勧善懲悪に見慣れたテレビ番組「ウルトラマン」の、第23話「故郷は地球」(1966年12月18日)に登場した「ジャミラ」*は驚愕だった。その回は、いつもながらの宇宙怪獣の地球襲撃と、それに対するウルトラマンの反撃という分かりやすい図式が崩れ、子ども番組ながら正義って何だろう?と考えさせるものだった。
(*)ジャミラの名は、Wikipediaによれば「アルジェリアの独立運動家ジャミラ・ブーパシャから頂いたもの」という。そういえば、新宿ミラノ座で「『アルジェの戦い』(原題:La battaglia di Algeri、1966年9月8日イタリアで公開[日本公開1967年2月25日])」を見た記憶がある。
宇宙に放置、見捨てられた宇宙飛行士が、恨みを積もらせて怪獣に変身し、地球を破壊しに戻ってくるのだ。ウルトラマンと戦いの結果、ついに弱点の水に溶かされ縮んでいく。断末魔の叫び声はやがて、赤子のように弱々しい泣き声に変わる。恨みも悲しみも全てを受け入れる母なる大地に吸収されていくのだろうけれど・・・。
けれど、ジャミラが一体何者であったのかという事実について、巨大な力は闇に葬ってしまう。これって子ども番組の展開なのかと感心したものだ。
それ以前にも、子ども向けのオーストラリア開拓時代を扱ったテレビドラマで、人間の矛盾を感じさせるものを見た。「フィップラッシュ」(1962年)に登場する犯罪者が、実は元牧師だったのだ。
世界は、正義と悪に二分されるだけではないってことを教えてくれる。正義と悪は、容易に入れ替ってしまうのだから。
2013年1月18日金曜日
2013年1月17日木曜日
残雪の新大久保
昼過ぎ、路肩に雪が少々残っている新大久保のコリアタウンに寄った。平日、木曜日の昼下がり、さすがに大雪の後でもあり、賑わいに欠けるように見えた。
暖かい時期と比べて街なかにおばさん(アジュンマ)たちの姿は多くなかったのだ・・・と思ったら、最近乱立ぎみのタレント商品ショップの暖かい店内に人だかりしていた。元気のよいアジュンマも、寒さには弱いようで表に出てこない。
今回は、実は親類から教えてもらった高田馬場にある郷土料理店に行ったついでだ。この店で、簡単なビジネスランチをと思って頼んだ、[うどん+天丼セット]が、それぞれ一人分はあろうかという満腹を通り越す分量だった。そんな状態で、隣り街の新大久保に来たものだから、体ユラユラ、汗タラタラ、街を一巡りするのに疲れ果てた。
CD・書籍の店に寄ってみたものの、とりわけめぼしいものはなかった。町の雰囲気は、おじさんたちを排除しているように思える・・・とっくに時代は変わったようだ。
暖かい時期と比べて街なかにおばさん(アジュンマ)たちの姿は多くなかったのだ・・・と思ったら、最近乱立ぎみのタレント商品ショップの暖かい店内に人だかりしていた。元気のよいアジュンマも、寒さには弱いようで表に出てこない。
今回は、実は親類から教えてもらった高田馬場にある郷土料理店に行ったついでだ。この店で、簡単なビジネスランチをと思って頼んだ、[うどん+天丼セット]が、それぞれ一人分はあろうかという満腹を通り越す分量だった。そんな状態で、隣り街の新大久保に来たものだから、体ユラユラ、汗タラタラ、街を一巡りするのに疲れ果てた。
CD・書籍の店に寄ってみたものの、とりわけめぼしいものはなかった。町の雰囲気は、おじさんたちを排除しているように思える・・・とっくに時代は変わったようだ。
2013年1月16日水曜日
雪道に心配して
一昨日の大雪で、家の前を南北に通る路に跡付けられた車の轍を除いて、雪のかたまりがまだ残っている。何しろ玄関横に置いたままの自転車のサドルに、雪が山盛りになっているのだから・・・放っていたのも何なので、取り除いたけれど。
そんなわけで、外出しようと考えても、テレビで繰り返し放送されるスッテンコロリンの転倒場面を思い出して躊躇する・・・遠出はなおさらだ。
数年前、みぞれが降る歩道で滑って、駐車中の自動車のバンパーそばにころげたことがある。もう少し近ければ、頭を強打したかもしれない。そのくせ石採りのためならば、雪道で限りなく危険な場所でも突き進むのだが。
NHKのNewsWebの記事「雪の被害 2人死亡1569人けが」(1/15、18時30分)によれば、今回の大雪被害状況は次のようだ。
・雪による被害が相次いだ関東甲信越の状況について、NHKがまとめたところ、これまでに2人が死亡、1569人(内:東京都242人)がけがをしています。
・車のスリップ事故など雪による車両の事故も、少なくとも5524件に上っています。
本日の体操教室がある公園までちょっと距離があり、途中、凍り道でよろけたら心配だ・・・それに寒いし、ということで、休むことにした。スダレを上げて遠くに雪山を見るわけでもないが、一日無理しないでいよう・・・でも、ずる休みは心に引っかかる。
そんなわけで、外出しようと考えても、テレビで繰り返し放送されるスッテンコロリンの転倒場面を思い出して躊躇する・・・遠出はなおさらだ。
数年前、みぞれが降る歩道で滑って、駐車中の自動車のバンパーそばにころげたことがある。もう少し近ければ、頭を強打したかもしれない。そのくせ石採りのためならば、雪道で限りなく危険な場所でも突き進むのだが。
NHKのNewsWebの記事「雪の被害 2人死亡1569人けが」(1/15、18時30分)によれば、今回の大雪被害状況は次のようだ。
・雪による被害が相次いだ関東甲信越の状況について、NHKがまとめたところ、これまでに2人が死亡、1569人(内:東京都242人)がけがをしています。
・車のスリップ事故など雪による車両の事故も、少なくとも5524件に上っています。
本日の体操教室がある公園までちょっと距離があり、途中、凍り道でよろけたら心配だ・・・それに寒いし、ということで、休むことにした。スダレを上げて遠くに雪山を見るわけでもないが、一日無理しないでいよう・・・でも、ずる休みは心に引っかかる。
2013年1月15日火曜日
KBS WORLD「国楽の世界へ」 曹永淑
KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1/9)に、人物シリーズ62回目として、「女性国劇(여성국극)」*を後世に残すため尽力している曹永淑(チョ・ヨンスク、조영숙、1934年~)を紹介した。
