▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼
検索キーワード「韓国 少子化」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「韓国 少子化」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示

2014年9月14日日曜日

(資料)子ども:韓国「少子化」

社会人になった頃、既に少子化がいわれ、教育産業の縮小が予測されていた。先日、有名な大学予備校が全国に展開している教室を数校だけ残すと発表した。(余談だが、昔聞いた話しでは、予備校舎の窓の並びから、将来マンション転用を考慮しているだろうということだったが・・・)

少子化のおかげで、子どもは両親とその両方の祖父母からお年玉がもらえる、ということも話題になって久しい。成長して結婚すれば、若夫婦の両肩に、いずれ各々の両親の世話がのしかかることになるのだが。

朝鮮日報(日本語版)の記事「少子化: 『韓国は2750年に消滅』 -『最初に消えるのは釜山』 国会立法調査処が予想」(8/23、キム・ドンソプ保健福祉専門記者、関連:韓国版)は次のように、少子化による人口減(「韓国は2750年に消滅」)を伝えている。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)

700年後の未来世界は誰にも分からないけど、100年先なら、世情が変わらなければある程度予想範囲だ。予測の中で、人口予測は、ある意味確度の高い未来予測だ。予測値への驚きは、宇宙から地球を見たときと同じだろうが・・・同じように受け入れられるかどうか気になる。

 ------------------------------------------------
現在の少子化問題が解決しなければ、韓国の人口は2750年にゼロになる恐れがあるとの見通しが発表された。

(韓国の)国会立法調査処(省庁の一つ)は(8月)22日、合計特殊出生率が昨年(1.19)のままなら、次の見通しを明らかにした。(合計特殊出生率: 15歳から49歳の女性が一生に産む子どもの平均数)
・2136年: 122年後の人口が1000万人に減少し、
・2750年: 人口は消滅するだろう。

これは、野党・新政治民主連合の梁承晁(양승조)議員が、国会立法調査処に依頼したのを受け、立法調査処が独自に開発したシミュレータの「立法・政策需要予測モデル(NARS 21)」を使って推計した結果だ。英オックスフォード大学のデビッド・コールマン教授は、2006年「韓国は少子化が進んで人口が消滅する地球で初めての国になるだろう」と予測している。

現在、韓国の人口は5043万人だが、合計特殊出生率が1.19人のままなら、
・2056年: 4000万人になり、
・2100年: 2000万人へと半減すると予想。(1930年(2100万人)とほぼ同じ)
・2200年: 300万人まで人口が急減、
・2256年: 100万人になり、
その後は500年かけて徐々に消滅していくと予測されている。
 ------------------------------------------------

(参考)日本の将来人口予測:
「将来人口は,平成22年国勢調査人口等基本集計結果及び同年人口動態統計の確定数が公表されたことを踏まえた」(総務省統計局「人口の推移と将来人口」)、ちなみに、今年は「平成26年」=2014年で、表中に記載はない。

平成 (1,000人)
22 128,057
23 127,799
24 127,515


27 126,597
32 124,100
37 120,659
42 116,618
47 112,124
57 102,210
67 91,933
77 81,355
87 70,689
97 61,434
107 53,322
117 46,098

2014年12月8日月曜日

(資料)韓国の「高齢化」

将来予測ほどむつかしいものはない。けれど、人口動態予測はかなり精度が高い。特別な人口政策を打たないかぎり、予測された人口推移は変えられない。高齢化と少子化とが日本以上に進む韓国の動向は、ある意味参考になる。
子どもを産みやすく育てやすい環境を作るのは、現在の人間にしかできない、他人に任せることのできない課題だ。

(本ブログ関連:”少子化”、”高齢化”)

以前の記事だが、聯合ニュースの「韓国の高齢化進行速度 OECDで最速、日本2位」(9/9、関連:韓国版)は、各種指標を使って高齢化の状況を次のように伝えている。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)
------------------------------------------------
1970年以降、韓国の高齢化のスピードは経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も速いことが(9月)9日、産業研究院(KIET、산업연구원)の分析で分かった。

OECDの34加盟国の人口構造を比較、分析したところ、韓国は65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合である高齢化率が2013年基準で12.2%と、OECD加盟国で30番目だった。

