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2015年3月17日火曜日

20℃超え

一日が暖かく、冬服は深情けのようにうっとうしく感じられた。今年最高の気温だった。春は日ごと気温を増すとしても、今日、20℃の大きな区切りを超えた。(近在で、21.1℃)

青空にまぶしく真白いハクモクレンの花を見上げながら歩を進めると、小学校の裏手になる。雨降りだった昨日のブログに記したように、沈丁花の香りを確かめに行く。垣根の陰りに咲く、花弁の縁を紅色に滲ませた白い沈丁花の花は、温い空気に甘い香りを載せて、辺りに漂わせていた。春到来を実感する。

夕方に気付くのは、陽が長くなったことだ。以前はあっという間に隠れた太陽が、西の空、家並みの続く地平の上で、日没を躊躇するように輝いている。このまま暖かくなって欲しい。

とはいえ、春は、ようやく手に入れた不老の仙人となるべき秘薬を、なんの気迷いか飲み干すことを忘れさせる隙を作るという。変化に浮かれてばかりおられぬのかもしれない。

2015年3月16日月曜日

沈丁花

今日はせっかくのぬくもりなのに、どこか冷え冷えする。雨脚が、春雨というには勢いがあって雅趣に乏しい。これを乗り越えれば、明後日は彼岸の入り、週末は春分の日だ。

春の近づきに気になるのが、沈丁花の花の香りだ。それがもう花弁を大きく膨らませ、一部の木々は花開いているというのに、まだ漂わないのだ。小学校の裏の垣根に咲く、この白い花を遠慮なく嗅いで見るのだが。

(本ブログ関連:”沈丁花”)

今日の雨に、沈丁花は香りを流されているかもしれない。こんな日だからこそ、石川さゆりの「沈丁花」(1978年、作詞東海林良、作曲大野克夫)の歌の始まりが思い浮かぶ。(Youtubeに登録のsui25huyoに感謝)

「降りしきる 雨の吐息に/濡れて傾く 沈丁花」、雨けぶる日には演歌がよく似合う。

このまま香りを逃してしまうのは惜しい。明日の晴れ間にもう一度出かけてみよう。

2015年3月15日日曜日

SIMフリー

スマホやタブレットを持たぬ身なので、有用さが実感できない。欲しいから、必要だから物品を購入するのが購買行動だろうが、今のところそんなニーズがないのだ。

今日、SIMフリースマホの説明会に出て、キャリア販売のスマホより安価な、MVNO(昔でいうVANのような通信サービス会社)のSIMフリーサービスがあると聞いた。確かに比較すれば割安感がある。

ネットを外で見たいなら・・・という前提を聞いている内に、もやもやしてくる。ネットは自宅のPC利用で満足している。それで十分なのに、わざわざ外で(どこで?)見る必要性があるのだろうかと自問する。

周りから、スマホをせきたてられても、なかなかその気にならない。どんな場面で使うのかも、想像できないでいる。

この場合に限って、(今のまま)ガラケーじゃダメなんでしょうか? (ガラケーで、ネットもめったに見ることもないし)・・・なんとなく、早く結婚しろとせき立てられる娘さんのような心境か?

2015年3月14日土曜日

(資料) 韓国ギャラップ「韓国人が最も好きな歌手2004-2014」、イ・ソンヒ2位!

韓国ギヤラップの面接調査による「韓国人の最も好きな人」で、歌手編について、2004年と2014年の比較調査結果が以下のように報告された。感謝。(抜粋)

先に、「(資料)韓国ギャラップ調査『愛唱曲 2004-2014比較』」について本ブログに載せ、イ・ソンヒの「因縁(인연)」が、なんと7位圏に入ったことを載せた。今回は、歌手本人についての愛好度を調査するものだ。その中で、イ・ソンヒはチョー・ヨンピルの1位に次いで、2位となった。本当に素晴らしい知らせだ。