(*)女性国劇:「春香伝」がYoutubeに登録されている。(登録者の"文化芸術の殿堂ルル"に感謝)
はじめに、女性国劇の復習と変遷について次のように始まった。
・以前、金素姫(キム・ソヒ)、朴貴姫(パク・グィヒ)名人などを紹介した際に女性国劇について触れた。
・1948年、女性パンソリ名人の金素姫、朴貴姫、林春鶯(イム・チュンエン、임춘앵)たちにより、伝統音楽を基本にした、音楽劇の一種である女性国劇が結成された。
・1949年、「お日様お月様(해님달님)」といった題名の公演を成功裏に収めた。
・1960年代初めまで、全国で爆発的な人気を博し、子供たちの憧れの的でもあった。団員は全て女性で、宝塚歌劇のように、男役も女性が男装して務めた。伝統的なパンソリでなく、説話や歴史的物語を題材にして、新しく物語を作り、それを演劇と音楽で構成した点が特徴。
・1960年代には、テレビの普及とともに、その姿を消すこととなった。
▼曹永淑と弟子による、女性国劇「善花王女(ソヌァコンジュ、선화공주)」中から、「薯童(ソドン、서동)と善花王女が初めて出会う題目」 を聴く。見てないけれどテレビドラマのことかな・・・賑やかだな。
次のように曹永淑のプロフィールが紹介された。
・1934年、咸鏡南道元山に生まれる。音楽一家で、パンソリ名唱の父は各地で働くことが多かった。
・当時、女性としては珍しく師範学校まで通ったが、朝鮮戦争勃発のため学業を断念し、林春鶯率いる国劇団体に入る。
・女性国劇が人気を得たのは短期間だったが、国楽界に与えた影響は少なくなく、伝統的パンソリにはなかった演劇形式を確立し、より効果的な音楽と音響のため、楽器の改良も積極的に行われた。
▼曹永淑と弟子による、「椿花打令(동백꽃 타령)」を聴く。幸せの不安と期待を包む赤い花、椿花節・・・椿娘・・・イ・ミジャ・・・ソン・ソヒ、あれれ。
・重要無形文化財第79号「パルタル(발탈)」の芸能保有者でもある。パルタルとは、演者の足の平に小さなお面をつけ、天幕の外にそのお面のついた足だけを出して歌に合わせて演技をする、ちょっとコミックな変わった演劇だが、現在この分野の後継者はほとんどいない。
・曹永淑は、こうした忘れ去られた伝統芸能をただ一人、その音楽を伝えるため力を尽くしている。
▼曹永淑と弟子による、女性国劇「阿房温達(パボオンダル、바보온달)」中から、「温達と平岡王女(ピョンガンコンジュ、평강공주)の山中生活の題目」を聴く。・・・いい話なんだろうな。
(*)女性国劇:「春香伝」がYoutubeに登録されている。(登録者の"文化芸術の殿堂ルル"に感謝)
はじめに、女性国劇の復習と変遷について次のように始まった。
・以前、金素姫(キム・ソヒ)、朴貴姫(パク・グィヒ)名人などを紹介した際に女性国劇について触れた。
・1948年、女性パンソリ名人の金素姫、朴貴姫、林春鶯(イム・チュンエン、임춘앵)たちにより、伝統音楽を基本にした、音楽劇の一種である女性国劇が結成された。
・1949年、「お日様お月様(해님달님)」といった題名の公演を成功裏に収めた。
・1960年代初めまで、全国で爆発的な人気を博し、子供たちの憧れの的でもあった。団員は全て女性で、宝塚歌劇のように、男役も女性が男装して務めた。伝統的なパンソリでなく、説話や歴史的物語を題材にして、新しく物語を作り、それを演劇と音楽で構成した点が特徴。
・1960年代には、テレビの普及とともに、その姿を消すこととなった。
▼曹永淑と弟子による、女性国劇「善花王女(ソヌァコンジュ、선화공주)」中から、「薯童(ソドン、서동)と善花王女が初めて出会う題目」 を聴く。見てないけれどテレビドラマのことかな・・・賑やかだな。
次のように曹永淑のプロフィールが紹介された。
・1934年、咸鏡南道元山に生まれる。音楽一家で、パンソリ名唱の父は各地で働くことが多かった。
・当時、女性としては珍しく師範学校まで通ったが、朝鮮戦争勃発のため学業を断念し、林春鶯率いる国劇団体に入る。
・女性国劇が人気を得たのは短期間だったが、国楽界に与えた影響は少なくなく、伝統的パンソリにはなかった演劇形式を確立し、より効果的な音楽と音響のため、楽器の改良も積極的に行われた。
▼曹永淑と弟子による、「椿花打令(동백꽃 타령)」を聴く。幸せの不安と期待を包む赤い花、椿花節・・・椿娘・・・イ・ミジャ・・・ソン・ソヒ、あれれ。
・重要無形文化財第79号「パルタル(발탈)」の芸能保有者でもある。パルタルとは、演者の足の平に小さなお面をつけ、天幕の外にそのお面のついた足だけを出して歌に合わせて演技をする、ちょっとコミックな変わった演劇だが、現在この分野の後継者はほとんどいない。
・曹永淑は、こうした忘れ去られた伝統芸能をただ一人、その音楽を伝えるため力を尽くしている。
▼曹永淑と弟子による、女性国劇「阿房温達(パボオンダル、바보온달)」中から、「温達と平岡王女(ピョンガンコンジュ、평강공주)の山中生活の題目」を聴く。・・・いい話なんだろうな。
2013年1月14日月曜日
まさかの大雪だ
「成人の日」の今日、天気予報の解説によれば、「爆弾低気圧」*のため当地も大雪だ。雪は、その微細な結晶のため吸音効果があって、休日の昼過ぎ、辺りは不思議なほどに静かである。外を覗くと、思った以上の降雪で、玄関のポストや鉄扉の上にこんもりと積もっているのが分かる。
(*)Wikipediaによれば、「爆弾低気圧("bomb" cyclone)とは、急速に発達し、熱帯低気圧(台風)並みの暴風雨をもたらす温帯低気圧を指す俗語」とのこと。
ようやく子どもたちの出番になったのか、通りから遊び声が聞こえてきた。雪の中を走ったり、雪投げしたり、雪だるまを作ったりすることだろう。「キャー」とか「ワーイ」と、楽しげな叫び声が始まった・・・そうでなくちゃね。
イ・ソンヒが、アダモ(Salvatore Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」(1963年)をカバーして、同名曲「雪が降る(눈이 내리네)」(1988年)を歌っているので、Youtubeで聴いてみよう。
(本ブログ関連:"雪が降る")
(Youtubeに登録のsonga5に感謝)
(*)Wikipediaによれば、「爆弾低気圧("bomb" cyclone)とは、急速に発達し、熱帯低気圧(台風)並みの暴風雨をもたらす温帯低気圧を指す俗語」とのこと。
