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2024年4月16日火曜日

ハナミズキ

心地よい南の風が吹く昼下がり、公園へ出かけた。桜の変化(へんげ)とその後を追う「ハナミズキ」の登場を見るためだ。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”)

桜の樹は、薄紅の賑わいを忘れて、今やすっかり緑の若葉に覆われている。樹々の下草もきらきらと輝いている。そんなときに、花を付けたハナミズキは微妙だろう。日本の季節感に溶け込むには歴史が浅すぎるからだ。1912年の日本の桜に対する返礼として、1915年にアメリカから贈られたという(Wikipedia)。

ハナミズキは街路樹によく見られる。桜の圧倒的な花盛りと違い、どちらかといえば静かに咲き続ける、そんな姿に生命を感じたい。公園のハナミズキは、まだ一部咲き始めたところだ(木ごとに開花の差が大きい)。小川を見おろす散歩道に、さらに一段盛ったハナミズキの並木道がある。これから一斉に咲き誇ることだろう。


ところで、都内の街路樹について、以前のブログ(2019年4月26日)に、平成27年(2015年)4月1日現在の状況を記したことがある。最新(令和5年:2023年4月1日現在)の下記(資料)状況と合わせて次に載せる。
ちなみに、街路樹の上位樹種が微妙に本数を減らしているように見られる。データの取り方の問題か? それとも他の樹種に植え替わったためか?

(資料)
東京都建設局
「街路樹のデータ  街路樹の主な樹種と本数」(令和5年:2023年4月1日現在)
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/park/ryokuka/hyoushi/hyoushi5/index.html

❶ 都内の街路樹について、総本数1,000,546本の内、上位の樹種は次の通り。
  1位 ハナミズキ    60,848本 (← cf. 平成27年(2015年): 62,629本)
  2位 イチョウ       58,858本 (← cf. 平成27年(2015年): 61,832本)
  3位 サクラ類       42,971本 (← cf. 平成27年(2015年): 44,704本)
  興味深いことに、国道の街路樹上位ランクにハナミズキが入っていない。歴史の問題か?

❷ 同調査の「東京の街路樹本数の推移」グラフを見ると、1970年の「公害問題」を境に総本数が増加している。とりわけ、2006年度の「街路樹の倍増計画」開始以降、急激に本数を増やしている。(ただし、ここ数年の間は微減のようだ)
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(付記)
サクラの園芸種「天の川」
きのう(4/15)、近隣の街にでかけたとき、桜の並木道を見ておやと感じた。桜の枝が上へ伸びて、車道を邪魔していないのだ。一見お行儀のよい樹形だが、これは何の品種だろうと気になった。たまたま公園を巡っていたとき、そっくりな姿と出会った。「天の川」の木札が付いていたので次に記す。
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天の川
天の川、サトザクラの園芸品種。花は芳香があり、上向きに咲きます。枝がまっすぐ上に伸びて細い箒(ほうき)状の樹形になります。/ バラ科
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2019年4月26日金曜日

ハナミズキ

サクラの花を失って、ぽっかりと空いた心に、「ハナミズキ」の花がもぐりこんでくる。そのさまは、底意の知れぬ妖しげな感じではなくて妙に明るいのだ。多分、ふりそそぐ春の明かりが一段と透明さを増しているからだろう。でも、白い花、薄紅の花を咲かすハナミズキに、詩情をなぜか感じることがないのは不思議。多分、その咲きっぷりが余りに健康的だからだ。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”)

ハナミズキは、北アメリカ原産だそうで、昔に日本からワシントンD.C.へ「ソメイヨシノ」の桜を贈った(1912年)返礼として、1915年に日本に苗木が贈られたという。とはいえ、街路樹としてこんなに多く見るようになったのは、そんなに遠くない。本格的に普及しだしたのはいつ頃のことだろう。ネットで調べてみたがようとしなかったが・・・。

サイト「学芸の森」(真山茂樹教授:京学芸大学教育学部生物学教室)*によれば、個人的な経験として1970年代ころにお住まいの町に、街路樹として植えられたという。
(*)学芸の森のハナミズキ:
       https://www.u-gakugei.ac.jp/~planttgu/dokodemo/pc/061.htm