(本ブログ関連:”ギャラップ” ⇒ リンク先表示下「次の投稿」に続く)
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●韓国人が最も好きな歌手:2004年イ・ミジ李美子ャ(5.6%) → 2014年チョー・ヨンピル(7.2%)
- 2004年上位10位圏内トロット歌手6人、2014年には4人に減って

・(10月2~29日)満13才以上の男女1,700人に最も好きな歌手を聞いた結果(面接調査、自由応答)、(参考グラフの通り、上位から)チョー・ヨンピル(7.2%)、イ・ソンヒ(4.4%)、チャン・ユンジョン(3.9%)、アイユ(3.6%)、テ・ジナ(3.3%)、EXO(2.9%)、イ・スンチョル(2.8%)、イ・ミジャ(2.8%)、ナ・フナ(2.5%)、少女時代(2.1%)の順だった。

・(第1位の)チョー・ヨンピルは ・・・歌謡界の頂きを守ってきた ・・・(略)

・(第2位の)イ・ソンヒは、1984年「江辺歌謡祭」でデビュー、爆発的歌唱力と特有のスタイルで当時「姉さん(オンニ)部隊」、「イ・ソンヒ シンドローム」を起こして、大きな愛を受けた。1990年代以後では、(ソウル市)市会議員、シンガー・ソングライター、プロデューサーとして活動範囲を広げて、アルバム発売とコンサート、OST参加などで着実にファンたちのそばを守ってきた。

・2013年が「歌王(チョー・ヨンピル)の帰還」で揺れた一年だったとしたら、2014年はイ・ソンヒが正規アルバム15集のタイトル曲「その中にあなたに出会って(그 중에 그대를 만나)」で各種チャートを席巻して「女王の帰還」を知らせた年であった。チョー・ヨンピルは、40代以上男女で均等の支持を受けたし、イ・ソンヒは彼より若干低い年齢帯、そして男性よりは女性の選好が目立った。
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(本ブログ関連:”その中にあなたに出会って”)

(参考グラフ) 韓国人が好きな歌手2004年-2014年(自由応答)・・・ギャラップ
- グラフ: 歌手名(デビュー年度)、上段2004年度、下段2014年度、支持率%)


(参考) 上位5位の歌手ごと支持率%(男女別/世代別/男女世代別/職業別/地域別)については、ソース資料を参照願います。

2015年3月13日金曜日

「早春賦」

このごろ陽射しに、春の兆しして和らぐ。けれど陽が傾けば、まだ冬の寒さが残っているのに気付く。そんなとき、唱歌「早春賦」(作詞吉丸一昌、作曲中田章、1913年)にある、「春は名のみの」という詞を実感する。

(本ブログ関連:”早春賦”)

この歌を,「唱歌・童謡ものがたり」(読売新聞、岩波現代文庫)は最初に採り上げている。作詞した吉丸一昌の孫が、祖父の顕彰に奔走したこと、歌と縁の深い長野の安曇野で、冷えた若者の心を支えようとする女性の姿など描かれている。

何よりも、43歳で早逝した吉丸一昌の教育者としての生き方に志の高さを知る。苦学の経験から、東京府立三中の教諭時代、私財を投じて夜間学校を設立したという。頭の下がる話しだ。

彼の故郷、大分の臼杵市には「吉丸一昌記念館」がある。昔、大分に出張した帰り、臼杵にある磨崖仏の地を訪れたことがあったのを思い出した。国宝がこんなところにと思うほど、ひっそりとした長閑な田舎だった。

(Youtubeに登録のshimobunsadoに感謝)

2015年3月12日木曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 厄除け打令

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(3/4)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第95回として、小正月に関わる「厄除け・打令(액맥이・타령)」、および他2曲についての話を紹介した。

(本ブログ関連:”小正月”、”啓蟄”)