ようやく子どもたちの出番になったのか、通りから遊び声が聞こえてきた。雪の中を走ったり、雪投げしたり、雪だるまを作ったりすることだろう。「キャー」とか「ワーイ」と、楽しげな叫び声が始まった・・・そうでなくちゃね。
イ・ソンヒが、アダモ(Salvatore Adamo)の「雪が降る(Tombe la neige)」(1963年)をカバーして、同名曲「雪が降る(눈이 내리네)」(1988年)を歌っているので、Youtubeで聴いてみよう。
(本ブログ関連:"雪が降る")
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2013年1月13日日曜日
公園の賑わい
厳しい寒さが続くが、昼間の暖かい陽射しに誘われて、日曜日の「小金井公園」に思いのほか多数の家族連れで賑わっていた。「成人の日」(15日火曜日)の祝日を、月曜日(14日)に前倒しすることで、土~月の3連休になったこともあるのだろう。
「子ども広場」や「わんぱく広場」は、走りまわる子どもと、それを見守る親たちで溢れていた。驚いたことに園内にある「江戸東京たてもの園」から、この3連休に小学生以下が入園無料となっていることもあり、一層にぎやかな声が聞こえてきた。
とはいえ、たてもの園前の広場に並んだベンチで日向ぼっこするには少々寒い。まだまだ冬の入り口だ。
ところで、公園からJR武蔵小金井駅に進む小金井街道の街路樹の枝に、ネコヤナギの花穂に似た小さな膨らみがいくつも付いていたが、何という木なのだろうか。・・・どうやら(市長のブログによれば)、「コブシ・ワダズ・メモリー」というモクレン科の木らしい。
「子ども広場」や「わんぱく広場」は、走りまわる子どもと、それを見守る親たちで溢れていた。驚いたことに園内にある「江戸東京たてもの園」から、この3連休に小学生以下が入園無料となっていることもあり、一層にぎやかな声が聞こえてきた。
とはいえ、たてもの園前の広場に並んだベンチで日向ぼっこするには少々寒い。まだまだ冬の入り口だ。
ところで、公園からJR武蔵小金井駅に進む小金井街道の街路樹の枝に、ネコヤナギの花穂に似た小さな膨らみがいくつも付いていたが、何という木なのだろうか。・・・どうやら(市長のブログによれば)、「コブシ・ワダズ・メモリー」というモクレン科の木らしい。
2013年1月12日土曜日
イ・ソンヒの「冬哀傷」
冬の青い月明かりに照らされた後姿は、ピンと張りつめた影を引きずる。夜の冷気は、熱い想いを凍らせて、再び触ることのできない、繊細なガラス細工のように結晶と化してしまう。そんな少女の心を、イ・ソンヒの「冬哀傷(겨울애상)」(アルバム5集、1989年)は歌う。
おじさんはこの冬、ただ冷え冷えしているだけだが、この歌の美しさに魅かれ、Youtubeで何度も聴いてしまう。
(本ブログ関連:"冬哀傷")
(Youtubeに登録のKnightmareSMに感謝)
おじさんはこの冬、ただ冷え冷えしているだけだが、この歌の美しさに魅かれ、Youtubeで何度も聴いてしまう。
(本ブログ関連:"冬哀傷")
(Youtubeに登録のKnightmareSMに感謝)
2013年1月11日金曜日
冬の夜
夜、家が凍えるようだ。芯から冷える気配がして、洗面所に行けば、昼間に暖気を取り入れようと開けた窓がそのままになっていた、どおりで寒いわけだ。
今、部屋のストーブでコーヒーを沸かしている。湯気が立ち、香りが部屋に漂えば、暖かさも増すというもの。
子どもの頃、三世代が暮らしていた社宅は棟がつながっていて、隣家に若夫婦が住んでいた。何かのきっかけで、お隣りに上がらせてもらったことがある。そのとき、えもいわれぬ心地よい香りがした。コーヒー豆を挽いたばかりだったのだろうか。当時、しばらく縁のなかった舶来の香りだったのだ。幼稚園前の子どもながらに、新婚家庭って、こんないい匂いがするもかと感心したものだ。
今夜は、Youtubeの「冬の夜」(明治45年3月:尋常小学唱歌)を聴いて、暖かい光りと会話を懐かしんでみよう。
(Youtubeに登録のKAZEKOZOU69に感謝)
今、部屋のストーブでコーヒーを沸かしている。湯気が立ち、香りが部屋に漂えば、暖かさも増すというもの。
子どもの頃、三世代が暮らしていた社宅は棟がつながっていて、隣家に若夫婦が住んでいた。何かのきっかけで、お隣りに上がらせてもらったことがある。そのとき、えもいわれぬ心地よい香りがした。コーヒー豆を挽いたばかりだったのだろうか。当時、しばらく縁のなかった舶来の香りだったのだ。幼稚園前の子どもながらに、新婚家庭って、こんないい匂いがするもかと感心したものだ。
今夜は、Youtubeの「冬の夜」(明治45年3月:尋常小学唱歌)を聴いて、暖かい光りと会話を懐かしんでみよう。
(Youtubeに登録のKAZEKOZOU69に感謝)
2013年1月10日木曜日
鉄道・絶景の旅
吉祥寺の家電量販店に行き、語学練習用のCDプレーヤーを探す。ついでに、テレビ売り場に寄って見ると、今わたしの目の前にデンと座っているやたら図体が大きく見える32型の液晶テレビが、店頭では小さく見えたのだから驚き。えっ、こんなに小さかったっけ・・・と思い、帰宅してもう一度見直せばやっぱりでっかいのだ。
さて今晩見た、BS朝日の番組「鉄道・絶景の旅」は、「新春!富士山をめぐる旅」(#77)で、富士山を背景に巡るローカル鉄道の旅だ。ここ地元から臨む富士の雄姿はもちろんだが、番組に登場するその姿は近場にあって迫力十分である。やはり、富士山は、そばに寄ってこそ真の絶景を拝めるだろう。
番組のナレーターである峠恵子は歌手でもあり、番組のオープニング/エンディングのテーマ曲や挿入歌を歌っている。お名前が、起伏に富んだ日本の山並みを越える鉄道にぴったりなのもうれしくなる。
鉄道は、旅の象徴であり、人の心を異空間に誘う。そんな気分にさせてくれているところに、彼女の声は不思議に溶け込んでくる。Youtubeに登録された、彼女が歌う「主人公」(作詩/作曲 さだまさし)を聴いてみよう。彼女のソフトな声質は、さだまさしの緩やかに流れるような歌詞と旋律にうまく織り合って、なかなかいい雰囲気だ。