流行歌J-POPにも「ハナミズキ」(2004年)の歌がある。この2004年に至って、ハナミズキが街路樹として日本全体に認知されたといえるだろう。


(追記)
東京都建設局の「街路樹のデータ  街路樹の主な樹種と本数(東京都)」は、「東京都内の街路樹本数944,166本【平成27年4月1日現在】」**に、<都内全体の街路樹本数>の順位を次のように記している。
(**)街路樹本数:http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/park/ryokuka/hyoushi/hyoushi5/index.html
  1位 ハナミズキ    62,629本
  2位 イチョウ       61,832本
  3位 サクラ類       44,704本
また、同調査の「東京の街路樹本数の推移」グラフを見ると、1970年を境に本数が増加しているのがわかる。(さらに、2005年以降急激に伸びており・・・この時期から、ハナミズキを積極的に植えたのだろうか)
【平成27年4月1日】

2021年3月27日土曜日

春の公園自然観察会(樹木を中心に)

快晴のきょう、花見で名所の公園で「春の公園自然観察会」が催された。以前、樹木観察会があって何度か参加したことがある。今回もおもに樹木について園内を巡る。出歩くことを信条に、春の空気に触れようと参加した次第。

(本ブログ関連:”樹木観察会”)

早めに公園に着く。公園サービスセンター近くの並木道で、トトトトトと叩く音がする。見上げれば、「コゲラ」が木の太枝を突いていた。こんな至近距離で見たのは初めてのこと。ひとびとも集まってきて、さすがにコゲラは飛び立った。


きょうの催しは、いつも参加している自然観察会の会長から市報を通じて呼びかけられたもので、公園東部(一部中央西縁部含む)のおもに樹木(30種以上)、他の樹木や昆虫との関係、歴史、また途中目にした野草についても解説された。


解説いただいた中から興味深い話題を次にあげる(聞き間違いにご容赦)。
・ケヤキ:「欅」の字義通り手を挙げるよう枝を広げる、街路樹に広がりを抑えるよう改良品種がある
・ヤマモモ: 雌雄異株の常緑樹、街路樹には実の散らばりを防止のためオス樹が使われる
・ボダイジュ: 釈迦の伝説に伝わる菩提樹(インドボダイジュ)とは別
・ユリノキ: 綺麗な花は蜜源になり、街路樹にも使われる
・トチノキ: 冬芽がべたべたしているのは防寒の意もある
・ニセアカシア: 街路樹に多い
・ムクロジ: 種皮は泡立ち石鹸替わりに、種子は羽根つきの黒い頭に使われる
・マテバシイ: 実のドングリは灰汁抜きの必要ない、クッキーの材料
・スダジイ: 実のドングリはマテバシイ同様タンニンが少なくそのまま食材になる
・ダイサンボク: (落ちた大きなタネを標本にする)
・カエデ: 雌雄異株の他2タイプある
・トウヒカエデ: 街路樹に使われる、排気ガスに強く丈夫である
・ゴンズイ: まさに役に立たぬ樹だそうだ 
・エノキ: 葉をオオムラサキ蝶の幼虫が食べる、一里塚に使われた、
・クスノキ: 葉をアオスジアゲハ蝶の幼虫が食べる
・オオシマザクラ: 長明寺の桜餅に使われる
・ソメイヨシノ: 日本のさくらの8割近くを占める(クローンである)
・ジュウガツサクラ: 秋と春、年2回咲く
・カリン: シロップの材料に使われる、苦味がするとのこと
・イスノキ: 雌雄異株、実に虫が入り肥大することで食べられるのを防ぐ

野草について興味深い話題を次に記す(聞き間違いにご容赦)。
・ニリンソウ: 花が2輪並んで咲くよりも別々に咲くことが多いようだ
・タンポポ: 関東タンポポと西洋タンポポの雑種が多く見分けつきにくい
・オオイヌノフグリ: イヌノフグリ(在来)、オオイヌノフグリ(外来)の2種ある
・ショカツサイ: 諸葛孔明の名にちなむ

