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2023年12月17日日曜日

自然観察(19)

寒気の緩んだ晴れた朝、実に久し振り(あまりに以前の 6月18日以来)に、定例(毎月第3日曜日開催)の「自然観察会」へ参加した。十分厚着してのこと。集合時刻(9:00)の気温は 14.3℃ だった*。
(*)きょうの最高気温(16.3℃)は、17日の日付に変わった深夜(00:39)に記録されたもので、きのうと同様、変則的な動きをしている。

自然観察会は、定例会とは別に公開型のものがある。公開型は遠方地開催が多く、足腰がきつい私には少々辛い。そこで、きょうの定例型の観察会は頑張った・・・けれど観察の途中、フェイドアウトしてしまった。観察途中までの手帳のメモを頼りに次に記す。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視と写真で確認した草木や野鳥を整理した(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヌマスギ: 集合場所の背側に立つ、針葉樹ながら(メタセコイヤと同様)紅葉する
・モチノキ: 雌雄異株で、雌株に赤い実が生る。アオキ、サンショウも雌雄異株
・マユミ: 弓の材料から名付けられた。自然の枝振りが弓のように湾曲して見える
・コブクザクラ: 年2回白い花が咲く・・・そのため相当にエネルギーが費やされるようだ
・ハルニレ: 樹元の幹から出た小枝(ニシキギの枝に似た板状の翼)に春先葉が出るようだ
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・カントウタンポポ: 季節に関係なく、冬晴れの原っぱに小さな花を咲かせていた
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・ヤマガラ: 落葉の枝間を駆け巡り飛び去った。これほど目で確認できたのは初めて!!


■会長から解説いただいたテーマ(抜粋)
① イチョウ: 
・街路樹に使われたが、雌株が落とした実の悪臭のため、雌株は減らされているようだ。
・生命史は古く、恐竜も見た樹だ。過去は多様だったが、現在「一科一属一種」になった。
・銀杏の実は、古く縄文の時代から食べられていた。

② タンポポ(日本原産カントウタンポポ、帰化植物セイヨウタンポポ):
・「カントウタンポポ」と「セイヨウタンポポ」の交配が進み、冬場に咲くようになった。

③ 帰化植物:
・帰化の時期や地域性に諸説ある。
・「ヒガンバナ」(中国原産)のように、古くからあるものを「史前帰化植物」という。

④ サザンカとツバキ: 
・「サザンカ」は日本原産で白色の花が咲いたもの。一方「ヤブツバキ」は赤い花が咲く。
・夏目漱石の句に、「落ちざまに虻(あぶ)を伏せたる椿かな」がある。

⑤ 石炭: 
・石炭がいまあるのは、石炭紀(3億6000万年前~2億8600万年前までの古生代5番目の時代)に倒れた草木を分解する生物がまだ存在しなかったからだそうだ。


■ 写真
❶ ヌマスギ
これまで、「ヌマスギ」についてブログに記述がない。観察会の集合場所直ぐ後ろ、ICU構内にそびえる針葉樹、見慣れたはずなのに。針葉樹でも紅葉することを、正直初めて知る。


❷ モチノキの実
集合場所付近に、雌雄異株の「モチノキ」の両株が並んでいる。当然ながら、雌株に赤い実が生り、雄株にはない。

(本ブログ関連:”モチノキ”)


❸ カントウタンポポ
集合場所から早々、小川の橋を渡ると「カントウタンポポ」が広場の西端にポツンと咲いている(よく見れば広場中央でも見つかる)。花の裏側に、「セイヨウタンポポ」特有の総苞外片の反り返りがない。

(本ブログ関連:”カントウタンポポ”)


❹ コブクザクラ
公園には「コブクザクラ」と同様、年に2度咲く「ジュウガツサクラ」がある(今回、観察路に入らず)。写真にアップしたが、春のように木全体が満開となるわけではない。サクラはやっぱり春がよい。

(本ブログ関連:”コブクザクラ”、”ジュウガツサクラ”)


❺ ハルニレ
欧米のニレ(「ハルニレ」)は、ここ数十年でほとんど枯れてしまった。この木は、英国ジョン・コンスタブル(John Constable、18世紀末~19世紀初頭)の風景画によく登場した。彼はニレの幹を研究し、樹皮に着目した絵まである。
写真は、上段に示した幹から出た小枝に着目したもの。

(本ブログ関連:”ハルニレ”)


2022年11月20日日曜日

自然観察(14)

朝、月一の「自然観察会」へ出かける前に、テレビの天気予報を見ると、気温は昨日と比べて低目だという。用心して厚着したけれど、家を出た時刻は、きのう(11/19)が6:30、きょうは8:30だったので、この時間差が気温差を埋め合わせたようだ・・・思ったほど冷えを感じなかった。通り道に大粒の雨跡があり、どんよりした空模様を案じたくらい。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

