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2011年6月11日土曜日

雨の日にお似合いの

昨夜来の雨は、梅雨にしてはアッサリと投げ出して、一週間ほど遠のくようだ。それはそれで結構なことだけれど、雨降りの折に触れようとした、フォークグループ・ペタラギ(배따라기)の「きみは春雨がとても好きですか(그댄 봄비를 무척 좋아하나요)」(歌詞)は、雨天にお似合いの曲なのに。

雨が降れば思い出に浸るという若者のこの恋歌は、懐かしいほど純情なところがよい。イ・ソンヒが登場した同じ年の歌である。Youtube(「歌謡トップ10」)で、対面して歌う若者男女の何と初々しく見えることか。

ところで、この歌は、ペタラギの第2集アルバム(1984年5月)に収録されていて、ヤン・ヒョンギョン(양현경)のサイトにあるプロフィールによれば、彼女は同曲でレコードデビューしたようだ。

(Youtubeに登録のleesang4388に感謝)

(参考)ブログ「heesuna nada」に興味深いエピソードが載っている。感謝。

(本ブログ関連:”ペタラギ”)

2011年6月10日金曜日

ケイジャンの賛美歌

アメリカ南部、ハリケーンの通り道ルイジアナ州に住む、フランス語系のケイジャン(「アケイディアン"Acadian"」の訛り)たちのポピュラーな賛美歌「愛のみはは」を、L'Angelusが「いつの日にか 見え奉らん(J'IRAI LA VOIR UN JOUR!)」のタイトルで歌っている。
Youtubeの映像は、アメリカ南部らしく多様な子どもたちが愛らしく登場し、西陽のぬくもりのような穏やかな歌に自然と耳
を傾けてしまう。



(Youtubeに登録のBearcat745に感謝)

2011年6月9日木曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 テピョンソ

一昨日の水曜日(6/8)放送の、KBS WORLD「国楽の世界へ」では、(ちゃるめらのような管楽器の)「太平簫(テピョンソ:태평소)」が紹介された。毎回楽しみに聞かせていただいている。感謝。

昔、地方官が赴任するときに、その隊列に취타대(チュイタデ)という(管楽器と打楽器を中心とした演奏集団の)鼓笛隊のような音楽を演奏する人々がついた、とのこと。「吹打隊」となるのだろう。
▼国立国楽院による「テチュイタ」を聴く。辺りを睥睨するかのような厳かな演奏がつづき、耳に残る。

楽器は一見金管のようだが、リードと、木管の胴と、先端がじょうご型の銅製になっている。響きは金管そのものといった感じがする。考えてみれば珍しい構造だ。
▼チョ・ガビョンによる「テピョンソとサムル」を聴く。農学のメロディの編曲とのこと。軽快なリズムに体が揺さぶられる。

現代には、太平簫(別名:セナプ(새납))を長尺に変化させた楽器のチャンセナプが登場することになった、とのこと。
▼チェ・ヨンドクによる「熱風」を聴く。音域を広げたチャンセナプは、木管楽器の音色そのものだ。限りなくオーボエに近づいているようだが、どこか哀愁がある。

(付記)
先日記した、奉元寺の霊山斎にある「法鼓舞」に使われる金属音の楽器を「吹打」(=旋律)としたが、喇叭(ナパル)の誤りだったので訂正した。
ところで、今回の太平簫と喇叭はどのような関係があるのだろうか知りたいところである。

(参考)
ブログ「あるびん・いむのピリ日記」に、吹打と喇叭の紹介がある。感謝。

(本ブログ関連:”KBS WORLD「国楽の世界へ」”)

(資料)イ・ソンヒの選挙広報物

今の歌謡界に、世代を通して口ずさめる歌を提供する歌手がいないようだ。歌手の力量というより、時代(すなわち生産側と消費側のスタイル)が変わってしまったからだろう。タレント歌手は、一部を除いて、舞台にグループで演じる姿が多く見受けられる。そんなグループ歌手のメンバー順位を、実質CD販売枚数で競わせて、「選挙」という名を借りてショー化するまでになっている。