1970年の高齢化率を1とすると、2013年(OECD平均: 1.6倍)に
・韓国: 4.0倍、OECDの中で増加幅が最も大きい。
・日本: 3.6倍で2番目で、
・フィンランド: 2.1倍、
・ポルトガル、イタリア: 2.0倍、
・チェコ、カナダ、スペイン: 1.9倍が続いた。

また、人口を年齢順に並べた時にちょうど真ん中の人の年齢を指す中位年齢をみると、
・韓国: 2010年に37.9歳で、1970年の19.0歳から18.9歳上昇した。これは高齢化率上位10カ国のうち最も大きい上げ幅だ。
・日本: 15.8歳上がり44.7歳。

韓国の幼少年人口(0~14歳)の割合は、昨年14.7%で、OECD平均(17.4%)を下回り26番目だった。

生産年齢人口(15~64歳)の割合は
・韓国: 73.1%と、OECD加盟国の中で最も高い。
・OECD平均: 66.6%
1950年代の朝鮮戦争と、1970年代のベトナム戦争の後に生まれた、ベビーブーム世代がこの生産年齢人口にあたっているためだ。

産業研究院は「韓国の出生率がOECD主要国のうち最も速いペースで低下する中、2012年から生産年齢人口が減り始めている上、最初のベビーブーム世代が引退時期を迎えた。これらは未来を不安にさせる要因となっている」と指摘した。
------------------------------------------------


また、KBSニュースの記事「出産率このままなら 2100年 国民の半分が老人」(7/28)にあるように、老人が占めること、つまり生産可能人口が急速減少すること*を、次のように紹介している。生産力と社会保障の問題でもある。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)
(*) 韓国保険社会研究院(KIHASA,한국보건사회연구원)のメディア記事番号「5878」に掲載。
------------------------------------------------
現在1.2人水準に過ぎない合計出産率を引き上げることができなければ、2100年頃には、65才以上の老人が国民全体の半分に達するという見通しが出ました。

(韓国)保健社会研究院が出した「超少子化と今後の人口動向」報告書を見ると、合計出産率が1.2人にずっと留まる場合、わが国の総人口は、2100年に2千222万人まで急減すると推定されました。

老人比率(65才以上)見通し
2010年: 11%程度
2050年: 39.4%
2100年: 48.2%

生産可能人口(15歳から64歳まで)の急速減少
2050年: 2421万人
2100年: 948万人

老人人口割合(「生産可能人口(15歳から64歳まで)」100人当り)の予想
2010年: 15.2人
2050年: 75.4人
2100年: 108.9人 ・・・・ ??

イ・サムシク(韓国)保健社会研究院専任研究委員は、「現在の出産率が維持されれば、労働力不足、内需市場萎縮、社会保障負担急増などが現れて、結局低成長やマイナス成長が避けられない」と警告しました。
------------------------------------------------

2016年12月19日月曜日

(資料) 韓国の少子高齢化

人口予測は、いわゆる歴史・政治の現在の延長線上で将来を語るのと違って、長期に外(はず)れることはない。そのひとつに、日韓ともに 「少子高齢化」の課題がある。確実に押し寄せる浪であり、うすうす気付いている。それにもかかわらず実感できないといっても、直近の孫世代のこと、母数の問題だ。

(本ブログ関連:”少子高齢化”)

(資料) 韓国統計庁プレスリリース「将来の人口推計: 2015~2065年計」(12/8)

朝鮮日報(日本語版)の記事、「【萬物相】巨額を投じても食い止められない韓国の少子化」(12/18、アン・ソクペ論説委員)は、韓国の少子化傾向が止まらぬことについて次のように論じている。(抜粋)

-----------------------------------------------
 人口統計を取り始めた1925年以降、出生児数が最も多かった年は71年(102万4773人)だった。70年と60年もそれぞれ100万人を少し上回った。・・・ 80年を過ぎると出生児数は急減した。にもかかわらず、政府は産児制限策を取った。ついに今年、出生児数が41万3000人と過去最低を記録する見通しだ。

 韓国は他国に比べ、【少子高齢化】が短期間にハイペースで進んでいる。・・・ 人口学者らは、2002年以降に生まれた「年間出生児40万人世代」が結婚適齢期になる30年以降は年間出生児数が20万人ほどに減ると予測している。60年で5分の1に落ち込むということだ。ぞっとする。