植物観察の要点(スミレの話題から)
正面・横面、葉の付き方などしっかりスケッチするとよい。

(追記)
帰り道に園芸業者の植木園があって、枝垂れ桜がこの時期一斉に咲くさまは美しい。幻想的である。私有地のため入場できないが、ぎりぎりに寄って写真に収めた。

2021年3月26日金曜日

さくら巡り

さくら、桜はやっぱり「さくら」の文字がにつかわしい。春の趣き、春の風、そして春の香りがする。昼過ぎ、暖かさが残るなか、さくらの花巡りに家を出た。

近所の畑地の一角に枝の垂れた小さな「さくら「源平花桃」があって、同じ樹から紅白の花を咲かせている。いつも気になりながら通り過ぎていた。きょうこそ目に焼き付けておこう。
(追記 2022/3/30)「さくら」ではなくて、「花桃(ハナモモ)」かもしれない。
(追記 2022/4/2)探鳥会の集合場所に、何と「花桃」があり「源平花桃」と教えられた。

50mほどもないさくらの並木道で空を見上げる。まだ満開になってないが、例年ここの花吹雪は見ものだ。その時にもう一度来ようと思う。

公園に「ボケ」の花が咲いている。これも同じ樹から紅白の花が咲く。どことなく中国風の感じがする。なるほど原産地は中国とのこと。

公園の広場を囲って咲くさくらを見んと、平日の今日も花見客が集う。混みあうほどでないが、日曜日にはどうだろう。

遠廻りしての帰り道、土手に黄色のアブラナ科の「菜の花」が咲いていた。薄紫の花*も輝いていたが名前を知らない。どう調べればいいものか。
(*)薄紫の花: ネット検索したところ、生育地が近い似た花にアブラナ科の「オオアラセイトウ(ショカツサイ)」があるが・・・どうだろう?

(追記)
上記の花巡りの帰り道、公的な機関を訪れて町の街路樹について資料をたずねた。親切にも<街路樹と坂と遊歩道の案内地図>を(明日の公園の自然観察会参加者の分までも)提供いただいた。さっそく、私の植物観察手帳に貼り付け、いつでも見られるようにした。感謝。
上記の公的機関で対応された方が、私が参加する観察会の会長のお名前を承知されていたのに驚いた。

2026年4月17日金曜日

はなみずき並木とツツジ、酷暑日(新設)

きょうは、空が薄雲に覆われ、ときたま雲の隙間から明かりが射した。昼下がり、最高気温 20.4℃(15:20)だったころ、南東の風が吹くなか、野鳥観察のフィールドである公園に寄ってみた。気分は花の春だが、全般に緑の若葉が眩しい季節になっていた。(それでも、まだ花は咲く)

ハナミズキ
公園の第1調節池(普段は空き地、ビオトープなどがある)の堤頂に当たるところに、短い距離だが「はなみず並木」がある。サクラの時期を追うように、ハナミズキの白い花が咲いている。街路樹として人気があり、公園の園で育成されている。

(本ブログ関連:”街路樹”)


ツツジ
「はなみずき並木」には、ハナミズキの木々の下、細い並木道の両側に腰の丈ほどのツツジが透明感あふれる朱色の花を全身に咲かせている。あまりに見事な咲きっぷりだ。昔、文京区にある <根津神社> の「つつじ苑」に行ったことがある・・・斜面に咲く豪華さは一見に値する。こちらの並木道のものは見守りたいほどの風景であるが。



酷暑日
以前の本ブログで紹介したが、最高気温が40℃以上だった日の場合、気象庁には正式名称がなく、代わりに日本気象協会はアンケート結果をもとに「酷暑日」を提案していた。どうやら、気象庁もこの名前を採用したようだ。

■ 日本気象協会
「気象庁、40℃以上の日の名称を「酷暑日」に決定」(瀬田 繭美、日本気象協会 2026年04月17日10:47)
    ー https://tenki.jp/forecaster/m_seta/2026/04/17/38572.html

(本ブログ関連:”酷暑日”)

・夏日: 日最高気温が25℃以上の日
・真夏日: 日最高気温が30℃以上の日
・猛暑日: 日最高気温が35℃以上の日
・酷暑日: 日最高気温が35℃以上の日  ← 新設

2026年7月25日土曜日

野鳥観察(参加100回目)