OLPOST掲載のブログ記事「イ・ソンヒ 市会議員時の広報物と公約は?」(5/4、by白黒テレビ)には、本当に「選挙」をしたイ・ソンヒの当時の広報物(写真)をまじえて次のように紹介している。
・きれいな音色で感動を与えた歌手イ・ソンヒが、91年6月20日の(ソウル市会議員)選挙に、27才で麻浦(地区)から出馬当選した。所属政党は当時与党の民自党。
・[イ・ソンヒ候補の選挙公報]について、 なぜかぎこちない姿だが・・・「実践する麻浦の娘」というスローガンがやぼったく見える。([選挙公報裏面]にあるサブスローガンは、「麻浦は希望が必要です」、「麻浦は勇気が必要です」、「麻浦は実践が必要です」、および「実践する女性は未来の希望です」など。)
・イ・ソンヒは、言論(マスコミ)とのインタビューで、当時市会議員活動が人生に多いに役に立ったとして、多くのことを学んだし人生が簡単でないということを市会議員活動をしながら学んだと言っている。

(本ブログ関連:”市議会”、”市会議員”)

2011年6月8日水曜日

ソユーズ宇宙船

JAXA(宇宙航空研究開発機構)によれば、「古川聡宇宙飛行士(第28次/第29次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに約5ヶ月半滞在し、「きぼう」日本実験棟での実験運用やISSの運用・維持管理を行う)が搭乗するソユーズ宇宙船(27S/TMA-02M:搭乗員3名)が、本日6月8日(水)5:12(日本時間)にバイコヌール宇宙基地(カザフスタン共和国)から打ち上げられました。ソユーズ宇宙船はその後、6月10日(金)6:22に国際宇宙ステーション(ISS)に結合する予定です。」とのこと。

ソユーズ宇宙船(27S/TMA-02M)は、アナログ(TMA200系)からデジタル(TMA-M700系)に大きく改良されたとテレビで報じていた。(初号機は2010/10、今回は2号機にあたる)
それでも、ソユーズ宇宙船も、打ち上げに使われるソユーズUロケット(4本ブースター)も、ソ連時代の香りが残っていていいな。

(本ブログ関連:”国際宇宙ステーション(ISS)”)


(古川宇宙飛行士が飛立った今日、孫娘は母親と実家の両親と一緒に科学館に寄った。ちいさなアストロノーツだ。)
★★★★★ 孫娘が、科学館の宇宙服写真パネルから顔をのぞかせている写真が届いた ★★★★★

(保育園から帰ってきた孫は、買ってきたメバルにびっくり。ちいさな”さかなクン”だ。)
★★★★★ 孫が、大きな魚のメバルを両手に持って、感心して眺めている写真が届いた ★★★★★

2011年6月7日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 ピリ

先週水曜日(6/1)に放送の、KBS WORLD「国楽の世界へ」では日本の篳篥(ヒチリキ)に似た、「管楽器の花形と言っても過言ではない」主旋律楽器「ピリ(觱篥:피리)」が紹介された。遅くなったが次の通り記す。

この2枚リードの木管楽器は、さしずめ小型のオーボエといったところだろう。
▼チョン・ジェグクによる「柳初新之曲の中から上霊山」を聴く。放送では「優雅な宮中の雰囲気が漂う」と解説された。合奏の中に聴く音は、YoutubeやTV팟などで聴く<独奏>と比べて煌びやかだ。

ピリは更に、郷楽に使われたヒャンピリ(郷觱篥:향피리)、唐楽に使われたタンピリ(唐觱篥:당피리)、細く小さい繊細なセピリ(細觱篥:세피리)の3種類に分けられるそうだ。
ピリは、広義に吹奏する全てを指し、狭義に上記楽器を指すという。
▼オ・セチョルの草笛による「ハン五百年、チョンソンアラリ」を聴く。草笛の素朴な音色におもわず引き込まれる。Youtubeに草笛奏者の呉世哲氏の名があるが同じ方だろうか。

世の東西を問わず、笛の音が盗賊の心にも響き悪事を思いとどませるといった逸話がある。教科書で知った盗賊「袴垂」も同じだ。
▼アン・ウンギョンによる創作音楽「蛙に」を聴く。現代曲・・・だが、カエルの気分になって聴くのもよい。