 韓国社会の【生産年齢人口(15-64歳)】は、今年の3763万人をピークに来年から減り始める。20年以降は毎年30万人ずつ急減する。これは社会の生産力と成長力の低下を意味している。・・・

 韓国政府が少子化の解消に本腰を入れるようになったのは2006年だ。この10年間に81兆ウォン(約8兆円)を投じたが、出生率はさらに下がった。・・・若者の雇用、住宅、私教育費 の問題を解決しなければ、少子化を食い止めることはできない。だが、この3つの問題は改善に向かうどころか逆に悪化している。・・・
-----------------------------------------------


(追記)
旧記事だが、中央日報【社説】、「急速に老いゆく大韓民国、手をこまねいて見ているのか」(12/9)を追記する。(抜粋、段落改変)
-----------------------------------------------
・韓国統計庁が昨日(12/8)、「将来の人口推計: 2015~2065年計」を出した。2011年以来5年ぶりに出た大韓民国の人口に関する総合報告書だ。「5年前より悪化した」というのが結論だ。

低出産・高齢化の傾向が予想より早く進行している。

低出産
- 2011年の調査で2035年と2050年の合計出産率は1.42人と予想されていた。
- 今回の調査では2035年1.35人、2050年1.38人とさらに低くなった。
- 現在は年間43万人の出生者数が2065年には26万人に急減する。

高齢化
- 一方、期待寿命の増加により高齢人口比重は過去予想よりさらに急速に高まるものと予想された。人口がピークを迎える時期が2030年から2031年に1年遅れたのも高齢化の憂うつな側面だ。

・これに伴う社会的負担はより大きく、早く降りかかってくるほかない。15~64歳の生産年齢人口は来年から直ちに減少する。
- 2020年代初めには徴兵対象者を全て集めても今の兵力規模を維持できなくなる。
- 2059年には生産年齢人口1人が老人1人を扶養しなければならない。国民年金など各種年基金が枯渇する時期も前倒しになる。潜在成長率と産業競争力の下落も避けられない。

・これまでの数多くの低出産克服対策がなぜ効果がなかったのか知りたい。過去10年間でそこに使われたお金は80兆ウォン(約7兆8400億円)だ。今後も毎年20兆ウォンほどが投入される。
- もう低出産政策と予算の規模と方法を総体的に再点検し、暗鬱な傾向を戻すテコとしなければならない。
- 軍構造や年金政策など、問題が起こらざるをえない分野をあらかじめ整備しておくのも必須だ。
-----------------------------------------------

2018年9月11日火曜日

(資料) 韓国の高齢化 (2017年)

将来予測はむつかしい。人口統計をもとに(特別な社会・自然変動がない限り)、将来の人口動態の推計は相当可能なようだ。韓国は、高齢化と少子化が、日本以上に進展している。ニュース記事をもとに、継続して韓国の状況をブログに記している。

(本ブログ関連:”韓国の高齢化”、”韓国の少子化”)

Ⅰ.中央日報の記事(9/6)に、韓国統計庁が発表した「2017人口住宅総調査」の結果が次のように紹介されている。
----------------------------------------------
・(2018年)8月27日に韓国統計庁が発表した「2017人口住宅総調査」によると、昨年11月1日基準で65歳以上の韓国人は712万人で、2016年に比べて34万人増えた。全体人口のうち14.2%を占め、これにより韓国は全体人口のうち高齢者の比率が14%以上の「高齢社会」に入った。高齢社会進入速度は世界で最もはやい水準で、日本は高齢化社会から高齢社会になるまでに24年かかったのに対し、韓国は17年しかかからなかった。
----------------------------------------------


Ⅱ.日本総研の「Research Focus」に、韓国の60歳以上のシニア層の経済的・社会的位置について、次のレポートがある。

《レポート》
《 韓国経済の今後を展望するシリーズ⑮ 》 2018年8月30日、 No.2018-027
「冷え込む韓国のシニア消費  ― 高齢社会を迎え消費全体の大きな足枷に ―」(調査部 副主任研究員 成瀬道紀)

韓国のシニア層拡大が、社会の成長のおもしとなっている現状・将来について、日本および諸外国との対比しつつ解説されている。本文(pdf)のグラフなど合わせて関心深く読むことができる。レポートの「《要点》」と「4.おわりに」の部分を抜粋させていただいた。