始めに、「小正月(정월대보름)」の行事・風習について次のように紹介された。
・昔、年明けの風習は、元旦のソルナルから15日後まで続いた。この「小正月」は、「正月(정월)」と陰暦正月の「15日間(대보름)」を合わせた表現で、「上元(상원)」とも言い、中国道教の行事「三元」の一つにあたる。韓国の小正月の間、十二支の順に日を巡る風習があった。ネズミの意の「子の日」に豆を炒って食べる。穀物を守る厄払いで、「豆と一緒に炒めよ(쥐알 볶아라 콩알 볶아라)」と言って炒る。「쥐」はネズミ、「쥐알」は小さいもの。「콩」は豆、「볶아라」は炒めよの意。そのことで穀物を守ろうとした。また、牛は農作業に欠かせぬため、「丑の日」に豆を入れた粥を食べさせ休ませた。ヘビの「巳の日」には髪をとかぬ風習があり、家に蛇が入らぬと信じた。

▼ 「厄除け打令」の歌を聴く。四方と中心、守りを固めて安心繁盛・・・農楽隊が家々(家中も)廻ったようだ。

次に、「ネドウィ(내더위=私の暑気)」の風習、「カンガンスルレ(강강술래)」という遊びについて次のように紹介された。
・昔、時期によって災いの種類が違うとされた。厄払い(액맥이)には、正月の厄払い、2月の厄払いなどといった歌があった。また、「小正月」の風習の一つに、暑気払い*があり、小正月の朝、最初に会った人に「わが暑気を買っていけ(내 더위 사가게)」と叫んで、夏の暑さをなすりつける。相手は、構えていて、言われたらすぐに言い返し、倍返しする。小正月と言えば、「カンガンスルレ」という遊びもある。女性が、体をつなぎ円を描きながら歌う遊びだ。

(*)「東国歳時記」(洪錫謨、訳姜在彦、東洋文庫)の「(旧暦)一月」、「上元」の項に「売暑」としてある。
「朝早く起きて、誰か人を見ればだしぬけにその名を呼ぶ。先方が返事をすればすかさず、『わが暑気を買え!』という。これを売暑という。・・・/かんがうるに、(中国宋代の人)范石湖の『売癡獃詞(ばいちがいし)』に、『除夜は更けても人は睡(ねむ)らず、癡獃(おろかもの)を買えと、人に呼びかける』とある。・・・今わが国で、上元に売暑する風俗も、これに似たものである。」

▼ 遊び歌「カンカンスルレ」を聴く。女性が満月に輪となって踊る・・・海洋性のものなのか、始原的な気がする。

最後に、二十四節気の「啓蟄」、イタヤカエデ(고로쇠)の樹液の薬効について次のように紹介された。
・明日(3月5日)は小正月、翌3月6日は節気の一つ「啓蟄」。節気は、一年を24等分して季節を表わしたもの。昼の長さを表す節気に、冬至、夏至、春分、秋分の日がある。また、春を知らせる節気に、立春や啓蟄がある。啓蟄の頃に、新年に入ってはじめて雷が鳴ると言われる。日本の「虫だしの雷」に通じる、冬ごもりした動物が驚き目を覚ます。さらに、植物も潤う季節になりる。韓国にはイタヤカエデの木があり、樹液を飲むと胃腸薬代わりになるとも言われる。春の気運が人の体にも作用すると信じられた。

▼ 春を知らせる「カエルへ(개구리에게)」をピリ演奏で聴く。子どもが喜びそうな全くの今様。愉快。

2015年3月11日水曜日

冬の蟻

ねぐら(塒)深く、酔いつぶれたアリの親方がテーブルに顎(あご)を置いたまま、この冬はしばれるといって、ぶつぶつ話しを続けた。・・・周りは、眠い目をこすりながらじっと耳を傾けた。

なんだとお、ねぐらというのは鳥の巣のことだと、わしらは昔は飛んだものだぞ。今だって、御かみさんの後について行くときゃ、羽をぶんぶんいわせるもんだ。そん時だけだがな。

それに、カチカチいうスズメバチも近い親戚だ。やつらは空を飛んで餌を探し回るが、わしらは地べたを這って探すわけよ。だから羽は邪魔。でも、顔を見ろ、そっくりだろ、どうだ。

