きのうの <落し物> の件で、すっかり気落ちして一日おとなしくしていようと決めていたが所詮なく、昼下がりに、ポケットカメラ片手に公園散歩でもしようと思いついた。
(本ブログ関連:”落し物”)
一歩外に出ると、まるで行く手を遮るように熱気に覆われてしまい、そこで、目的地を変えて図書館に寄ることにした。館内は、冷房が効いているからだ。
図書館では、ときどきリサイクル図書として廃棄する本を箱に置いている。興味や関心があれば持ち帰りフリーで、その中に貸し出しがほとんどなかったと思われる書籍が目についた。それは、「デジタルカメラで 昆虫観察」(海野和男著、 誠文堂新光社、2019年)だ。出版から7年ほどたって、デジタルカメラ製品の紹介が少し古くなったこともあってのことかもしれないが。
わたしにしたら、昆虫はその種類が多く(日本では3万種におよぶ)手も足も出ないと、最初から観察を逃げていた分野だった。とはいえ、デジタルカメラの副題に付いていたので、読んでみようと思った次第。
昆虫撮影の大ベテランの著者は、フィルム時代との違いをはじめに強調されていた。
デジタルカメラによって、入門者でも驚くほどの精細に撮影できる。後半で、「深度合成(焦点合成)」というテクニックがあって、同時にマクロ撮影した複数写真を合成して、昆虫の各部部位に焦点を合わせるものだそうだ(カメラ自身に機能があったり、アプリ操作であったりするそうだが)。
ー そういえば、今の学習図鑑は、写真図版が当たり前になっていて、驚くほど鮮明なことを思い出した(かつて、精緻に筆書きされていた時代があった)。
フィルム写真撮影の場合、費用が掛かること。デジタル時代になって、撮影枚数を今では気にしないが、フィルム撮影のころは、写真用フィルム代だけでなく、200枚撮って現像代が1万円くらいかかっていた・・・プロならなおさらのことだろう。
ー なんだか、こんなことが浮かんでくる。それは弾込め銃(一発入魂)から、連発銃への進化のような。
新刊本のままに図書館で眠っていた本を大事に読んでみたい。