クミホ

イ・ソンヒがテーマ曲を歌った、SBSテレビ番組「僕のガールフレンドは九尾狐」の主人公「ミホ」は、相当世間知らずのお嬢さんといったところだ。視聴者には最初からわかっていることだが、実は九尾狐の化身である。愛らしいミホの名は、番組タイトルに、九尾狐(クミホ:구미호)を「9미호」と表示していることからわかる。<구(9)미(尾)호(狐)⇒9+미호(ミホ)>
さて、ミホの相手役「テウン」は、彼女の無垢さに振り回されながら次第に恋におちる。この二人?果たして恋を成就できるのだろうか、DVDを見てのお楽しみだ。

韓国の「九尾狐(クミホ)」の伝説を、韓国Wikipediaは次のように紹介している。
・韓国の九尾狐も恐ろしい話によく登場するが、一方的に害を及ぼす妖物はなくて、人間になりたい強い希望を抱いていることで出てくる。その一例が、九尾狐が可愛い人間の女に変身して、人間の男と恋に落ち結婚するが、もし九尾狐が、自分の正体を夫に気付かれずに百日を一緒に住めば本物の人間になるという伝説である。しかし、伝説の終わりに進めば、たいてい、一日を残して正体がばれてしまい、望みを成し遂げられない九尾狐は夫から離れてしまうことで終わる。
・九尾狐は狐玉があるという。飴玉ほどの大きさの青色の玉であり、これが九尾狐の道力を象徴するという。ある話では、九尾の狐が人間の精気を取るときに狐の玉を使うとする。

この伝説、「葛の葉」を含む異種婚の悲哀を思い起こさせる。残るのは母子の情愛のみだ。

(本ブログ関連:”九尾狐”)

2011年6月6日月曜日

バナナ フルーチェ

先日のソウル漫歩の途中、コンビニで念願の「バナナ味牛乳(바나나맛우유)」を購入した。こってりとした牛乳味をベースにバナナの風味が施された、ほどよい量の飲み物である。陽ざしの強い日中行動するため、2軒のコンビニで飲んだことになる。実に美味かった。

さて、近所のスーパーの2階にあるレンタルビデオ店で、「僕の彼女は九尾狐」のDVDを借りて、階下のスーパーで買物をする。今回は、ハウス食品の「フルーチェ <バナナ>」である。フルーチェは、(少なめに)ミルクを混ぜると、とろりとよく固まって、まるで子どもの遊び菓子のようにできあがる。バナナ味のお楽しみはこれからだ。
バナナ味の巡礼はつづく。

(本ブログ関連:”バナナ”)

テレビ番組「僕の彼女は九尾狐」については、視聴が未完に終わり自ら恥じて完遂を欲するというわけで、挽回を期して、(陳列棚のVol.1が貸出中のため)まずはVol.2、3から試聴することにした。ドラマのお楽しみはこれからだ。

イ・ソンヒの詩「マックス・ミュラーの『ドイツ人の愛』を読んで」

「ドイツ人の愛(Deutsche Liebe)」(マックス・ミュラー:神話学者)という小説がある。先日(5/20)のソウル漫歩で入手した、イ・ソンヒの詩集「去る者だけが愛を夢見ることができる(떠나는 자만이 사랑을 꿈꿀 수 있다)」(LPレコード版、1990年)に所収の詩「マックス・ミュラーの『ドイツ人の愛』*を読んで(막스 뮐러의 '독일인의 사랑'을 읽고 )」がなければ知ることもなかった。
(*)「ドイツ人の愛」は、「独逸人の愛」(相良守峯訳:太陽出版社、1944年)、「愛は永遠に」(相良守峯訳:角川文庫、1953年)というタイトルで出版された。

イ・ソンヒのこの詩は、「愛は長く待たなければならないもの/しかし愛は一瞬にしてたずねてくるもの/そして愛は絶対的なもの/そして愛は利己的なもの/結局、愛は一度きりのもの」と要約されるだろう。彼女の26歳のときである。

幸いWeb上で、小説の一部(2番目と3番目の回想?)を抄訳(訳:中川英世、高岡法科大学紀要Vol.10、Mar.1990)であるが読むことができる。感謝。
随分と大袈裟な題名だが、その内容を要約すると次のようになる。