それときたら、あのシロアリ野郎、勝手に名前を盗みやがって。やつらはゴキブリ野郎さ。堂々とお天道様に顔向けできない奴らだ。わしらとは違う。オスにしてもな。

でもなあ、人間の子どもは残酷なもんだ。小さいくせして、わしらのねぐらに一生懸命水を流し込むのだから。あれには参った。部屋中水びたしだ。奴らは飽きっぽいから大丈夫。逃げ道はいくらでもあらあな。

今日も寒いな。こうやって幸運にも生き残れるのは、神様の思し召しというもんだ。じき暖かくなりゃ仕事だぞ。ゆっくり体を休めておけよ。・・・周りの連中も、付き合いにぐったりして横になり寝息を立て始めた。

2015年3月10日火曜日

記憶違いと物忘れ

昨晩作成のブログで、イ・ウンハの曲名を間違えて書いてしまった。訂正したが、なんだか落ち着かない。記憶違いというのは少々つらいものだ。

ここ数日、思い出せない島があった。グアム島だ。なぜかオアフ島しか浮かんでこないのだ。オアフ島には行ったこともないのに。そんな虚ろなことがいろいろある。

昔、途中で転校した小学校の校歌の3番にある池の名前が思い出せなかった。さいわい、ネットに記された校歌を見て思い出した。校歌は、地元の有名な作家と有名な作曲家によるものだ・・・子どものころ、気にしてはいなかったが。

池に遊びに行ったことがある。桜の季節、小学校から一団となって花見したのだ。そこが、ある企業の貯水池だったとは今回はじめて知った。小さな子どもの記憶に残る桜は、いつも見上げるものだった。桜の季節は空が桜色していた。

2015年3月9日月曜日

春雨

今は帰国して日本を去った歌手に、ケイ・ウンスク(桂銀淑、1961年~)がいる。彼女の特徴にハスキーボイスがあった。いわゆる成熟した女性の低音というより、独特なかすれを持つ意味でのハスキーな声質が魅力だった。

同様なハスキーさで、しかも誕生も同年という歌手にイ・ウンハ(李銀河/イ・ウナ、이은하)がいる。日本で活躍はなかったようだが、NHKの番組で紹介され、日本の歌手が、彼女の歌う「まだあなたは私の愛(아직도 그대는 내사랑)」のうまさを賞賛した。

(訂正: 曲目を上記赤字の通り修正します。深謝)

しとしと降りの今晩、イ・ウンハが歌う「春雨(봄비)」(1979年、作詞:イ・ヒウ、作曲キム・ヒガプ)を聴いてみよう。

(本ブログ関連:”イ・ウンハ(이은하)”)

今となれば、あのハスキーも当時の韓国歌謡界独特の雰囲気だったのかもしれない。その中で、現在も活躍する歌手がイ・ウンハである。


「春雨(봄비)」

春雨に去ったひと、春雨に濡れて戻ったよ
あのときは、あの日には、笑って別れたが
今日このひととき、今日このひととき
あまりに惜しく
互いに涙で、窓を見るよ (あ~あ~あ)
春雨に戻ったひと、雨に胸濡らすよ

(以上繰り返し)


(Youtubeに登録の李銀河 - トピックに感謝)

2015年3月8日日曜日

春の気配が増してきた

日めくりカレンダーをPCそばに置いたため、日ごと忘れることなく剥がしている。一枚取れば裏をメモ紙にして・・・と思っているうちに次々溜まる。毎日があっけなく消費されて、果たして実のあるものになっているのか。日々、忘却の彼方へと過ぎていく、そんなところだ。

それでも、今日は春らしく暖かさを感じて、上着をコートから厚手のセーターに変えた。身軽になった気がする。外出すれば、少々寒いけれど痩せ我慢。いつもと違う隣り町の図書館本館へ行く。高い書棚にあって取りにくかった書籍(詩全集)が、目の高さに移動していた。微妙だがあちこち配置換えしている。