このところ、夜の暑さに閉口している。就寝時、エアコンを点けっぱなしにするようになったのだ。昨年まで、扇風機の首を振らせながら寝ていたのに。このままいけば、今夏、当地でも 40℃以上の「酷暑日」になるかもしれない。

穏やかな早朝、気温 27℃ のなか野鳥観察(探鳥会)へ出かけた。以前、6/27(雨天中止)、7/4(欠席)と間を開けての久しぶりの出席だ。

(本ブログ関連:”野鳥観察”)

地元の自然観察会の中で、野鳥観察を主題にした探鳥会に参加したのは、2020年(令和2年)8月22日が初回で、以来、休んだり天気の都合で中止になったりしたことを除いて、きょうで通算100回目となった。
これまで、各回ごとブログに記してきたのはほかでもない、全く初心者にとって記憶にとどめるには、この方法しかないからだ。100回も同行したのだから、さぞや身についたかといえば、恥ずかしい限り。それでも、体力が続く間は参加したく願っている。

エンジュの花
観察の路上一面に、小さな黄白色の花片が散らばっていた。街路樹にあるマメ亜科の落葉高木「エンジュ(槐)」から落ちたようだ。高木のせいか、見上げないとエンジュの木と気づかないし、花片がなければ木の名もわからない・・・。
会長から、エンジュの葉の並び方について、「奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)」と解説をいただいた。枝先に一枚小葉があり、以下対になって並ぶという(そういえば、マメ科の植物の葉の並び方に似ているなんて勝手に想起した)。
ちなみに、「槐の花(えんじゅのはな)」は晩夏の季語だそうだ。

ベテランの方々から解説いただいたり、自分なりに目視とカメラで確認・整理したものを次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・(ウグイス): 探鳥会に向かう途中、公園内の細道にある樹上でしっかり鳴き声がした。
・シジュウカラ: いつものフィールドに入ってすぐ、鳴き声(そう指摘を受けた)を聞いた。
・ハシボソカラス: 樹上で子カラス(2羽)が、エサを求めて親(2羽)に甘えた鳴き声をあげていた。
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・カルガモ: 小川の岸辺に茂った萱の隙間から、1羽が泳いでいるのを一瞬目撃した。
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・エンジュ: 落葉高木(上記の通り)
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・クルマバッタモドキ: クルマバッタに似せた小型の昆虫。(以下の通り)
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・ミミズ: なぜか小川に沿った小道に、人に踏まれるのもかえりみず、多数這い出ていた

クルマバッタモドキ
フィールドを一周して終着地点に戻るとき、小川の道筋で、皆が斜面の雑草に着目していた。きょうの観察のあかしとなる写真が一枚もないので(野鳥を撮ることができず少々焦っていたところ)、観察対象の「クルマバッタモドキ」をカメラにおさめた。
もどきといっても、バッタ科の昆虫であることに変わりない・・・蛾や他の昆虫が擬態しているわけではない。(写真では、足の数が不安、写り具合が悪かったのか?)


(雑談)
「~もどき」を「プシュード(pseudo:接頭辞)~」ということがある。Youtubeのジャーナリストのライブに、チャットをあげる中に不届きモノがいて悪意の言葉を記述することがある。参加者から指摘を受けて、ジャーナリストは、そのようなやからを(薬を撒くように)「プシューッしましょう」といって消す(効力はその回限りだが)。ニセモノには、プシューッがよく似合うのかもしれない。

2025年4月21日月曜日

公園の花咲く樹々

このところ「夏日」(最高気温 25℃以上の日)が続いている(除:4/20)。きょうの昼下がり(14:30~15:30ころ)、日射しと暖かさにつられて2つの公園を巡った。下記の樹の花以外に、タンポポ(カントウタンポポ)の群落と、小川に「ダイサギ」が1羽いるのを見た。

月日(曜日)最高気温℃(時刻)
----------------------------------------
4/17(木)    25.4
4/18(金)    26.2
4/19(土)    29.2
4/20(日)    24.8 13:46)
4/21(月)    26.0  (14:34)
----------------------------------------