・小説は、主人公の一人称「私」で、回想風に語られている。
・幼い6歳の主人公は、父親と一緒に初めて侯爵夫妻に出会い、そのときの素朴で単純な愛情表現の振る舞いを父親から咎められ、「よその人」の存在を知り、その意味を学ぶ。純粋で深い愛情に包まれた子どもの世界から、子どもであることをやめてしまう世界に進むのだが。
・「よその人」に対する新しい愛は、渇望する愛であって、献身的に尽くす愛ではない。突き詰めれば、自分本位の愛である。そのことから、返って「見知らぬ人」こそ、もっとも近しい人だということに気付く。

・学校に通うようになった主人公は、侯爵夫妻の子どもたちと一緒に遊ぶことが許される。この頃、「私のものとあなたのもの」との所有の混乱がおこる。
(この辺りについて、作者つまり主人公のいささか社会性-他者との境(さかい)の認識-の乏しさを感じる)

・侯爵の亡き前妻の忘れ形見である、病弱で無口に寝椅子に横たわっている娘、マリーアと出会う。主人公は、成長して少年になっており、彼女を「よその人たち」のなかに見ることができるようになっていた。
・何歳か知らないマリーアは、子どものように見えたが、その物静かな態度から、もはや子どもではあり得なかった。ある暖かい春、彼女は誕生日に自ら指にはめている指輪を、4人の弟妹たちに渡す。そのとき、少年は彼女との間にある「よその人」の境を忘れる。彼女の最後の指輪を持ちたいという欲求にかられる。それに気付いた彼女は、いずれ皆の前から去るときに身に着けておきたかった指輪まで彼に渡した。
・ようやく「よその人」との境に気付いて少年は言った。「この指輪は、あなたが持っていかなければなりません。何故ならあなたのものは私のものだからです。」
指輪を自分の指にはめ直したマリーアは、「あななたは自分の言っていることが解らないのよ。自分が何をいっているのか理解することを学びなさい-そうすればあなたは幸せになれるでしょうし、多くの人々を幸せにすることができるでしょう。」と応えた。

(本ブログ関連:イ・ソンヒ詩集”1、2”)

2011年6月5日日曜日

韓国の一般向け鉱物図鑑

ソウルの書店で、韓国産の鉱物図鑑をたずねたことがあるが、残念ながら見つからなかった。教保文庫では、洋書の図鑑や、その翻訳版を紹介されたが。また、韓国の古書インターネットに、日本の「楽しい鉱物図鑑」(堀 秀道著、草思社)が掲載されているのを見たことがある。

ところで、「わが国には、鉱物図鑑のような本がありますか?」という問いかけに対する回答が、Daum知識に載っている。
最初に紹介されている「岩石と鉱物(암석과 광물)」は、Smithsonian Handbooksの翻訳版だ。次に紹介されているものは、非売品の「鉱物岩石図鑑第2編硫化鉱物」(大韓鉱業振興公社、1990年)である。回答者によれば、他書も検索してみたがほとんど販売中止と表示されているとのこと。

(参考)大韓鉱業振興公社(KORES)のサイバー「鉱物展示館」で鉱物学分類を見ることができる。
(参考)韓国地質資源研究院(KIGAM)の地質博物館でサイバー「鉱物分類」を見ることができる。

(本ブログ関連:”韓国の鉱物資源”)

日本で鉱物関連の一般向け書籍が市販され始めたのも、ここ10年近くではないだろうか。おかげで見聞して鉱物の会に参加させていただいたわけだが。ソウルでも同様の一般向けの本を手にするのも間近と思う。

2011年6月4日土曜日

孫娘のお食い初め

孫娘は、今年3月5日に誕生した。百日たった昨日、孫娘のお食い初めをする予定になっていたが、2歳のお兄ちゃんの体調の都合で、今日に繰り延べになった。近在の魚屋に寄って、焼いたばかりの鯛を受け取り出かけた。

若い母親の心こもった祝いのお赤飯やお吸い物などを前に、孫娘を中心に若い家族の写真を撮る。できあがった沢山の写真には耳をそばだてると、きっと、回復した孫(お兄ちゃん)と孫娘の遊び声と泣き声がきこえてくるだろう。孫たちは元気に、親たちはぐったりとしていた。

孫(お兄ちゃん)のお食い初めのときもそうだったが、今回も、わたしの腕の中で孫娘はニッコリと甘えるような口元で笑顔を返してくれた。この笑顔を待ち望んでいた。来た甲斐があるというものだ。
ぎこちない、わたしの抱っこに次第に窮屈になったのだろう、孫娘はやがて泣き出した。若い母親の手元に返すと、すぐに泣き止んだ。

