朝、月一の「自然観察会」へ出かける前に、テレビの天気予報を見ると、気温は昨日と比べて低目だという。用心して厚着したけれど、家を出た時刻は、きのう(11/19)が6:30、きょうは8:30だったので、この時間差が気温差を埋め合わせたようだ・・・思ったほど冷えを感じなかった。通り道に大粒の雨跡があり、どんよりした空模様を案じたくらい。
(本ブログ関連:”自然観察会”)
このところ膝が按配良くなくて観察会の途中でリタイヤしたりしていたが、今回は最後まで付いて行くことができた。貴重で膨大な解説をいただき、手帳に聞き書きすることができたので以下列記する(聞き間違いがあったらご容赦を)。
観察会の始め
・生育環境: 乾いた場所(ススキ)> やや湿った場所(オギ)> 水・湿地(ヨシ)
・茎の生え方: 大きな株(ススキ)、 地下茎から一本ずつ(オギ)、 水・湿地(ヨシ)
・ノギ(芒)の有無*: 長いノギが有る(ススキ)、 通常ノギは無い(オギ)
(*)「オギにノギ無し、ススキにノギ有り」という表現がある(副会長)。
→ ススキとオギの違いを知って、先日(11/17)のブログに誤まりがないか気になる(再確認が必須)。
フィールド(植物)
① 赤い実のなる樹木
・ナンテン
・モチノキ(メスの木): オス/メスの区別は、春・夏に花のメシベの多さで判別できる
・イイギリ: キリの名を持つが、科が違うアオギリ、キリ(箪笥、500円硬貨の裏)がある
・マユミ
② 黒い実のなる樹木や野草
・トウネズミモチ(樹木)
・スイカズラ(つる性木本)
・ヤブラン(草)
・ヤブヘビイチゴ(草)
③ 草と木の違い: 年輪(形成層)の有無、木には形成層(木質部)が有り、草には無い
⑤ コブクザクラ: 白い花が咲いていた(春と秋・冬に咲く)
⑥ 史前帰化植物: 日本へ、稲作と同じころ中国から来たといわれる帰化植物
⑦ その他
・ヨウシュヤマゴボウ(草):毒性がある。一方、ヤマゴボウは毒性無く食用される
・レモンエゴマ(草): シソ科。枯れた花序をもんでもレモンの芳香がする
・ラン・キクなどは進化が進んだ草である
・ちょっと可哀そうな草の名
- ヘクソカズラ: 実を潰すと凄い臭い
- ハキダメギク:「最初に掃溜めで見つけられた」そうだ
- ヌスビトハギ:「果実が、泥棒の足跡に似ると言う」そうだ
・ササクサ(草): まるで笹の葉(かたち、葉脈)にそっくり
・キチジョウソウ(草): 薄紫の花が、他の野草の下に隠れて咲いていた
・シダの胞子のできる場所: 葉の裏、胞子茎などがある
フィールド(野鳥)
・この時期、樹木は落葉して野鳥がよく観察できるが、”Bird Week” は葉の繁る5月となる
・カワラヒワ: 遠くの樹上で群れるが・・・
・シメ: 遠くの樹上で・・・
・アオサギ: 視認できた
・ハクセキレイ :視認できた