一日一日、気候も微かに変化している。斯様に変わるものもあれば、変わらぬものもあるけれど。今年は、ちょっと変化してみたい。生活リズムというか、時間割というか変化が必要だ。4月から新しいリズムで始めてみたいことがある。

イ・ソンヒ ファンは勿論このままだ。彼女のコンサートは、2、3年置きに開催のため、今年は遠出の予定もない。こちらにも何か変化が欲しいものだ。

2015年3月7日土曜日

イ・ソンヒの「Jへ」

昨年4月、世宗文化会館での30周年コンサート「歌う イ・ソンヒ」(2014年4月)の始まりに、ステージにせり上がるイ・ソンヒの第一声は、1984年に歌ったデビュー曲「Jへ(J에게)」(作イ・セゴン)だった。威風堂々とさえ見える。まさにファンとともにあった歌だ。

(本ブログ関連:”Jへ” ⇒ リンク先表示右下「次の投稿」で更に続く)

ご覧の通り、会場は30周年コンサートらしい大人の雰囲気していて良い。もちろん、(次のYoutube映像に収録されていないが)コンサート後半には、観客らを熱狂させる(固有の琴線に響くというべきか)、「あ!昔よ」や「美しい江山」も歌われ、会場の熱気に圧倒される。彼女が長年支持される理由である。

「Jへ」

J 撫でる風に、J あなた想えば
今日も静かに、あなた 偲ぶわ

J きのうの夢に、J 出会った面影
わたしの胸に、染まっているのよ

J きれいな夏の日、遠く消えたとしても
J わたしの愛は、今も変わらない

J あなたを永久(とわ)に
J あなたを愛して
J ともに歩いた、J 思い出の道

わたしは今宵も、寂しく歩くのね
寂しく歩くのね

(Youtubeに登録のAlice Sk8erkittyに感謝)

2015年3月6日金曜日

啓蟄2015

二十四節気の3番目、「啓蟄(けいちつ)」だ。冬眠した虫が穴から這い出るころという。私の方は、すでに春の兆しを感じて、春眠にふけっている。花粉症のせいかもしれないけれど・・・。

(本ブログ関連:”啓蟄”)

気象庁の「季節を表わす用語」に、「春」は「3月から5月までの期間」としている。もう、春が始まっている。

今日は暖かだったけれど、明日また冷えるという。私と同様、出てきた虫も戸惑うだろうな。

2015年3月5日木曜日

ようやく追いついた

Youtubeの始めにいろいろな画面が表示される。その中から選んで、ここ数日のこと、「【MV】 恋するフォーチュンクッキー / AKB48[公式]」(2013/10/30 に公開、作詞:秋元康、作曲:伊藤心太郎、編曲:武藤星児)を見ている。

時差(公開時と比べて)、1年4ヶ月ほどして、ようやく追いついたことになる。

KBS WORLD「国楽の世界へ」キンアリほか

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(2/25)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第94回として、民謡「アリラン(아리랑)」にまつわる曲と、改良管楽器について話を紹介した。

(本ブログ関連”アリラン”)

始めに、西道(半島北部地域の黄海道と平安道地方)民謡の「キンアリ(긴아리)」について次のように紹介された。
・アリランは遊びにも、仕事にも歌う。疲れた時、楽しい時、気持ちを込めてリズムに合わせて歌う。西道に伝わるアリランに、「キンアリ」、「チャジンアリ(자진아리)」がある。種をまき、畑を耕す時、海で貝を採る時も歌う。主に女性が歌い。「キンアリ」の歌詞は、採った貝は塩辛にして、去った人の心はつかもうという「男女相悅之詞」だ。短い歌詞に「やあぁ」という表現が何度も出る。嘆きのようにも、ため息にも聞こえる。どこか悲しい感もするが、(土着固有のリズムが生み出した)命に対する想いがする。

▼ 歌「キンアリ」を聴く。長閑で物静かな歌だ。(参考「韓国民俗文学事典」、「カン・グクスの音楽物語」)