近くの公園にサッカーボール遊びに、孫と二人で初めての外出をした。途中、道路面に印された「とまれ」のマークがあるたび、孫と一緒に声を出して確認した。「と・ま・れ!」
回復したての孫の何と元気なこと、走りながらボールを蹴るのだから。先回りして相手するわたしは、汗をかいてしまう。遊びの帰りがけに、公園の水飲み場で、泥だらけの手とボールをしっかり洗う。清潔のためでもあるが、公園の土にもしかして潜む放射性物質を洗い流すためにも。

さて、お食い初めから帰宅するわたしを孫が追うので(自慢!)、武蔵境駅まで息子と孫が送ってくれた。駅そばの喫茶店で少しの間過ごして雑談する。聞けば、何と息子夫婦とも体調がいま一つだったのだ。結局元気なのは孫たちだけだったわけだ。

(本ブログ関連:”お食い初め”)

2011年6月3日金曜日

(資料)霊山斎、奉元寺

AMAZONに発注した「韓国の梵唄 霊山斎 太古宗奉元寺」(VZCG-234)のCDが昨日届いた。レーベルは、ビクター伝統文化振興財団である。太古宗(태고종)の本山奉元寺(봉원사)で催される霊山斎(齋)の仏教音楽を収録したもので、梵唄(ぼんばい:범패)を中心に構成されている。
先日(5/23)、奉元寺を訪れた際に、境内にある玉泉梵音大学と霊山斎保存会の名を記した建物で霊山斎の音楽についてたずねたところ、上記CDは当然ながらなくて、教育用のものがあり、1セット15枚程度と紹介された。知識も素養もないので、エッセンスだけでもと、結局AMAZONのものを求めることにした。

奉元寺の境内を出て、坂道を下る両側に、霊山斎の教室が数軒並んでいた。民家風の建物からして、奉元寺以外に、一般の信者向けの私塾のようなものかと想像したが不明。少なくとも、梵唄の教育機関に奉元寺のものと、私営のものと2種類あるようだが、調査が必要。
イ・ソンヒの父親が、梵唄の指導者だったことから、その関わり方にいくつかの場面が推定できそうだ。イ・ソンヒを知る者の言葉によれば、「(イ・ソンヒの父親は)仏教音楽『梵唄』の伝授者であった。父の身分が僧侶だったため、所属寺刹が変わる時ごとに、一家は引越し荷物を荷造りしなければならなかった。そうして彼女はやむを得ず国民学校だけで六つ転校した。」といわれている。

「法鼓舞」
さて、霊山斎の音楽であるが、このなかでも「法鼓舞」(ポプコム)は、吹打(チュイダ)の旋律を中心に打楽器との圧倒的な掛け合いをしていて、題名の通り鼓舞させる。舞台を見てみたい。(かつて、大阪と東京で演じられたとき、法鼓舞も演じられたのだろうか)
そういえば、チャルメラに似た音のする楽器の喇叭(ナパル)を使っているが、吹打は、打楽器的なリズムをとるそうだ。トランペットも時代を遡れば、オーケストラの中でリズム中心の楽器である。
次の(資料1)は、打楽器中心の舞として「法鼓舞」を説明していて、奉元寺のものと同じ所作かどうか確信ないが掲載させていただく。舞の意図を知ることができる。

(資料1)[法鼓舞](出典: nunghwa>仏敎舞踊の韓国的受容と展開)
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・法鼓舞は衆生済度の思想を含んでいる踊りです。
お寺で打つ打楽器は各々意味がちがいます。皮で作った太鼓は地上の衆生の為に打ち、雲板は空中に棲んでいる動物の為に打ち、梵鐘は地下の生物の為に打ち、木で作った木魚は水中の生物の為に打つのです。仏様の慈悲は人にだけ恵まれるのでなく十方の萬物に恵まれるのだから、その功徳を讃えて色々の音を出すのであります。
済度は仏の教えによって人の迷いや苦しみを救うことであります。
・法鼓舞は地上の生物の中でも特に人の為の踊りであり、つまり、愚かな衆生を悟らせて、仏の教えにしたがうようにして、苦界から救う誓願が踊りの動作に表れるのです。
法鼓舞だといって太鼓を打つだけでなく、色々な動作を取りながら踊ります。衆生を強く戒めるという意味で速く先進して強く太鼓を打つこともあり、衆生をなだめるように軽く身を揺すぶることもあり、しゃがんだり立ったりして衆生の精進を促すこともあり、太鼓ばちを高く持ち上げながら太鼓を目ざして衆生の誓願を促したりするのです。終わりに、軽くくるくる回りながら太鼓ばちを振り上げるのは衆生を済度した満足感を表すのであります。
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「和請、祝願和請」
霊山斎の「和請、祝願和請」については、次の(資料2)にある梵唄の解説の中でも特に注釈が設けられている。更に詳細な解説は、CDの解説から(資料3)として掲載させていただく。

