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2020年11月15日日曜日

自然観察(4)樹木も水鳥も花も

今日の都心の最高気温は、昨日の22.2°Cに比べて、18.6°Cと低く冷えた。朝方ひんやりして、自然観察会へ出かけるのに身構えたが、会のみなさんの後を付いて歩くうちにじんわり汗ばんできた。寒気はさほどでなく、日向を歩けば結構温かい。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

いつもの観察順路なのに、公園の広場がこんなに広々していたかとあらためて気づかされた。普段、見ているようで見ていない・・・樹木も水鳥も花も、そして広場の景観も!

これまで参加した回(わずか4回だが)の中で、今回は最多のメンバーが集った。そのためいくつかのグループに分かれて観察することになるわけだが、中でも初心者に居心地よさそうなグループに加わった。ベテランリーダーの丁寧な解説に感謝。

ところで、月1回の観察会とはいえ、4回目ともなると知ることが増えて正直オーバーヒート気味。どうやら知恵熱でも発症したようだ。観察中に、リーダーの解説を手帳に書き留めていなかったら何も残らないことになる。記録は大切だ・・・ただ、それが一過性(書いただけ)に終わってはならないと自戒する。

以下、手帳に記したものから関心あるものを書きうつす。(聞き間違えなどはご容赦を)

ナラの木類の虫害ナラ枯れ) ・・・ 樹木・虫
カシノナガキクイムシによる虫害の掲示があって、公園のナラの木も例外でない。
・一般の森林では対処法がなく放置のため、問題が大きくなっているようだ。

ダイサギ(白色)・・・ 水鳥
・ダイサギ:くちばしが冬に黄色→夏に黒色、足は黒色、国内で繁殖(公園で観察できる)
・チュウサギ:夏場に見られる
・コサギ:くちばし黒色(公園で観察できる)

ヒマラヤスギのまつかさ ・・・ 樹木
・まつかさはバラバラに砕けるが、上部未成熟部分は残り装飾材(シダーローズ)になる
・まつかさを振って花粉をルーペで観察すると、ミッキーマウス型が見られる(未見)

冬咲きの十月サクラ ・・・ 樹木
・日本の野生種は10種くらい(11種の説あり)
・野生種を掛け合わせて園芸種が作られた
  - ソメイヨシノ
      エドヒガンザクラ + オオシマザクラ (この同じ親から複数園芸種が生まれている)
・冬に咲くサクラ(花:十月サクラは一重に近い、他は八重)
  - 十月サクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ
  - コブクザクラ:(エドヒガン + シナミザクラ などの説)
  - 冬サクラ: オオシマザクラ(純白)+ マメザクラ 
  - 四季ザクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ

クリの木のいが(毬)・・・ 樹木・害虫
・いがの棘は枝分かれしている
・害虫のクリタマバチに対抗して品種改良したが、クリの味が落ちるという
・クリの穂の穂先大部分は雄花、穂の元に雌花があって実になる(雄花だけの穂もある)

ムクの木 ・・・ 樹木
・干しブドウのような黒い実を食べる(甘いという感想があるが)

クヌギの実 ・・・ 樹木・害虫
・クヌギのドングリから、クヌギシギゾウムシの幼虫が外に出るために開けた穴が見える

クスノキ ・・・ 樹木
・常緑であるが茶褐色に黄葉して冬場は残り、春に新葉が出るのに合わせて落葉する


その後、自然観察園内で植物を主に観察した。この時点で頭が飽和してしまい、写真の記録にとどめたが鮮明な写真が撮れていないのが残念。

リンドウ
ムサシアブミ(花)