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2020年11月7日土曜日

野鳥観察(5)

朝の野鳥観察会に参加するため早目に家を出た。途中、民家の庭木をかすめる鳥が「チッ・チッ、チッチーチッチーチッチー」と鳴くのを聞いたが、姿かたちの記憶はおぼろでしかない。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

天気がよく、いつも通りの観察コースを巡った。樹間をくぐれば森林浴、小川の岸辺をたどれば川風の通り道を感じる・・・とはいえ、本当はみなに追いつくのが精いっぱい。

今回の観察成果は次の通り。(あくまで、私の双眼鏡・視野におさまったもの)
・「ヤマガラ」: ベテランに指さされた枝先にいた。双眼鏡で見たが、逆光でおぼろ・・・。
・「カワラバト(ドバト)」: 遠くの上空を群れて飛んでいた。(伝書鳩が野生化したものとのこと)
・「アオサギ」: 堤の下でじっと留まり・・・皆が土手から見おろしてもたじろぐことはなかった。
・「カルガモ」: 図鑑の写真よりも羽模様がくっきりしている。(この仲間はくちばしの先が黄色とのこと)

水鳥は水辺にたむろし、水の流れに似てせわしくないので、ゆっくり観察できるが、飛ぶ鳥は(飛んで当たり前だが)追跡するに眼力が足りず、ベテランに尋ねるばかり。そんなとき、初心者にとって大切な観察ポイントを次のようにアドバイス受けた。
① 体の大きさ(次のいずれかを目安に観察する)
    スズメ < ヒヨドリ < ハト < カラス
② 飛び方(次のいずれかを目安に観察する)
    - 小さく羽ばたき続ける
    - 小さく羽ばたきながら、途中で羽ばたきを止め下降した後、羽ばたきを再開して上昇するを繰り返す
    - ゆっくり羽ばたきしながら進む
    - ほとんど羽ばたきがなく滑空中心
③ 体の特徴(羽の色や模様、くちばし・足の色などを目安に観察する)

(注) 鳴き声による判定は初心者に難しい・・・まず上記①~③から始めるとよいとのこと。

「スズメ」の話題(ベテランの方からうかがった話)
私たちの子ども時代には「スズメ」は珍しいものではなかったが、最近姿が減っているという。藁葺(わらぶき)屋根の農家が減り、スズメの巣の材料となる藁が乏しくなったこと。近ごろの民家には、スズメが巣を作る隙間がない・・・などのためだそうだ。スズメを見たことがない小学生が増えているという。時代はどんどん変わっているようだ。