そうそう、番組中に紹介された、<あかり亭>の「肉天うどん」(500円)が目に残った。「歯ごたえのある手打ちうどんと大きな天ぷらが絶品」とのこと。食ってみたい。まさにB級料理の真骨頂である、どんぶりを覆わんばかりの天ぷらを・・・ああ、あの迫力に負けてしまったよ。
さて今晩見た、BS朝日の番組「鉄道・絶景の旅」は、「新春!富士山をめぐる旅」(#77)で、富士山を背景に巡るローカル鉄道の旅だ。ここ地元から臨む富士の雄姿はもちろんだが、番組に登場するその姿は近場にあって迫力十分である。やはり、富士山は、そばに寄ってこそ真の絶景を拝めるだろう。
番組のナレーターである峠恵子は歌手でもあり、番組のオープニング/エンディングのテーマ曲や挿入歌を歌っている。お名前が、起伏に富んだ日本の山並みを越える鉄道にぴったりなのもうれしくなる。
鉄道は、旅の象徴であり、人の心を異空間に誘う。そんな気分にさせてくれているところに、彼女の声は不思議に溶け込んでくる。Youtubeに登録された、彼女が歌う「主人公」(作詩/作曲 さだまさし)を聴いてみよう。彼女のソフトな声質は、さだまさしの緩やかに流れるような歌詞と旋律にうまく織り合って、なかなかいい雰囲気だ。
そうそう、番組中に紹介された、<あかり亭>の「肉天うどん」(500円)が目に残った。「歯ごたえのある手打ちうどんと大きな天ぷらが絶品」とのこと。食ってみたい。まさにB級料理の真骨頂である、どんぶりを覆わんばかりの天ぷらを・・・ああ、あの迫力に負けてしまったよ。
2013年1月9日水曜日
全国のど自慢
プロ歌手を目指すオーディション番組だけでなく、一般参加によるのど自慢番組にも素晴らしい歌唱力の持ち主が現れることがある。東亜日報の記事「[映像] 全国のど自慢、イ・ソンヒ憑依のレジェンド誕生」(1/7)は、フィリピン出身の主婦がKBS「全国のど自慢」の番組で、イ・ソンヒの「美しい江山(아름다운 강산)」を驚異的なパワーで歌い上げたと、次のように記している。(抜粋)
・一般人を対象にした歌のコンテスト番組「全国のど自慢」で、また1人のレジェンドが誕生した。
・6日放送された「全国のど自慢」の巨済(コジェ)市編に出演した、フィリピン出身の主婦フロレンティーナ(29)さんがその主人公。一ヵ月前、第二子を出産して舞台に上がると、はにかむように挨拶を終えた彼女は、イ・ソンヒの「美しい江山」の伴奏が流れ出るとすぐに、180度変身した。序盤部を落ち着いて歌い注目を引き始めると、ハイライトの部分で訴求力の深くて高音域の歌唱力を爆発させた。あたかも、イ・ソンヒが憑依したような声で観客を圧倒させた。結局、彼女は最優秀賞の栄誉に授かり、100万ウォンの賞金を獲得した。
ところで、Youtubeに、当日の様子が登録されているので見てみよう。もしかしたら、今まで聞いてきたイ・ソンヒ以外の歌い手の中で一番パワフルかもしれない。それに、会場の楽しみ方もいいな。かように庶民性を引き出すこの番組はただものではない。
(Youtubeに登録のTheAwesomePickに感謝)
Mnetのオーディション番組「Superstar K3」にも、9ヶ月のプレママの若いお母さんが登場したことがある。将来のアジュンマたちに栄誉あれといいたい。
(本ブログ関連:"ミス・ハヴィシャム")
・一般人を対象にした歌のコンテスト番組「全国のど自慢」で、また1人のレジェンドが誕生した。
・6日放送された「全国のど自慢」の巨済(コジェ)市編に出演した、フィリピン出身の主婦フロレンティーナ(29)さんがその主人公。一ヵ月前、第二子を出産して舞台に上がると、はにかむように挨拶を終えた彼女は、イ・ソンヒの「美しい江山」の伴奏が流れ出るとすぐに、180度変身した。序盤部を落ち着いて歌い注目を引き始めると、ハイライトの部分で訴求力の深くて高音域の歌唱力を爆発させた。あたかも、イ・ソンヒが憑依したような声で観客を圧倒させた。結局、彼女は最優秀賞の栄誉に授かり、100万ウォンの賞金を獲得した。
ところで、Youtubeに、当日の様子が登録されているので見てみよう。もしかしたら、今まで聞いてきたイ・ソンヒ以外の歌い手の中で一番パワフルかもしれない。それに、会場の楽しみ方もいいな。かように庶民性を引き出すこの番組はただものではない。
(Youtubeに登録のTheAwesomePickに感謝)
Mnetのオーディション番組「Superstar K3」にも、9ヶ月のプレママの若いお母さんが登場したことがある。将来のアジュンマたちに栄誉あれといいたい。
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2013年1月8日火曜日
KBS WORLD「国楽の世界へ」 金静子
KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1/2)に、人物シリーズ61回目として、弦楽器カヤグム(伽耶琴、가야금)の第一人者、金静子(キム・チョンジャ、김정자、1942年4月16日~)を紹介した。新年最初の放送である。
まず、カヤグムにまつわる逸話の紹介から始まった。
・カヤグムの故郷、伽耶が滅亡した際、同国の楽師ウルグ(于勒、우륵)はカヤグムを抱えて新羅に亡命し、新羅の若い音楽家たちにカヤグム音楽を伝承した。ある日、ウルグは、弟子たちが思いを込めて編曲したものを聞き、初め腹を立てたが、聴き終えて「楽しげだが無節制ではなく、悲しみもあるが悲痛ではない。正しい音楽だと言えるだろう。お前たちはこの音楽を王様の前で演奏するがいい」といった。
▼金静子の演奏による「霊山会相(ヨンサンフェサン、영산회상)」の中から「相霊山/上霊山(サンリョンサン(상령산)」を聴く。弦の音と音の空隙に不思議な余韻があって、それ自体ひとつの響きのよう。まさに東洋的な余白の美といえる。
・カヤグムは、朝鮮時代後期から多様な形に改良され、現代ではいくつもの種類がある。正しい音楽と書く「チョンアク(正楽、정악」)は、身分の高いソンビたちの風流として伽耶時代から伝えられて、今でも当時のメロディーを維持しながら演奏され、そこに昔の人々の音楽に対する思想もしっかりと込められている。
次のように金静子の進んだ道が紹介された。
・1942年 生まれる。
・1960年 ソウル大学に入学して初めてカヤグムを始める。当時、まだ近代化の波の真っ只中にあり、伝統文化は古びたもの、切り捨てなくてはならないものと見なされていた。