次に、伝統音楽の「霊山会相(영산회상)」、「散調(산조)」、「チャジンアリ(자진아리)」について次のように紹介された。
・伝統音楽に、いくつかの曲を繋いだものが多い。ゆっくりから速いテンポに移り変わる。①上層のソンビが楽しんだ音楽「霊山会相」もそのひとつ。「上霊山(상령산)」というゆっくりのテンポから始まり、7~8曲ほど続けて演奏し、最後は大変早いテンポで締めくくる。②「散調」の形式も緩やかなテンポから速いテンポに移る。「チュンモリ(중모리)」に始まり、「チュンチュンモリ(중중모리)」、「チャジンモリ(자진모리)」、「フィモリ(휘모리)」に至る。③民謡も同様、最後の場面が一番楽しく、「チャジンアリ」まで歌いきってこそ、すっきりする。歌詞に面白いものがある。ある女が嫁入りの日、女を愛した男が大騒ぎした。すると女は、ここで騒がないでうちに作男で入ってきなと言った。

▼ 「チャジンアリ」の歌を聴く。何となく滑稽で素朴な曲調に編曲した今様である。

最後に、管楽器「太平簫(テピョンソ、태평소)」とその改良した「チャンセナプ(장새납)」について次のように紹介された。
・民謡の歌詞は、率直ながらもユーモアに溢れる。言葉に表しづらい本音を歌で伝える。どんな状況でも楽観的であった昔の人々の性格が表れている。
・管楽器「太平簫」は、ラッパのような形をしている。別名「セナプ(새납)」とも呼ばれる。北側には伝統楽器に手を加えた改良楽器が多くあり、セナプを改良した長尺の「チャンセナプ」がある。セナプは明るい音色が迫力あり、行進曲の演奏によく使われる。反面、改良したチャンセナプはもう少し柔らかい音色が特徴。

▼ 民謡「龍岡キナリ(룡강기나리)」を楽器チャンセナプの演奏で聴く。いろいろな味付けをしている。

2015年3月4日水曜日

春の気配か転寝ばかり

花粉症の一番厳しい経験は、まるで風呂上りにのぼせた時のようになることだった。それが数日続き、集中力が手薄になるからたまらない。

環境に過敏に反応したからだろう。それも若さというもの。歳をとるにしたがい、環境と折り合いが付くようになり、花粉症は次第に軽減した。

潔癖よりも澱んだ方が住みやすい。動物が体をこすり付けてテリトリーを示すように、自然の中で一番居心地のよい場所が見つかるものだ。

この世界で、個人にしか与えられない、春の気配に転寝できるという今、平凡という名の命の幸運な偶然に感謝しなければならないだろう。

2015年3月3日火曜日

イ・ソンヒの「心のようにあなたのそばに」

イ・ソンヒの耳に残る数々の名曲をたどれば、いずれか作曲家ソン・シヒョン(송시현)にいきつく。それほど、イ・ソンヒの作品に縁が深い。その彼が、ちょっとオールディーズの雰囲気する、イ・ソンヒの5集に収録の「心のようにあなたのそばに(마음처럼 그대곁에)」(1989年、作詞キム・ミンジョン、作曲ソン・シヒョン)を作曲しいる。

(本ブログ関連:”ソン・シヒョン”)

おじさんには、なんとも耳に心地いいメロデイーだ。イ・ソンヒのいつもとちょっと違った楽しみ方ができる曲だ。まるで、LPレコード盤が回転して針が擦れる音まで聞こえてくるよう。

「心のようにあなたのそばに」
Youtube: https://www.youtube.com/watch?v=NS0SfAAEg08
- 登録のイ・ソニ - トピックに感謝)

あなた、離れているけど、心は自由なのよ
思ったら、どこでも行ける、心はすでにあなたのそばに
*
あなた、会いたいけれど、私は鎖に縛られ
一歩二歩、近づいていくけど、まだあなたは見えない
心のようにあなたのそばにいたい
心のようにあなたのそばに生きたい
私は、まだ遠いのに、心のようにあなたのそばに

(*以下繰り返し)