《要 点》
----------------------------------------------
◆ 韓国のシニア層(60歳~)の消費不振が深刻である。日本と比較すると、韓国では勤労シニア世帯の消費支出が大きく落ち込んでいる。この背景には、所得水準は全年代にわたって日本に遜色ないものの、高齢になるほど消費性向が低下することがある。

◆ 韓国の勤労シニア世帯の消費性向が低いのは、公的年金の給付水準が著しく低いため、退職後の収入に対する不安が大きいことが主因である。韓国の公的老齢年金支給額の対GDP比率は、OECDで最下位である。1人あたり平均月額も日本円換算で数万円程度に過ぎない。さらに、所得代替率の引き下げと支給開始年齢の引き上げが行われているほか、子どもからの支援も期待しにくくなっている。このため、退職後の収入不安は一層高まり、勤労シニア世帯の消費性向は低下傾向にある。

◆ 勤労シニア世帯の消費不振は、韓国経済に深刻な影響を与えている。消費性向が仮に日本並みの高さであった場合、2016 年の個人消費は 3.3%上振れる計算となる。さらに、今後の高齢化により、個人消費の押し下げ圧力は一層高まる見込みである。韓国では、内需主導型経済への転換が課題となっているが、消費を抑制するシニア層の急増により、実現は一段と困難になっている。財政支出の拡大による社会保障の充実も1つの選択肢となろう。
----------------------------------------------

4.おわりに
----------------------------------------------
・勤労シニア世帯の消費不振は際立っており、それだけで韓国経済に無視できないインパクトを与えている。仮に韓国の勤労シニア世帯の消費性向が日本並みに高かったと想定すると(韓国 62.0%に対して日本は 89.7%)、2016 年時点のマクロの個人消費は 3.3%上振れる計算になる。

・さらに、人口動態の変化による消費押し下げ圧力が強まっていく。足元でベビーブーム世代(1955~1963年生)が 60歳代に入りつつあり、60 歳以上の世帯数が急速に増加している状況にある。このため、勤労シニア世帯の消費性向の低下に歯止めがかかると想定しても、こうした高齢化要因だけで、2030 年の個人消費は現在よりも▲1.1%押し下げられる計算になる。60 歳以上のシニア層の消費不振を改善できなければ、マクロの個人消費に対する押し下げ圧力は一層強まることになる。

・韓国では近年、財閥企業を中心とした輸出主導型成長から、家計の所得増加を起点とした内需主導型成長への軌道修正を目指す動きが進んでいる。もっとも、退職後の収入に不安を持つシニア層が急増していく限り、内需主導型成長の実現はますます困難になっていくと予想される。

・現状、国民年金に税金を投入していないこともあり、わが国と違って財政収支は黒字基調で推移している。政府債務残高の対GDP比率も4割弱と健全である。高齢社会を迎え、内需主導型成長を目指すには、財政支出の拡大による社会保障の充実も1つの選択肢となろう。
----------------------------------------------

2015年2月22日日曜日

(資料)韓国の少子化

高齢化の問題には、残念ながら終結処理という課題がある。商品の場合、陳腐化して市場から撤退する策はあるが、人間の場合そんな簡単なわけにいかない。命の問題であり、いずれ自身の問題にもかかわらず、無意識(ときに思い出すよう)に避けている。

私たちの日常行動は、ある意味消費行動だ。新製品を継続するためには常に新鮮でなければならない。商品は若さをアピールする。消費者はそれに応えて、若さを求める。それが一巡する社会では、高齢化の問題は社会福祉の問題と錯覚する。

命は数珠つながりである。命の連鎖を、歴史の中で共同性を通して補完し維持してきたが、今は預けるように制度で補完する時代になった。都市生活者が、思い出したように美しく描く老人の姿は、無意識の償い、悔恨である。けれど昔には戻れない。次は自分の番だからだ。

中央日報(日本語版)の記事「韓国の小学生数、10年間で3分の1減少」(2/22)は、2004年と2014年対比による小中学生、ここ2年間の高校生の人口減少と、2年後の高齢化の動態を次のように報じている。ちなみに、韓国は少子化と高齢化が最速に進んでいるといわれている。人口動態は、政治や経済の予測よりも確度の高い将来予測が可能だ。