国楽科を設立して、国楽を後世に残すため努力した師匠イ・ヘグの姿に心を打たれ、カヤグムに対する関心と愛情をわかせた。
▼金静子の演奏による「男唱歌曲(남창가곡)」の中から「初数大葉(초수대엽)」を聴く。これもまた穏やかで粛然とした音色だ。むしろ余白に音を聴くようなものか・・・。
・大学でカヤグム専攻当時、ソンビたちが雑念を抑えるために演奏したという理想的で冷静な正楽を、生涯をかけて演奏すると心にきめた。
・長年、ソウル大学国楽科で学生たちの指導し、今も演奏活動を行っている。正楽を正しく次の世代に伝えていくため、色々な大学で教授として学生の指導にあたっている。
自身と同じような研究者による「正農楽会(정농악회)」(1977年)を発起した経験もある。正農楽会は人間の心を鎮める正しい音楽で畑を耕そうという意味が込められた名前で、正しい音楽で正しい人々を育てようという趣旨があるという。
▼金静子の演奏による「ウットドゥリ(웃도드리)」を聴く。優雅な調べだ。正楽の成立について知りたい・・・古楽というよりは、間の取り方に新しいものを感じる。
まず、カヤグムにまつわる逸話の紹介から始まった。
・カヤグムの故郷、伽耶が滅亡した際、同国の楽師ウルグ(于勒、우륵)はカヤグムを抱えて新羅に亡命し、新羅の若い音楽家たちにカヤグム音楽を伝承した。ある日、ウルグは、弟子たちが思いを込めて編曲したものを聞き、初め腹を立てたが、聴き終えて「楽しげだが無節制ではなく、悲しみもあるが悲痛ではない。正しい音楽だと言えるだろう。お前たちはこの音楽を王様の前で演奏するがいい」といった。
▼金静子の演奏による「霊山会相(ヨンサンフェサン、영산회상)」の中から「相霊山/上霊山(サンリョンサン(상령산)」を聴く。弦の音と音の空隙に不思議な余韻があって、それ自体ひとつの響きのよう。まさに東洋的な余白の美といえる。
・カヤグムは、朝鮮時代後期から多様な形に改良され、現代ではいくつもの種類がある。正しい音楽と書く「チョンアク(正楽、정악」)は、身分の高いソンビたちの風流として伽耶時代から伝えられて、今でも当時のメロディーを維持しながら演奏され、そこに昔の人々の音楽に対する思想もしっかりと込められている。
次のように金静子の進んだ道が紹介された。
・1942年 生まれる。
・1960年 ソウル大学に入学して初めてカヤグムを始める。当時、まだ近代化の波の真っ只中にあり、伝統文化は古びたもの、切り捨てなくてはならないものと見なされていた。
国楽科を設立して、国楽を後世に残すため努力した師匠イ・ヘグの姿に心を打たれ、カヤグムに対する関心と愛情をわかせた。
▼金静子の演奏による「男唱歌曲(남창가곡)」の中から「初数大葉(초수대엽)」を聴く。これもまた穏やかで粛然とした音色だ。むしろ余白に音を聴くようなものか・・・。
・大学でカヤグム専攻当時、ソンビたちが雑念を抑えるために演奏したという理想的で冷静な正楽を、生涯をかけて演奏すると心にきめた。
・長年、ソウル大学国楽科で学生たちの指導し、今も演奏活動を行っている。正楽を正しく次の世代に伝えていくため、色々な大学で教授として学生の指導にあたっている。
自身と同じような研究者による「正農楽会(정농악회)」(1977年)を発起した経験もある。正農楽会は人間の心を鎮める正しい音楽で畑を耕そうという意味が込められた名前で、正しい音楽で正しい人々を育てようという趣旨があるという。
▼金静子の演奏による「ウットドゥリ(웃도드리)」を聴く。優雅な調べだ。正楽の成立について知りたい・・・古楽というよりは、間の取り方に新しいものを感じる。
2013年1月7日月曜日
イ・ソンヒの「私はいつもあなたを(나 항상 그대를)」
イ・ソンヒの「私はいつもあなたを(나 항상 그대를)」は、何度聴いても楽しくなる。想いも、言葉も熱いのに、それを重く感じさせないのは、イ・ソンヒが持つ清潔さと微笑みのマジックのせいだろう。そして、映画「家門シリーズ」で歌われるシ-ンもよぎったりして、親しみやすさがますます増す。またこの曲で、新しい年を本格スタートしよう。
彼女のデビュー20周年記念コンサートの映像は秀逸で、まるで会場に居合わせたような感動を覚える。
(本ブログ関連:"私はいつもあなたを")
(Youtubeに登録のpops8090に感謝)
彼女のデビュー20周年記念コンサートの映像は秀逸で、まるで会場に居合わせたような感動を覚える。
(本ブログ関連:"私はいつもあなたを")
(Youtubeに登録のpops8090に感謝)
2013年1月6日日曜日
鉱物の集い2013
四谷で開かれた鉱物の集いに出席する。今年もこの会が繁栄することを祝う新年会であるが、恒例の鉱物バザーとオークションは参加者の最大関心事といってよいかもしれない。
バザーでは、参加者94名を5つのグループに分け、抽選グループの順にメンバーが別室に置かれた有志提供の鉱物標本を手にするわけだ。抽選の結果、順番は何と最後の5番目だった。あらかじめ目星をつけていたものは全く見当たらなかった。ああ、欲しいものは他のメンバーの手に渡ってしまった・・・とはいえ、次の通り標本を選りすぐった。
・[方鉛鉱・硫酸鉛鉱・緑鉛鉱+黄銅鉱・班銅鉱+水晶](新潟県魚沼市白板鉱山)
・[輝安鉱](埼玉県秩父六助沢)
・[ビンドハイム鉱](埼玉県秩父大黒坑)
・[赤鉄鉱(鏡鉄鉱)](岩手県湯田町和賀仙人鉱山)
・[(転炉スラグ)](栃木県足尾鉱山)
オークションは、有志提供標本中でも良質のものを入札するが、残念ながら2点とも外れてしまった。ああ、各地の水晶標本セットは惜しかったな。
その他、上記イベントと関係なく、次の鉱物提供がされたのでいただいた。
・[菱沸石+灰十字沸石](埼玉県吉見町)、[ブーランジェ鉱](埼玉県秩父大黒坑)
先日(1/4)採集に行った足尾鉱山文象沢の景観を記した「広報あしお」の記事「足尾の産業遺跡(40) 小滝文象沢三坑の検証」(平成17年3月号)のコピーを知人に渡した。今年もみなで採集に行きましょう。
バザーでは、参加者94名を5つのグループに分け、抽選グループの順にメンバーが別室に置かれた有志提供の鉱物標本を手にするわけだ。抽選の結果、順番は何と最後の5番目だった。あらかじめ目星をつけていたものは全く見当たらなかった。ああ、欲しいものは他のメンバーの手に渡ってしまった・・・とはいえ、次の通り標本を選りすぐった。