(心のようにあなたのそばに)いたい
心のようにあなたのそばに生きたい
私は、まだ遠いのに、心のようにあなたのそばに


(付記)
そうそう、今日は「雛祭り」だった。帰り道、夜風のせいか、花粉症の鼻には少々こたえた。気温が昨日の半分だったのだから。

2015年3月2日月曜日

花粉症

まだ本格的でないが、妙な予感がする。昨日から、いったんクシャミを始めると、鼻水も出て止まらない。風邪ではない、目頭に怪しい痒みを感じるのだ。

痒みに負けて、目頭を掻きはじめると深みにはまる。それを恐れている。触らぬように心しているが、時間の問題のようだ。

気象協会の「2015年春の花粉飛散予測(第4報)」によると、今年のスギ花粉のピークは、今月上旬から中旬にかけてとのこと。まさにスギ花粉のピーク只中に舞込んだようなもの。外出にマスクは必須だろう。けれど、今日も忘れた・・・準備怠りっぱなし。ただし、花粉症対策の点鼻薬と抗菌目薬はちゃんと準備している。

図書館でクシャミと鼻をかむのは気を使う。特にスタディールームでは。できるだけ穏便に願いたいものだ。

運が良けりゃ・・・と思って記したが、どうも良い方向に進みそうもない。花粉症経験者には分かっている。今年の運は良くなさそう。

マイフェアレディのミュージカルの「運が良けりゃ(A Little Bit Of Luck)」は酒でも飲んで、別の機会に聞こう。

2015年3月1日日曜日

イ・ソンヒの「雨降る街に立って」

雨が冷たい。お天道様は寒暖を行ったりきたりして定まらない。雨は行動を鈍らせる。

まさかこんな日に、傷心を癒すのに雨に濡れている人はいないと思うけれど。ストーブに暖まって温もりながら、イ・ソンヒの9集所収の「雨降る街に立って(비오는 거리에 서서)」(1994年、作詞・作曲イ・スンジン)を聴く。

(本ブログ関連:”雨降る街に立って”)

ガラス窓越しに冷たい雨を覗くように、イ・ソンヒの歌を通して、この歌にすっぽりはまってみよう。まるで映画のよう、情景が浮かんでくるではないか。でも、あくまでもこちら側は暖かいけれど・・・それも悪くない。


「雨降る街に立って」

雨降る街に立って、あなたを待っているのね
行き交うたくさんの人たちの中で、私は立ち続けるのね
降る雨の中で、たたずんで、あなたを待っているけれど
どこにも見つからないあなたは、雨に濡れた私の心が分かるの
*
雨降る街に立って、あなたを思っているけれど
みすぼらしい私の姿は、私にも、どうしょうもできないの
消えていく、あなたの悲しい後ろ姿のように一人でここに

雨降る街に立って、あなたを待っているのね
暗い夜は更けていくのに、あなたは見えないのね

(*以下繰り返し)

(Youtubeに登録のkoreanballadsに感謝)

2015年2月28日土曜日

今日で6分の1食ってしまった

いつもながら、一年を一個のリンゴの実に例えて、月日の経過をリンゴをどれだけ食ったかで表現する。即物的だけど身に沁みてよく分かる。甘いも酸っぱいも。

(本ブログ関連:”リンゴ”)

今年、1月が終わったとき、12分の1食っただけと楽観した。それが今日、2月の終わりに何と6分の1食ってしまったと気付く。12分の1と6分の1では重さが違うというもの。

こうやって、1年があっという間に過ぎていくのだろう。やらなきゃならないことがいっぱいあるというのに。

考えなくても時は進んでしまい、無為が無為でないような錯覚をしてしまう。

そうそう、奥の手がある。仲間から、こんな回答をいただいた。鉛筆をコロコロ転がして、○×を決めよう・・・と。

神様はサイコロを振ることを戒めるだろうけど、今度だけはサイコロに賭けることにするよ。

2015年2月27日金曜日

(資料)韓国ギャラップ調査「愛唱曲 2004-2014比較」

韓国ギャラップから、「韓国人が好きな40種類、【文化編】-趣味/運動/愛唱曲/映画/ペット(2004年-2014年)」(2/25)の調査結果が発表されている。その中で、「愛唱曲」(発表時期、歌手名、応答率)について次のように報じている。
当然、イ・ソンヒが同率7位にランクインしているので、(参考)などで赤字で追記・付記した。