(本ブログ関連:”高齢化”、”少子化”、”人口”)
----------------------------------------------
・この10年間に小学生の数が3分の1以上急減したことがわかった。すでに中学生も人口減少現象が現れており、今後5年~10年以内に大学の財政をはじめと就職市場が20代の「人口の崖」の影響圏に入ると予想される。
・韓国の教育統計年報によると、昨年の小学生数は272万9,000人余りで、10年前の2004年の411万6,000人と比較して33.6%減少した。

・中学生の数もこの10年間で減り続けている。2004年に193万3,000人だった中学生の数は2014年には171万8,000人で11.1%減少した。

・高校生の数も最近の2年間で5万4000人減少し183万9,000人を記録した。99.7%という韓国社会の高い進学率を考慮すると、こうした学生数減少は1.19人という出生率の低下に起因するものと説明される。

・学生数減少の中でも同じ期間に全国の小学校は5,541校から5,934校に393校(7%)増加し、中学校も10.3%に当たる298校増加した。大学・大学院はこの10年間で2,114校から3,279校に55%急増した。

・一方、韓国統計庁は2年後の2017年には15~64歳の生産可能人口が初めて減少に転じるとの見通しを出している。また、少子高齢化現象はベビーブーム世代が高齢者世代に差し掛かる2020年を基点に深刻化すると分析した。
----------------------------------------------

2016年6月16日木曜日

映画「チャンス商会 ~初恋を探して~」

中央日報(日本語版)の【中央時評】は、「人口の崖」の素顔の一つに高齢化・少子化をあげている(6/7、(1)、(2)、ノ・ソクギュン嶺南大総長)。(抜粋)
---------------------------------------------
・大韓民国が速いペースで高齢化している。統計庁によると、65歳以上の高齢人口比率が、2015年(昨年)13.1%(世界51位)だったが、2060年には40.1%(世界2位)に上昇する見込みだ。

・さらに世界最低水準の出生率(1.24人)が重なり、生産可能人口(15~64歳)比率は、2060年に49.7%と、人口全体の半分以下に落ちると予測されている。このままでは生まれてくる子どもたちが高齢社会の負担をそのまま抱えることになる。韓国の存立自体を根本的に脅かすものだ。
---------------------------------------------

(本ブログ関連:”高齢化”、”少子化”)

韓国の高齢化・少子化のスピードは、日本を上回る(少子化)ともいわれている。特に、高齢化の張本人たる戦後(日本は太平洋戦争後、韓国は朝鮮戦争後)のベビーブーム世代にとって知らぬ振りできぬ課題がある。いずれ訪れる痴呆問題だ。高齢化がなければ知らぬに済んだかもしれないが。

昼過ぎ、韓国文化院で「2016年 韓国映画企画上映会」があって、家族愛を描いた「チャンス商会~初恋を探して~(장수상회)」(Salut D'Amour: 愛の挨拶)を見てきた。

再開発問題で揺れる下町にあるスーパー「チャンス商会」で、頑固で周りに波乱を引き起こす主人公の老人キム・ソンチルが働いていた。独り身の彼は自分の怒りに、日頃の物忘れと照らして何か不安を感じていた。それでも、彼を見守る町の人々は優しかった。特にスーパーの若い社長とその娘も、真向かいの花屋の女主人とその娘も、そして周りの人たちも。
老人は、そんな花屋の女主人の優しさに、次第に心を寄せていく。しかし、彼女は癌におかされていた。病院に駆けつけた老人は、そのとき<初めて>衝撃の事実を知らされる。

家族の愛とは何かを問いかける。もっといえば、家族の形とは何かから始まる。当り前と思っていることが、当り前でなくなる痴呆を物語に重ねると、家族の世界はがらっと姿を変える。それでも、愛で包み、見守ることができる最後の絆は家族かもしれない。

「チャンス商会」の「チャンス(장수)」は、スーパーの社長の名前がキム・チャンスだからだろうが、「長寿(장수)」の意にも通じる。この映画は、目尻に少し流れるものがあったとしても、誰にも共通する家族の、自身の問題を扱っている。決して大袈裟でなく。

せつなさと笑いが親和する二つの映画、「怪しい彼女」が母に対してなら、「チャンス商会」は父に対する家族のオマージュかもしれない。なぜなら、家族はいつも父や母の生き写しなのだから。