(資料2)「NAVER百科事典」の「梵唄」(ぼんばい:범패)の解説
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・寺院で主に斎を上げる時歌う歌。
・1973年に重要無形文化財第50号に指定。
・ボムウム(梵音)、オサン(魚山)とも呼ばれている。仏の功徳を賛美する歌で、「ボムペ(梵唄)」は、インドの声という意味だ。荘重で厳粛で、화청(和請)を除いては声に意味が含まれていないことが特徴だ。
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(資料3)上記CD解説「奉元寺の霊山斎」>「和請、祝願和請」より(文:植村幸生)
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・「和請」とは韓国語の歌詞で仏法をわかりやすく説く歌謡で、法会の終わりに僧侶が歌う。しばしば「回心曲(ホェシムゴク)」とも称されるが、厳密には和請のうち特定の歌詞を持つものだけを回心曲と呼ぶ。音楽的にも梵唄とは一線を画し、むしろ民謡に近い。途中からリズムがかわり、漢文歌詞による祝願和請(単に祝願ともいう)に移る。
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(本ブログ関連:”梵唄”、”霊山斎”)

2011年6月2日木曜日

マスコミ志望者のイ・ソンヒへの支持

報道資料の記事「言論・放送人志望者が選んだMBC『私は歌手だ』に出演して欲しい歌手の1位、『イソンヒ』 」(6/2)によれば、マスコミ就職志望者たちのイ・ソンヒへの期待が圧倒的であることを、次の通り記している。

・(サバイバル音楽番組である)「MBC芸能番組『私たちの日夜-私は歌手だ』に出演して欲しい歌手は?」というアンケート調査で、シン・スンフン、イ・ソンヒ、イ・ジョク、イン・スニ、イ・スンチョル、イ・ウンミ、パク・ヒョシンなど7人の候補者を設けて進められた。
・1位は、イ・ソンヒで、支持者116人(男47人、女子69人)、得票率21.8%の支持を受けた。 以下、
  2位イ・ジョクが91人(男性48人、女子43人)、17.1%、
  3位シン・スンフンが77人(男性31人、女子46人)、14.4%、
  4位イ・スンチョルが63人(男性38人、女子25人)、11.8%、
  5位パク・ヒョシンが58人(男性22人、女子36人)、10.9%、
  6位イン・スニが53人(男性15人、女子38人)、9.9%、
  7位イ・ウンミが42人(男性16人、女子26人)、7.8%の順。
・(イ・ソンヒが選ばれた理由について)1位に輝いたイ・ソンヒの場合は、この前に歌手のユン・ドヒョン、BMKが競演のときに歌った「私はいつもあなたを」、「美しい江山」の原曲歌手でもあり、韓国歌謡界最高の歌唱力を持つ女性歌手に数えられる。彼女が歌った「Jへ」、「ああ!昔よ」な​​ど多くの名曲を放送でしばしば見ることができないという点が、(彼女の)出演に対する期待感を高めたものと見られる。

【調査概要】
・調査機関:マスコミ専門就職ポータル メディアジョブ、デザイナー専門就職ポータル デザイナージョブを運営しているMJフレックス(代表キム・シチュル)
・調査時期:5月18日~31日(14日間)
・調査対象:メディアジョブ会員
・投票総数:532人