・[方鉛鉱・硫酸鉛鉱・緑鉛鉱+黄銅鉱・班銅鉱+水晶](新潟県魚沼市白板鉱山)
・[輝安鉱](埼玉県秩父六助沢)
・[ビンドハイム鉱](埼玉県秩父大黒坑)
・[赤鉄鉱(鏡鉄鉱)](岩手県湯田町和賀仙人鉱山)
・[(転炉スラグ)](栃木県足尾鉱山)
オークションは、有志提供標本中でも良質のものを入札するが、残念ながら2点とも外れてしまった。ああ、各地の水晶標本セットは惜しかったな。
その他、上記イベントと関係なく、次の鉱物提供がされたのでいただいた。
・[菱沸石+灰十字沸石](埼玉県吉見町)、[ブーランジェ鉱](埼玉県秩父大黒坑)
先日(1/4)採集に行った足尾鉱山文象沢の景観を記した「広報あしお」の記事「足尾の産業遺跡(40) 小滝文象沢三坑の検証」(平成17年3月号)のコピーを知人に渡した。今年もみなで採集に行きましょう。
2013年1月5日土曜日
(資料)「山海経」中の九尾狐のこと
イ・ソンヒのヒット曲「狐の嫁入り(여우비)」から、「お天気雨(狐の嫁入り)」のことや「九尾狐」に関心を持って調べてきた。そこで、九尾狐(クミホ:구미호)について、中国最古の地理書といわれる「山海経」(高馬三良訳、平凡社ライブラリー)から次の通り抜き出す。
(本ブログ関連:”狐の嫁入り”、”九尾狐”)
「南山経」
・(青丘之山に)獣がいる。その状は狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。(これを)食ったものは邪気におそわれぬ。
「大荒東経」
・青丘の国あり、九尾の狐がいる。
「東山経」
・鳧麗(ふれい)の山といい。頂上には金・玉多く麓には箴石(はりいし)が多い。その状は狐の如くで九つの尾、九つの首、虎の爪、名は龍[姪]蛭(りょう[てつ]しつ)*。その声は嬰児のよう。これは人を食う。
* 龍: 「龍」の文字の下に「虫」を置く。
※ この獣に、「虎」の体の一部が加わっていることが興味深い。
「海外東経」
・青丘国はその北にあり。その狐は四つの足で九つの尾。
なお同書には、狐の姿であるものの九尾でない獣について、次の記述がある。
「東山経」
・獣がいる。その状は狐の如くで魚の翼(ひれ)、名は朱擩(しゅじゅ)*。なくときはわが名よぶ。
・姑逢山といい、草木なく金・玉が多い。獣がいる、その状は狐の如くで翼あり、その声は鴻(はくちょう)、鴈(かり)のよう。その名は撇撇(へいへい)**。これが現れると天下大いに旱(ひでり)する。
* 擩: 偏「 扌」→「犭」に置き換える。
** 撇: 偏「 扌」→「犭」に置き換える。
(本ブログ関連:”狐の嫁入り”、”九尾狐”)
「南山経」
・(青丘之山に)獣がいる。その状は狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。(これを)食ったものは邪気におそわれぬ。
「大荒東経」
・青丘の国あり、九尾の狐がいる。
「東山経」
・鳧麗(ふれい)の山といい。頂上には金・玉多く麓には箴石(はりいし)が多い。その状は狐の如くで九つの尾、九つの首、虎の爪、名は龍[姪]蛭(りょう[てつ]しつ)*。その声は嬰児のよう。これは人を食う。
* 龍: 「龍」の文字の下に「虫」を置く。
※ この獣に、「虎」の体の一部が加わっていることが興味深い。
「海外東経」
・青丘国はその北にあり。その狐は四つの足で九つの尾。
なお同書には、狐の姿であるものの九尾でない獣について、次の記述がある。
「東山経」
・獣がいる。その状は狐の如くで魚の翼(ひれ)、名は朱擩(しゅじゅ)*。なくときはわが名よぶ。
・姑逢山といい、草木なく金・玉が多い。獣がいる、その状は狐の如くで翼あり、その声は鴻(はくちょう)、鴈(かり)のよう。その名は撇撇(へいへい)**。これが現れると天下大いに旱(ひでり)する。
* 擩: 偏「 扌」→「犭」に置き換える。
** 撇: 偏「 扌」→「犭」に置き換える。
2013年1月4日金曜日
足尾鉱山 小滝坑文象沢
昨晩、鉱物採集でいつもお世話になっているXa氏から連絡があって、足尾鉱山の小滝坑周辺で採集することが急遽決まった。お楽しみなことだが、始発電車を待つ早朝の駅ホームの寒さに震えた。歳とともに身が凍みる。
Xa氏の車に同乗して、渡良瀬川沿いの国道122号線を北上すると、粉雪が風に舞い始めた。幸い陽射しもあって、降り積もることはなかったが、ガードレール下の名残り雪を見て若干心配になる。
わたらせ渓谷鐵道の原向(はらむかい)駅を過ぎると、銀山平方面に左折する案内板が見える。そこから庚申川に沿って左折して山路を進む。
小滝坑の坑口手前にある「文象橋」から、右岸急斜面にある、残雪であいまいな両足幅の細道を探るようにして登る。途中、Xa氏が用意されたロープを頼りにしたりと、この時期難関な山道だ。ころげ落ちないかヒヤヒヤの連発だった。
やがてゆるりと斜面を下ると、ズリから流れた廃石がごろごろと積もった沢底に着く。いよいよ採集開始だ。
寒い。根雪をかすめる沢風が吹き付けて、とにかく寒い。厚手のジャンパーの上に、雨カッパで身を包んだ。
沢下方向を見ると、堰堤(えんてい)があることに気付く。これら景観について、「広報あしお」の記事「足尾の産業遺跡(40) 小滝文象沢三坑の検証」(平成17年3月号)に詳細に語られている。
採集結果であるが、いただきもの中心に次の通り。
・黄銅鉱、班銅鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱、白鉄鉱、蛍石など
帰り道を心配したが、登り道の対岸側で、こちらは道幅もある緩やかな坂道で、安心して下ることができた。
Xa氏の車に同乗して、渡良瀬川沿いの国道122号線を北上すると、粉雪が風に舞い始めた。幸い陽射しもあって、降り積もることはなかったが、ガードレール下の名残り雪を見て若干心配になる。
わたらせ渓谷鐵道の原向(はらむかい)駅を過ぎると、銀山平方面に左折する案内板が見える。そこから庚申川に沿って左折して山路を進む。
小滝坑の坑口手前にある「文象橋」から、右岸急斜面にある、残雪であいまいな両足幅の細道を探るようにして登る。途中、Xa氏が用意されたロープを頼りにしたりと、この時期難関な山道だ。ころげ落ちないかヒヤヒヤの連発だった。
やがてゆるりと斜面を下ると、ズリから流れた廃石がごろごろと積もった沢底に着く。いよいよ採集開始だ。