(Youtubeに登録のCJ ENM_Movieに感謝)

(付記)
映画を見る前に、新宿HISで、9月4日のイ・ソンヒコンサートへの旅行(1泊2日)を相談をしてきた。コンサート当日、会場の世宗文化会館近くに宿をとれればと思っている。

2015年7月11日土曜日

(資料) 韓国の勤労者高齢化

今日は、「世界人口デー」(World Population Day)だ。昨日に続き、以前発表されたものだが、韓国の勤労者人口構成が高齢化していることについて、聯合通信の記事「勤労者も老いていく…昨年平均年齢44.2歳」(2/27、パク・チョロン記者)は次のように報じている。
・勤労者人口が高齢化は、朝鮮戦争(1950年6月25日~1953年7月27日休戦)後のベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)の存在と少子化が起因している。
・勤労者人口が高齢化することは、その先に雇用の鈍化につながり、人材問題専門家は、新たな人材需要が発生したとき課題が生じると警告している。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒが合唱団審査委員に立つこと”)

(本ブログ関連:”高齢化”、”ベビーブーマー”)

├-----------------------------------------------------------
- 65歳以上の勤労者、初めて200万人突破
- 就業者の63%が40代以上・・・「労働力不足になる時期くる」

・韓国の勤労者平均年齢が、44.2歳まで高まったことが分かった。

・「四五定(45歳になると定年)」という言葉があるが、周囲を見回せば仕事をする人の大部分が40歳以上の中高年層という意だ。

・(韓国の)ベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)が老後の準備のために、定年以後も労働市場を離れないばかりか、人口高齢化が進んだ余波だ。

(本ブログ関連:”ベビーブーム世代”)

・(2月)27日、統計庁「経済活動人口調査」を基に、年間勤労者の平均年齢を集計した結果、昨年の勤労者平均年齢は44.2歳で、1年間に0.2歳増えた。

・1999年に初めて40歳代に入った勤労者平均年齢は、2004年41.1歳、2006年42.0歳、2010年43.1歳など引き続き上昇した。

・勤労者平均年齢は、40年ぶりに8歳ほど多くなった。1974年平均年齢は36.3歳であった。当時は、30代青年層が勤労者の大部分を占めた。

・ここ数年間、勤労者が急速に老化したのは、最も大きい人口集団であるベビーブーム世代が仕事を止められずにいるためだ。 老後の備えが不充分なこれら世代勤労者数は20代青年層をふわりと跳び越える。

・昨年、20~29歳の就業者は362万5千人で、前年より5万6千人増加した。同じ期間に、55~64歳の就業者は406万2千人で、1年間に28万4千人も増えた。

・昨年には、65歳以上の就業者数が史上初めて200万人を越えた。 去る2000年、100万人だった高齢層勤労者が14年ぶりに2倍になったのだ。

・雇用は青年層より、壮年と高齢層中心になされている。

・昨年一年間に増加した就業者53万3千人のうち、55歳以上が73%を占めた。

・就業者数が最も多く増えた区間は、55~59歳(18万8千人)であり、65歳以上(10万5千人)、60~64歳(9万6千人)が後に続いた。

・青年層である25~29歳の就業者は、2万5千人減り、30~34歳は1万2千人増に終わった。

・労働市場の主軸は、すでに40歳以上の中高年層に移動した。

・就業者数で、40歳以下が占める比重は、1980年に61%だったが昨年は37%に低下した。 反面、40歳以上は39%から63%に拡大した。

・ベビーブーム世代の高齢化と少子化せいで、今後勤労者平均年齢はさらに高まって、雇用増加傾向も持続的に鈍化すると展望されている。

・イ・シギュン韓国雇用情報院人材需給の予測センターは、「ベビーブーム世代が活躍する期間は雇用指標が良いですが、彼らがさらに歳を取って労働市場から抜け出始めると問題が深刻化するだろう」と憂慮した。

・イ・センター長は、「少子化と高齢化が今の水準で持続するならば、(新たに)追加で発生する人材需要を満たす労働力が不足するようになる時期が来ることであり、この時期には経済成長も持続可能でない可能性が大きい」と話した。
-----------------------------------------------------------┤

2016年9月10日土曜日

(資料) 韓国の高齢化 (2015年)