(感想)プロ歌手は、時代とファンとともにあるのであって、その才能にリスペクトできる人たちだと思う。

純豆腐チゲ

このところ、スーパーに行くと豆腐売り場で、絹豆腐と純豆腐チゲのスープパッケージを求める。毎回、お世話になっているのが、M社の辛口パッケージだ。まず、熱湯にしばらくパッケージを漬けて、内容物をよく溶かし、鍋に出して、絹豆腐、卵、(エビ、アサリ、イカなどの)冷凍海鮮ミックスを加えて煮立てる。温かくこくのある純豆腐チゲを家で簡単に味わうことができる。

外では、昼飯に地元商店街の韓国家庭料理店で、純豆腐チゲを頼んでいる。ご飯に、キムチやナムルなど付いて量も適当である。熱、熱がたまらない、十分満足できる。
新大久保の韓国料理店で食べたこときも、はずれたことがない。純豆腐チゲは、(本来的に)ほんとうに美味い。

(本ブログ関連:”純豆腐チゲ”)

2011年6月1日水曜日

健康体操コース

地元公園に市の健康運動センターがある。プールからトレーニングルームまで揃った市民向けの施設だ。今日から、運動プログラムのなかの健康体操コースに出席することにした。4月に始まり6月まで3ヶ月間、週1回のコースで、途中参加になる。(来月から、7月~9月コースが継続するそうだ)

軽い運動から始まった。普段使っていない筋肉や関節をほぐす、ストレッチが主体である。運動が進むと、次第に汗が出てくる。スポーツドリンクを補給をしながら頑張るものの、追いつくのが大変だった。たとえば、立ち姿で靴先をつかめないないことに気付く・・・われながら体が硬すぎるぞ。ラストは、バックに音楽を静かに流しながら、瞑想するように終了した。
これなら何とかやっていけそうだ。トレーニング回数を重ねて、体を慣らしていきたい。

2011年5月31日火曜日

記憶の本

手元にないけれど思い出深い本がある。

(この絵本の記憶については、以前の本ブログで記した(2009年11月5日)ものだが)
昔、父の書棚に子ども達に見せてくれたことのない絵本があった。ときどき、だまってのぞいたが、結局行方を知らない絵本である。A4版ぐらいのサイズの薄い本だった。紙質のよくない頁は、のっぺりと黒地に塗られており、白のシンプルな線で物語が描かれていたような気がする。頁一面の暗黒の巨大な渦のなかに船が引き込まれていく不気味なページがあった。圧倒的な黒色の迫力を今も思い出される。

中学校の図書室の書棚に不似合いな、薄茶の乳白色と記憶しているシンプルな表紙に薄い文字で「TVA」のタイトルのある専門書*があった。そもそもTVAの意味も知らずにページをめくると、「Tennessee Valley Authority(テネシー川流域開発公社)」の略語であることがわかった。ただ、ダムの写真が気に入って、大人になった気分で、無謀にも挑んだ読書だったが・・・。
(*)書名:「TVA―民主主義は進展する」 (D.リリエンソール著、和田小六訳:1949年)

経済不況対策の公共事業でダムを作ったこと、「オーソリティ(Authority)」という発音が気に入ったことぐらいしか記憶に残っていない。大恐慌の時代背景や、公共投資政策について知識と理解がない子どもには、その本の装丁の色や重さと、文字数の膨大さくらいしか覚えていないのは当然だろう。

昔、息子がアメリカにホームステイでお世話になるとき、神保町の靖国通りに面したタトル商会で探した英語版の竹取物語の絵本をお土産に持たせた。やや小型ながら、昔懐かしい古風な絵本で色彩が美しいものだった。創作童話が中心の最近の絵本には見られなくなった旧い装飾的な画風が、返って外国人に好まれるのではと思わせた。しかしながら、本来の日本語による絵本として、書店に見ることは当時も今もない。
せっかくのプレゼントなのに、パッケージにこだわらなかったことが、いまでも悔やまれる。


★★★★★ 孫が、体調が思わしくなく保育園を休んで、淋しげに遠くを見つめる愛おしい写真が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫娘が、可愛いピンク色の服に包まれて、不思議そうな目でカメラを見上げる写真が届いた ★★★★★