月曜日の平日ながら、2つの公園を流れる小川で、子どもたちが水遊びしている姿が見られた。かれらにとって、春と夏の区別はないようだ・・・遊びをせんとや生まれけん。何よりの驚きは、保護者の姿を見かけないことだ(確かに、この小川の水深は全く問題ないのだが)。

シャクナゲ
公園南側に、「シャクナゲ(石楠花)」の樹(丈3mほど)が立っていて、真紅で大振りの花を全体に飾っている。原産地はヒマラヤ山麓だそうだが、むしろ灼熱の乾燥地帯の方が似合っていそうな気がする・・・それほどに、情熱的な花だ。

(本ブログ関連:”シャクナゲ”)


ハナミズキ(写真左側2枚)、ヤマボウシ(右側2枚)
「サクラ」の後を追うように、「ハナミズキ(花水木)」の花(白や紅)が咲き、東京の街路樹を1位で飾っている。それに対して、「ヤマボウシ」の花(白)は身近でない。両者ともに「ミズキ属」に位置し、花は花弁でなく「総苞」である。花をアップした写真を載せたが、余りにそっくりなのに焦ってしまった(ヤマボウシの花は先が尖っている)。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”、”ヤマボウシ”)

2023年12月17日日曜日

自然観察(19)

寒気の緩んだ晴れた朝、実に久し振り(あまりに以前の 6月18日以来)に、定例(毎月第3日曜日開催)の「自然観察会」へ参加した。十分厚着してのこと。集合時刻(9:00)の気温は 14.3℃ だった*。
(*)きょうの最高気温(16.3℃)は、17日の日付に変わった深夜(00:39)に記録されたもので、きのうと同様、変則的な動きをしている。

自然観察会は、定例会とは別に公開型のものがある。公開型は遠方地開催が多く、足腰がきつい私には少々辛い。そこで、きょうの定例型の観察会は頑張った・・・けれど観察の途中、フェイドアウトしてしまった。観察途中までの手帳のメモを頼りに次に記す。

今回もベテランの方から解説いただいたり、自分なりに目視と写真で確認した草木や野鳥を整理した(聞き間違いがありましたらご容赦)。
・ヌマスギ: 集合場所の背側に立つ、針葉樹ながら(メタセコイヤと同様)紅葉する
・モチノキ: 雌雄異株で、雌株に赤い実が生る。アオキ、サンショウも雌雄異株
・マユミ: 弓の材料から名付けられた。自然の枝振りが弓のように湾曲して見える
・コブクザクラ: 年2回白い花が咲く・・・そのため相当にエネルギーが費やされるようだ
・ハルニレ: 樹元の幹から出た小枝(ニシキギの枝に似た板状の翼)に春先葉が出るようだ
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・カントウタンポポ: 季節に関係なく、冬晴れの原っぱに小さな花を咲かせていた
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・ヤマガラ: 落葉の枝間を駆け巡り飛び去った。これほど目で確認できたのは初めて!!


■会長から解説いただいたテーマ(抜粋)
① イチョウ: 
・街路樹に使われたが、雌株が落とした実の悪臭のため、雌株は減らされているようだ。
・生命史は古く、恐竜も見た樹だ。過去は多様だったが、現在「一科一属一種」になった。
・銀杏の実は、古く縄文の時代から食べられていた。

② タンポポ(日本原産カントウタンポポ、帰化植物セイヨウタンポポ):
・「カントウタンポポ」と「セイヨウタンポポ」の交配が進み、冬場に咲くようになった。

③ 帰化植物:
・帰化の時期や地域性に諸説ある。
・「ヒガンバナ」(中国原産)のように、古くからあるものを「史前帰化植物」という。

④ サザンカとツバキ: 
・「サザンカ」は日本原産で白色の花が咲いたもの。一方「ヤブツバキ」は赤い花が咲く。
・夏目漱石の句に、「落ちざまに虻(あぶ)を伏せたる椿かな」がある。

⑤ 石炭: 
・石炭がいまあるのは、石炭紀(3億6000万年前~2億8600万年前までの古生代5番目の時代)に倒れた草木を分解する生物がまだ存在しなかったからだそうだ。


■ 写真
❶ ヌマスギ
これまで、「ヌマスギ」についてブログに記述がない。観察会の集合場所直ぐ後ろ、ICU構内にそびえる針葉樹、見慣れたはずなのに。針葉樹でも紅葉することを、正直初めて知る。