高齢化については、その予兆を先日(9/4)のイ・ソンヒのコンサート会場で微妙に感じた。(中高年ながら)メインの客層である、おばさんたちのパワーが全開していたからだ。他方、(私のように)おじさん一人で呑気にコンサートに来るような姿はほとんど見かけなかった ・・・ イ・ソンヒファンの奥さんに付き添うように来場しているおじさんばかり、高齢化社会での彼らの立ち位置が見えてくるようだった。

イ・ソンヒは、いよよ輝きつづけながらも歳月の歌手になったと思う。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒ 22年振りにTVコマーシャル出演”)

中央日報の記事、「『高齢韓国』 ”中位数年齢”、初めて40代超」(9/7)は、韓国統計庁発表の「2015年人口住宅総調査」結果について、高齢化が一層深まりつつある状況を次のように紹介している。(改行、箇条書きなど改変を容赦)

ちなみに、韓国の高齢化は日本以上に加速している。

(本ブログ関連:”韓国の高齢化、少子化”)

------------------------------------------------
・「2015年人口住宅総調査」(韓国統計庁、5年周期で実施)結果を7日公表。
- 高齢社会がすぐそこまで来ている。
- 65歳以上の人口は657万人/全体人口の13.2%
- 中位数年齢は初めて40歳を越えた。


・中位数年齢(年齢順に並べた時、中間にいる人の年齢)
- 2005年 35.0歳、
- 2010年 38.2歳、
- 2015年 41.2歳

・65歳以上の高齢人口
- 2010年 536万人
- 2015年 657万人

・全体人口のうち、65歳を越える人が占める比率
- 2010年 11.0%
- 2015年 13.2%

・国連による分類 65歳(以上)人口比率
-「高齢化社会」:   7%以上 ⇒ (正確には”超え”)
-「高齢社会」:    14%超え
-「超高齢社会」: 20%以上 ⇒ (正確には”21%超え”)

・韓国は
- 2000年: 「高齢化社会」に突入
- 「高齢社会」が目前まで迫ってきている。
- 今の速度なら「超高齢社会」に入るのも時間の問題
    すでに全羅南道地域は、65歳人口の比重が21.1%の「超高齢社会」に入った。

・30年前と比較
- 0~14歳の幼少年人口: 518万人減少 (2010年に比べ97万人減少)
- 65歳以上の高齢人口:   482万人増加 (2010年に比べ121万人増加)

・年齢構造
- 40~50代の人口が最も多く、壷型人口ピラミッドを示す
------------------------------------------------

2015年7月10日金曜日

(資料) 韓国統計庁「世界と韓国の人口現況・展望」 2060年に向けて

将来を予言することはできないが、かなり精度の高い予測に人口動態推計がある。歴史は人口の船に乗って動く。明日、7月11日は「世界人口デー」(World Population Day)だそうだ。

中央日報の記事、「韓国、2060年には『最も老いた国』…人口の40%が65歳以上」(7/9、7/9:キム・ミンサン記者) は、「統計庁(통계청)が国連統計を基礎に作成して8日に発表した『世界と韓国の人口現況・展望』」によると、「人口500万人以上の国の中で」、45年後の韓国が高齢者世界になると次のように報じている。(抜粋)

韓国は、日本と比べて、高齢化(生産可能人口、高齢者扶養)と少子化(出生率)が今後大きな課題となる。現在20歳の両国若者が直面する課題だが、実感をもって受け止められるだろうか。

(本ブログ関連:”高齢化”、”ベビーブーマー”)

├-----------------------------------------------------------
・2060年の韓国人口の10人中4人は、65歳以上の高齢者になる・・・出産率が低い上に高齢化のスピードは、ますます加速している
・今年5100万人である韓国の人口は、2030年に5,200万人とピークに達して2060年には4,400万人に減少する
・全体人口で65歳以上の高齢者が占める割合は急激に高まる。今年13.1%である65歳以上の人口比率は、2060年には40.1%に高まる

・調査対象201(?)カ国中、高齢者の人口比率順位は、今年の51位から2030年は15位、2060年には2位に上がる・・・(1位は人口の少ないカタール)

・働くことのできる生産可能人口(15~64歳)対比の、高齢者人口も急激に増加する・・・今年15~64歳の人口100人が扶養しなければならない65歳以上は、17.9人で全世界54位だ