このところ膝が按配良くなくて観察会の途中でリタイヤしたりしていたが、今回は最後まで付いて行くことができた。貴重で膨大な解説をいただき、手帳に聞き書きすることができたので以下列記する(聞き間違いがあったらご容赦を)。

観察会の始め
フィールドに出る前に会長から「ススキ、オギ、ヨシ(アシ)」の特徴などについてレクチャーがあった。
・生育環境: 乾いた場所(ススキ)> やや湿った場所(オギ)> 水・湿地(ヨシ)
・茎の生え方: 大きな株(ススキ)、 地下茎から一本ずつ(オギ)、 水・湿地(ヨシ)
・ノギ(芒)の有無*: 長いノギが有る(ススキ)、 通常ノギは無い(オギ)
 (*)「オギにノギ無し、ススキにノギ有り」という表現がある(副会長)。
     → ススキとオギの違いを知って、先日(11/17)のブログに誤まりがないか気になる(再確認が必須)。

フィールド(植物)
① 赤い実のなる樹木
・モチノキ(メスの木): オス/メスの区別は、春・夏に花のメシベの多さで判別できる
・イイギリ: キリの名を持つが、科が違うアオギリ、キリ(箪笥、500円硬貨の裏)がある
② 黒い実のなる樹木や野草
・トウネズミモチ(樹木)
・スイカズラ(つる性木本)
・ヤブラン(草)
③ 草と木の違い: 年輪(形成層)の有無、木には形成層(木質部)が有り、草には無い
④ ツバキとサザンカの違い: ツバキは花一輪ごと落花、サザンカは花びら一枚一枚が散る
⑤ コブクザクラ: 白い花が咲いていた(春と秋・冬に咲く)
⑥ 史前帰化植物: 日本へ、稲作と同じころ中国から来たといわれる帰化植物
⑦ その他
・ヨウシュヤマゴボウ(草):毒性がある。一方、ヤマゴボウは毒性無く食用される
・レモンエゴマ(草): シソ科。枯れた花序をもんでもレモンの芳香がする
・ラン・キクなどは進化が進んだ草である
・ちょっと可哀そうな草の名
  - ヘクソカズラ: 実を潰すと凄い臭い
  - ハキダメギク:「最初に掃溜めで見つけられた」そうだ
  - ヌスビトハギ:「果実が、泥棒の足跡に似ると言う」そうだ
・ササクサ(草): まるで笹の葉(かたち、葉脈)にそっくり
・キチジョウソウ(草): 薄紫の花が、他の野草の下に隠れて咲いていた
・シダの胞子のできる場所: 葉の裏、胞子茎などがある

フィールド(野鳥)
・この時期、樹木は落葉して野鳥がよく観察できるが、”Bird Week” は葉の繁る5月となる
・カワラヒワ: 遠くの樹上で群れるが・・・
・シメ: 遠くの樹上で・・・
・アオサギ: 視認できた
・ハクセキレイ :視認できた

2022年10月16日日曜日

自然観察(13)

薄曇りとはいえ明かりも十分、きょう久しぶりの「自然観察会」参加となった。前回、7月に参加したものの、以降、8月は朝に2度寝して遅れてしまい、9月は集合場所に到着したところ雨天となり中止になった。今回は心して家を出た。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

好天に誘われて、いつもながら多数の方が参加されたのは、一週間ほど前、会長が催された玉川上水の自然観察会によって認知度アップされたこともあるだろう。会を運営される皆さんに感謝。わたしときたら膝と相談の結果、今回も途中で同行を断念してしまったが。

例によって、解説いただいた内容を記憶保持のため小型ノートに書き込み、カメラに残した。(聞き間違いがあるかもしれないが、その場合はご容赦を)
集中的に(聞ける範囲で)話題をいただいたのは次の通り。
・キク科の植物: 舌状花(コスモス:花びらが1枚)、管状花(アザミ:花びらが筒状)
・ドングリのおいしさ: シイ >マテバシイ > ・・・ > アカガシ(水にさらす)
・クリのイガ(毬)の形状: 一つのイガが、実は枝状に分枝しているのに驚く

最初に説明されたのは、公園の原っぱらにヒョッコリ顔を出した「キツネノタイマツ」(Google写真)だ。人だかりして、毒があるかどうか話題になったが、ネット情報によれば不明との記述が多い。
キツネには「狐火」もあり、火との関連が興味深い。フィンランドでは、「キツネが北極圏の丘を走るとき、尻尾が雪原に触れ、それが火花となって巻き上がり、夜空に光となって現れる」という言い伝えがある。