(本ブログ関連:”韓国ギャラップ” ⇒ リンク先表示下「次の投稿」に続く)

今回、少々気になる説明がある。一つにアルバム購入スタイルからインターネットなどで入手するという聴取スタイルの変化について、次に1位曲にもかかわらず応答率が低いこととカラオケでの選曲のむずかしさとの関連など・・・どのように分析をされたのか知りたいところだ。
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●韓国人の愛唱曲1位は「私の歳がどうだから(내 나이가 어때서)」、また、「出会い(만남)」と「南行列車(남행열차)」は2004年に続き2014年にも愛唱曲10位中に入って

・我が国には、昔から各地方特有の「勞動謠」(=農作業など労働の民謡)があった。 しかし、今は思う存分歌を歌って仕事が出来る職業がほとんどないので、音楽を聞くため時間を多く割いて、カラオケや各種集いに参加した時、歌を歌うことになる。インターネットと放送、スマートフォンなどの普及に伴い、過去のようにあえてアルバムを購入しなくても多様な経路を通じて望む歌を選択して聞くことができる。このような環境変化が韓国人の愛唱曲にはどんな影響を与えたのだろうか?

・韓国人が最も好んで歌う歌(自由応答)
- 1位は今回調査に参加した1,700人中34人が答えた「私の歳がどうだから」(2012、オ・スングン、2.0%)
- その次は、「わけもなく(무조건)」(2005、パク・サンチョル、1.4%)と、「出会い」(1989、ノ・サヨン、1.4%)
- 「まあ(オモナ、어머나)」(2004、チャン・ユンジョン、1.1%)
- 「椿お嬢さん(トンベク・アガシ、동백아가씨)」(1964、イ・ミジャ、1.0%)と、「南行列車」(1986、キム・スヒ、1.0%)が5位圏に入った。
-(参考: 次にイ・ソンヒの「因縁(인연)」(2005、0.8%)、シン・ユの「時計の針(시계바늘)」(2008、0.8%)が7位圏に入った)

・愛唱曲1位の選好度がこのように低いのは、韓国人一人一人の特性(キャラクター)ごとに好んで歌う歌がまちまちだということを見せてくれる。もし、人々の愛唱曲が特定の歌に集中しているなら、カラオケに行った時、他の人が私の18番曲を先に歌って困るようになるケースが頻繁に起きないだろうか。

・愛唱曲の上位10位中で、
- 最も古くなった曲は、50年超えて歌われた「椿お嬢さん」であり、
- 最新曲は、2013年発表されて昨年も人気を享受した「ガゥオー(으르렁)」であり、
- 「出会い」と「南行列車」の二曲は、2004年に続き2014年にも10位中に入って名実共に国民愛唱曲の座を守った。
- (イ・ソンヒの)「因縁」、(他に)「会いたい(보고 싶다)」、「恋人います(애인 있어요)」という最近のオーディション番組を通じて再び世間の注目を受けた曲であり、「時計の針」と「安東(アンドン)駅で(안동역에서)」という若い演歌歌手の代表曲だ。


【グラフ補注】
*2004年の上位10位曲: 「出会い」、「昭陽江(ソヤンガン)乙女(소양강 처녀)」、「南行列車」、「賛美歌」、「愛(사랑)」、「アパート(아파트)」、「イバラの花(찔레꽃)」、「花を持った男(꽃을 든 남자)」、「泣いて越えるパクダル峠(울고 넘는 박달재)」、「女の一生(여자의 일생)」
*2014年10月2日~29日、全国満13才以上男女、1,700人面接調査
*曲名、括弧中(発表時期、歌手名)
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