寒い。根雪をかすめる沢風が吹き付けて、とにかく寒い。厚手のジャンパーの上に、雨カッパで身を包んだ。
沢下方向を見ると、堰堤(えんてい)があることに気付く。これら景観について、「広報あしお」の記事「足尾の産業遺跡(40) 小滝文象沢三坑の検証」(平成17年3月号)に詳細に語られている。
採集結果であるが、いただきもの中心に次の通り。
・黄銅鉱、班銅鉱、方鉛鉱、黄鉄鉱、白鉄鉱、蛍石など
帰り道を心配したが、登り道の対岸側で、こちらは道幅もある緩やかな坂道で、安心して下ることができた。
2013年1月3日木曜日
李仙姫の名前から(2)
イ・ソンヒの名「ソンヒ(선희)」と同じ名付けについて、次のような統計がある。(이루미작명SYS)
・「選好度: ソンヒ(선희)は、58番目(0.2%)でしばしば使われ、最も多い姓は金である。」
・「性別感: ソンヒ(선희)は、93.57%が女性の名前だ。」
・「出生情報: ソンヒ(선희)は、1985年度に最も多く出生し、ソウル特別市出生の場合が多かった。」
1984年の「江辺歌謡祭」でデビューした翌年、テレビを通じて賑わした彼女の名「ソンヒ(선희)」が多く名づけられたことに因縁があるように思える。彼女の健全なおもむきと名の持つ印象が、当時の都市部生活者に親和性があったのだろう。
(本ブログ関連:"イ・ソンヒという名前")
さて、話しを彼女の名の一文字「仙」の由来から、神仙伝説へイメージを膨らませてみよう。
最近の彼女のヒット曲に、「因縁(인연)」に代表する東洋的な雰囲気を漂わせる傾向があるが、「狐の嫁入り(여우비)」もそのひとつである。ドラマに登場する九尾狐は「山海経」まで遡るという。
・「紀元前2世紀から紀元3世紀頃にかけて中国で著された地理書『山海経』には実在とは思えぬ動植物の項が並んでいるが、その一書「南山経」で、青丘之山に「有獸焉 其狀如狐而九尾 其音如嬰兒 能食人 食者不蠱」*とあるのが九尾の狐に関する最初の記述であるとされる。」(Wikipedia「九尾狐」)
(*)「獣がいる。その状は狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。(これを)食ったものは邪気におそわれぬ。」(高馬三良訳「山海経」)
(本ブログ関連:"Wikipedia「九尾狐」")
この「山海経」は、桃源郷(「桃花源の詩」)の散文を記した陶淵明もマニアだったらしく、「読山海経十三首」の詩を作っている。なるほど、彼が興味深く眺め見たこの書の挿絵には、九尾狐だけでなく不可思議なさまざまな生き物が登場する。
(本ブログ関連:"陶淵明-3")
イ・ソンヒの名前から、神仙の世界へ話しがとんでしまったが、彼女の東洋回帰に合わせてイメージ遊びさせてもらった。
(本ブログ関連:"李仙姫の名前から(1)")
・「選好度: ソンヒ(선희)は、58番目(0.2%)でしばしば使われ、最も多い姓は金である。」
・「性別感: ソンヒ(선희)は、93.57%が女性の名前だ。」
・「出生情報: ソンヒ(선희)は、1985年度に最も多く出生し、ソウル特別市出生の場合が多かった。」
1984年の「江辺歌謡祭」でデビューした翌年、テレビを通じて賑わした彼女の名「ソンヒ(선희)」が多く名づけられたことに因縁があるように思える。彼女の健全なおもむきと名の持つ印象が、当時の都市部生活者に親和性があったのだろう。
(本ブログ関連:"イ・ソンヒという名前")
さて、話しを彼女の名の一文字「仙」の由来から、神仙伝説へイメージを膨らませてみよう。
最近の彼女のヒット曲に、「因縁(인연)」に代表する東洋的な雰囲気を漂わせる傾向があるが、「狐の嫁入り(여우비)」もそのひとつである。ドラマに登場する九尾狐は「山海経」まで遡るという。
・「紀元前2世紀から紀元3世紀頃にかけて中国で著された地理書『山海経』には実在とは思えぬ動植物の項が並んでいるが、その一書「南山経」で、青丘之山に「有獸焉 其狀如狐而九尾 其音如嬰兒 能食人 食者不蠱」*とあるのが九尾の狐に関する最初の記述であるとされる。」(Wikipedia「九尾狐」)
(*)「獣がいる。その状は狐の如くで九つの尾、その声は嬰児のよう、よく人を食う。(これを)食ったものは邪気におそわれぬ。」(高馬三良訳「山海経」)
(本ブログ関連:"Wikipedia「九尾狐」")
この「山海経」は、桃源郷(「桃花源の詩」)の散文を記した陶淵明もマニアだったらしく、「読山海経十三首」の詩を作っている。なるほど、彼が興味深く眺め見たこの書の挿絵には、九尾狐だけでなく不可思議なさまざまな生き物が登場する。
(本ブログ関連:"陶淵明-3")
イ・ソンヒの名前から、神仙の世界へ話しがとんでしまったが、彼女の東洋回帰に合わせてイメージ遊びさせてもらった。
(本ブログ関連:"李仙姫の名前から(1)")
2013年1月2日水曜日
李仙姫の名前から(1)
イ・ソンヒ(李仙姫)の誕生にまつわる話題に、彼女の名「仙姫」に「仙」の字が織り込まれたことについて、次のように伝えられている。
(本ブログ関連:”李仙姫の名前”)
・「イ・ソンヒは、(陰暦の)1964年11月11日に、(本籍地)忠清南道保寧郡(現在は市)珠山面篁栗里に誕生した。父(イ・ジョンギュ:이종규)、母(チェ・ビョンムン:최병문)の初めての子として誕生した。父母のそれぞれの夢に、男の子が示唆されていた。父の夢にあらわれた、山の神を意味する虎のために、彼女の名前(李仙姫)に神仙の「仙」の字が入ることになった。」(「老木樹のチャン・ウクチョ(장욱조)が生命樹になって」)
(本ブログ関連:"イ・ソンヒの生誕")
最初の子として誕生した彼女だが、男子の誕生が期待されていたことを当然知ったのではないだろうか。デビュー以来、彼女がどことなくボーイッシュなズボン姿を続けた意味がそこにあったかもしれない・・・考え過ぎだろうか。
イ・ソンヒの父親が彼女の誕生前に見た夢に神仙の気配があったこと、一家が仏教と大きく関わっていたことなど合わせて、背景に東洋的世界を視るのもよいかもしれない。
関心の一つは、イ・ソンヒがSBSのロマンチック・コメディ「僕のガールフレンドは九尾狐」で歌ったメインテーマ曲「狐の嫁入り(여우비)」に登場する九尾狐だ。
(Youtubeに登録のps3hlproductionsに感謝)
