農村にとって、天候は神頼みであり、お参りに行くため「講」が作られた。
    ー 講の発達:「御師」・「先達」と呼ばれる宗教者により流布され確立していった。
    ー 御師の札配りは、大正ごろまでつづいた。
・集団の参詣:ア)日帰りなど全員で行く、イ)代表者が行く(代参)などがある。
    ー 遠隔地へ行くのは金持ちだけ。
・宗教的な講であっても、途中あるいは参詣後、旅行の要素を含む行動があった。
・講の減少:ア)農業人口/田畑の面積の減少、イ)天気予報技術の発達などあって、参詣の必要性が減ったことによる。
    ー 郷土史: 民家の屋根裏から参詣の証である「お札(ふだ)」が大量に発見されることがある。


(付記)
民間信仰と関係ないが。早朝5:00の「NHK NEWS おはよう日本」に、気象予報士の近藤奈央さんが復帰しているのに気づいた。12/2からとのこと。

2024年12月11日水曜日

市民講座「身近な民間信仰」 ❷

公開講座の「身近な民間信仰」第2日目にあたるきょう、❷「暮らしから生まれた儀式と行事」の講演があった。講師は、第1日(12/4)と同じく、府中市「郷土の森博物館」学芸員の佐藤智敬(ともたか)氏である。(以下聞き間違えがありましたら、ご容赦を)

(本ブログ関連:”市民講座「身近な民間信仰」”)

日取りを決めて生活する私たちは、一年の中に節目として「年中行事」を行ってきた。そのため暦の理解が必要。昔は一ヶ月を、月の満ち(月の15日ころ)欠け(月の1日ころ)による「太陰暦」(旧暦)で定めたが、明治新政府により「太陽暦」(新暦)に変わった。

今回はおもに、調布の地を中心とした行事が紹介された。

① 年中行事
・宮中など旧来の行事の流れをくむ、節句や七夕がある。また宗教や民間行事に、正月の「門松立て」や先祖供養の「盆」などがある。

② 正月行事(12~1月)
・桑や蚕などで養蚕を行ってきたことから、「マユダマ飾り」がある。
・「門松」の飾りが一般の「竹と松 」と違い、「竹と杉」を組み合わせた風習がある。
・火に関連する「サイノカミ*行事」に由来した「どんど焼き」の映像が紹介された。
(*)サイノカミ: 塞の神(さいじん)は、辻や村の境、峠などに祀られる神で、道行きの安全を守る=「道祖神」
    ー 子どもたちの(小規模)行事だったが、いったん中断した後に復活させ現在にいたっている。
    ー 迫力ある映像を見て驚いた!

■(映像-1)X.com(登録:府中市郷土の森博物館【公式】)
(どんど焼き)「午後5:30 · 2024年1月14日」
https://x.com/kyodo_no_mori/status/1746449574125093237

(参考)
■(映像-2)Youtube(登録:東京都府中市)
「いっしょに、府中 2024年2月号~どんど焼き編~」
https://www.youtube.com/watch?v=lMaIkHPxnRc&t=3s

(付記)
アメリカのネバダ州で開かれる「バーニングマン」の光景が一瞬だけどよぎってしまうほど豪快なイベントだ。Wikipediaによれば、「像部分の全高は約12m。台座を含めると頂点まで32mの高さがある (2010年開催時)」とのこと。
ちなみに、府中市のドンド焼きのやぐらは高さ12メートル、直径7メートルあり都内最大級という。

③ 盆行事(7~8月)
・府中近郊における盆行事は、養蚕時期と関連する。
    ー 大正~昭和初期にかけて養蚕事業が盛んになった。
    ー 新暦8月は養蚕で忙しいため、8月1日を中心に盆行事が行われた。
    ー 東日本と西日本で、盆行事の時期が異なる・・・。
・先祖の精霊(仏教的な祖霊)に対するお祭り。
・「盆踊り」が実施される旧暦の10日頃は、夜も明るい。
・先祖を迎え供養する「盆棚」や「精霊棚」を多数写真で紹介された。
    ー 飾り台の後ろに「掛け軸」を総動員して、棚の仕切りとして使われた。

2024年12月4日水曜日

セキレイ

午前中の市民講座「身近な民間信仰 ❶」を受講後、街に出て簡単な昼食をとり、そのまま公園併設の「自然観察園」へ向かった。眩しいほどの陽射しの昼過ぎ(13:00ころ)のこと。

観察園の入口に掲示板があり、月ごとに開花の野草や木の実を紹介している*。その中からいくつかピックアップして探すのだが、タイミングが合わぬことがある。しかも今回、順路の板橋の修復が未完のため、十分に巡るのがむつかしかった。(きょうも、ポケットサイズのコンデジカメラしか持ち合わせず、写真を撮るのを断念した)
(*)および、現在の花や実の一覧と所在場所を両面に印刷した「花だより」が配置されている(「野川公園緑の愛護ボランティアの会・植物グループ」が毎月作成)。

観察園の東側にある「かがみ池」の奥岸に、1羽のセキレイの姿が見えた。遠目に、なんとなく黄ばんで見えた。たまたま望遠レンズ付きのカメラを構えている人がいたので尋ねたところ、「キセキレイ」とのことだった。

(本ブログ関連:”キセキレイ”)

隣接の公園へ足を延ばしたところ、小川の岸辺の小さな空間に、黒い過眼線を持つ「ハクセキレイ」 を1羽見つけた。割合近距離なので観察を続けたところ、ハクセキレイは例のウォーキングして、もう1羽と落ちあい草むらに消えた。しばらくして、あらわれた2羽は小走りに消えていった。波型に飛ぶ姿も見せてくれた。

(本ブログ関連:”ハクセキレイ”)

自然観察センター
きょう初めて、完全リフォームした「自然観察センター」の建物に入った。靴を脱いで入館する。自然観察園を見おろす高台にあって、観察園側が全面ガラス張りとなって見晴らしがよい。おまけに外にテラスまである。落ち着いた雰囲気で小休憩できそう。