きょうは、土用の丑の日。思い浮かぶのは、「鰻(うなぎ)の蒲焼」を食うことだろう。鰻重もよし、鰻丼もよし、ひつまぶしもよし。それにしても、この食習慣、いささか源内の言葉に踊らされた感がしないわけでもない。
夏バテ防止のためというので、近々予定しているが、本当のところ、その効能に確信はない。ただ、やたら値が張るからそうに違いないと期待するだけだ。
鰻の蒲焼の風味は、店頭の路地に広がる蒲焼の煙と香り、漬け足しを重ねこってりしたタレの味であって、うなぎ本体に特別なものがあるわけでもないのだが。蒲焼の煙と香りをネタにした小話もあるようで、店頭に茶碗飯を持ってきてそれで済ませるのを、店の主人が金を要求したところ、小銭の音で帳消しさせるといったもの。落語に、それを演目にしたものがあるのか知らないが。
元々、海を回遊して産卵・成長して川に戻ってきたウナギを捕まえて食っていたわけで、素朴に川魚の範疇だったのだろう。そういえば、中学時代の校外活動(多分、多摩川の岸辺だったか)で、男子がナマズを釣って、確かアルミホイルを巻いて、焚き火で蒸し焼きしたのを食ったことがある。怖いもの見たさもあったが、ウナギじゃないので遠慮した。
ところで、実物を見たことがないが(当然食ったこともないわけで)、英国(ロンドン)に「ウナギのセリー寄せ」があって、ウナギをぶつ切りにして煮込み、冷やしてセリーと混ぜたものを通年食しているという。歴史的に、庶民の常食だったらしい・・・。こちらも、見たくもあり、恐ろしさもあり。
■ Youtube(登録: Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎)
「イギリス名物『うなぎのゼリー』現地で食べたら衝撃の味だった」
ー https://www.youtube.com/watch?v=DPhw5swZYiw
ー Uberで取り寄せたものを、譲り合うように語り合い、食した正直な感想が聞ける・・・。
逆に、英国人が日本の鰻の蒲焼を食べた感想を聞いてみたい・・・。Gemini によれば、カルチャーショックのような反応らしい。いい意味で。