・「天気の良い清い空で急に雨が降る時、韓国では『여우비-狐の雨』が降ると言います。」、「韓国ではもう一つ、『여우비』以外に『호랑이 장가간다-虎が妻をめとる(虎が結婚する日)』と言う表現もあります。(略) 韓国でも日本でも日照り雨は、動物の結婚と言う面白い言葉で表現するらしいですね。」(韓国文化院のコーナー「韓国語ひとこと」)
伝承「狐の嫁入り(여우비)」には<狐>だけでなく<虎>も象徴も含まれているようで、この歌から彼女への関心が一層大きく広がるのは不思議な気がする。
(本ブログ関連:"狐の嫁入り")
(本ブログ関連:”李仙姫の名前”)
・「イ・ソンヒは、(陰暦の)1964年11月11日に、(本籍地)忠清南道保寧郡(現在は市)珠山面篁栗里に誕生した。父(イ・ジョンギュ:이종규)、母(チェ・ビョンムン:최병문)の初めての子として誕生した。父母のそれぞれの夢に、男の子が示唆されていた。父の夢にあらわれた、山の神を意味する虎のために、彼女の名前(李仙姫)に神仙の「仙」の字が入ることになった。」(「老木樹のチャン・ウクチョ(장욱조)が生命樹になって」)
(本ブログ関連:"イ・ソンヒの生誕")
最初の子として誕生した彼女だが、男子の誕生が期待されていたことを当然知ったのではないだろうか。デビュー以来、彼女がどことなくボーイッシュなズボン姿を続けた意味がそこにあったかもしれない・・・考え過ぎだろうか。
イ・ソンヒの父親が彼女の誕生前に見た夢に神仙の気配があったこと、一家が仏教と大きく関わっていたことなど合わせて、背景に東洋的世界を視るのもよいかもしれない。
関心の一つは、イ・ソンヒがSBSのロマンチック・コメディ「僕のガールフレンドは九尾狐」で歌ったメインテーマ曲「狐の嫁入り(여우비)」に登場する九尾狐だ。
(Youtubeに登録のps3hlproductionsに感謝)
・「天気の良い清い空で急に雨が降る時、韓国では『여우비-狐の雨』が降ると言います。」、「韓国ではもう一つ、『여우비』以外に『호랑이 장가간다-虎が妻をめとる(虎が結婚する日)』と言う表現もあります。(略) 韓国でも日本でも日照り雨は、動物の結婚と言う面白い言葉で表現するらしいですね。」(韓国文化院のコーナー「韓国語ひとこと」)
伝承「狐の嫁入り(여우비)」には<狐>だけでなく<虎>も象徴も含まれているようで、この歌から彼女への関心が一層大きく広がるのは不思議な気がする。
(本ブログ関連:"狐の嫁入り")
2013年1月1日火曜日
初詣2013
ようやく陽が温もってきた午後、初詣に出かける。地元裏通りの路に面した、見落としそうな小さな神社である。それでも、境内には我が町のひとびとが次々と並んで参拝した。学問の神を祭っているが、今のところ学校世代が身内にいないため家内安全を祈った。
そのあと、道路を挟んで斜(はす)向かいにある稲荷神社にもうかがい、いくつも重なる赤い鳥居をくぐり抜けて祈ってきた。
初詣に祈った神々が、遠く福岡の大宰府と大阪の高槻にあるなんて、考えて見れば不思議な気がする。祈りは今日中にきっと届いていることだろう。
そのあと、道路を挟んで斜(はす)向かいにある稲荷神社にもうかがい、いくつも重なる赤い鳥居をくぐり抜けて祈ってきた。
初詣に祈った神々が、遠く福岡の大宰府と大阪の高槻にあるなんて、考えて見れば不思議な気がする。祈りは今日中にきっと届いていることだろう。
2013年にこんにちは
2013年、正月飾りを見ると、めでたくもあり、めでたくもなしか。でも、このときくらいめでたい気分にひたりたいものだ。人生のスタートはとっくに忘れたが、新年はそれをちょっぴり思い返させてくれる?・・・そんな風でもないけど、心機一転真っすぐ先を見てみよう・・・ああ、若くないから余りよく見えんな。
そんな風なら、イ・ソンヒが実は高校生のときに貰い受けたあのデビュー曲「Jへ(J에게)」(作詞・作曲イ・セゴン、1984年江辺歌謡際大賞)を気付け薬かわりに聴いて、ほとばしる若さを懐かしんでみよう。
(本ブログ関連:"Jへ" ← 表示後、画面右下の”前の投稿”クリックして次々参照します)
(Youtubeに登録のMBCkpopに感謝)
そんな風なら、イ・ソンヒが実は高校生のときに貰い受けたあのデビュー曲「Jへ(J에게)」(作詞・作曲イ・セゴン、1984年江辺歌謡際大賞)を気付け薬かわりに聴いて、ほとばしる若さを懐かしんでみよう。
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2012年12月31日月曜日
2012年にさようなら
今年も今日でおしまい。明日には、数え年なら直ぐに歳が足されるわけで、だから気付く・・・。
部屋の片付けが面倒で・・・片付けのハウツー本を買ってしまう。人付き合いが億劫になり・・・年賀状の作成枚数を減らしてしまう。そして、技術の流れに乗らないでいる・・・スマホもタブレットも、Twitterもfacebookも使えない、いや使わない。
そんなわけで、時間に対して「恩知らず」なことをつづけている。
ああ2012年、簡単に時間を取りこぼしてしまった、この「恩知らず」さを反省して、われらが歌姫、中島みゆきの歌を聴こう。それにしても「まだずっと好きだけど、ごめん」って、いさぎよいな。彼女は自分の影を歌わない。相手をじっと見つめる。視線がとても強いのだ。
(本ブログ関連:"ディーヴァ"、"時代"、"イ・ソンヒ「水仙」")
(Youtubeに登録のmiyukiofficialに感謝)
部屋の片付けが面倒で・・・片付けのハウツー本を買ってしまう。人付き合いが億劫になり・・・年賀状の作成枚数を減らしてしまう。そして、技術の流れに乗らないでいる・・・スマホもタブレットも、Twitterもfacebookも使えない、いや使わない。
そんなわけで、時間に対して「恩知らず」なことをつづけている。
ああ2012年、簡単に時間を取りこぼしてしまった、この「恩知らず」さを反省して、われらが歌姫、中島みゆきの歌を聴こう。それにしても「まだずっと好きだけど、ごめん」って、いさぎよいな。彼女は自分の影を歌わない。相手をじっと見つめる。視線がとても強いのだ。
(本ブログ関連:"ディーヴァ"、"時代"、"イ・ソンヒ「水仙」")
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