・人口問題を解決するためには、出産率を引き上げなければならない
・1990~95年に韓国(1.67人)よりも出産率が低かった日本(1.48人)は、2010~2015年には1.41人で韓国を上回った。日本の高齢者人口の割合は2030年まで世界1位(30.7%)を記録するが、2060年には韓国よりも低い6位(36.9%)に下がる
・KDI国際政策大学院のチェ・スルギ教授(人口学)は・・・「短期的には移民拡大などを検討すべき・・・(長期的には)女性の就職率を高め、退職年齢を引き上げなければならない」と提案した

・一方、世界の人口は、2015年73億2,000万人で、2060年には99億6,000万人に増加する見通し・・・今年、世界で人口が最も多い国である中国は、2028年にはインドに世界1位の座を譲ると予想
-----------------------------------------------------------┤

2016年6月29日水曜日

(資料) 「統計でみる韓国女性(cf.男性)の人生」

イ・ソンヒは20歳でデビューして以来、一昨年、30周年記念のコンサートを開いた。国民歌手と呼ばれ、指導者として音楽界で活躍する彼女の力量をいろいろな場面で見ることができる。女性の人生に沿って歌い続ける様に、人生の一局面にとどまらぬ力強さを見るようだ。

韓国の女性の現在を紹介する、「女性家族部」と「統計庁」発表の「2016統計で見る女性の人生(2016 통계로 보는 여성의 삶)」(6/28発表)を通じて、中央日報(日本語版)の記事、「統計でみる韓国女性の人生」(6/29)は、次のように伝えている。(改行など加工しています。容赦)

(本ブログ関連:”人口”)

いずこも同じ、<高齢化>に伴う女性人口の増加、初婚・出産の高齢化に伴う<少子化>といった課題があるようだ。
-----------------------------------------------------
  韓国の「女性人口100人あたりの男性の数」を意味する「性比」が初めて100を下回った。女性の<平均寿命>の延びなどの影響で、こうした「女超現象」はますます明確になる展望だ。

「女性家族部」と「統計庁」が28日に発表した「2016統計で見る女性の人生(2016 통계로 보는 여성의 삶)」によれば、

今年の女性人口は、
  ・女性人口  2542万1253人 (男性人口を4万人以上上回った)
  ・男性人口  2538万152人
昨年に続き2年連続上回り、性比は
  ・昨年100.0 (男女差1万人余りに過ぎず)
  ・今年  99.8 (初めて100を下回った)
  今後さらに激しく進むと展望され、
  ・2020年  99.4、
  ・2030年  98.6
統計庁の関係者は、「<男子選好>思想からある程度脱却した上に、人口の<高齢化>で男性よりも寿命が長い女性の人口が増加した影響と解説される」と話した。

年齢別では
  ・50代まで   男性
  ・60代以上  女性の方が多かった。
特に女性人口は、90年より
  ・50~60代  約2倍
  ・70代以上  約3倍 (高齢層に行くほど増加幅が大きかった)
年齢帯別の女性人口は次ぎの順だった。
  ・40代  16.3%
  ・50代  16.1%
  ・30代  14.4%

女性の平均初婚年齢も初めて30代に進入した。
  ・1990年  24.8歳から着実に上がる
  ・昨年        30.0歳 (cf. 男性32.6歳)
出産率は次の順だった。 (該当年齢女性人口1000人あたり)
  ・30~34歳  116.8人 (平均初婚年齢以後)
  ・25~29歳  63.1人
  ・35~39歳  48.3人

結婚しなければならないとの(13才以上)の考え
  ・女性  52.3%
  ・男性  61.5%
2008年(61.6%)から着実に減少している傾向だ。

女性雇用率は
  ・2012年 48.4%
  ・昨年       49.9%
雇用率が相対的に高かった (68.6%)2つの年代。(⇒ 結婚・出産などでキャリア断絶発生)
  ・30代前後(25~29歳)
  ・40代
非正規職労働者
  ・女性  40.3%
  ・男性  25.5%
女性就職の障害要因として「育児負担」が1位(50.5%)
  ・30代  65.4%

期待寿命(2014年)
  ・女性  85.5歳 (男性より6.5年さらに長く生きる)
-----------------------------------------------------