❷ モチノキの実
集合場所付近に、雌雄異株の「モチノキ」の両株が並んでいる。当然ながら、雌株に赤い実が生り、雄株にはない。

(本ブログ関連:”モチノキ”)


❸ カントウタンポポ
集合場所から早々、小川の橋を渡ると「カントウタンポポ」が広場の西端にポツンと咲いている(よく見れば広場中央でも見つかる)。花の裏側に、「セイヨウタンポポ」特有の総苞外片の反り返りがない。

(本ブログ関連:”カントウタンポポ”)


❹ コブクザクラ
公園には「コブクザクラ」と同様、年に2度咲く「ジュウガツサクラ」がある(今回、観察路に入らず)。写真にアップしたが、春のように木全体が満開となるわけではない。サクラはやっぱり春がよい。

(本ブログ関連:”コブクザクラ”、”ジュウガツサクラ”)


❺ ハルニレ
欧米のニレ(「ハルニレ」)は、ここ数十年でほとんど枯れてしまった。この木は、英国ジョン・コンスタブル(John Constable、18世紀末~19世紀初頭)の風景画によく登場した。彼はニレの幹を研究し、樹皮に着目した絵まである。
写真は、上段に示した幹から出た小枝に着目したもの。

(本ブログ関連:”ハルニレ”)


2023年1月28日土曜日

野鳥観察(45)

先日(1/20)の二十四節気の「大寒(だいかん)」を過ぎて、冬の寒さは底を打ったようだ。このところ日本海側に大雪情報があるものの、ここ地元について 1、2か月先の天気予報(例:accuweather)を見れば、緩やかな上昇基調に見える。

そんな今朝、野鳥観察(探鳥会)に出かけたとき、マスクから漏れる鼻息でメガネに曇りが少ないことから、気温に変化のきざしを感じた。とはいえ、まだまだ小川の一部の岸辺に氷が張り付いていて、水ぬるむまでにいたってない。

(本ブログ関連:”野鳥観察")


集合場所から見る朝陽は、まだまだ低く、公園の木立の中で赤く輝いていた。関係者の話題があって、(わたしが探鳥会には必ず持参する)「くらべてわかる野鳥」の著者である叶内(かのうち)拓哉氏*と本会はご縁があるとうかがった。正直、「かのうち」というお名前を聞いたとき、「叶内」という苗字(漢字)が浮かんでこなかったのは大変な粗忽だった。
(*)叶内拓哉の鳥観察 <プロフィール>:  https://torikansatsu.com/profile/

きょも「ヒヨドリ」が一位にせわしく鳴いていた。鳴き方の略称に「C」(地鳴き、Call)とか、「S」(さえずり、Song)があると指導いただいた・・・、汲めど尽きせぬ、知るほどに知らぬことを知るばかり。

観察に従いながら、ベテランの方から解説をいただいたり、自分なりに見たり・双眼鏡で覗いたりしたことを、整理して次に記す(聞き間違いがありましたらご容赦)。

・ヒヨ(ドリ): 相変わらず樹間のどこかしこで「ピィーピィー」と地鳴きする
・シジュウカラ: 頭上で「ジュクジュク」と地鳴きするのが聞こえてくる
・シメ: 1羽、双眼鏡でじっくり観察できた
・イカル: 1羽、頭上の木の枝にとまっているのを双眼鏡で観察できた
・ハクセキレイ: 1羽、コンクリートの岸の上を動いていた、双眼鏡でも観察できた
・コゲラ: (ベテランはしっかり写真におさめた・・・送られてきたメールで納得する)
・シロハラ: (ベテランはしっかり写真におさめた・・・同じくメールで納得する)
------------------------
・カルガモ: さすがにきょうはおとなしいのか、小川の凍った部分にいることはない
・アオサギ: 1羽、川上へ飛んで来たと思った瞬間、すぐに反転して川下に飛び去った
・クイナ:(ベテランはしっかり写真におさめた・・・メールが送られてきて納得する)