2011年5月30日月曜日

雨の日と月曜日は

今朝方、荻窪に出かけるとき、まだ小雨が降り続いていた。用事が済んで、外に出てみると雨は既にあがっていた。ただし、風が思いのほか強い。台風の名残りだろう。

今日のような日に、カーペンターズの「雨の日と月曜日は(Rainy Days And Mondays)」はどうだろうか。
雨にうたれたり、部屋の中で雨音を聞いたりすると、自分の存在に気付かされて落ち込むものだ。月曜日もそうさ、はじまりの筈なのに、自分は何もはじまらないことに気付いてしまう・・・と、(若い人が)センチメンタルになるのもよいけれど、それにしても妙に明るいね、この歌。

(Youtubeに登録のkickassmonkeymoneyに感謝)

2011年5月29日日曜日

(資料)江辺歌謡祭の曲

イ・ソンヒが1984年にMBC江辺歌謡祭(강변가요제)に混声デュエットで登場して、「Jへ」を歌い大賞受賞したが、それまでの同歌謡祭での受賞曲を次に記す。

・1979年第1回
  金賞:ホンサムトリオ(홍삼트리오)(男性トリオ) 「祈り(기도)」
・1980年中止
・1981年第2回
  大賞:愛のハーモニー(사랑의 하모니)(男性トリオ) 「星よ愛よ(별이여 사랑이여)」
・1982年第3回
  大賞:天国の異邦人(천국의 이방인)(5人組ロックバンド) 「太陽の予言(태양의 예언)」
・1983年第4回
  大賞:ソン・ヒョンヒ(손현희) 「名前のない鳥(이름 없는 새)」
・1984年第5回
  大賞:4幕5場(4막5장:이선희、임성균の混声デュエット) 「Jへ(J에게)」

下記の(参考)記事によれば、「(イ・ソンヒが大賞受賞した)この時から江辺歌謡祭は、歌謡界の確実な新人歌手の登竜門と しての評価を受け始めた」という。

(参考)
週刊韓国の記事「江辺歌謡祭大賞=ヒット曲の方程式の形成」(2010年7月14日)に、この代表的な夏の歌謡祭の時代背景と終焉までの変遷が記されている。

(Youtubeに登録のseots、utopia43、yokosuka30、526apolloに感謝)

(本ブログ関連:2010/3/24, 4/6, 4/23, 9/17, 2011/8/29, 9/5, 10/10)

2011年5月28日土曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 アジェン

今週水曜日(5/25)放送のKBS WORLD「国楽の世界へ」では、牙筝(아쟁:アジェン)が紹介された。遅くなったが次の通り記す。
牙筝は、形が伽耶琴(カヤグム)に似て更に大きいながら、弦をこする擦弦楽器である。国楽の場合、低音部のパートを受け持つ。中国伝来の楽器だそうだ。

▼ファン・スクギョンによる宮中宴会曲「スジェチョン」を聴く。緩やかに流れるように演奏を下から支え、厚みをもたせている。

近年、小型化することで高音の表現を可能にした、散調アジェンと呼ばれるものがある。
▼パク・テソンによる「歳月」を聴く。人間の声に近い音程で、独奏楽器らしい内面的で細やかな表現をしている。

最近では、創作音楽にも使われているそうだ。
▼キム・サンフンの「HARIN」を聴く。現代曲に・・・。

(資料1)
「全羅北道 韓国伝統ソリ文化」に「散調」、および牙箏(アジェン)散調の解説がある。

(資料2)
「アジアの楽器図鑑」(小泉文夫記念資料室)は、子供向けに作成したものだが、韓国の楽器編もあり、映像と音も紹介して、とてもわかりやすく参考になる。

2011年5月27日金曜日

はやい梅雨入り

とうとう梅雨だ。ここのところ雨が続いていたので、そうかも知れないと思うが、やはり早い入梅だ。
東京新聞の記事「関東 はや梅雨入り 観測史上2番目」(5/27)によれば、「気象庁は二十七日、関東甲信地方が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より十二日、昨年より十七日それぞれ早く、一九五一年の統計開始以降、六三年の五月六日に次いで二番目に早い。」

(参考)
気象庁「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信」
  年             梅雨入り          梅雨明け
2006年     6月 9日ごろ     7月30日ごろ
2007年     6月22日ごろ    8月 1日ごろ
2008年     5月29日ごろ    7月19日ごろ
2009年     6月 3日ごろ     7月14日ごろ
2010年     6月13日ごろ    7月17日ごろ
 平 年       6月 8日ごろ     7月21日ごろ

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