(本ブログ関連:”キツネ 光”)


春と秋、年に二度咲くという「コブクザクラ」の樹の白い花を数輪見た。何種かのサクラの雑種で、雌しべが2,3本あってヒョウタン形のサクランボができると紹介された。


今はまだ緑色の実だが、やがて(ネズミの糞のように)黒くなるという「トウネズミモチ」の樹を見た。葉脈が透けて見えるのが特徴と解説いただいた。次の写真は木の下側から撮ったもので・・・葉脈が透けて見えるだろうか。


遠くから赤い実がはっきり見える「イイギリ」の樹を観察した。葉の柄(葉柄)に蜜腺があり、それをエサにするアリと共生(害虫防除)関係にあると紹介された。実を割ると中から黒い種が多数出てきた。


野鳥
・「エゾビタキ」: 遠くの樹上で、飛んではとまりを繰り返していた。
・「ヤマガラ」: 「エゴ」?の実をつまんでいた。

2020年11月15日日曜日

自然観察(4)樹木も水鳥も花も

今日の都心の最高気温は、昨日の22.2°Cに比べて、18.6°Cと低く冷えた。朝方ひんやりして、自然観察会へ出かけるのに身構えたが、会のみなさんの後を付いて歩くうちにじんわり汗ばんできた。寒気はさほどでなく、日向を歩けば結構温かい。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

いつもの観察順路なのに、公園の広場がこんなに広々していたかとあらためて気づかされた。普段、見ているようで見ていない・・・樹木も水鳥も花も、そして広場の景観も!

これまで参加した回(わずか4回だが)の中で、今回は最多のメンバーが集った。そのためいくつかのグループに分かれて観察することになるわけだが、中でも初心者に居心地よさそうなグループに加わった。ベテランリーダーの丁寧な解説に感謝。

ところで、月1回の観察会とはいえ、4回目ともなると知ることが増えて正直オーバーヒート気味。どうやら知恵熱でも発症したようだ。観察中に、リーダーの解説を手帳に書き留めていなかったら何も残らないことになる。記録は大切だ・・・ただ、それが一過性(書いただけ)に終わってはならないと自戒する。

以下、手帳に記したものから関心あるものを書きうつす。(聞き間違えなどはご容赦を)

ナラの木類の虫害(ナラ枯れ) ・・・ 樹木・虫
・カシノナガキクイムシによる虫害の掲示があって、公園のナラの木も例外でない。
・一般の森林では対処法がなく放置のため、問題が大きくなっているようだ。

ダイサギ(白色)・・・ 水鳥
・ダイサギ:くちばしが冬に黄色→夏に黒色、足は黒色、国内で繁殖(公園で観察できる)
・チュウサギ:夏場に見られる
・コサギ:くちばし黒色(公園で観察できる)

ヒマラヤスギのまつかさ ・・・ 樹木
・まつかさはバラバラに砕けるが、上部未成熟部分は残り装飾材(シダーローズ)になる
・まつかさを振って花粉をルーペで観察すると、ミッキーマウス型が見られる(未見)

冬咲きの十月サクラ ・・・ 樹木
・日本の野生種は10種くらい(11種の説あり)
・野生種を掛け合わせて園芸種が作られた
  - ソメイヨシノ
      エドヒガンザクラ + オオシマザクラ (この同じ親から複数園芸種が生まれている)
・冬に咲くサクラ(花:十月サクラは一重に近い、他は八重)
  - 十月サクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ
  - コブクザクラ:(エドヒガン + シナミザクラ などの説)
  - 冬サクラ: オオシマザクラ(純白)+ マメザクラ 
  - 四季ザクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ

クリの木のいが(毬)・・・ 樹木・害虫
・いがの棘は枝分かれしている
・害虫のクリタマバチに対抗して品種改良したが、クリの味が落ちるという
・クリの穂の穂先大部分は雄花、穂の元に雌花があって実になる(雄花だけの穂もある)

ムクの木 ・・・ 樹木
・干しブドウのような黒い実を食べる(甘いという感想があるが)

クヌギの実 ・・・ 樹木・害虫
・クヌギのドングリから、クヌギシギゾウムシの幼虫が外に出るために開けた穴が見える

クスノキ ・・・ 樹木
・常緑であるが茶褐色に黄葉して冬場は残り、春に新葉が出るのに合わせて落葉する


その後、自然観察園内で植物を主に観察した。この時点で頭が飽和してしまい、写真の記録にとどめたが鮮明な写真が撮れていないのが残念。

リンドウ
ムサシアブミ(花)