樹木
・ソシンロウバイ: 苗圃(びょうほ)**に、この木の一画があり、見事満開している
(**)苗圃: 苗木を育てる場所(ここの苗木は、街路樹・公園など公共施設に植えられる)
・コブシ: 芽が膨らみ綿毛に包まれ、(ネットに何となくネコヤナギの芽に似るとある)
・ネムノキ: 「この木は何の木?」と問われて、冬枯れで葉も花もなければ答えられず・・・
・サザンカ: 次の写真

サザンカ(少し時期がずれたが、まだ満開)

2014年9月9日火曜日

季節の変わり

ああ、すっかり秋になったなあと感じるのは、身にまとう物が次第に厚手になっただけじゃない。この昼間、熱いコーヒーを飲んでいて、なるほどと気付く。夏は、冷蔵庫に水出しの麦茶、緑茶、そして紅茶も冷やして飲んだ・・・順を追ってローテーションしていたが、最近その頻度が滞っている。
どうやら、熱さが心地よくなってきたようだ。飲み物まで季節変わりしている。

近所の散歩道、街路樹が葉を落とし始めている。暑さ疲れと思ったが、どうもそうではないようだ。秋の気配をキャッチしたからだろう。いずれの散歩道も、足元に落ち葉が寄せ集まっている。次の年、若葉が広がるように役目を終える。

「言葉」の文字に「葉」がある。季節を巡れば、葉はやがて枯れ落ち朽ち。言葉も季節の変わり目に果てるのだろうか。

ときに秋風に、舞い散る言葉もあるように思う。一方で、美しい花を咲かす木々は、ひとびとの手で寿命を延ばされる。
惜しむらくは、とうに寿命が尽きたのに朽ちようとしない、いさぎよくない枯れ木が、秋の風を寒々とすることだ。

2013年1月13日日曜日

公園の賑わい

厳しい寒さが続くが、昼間の暖かい陽射しに誘われて、日曜日の「小金井公園」に思いのほか多数の家族連れで賑わっていた。「成人の日」(15日火曜日)の祝日を、月曜日(14日)に前倒しすることで、土~月の3連休になったこともあるのだろう。

「子ども広場」や「わんぱく広場」は、走りまわる子どもと、それを見守る親たちで溢れていた。驚いたことに園内にある「江戸東京たてもの園」から、この3連休に小学生以下が入園無料となっていることもあり、一層にぎやかな声が聞こえてきた。
とはいえ、たてもの園前の広場に並んだベンチで日向ぼっこするには少々寒い。まだまだ冬の入り口だ。

ところで、公園からJR武蔵小金井駅に進む小金井街道の街路樹の枝に、ネコヤナギの花穂に似た小さな膨らみがいくつも付いていたが、何という木なのだろうか。・・・どうやら(市長のブログによれば)、「コブシ・ワダズ・メモリー」というモクレン科の木らしい。

2023年12月12日火曜日

子どもの風景

昼、家を出るとき、朝方止んだ雨の湿りがまだ路面に残っているのに気づいた。それでも、きょうは晴れて思いのほか暖かく、最高気温は 17.8℃(13:51)だった。

街の飯屋で昼食を済ませたあとの帰り道、愉快な光景と出合った。下校時の小学低学年の子どもたちが、いろいろなグループになって、はしゃぎながら帰っていたのだ。

女の子たちは、互いの顔を見合わせて楽し気に会話をしながら歩いている。一方、男の子たちは例によって、てんでバラバラだ・・・、そんな中に、二人の男の子が、今朝雨だったので持参した透明のビニール傘を広げて、遊び道具にしていた。歩道にしゃがみこんで、街路樹の根元にある土をつまんでは、互いに相手の傘にかけ合っていたのだ。

透明なビニール傘の中から、かけられた泥がずり落ちる様を見るのがたまらないらしい。こんな喜びを、女の子は気付くことはないだろう。

(本ブログ関連:”ちいさな男の子は阿呆である”)

2025年11月17日月曜日

公園の紅葉

予想外な暖かさに誘われて、昼過ぎ(午後2時ころ)、公園に秋の景色を見に行った。きのうと比べて、最高気温が20℃超えで 4℃ も高い。園内の散歩路を巡るとき、陽射しがまぶしく感じて、木陰に入るとほっとするほどだった。

月日  最高気温(時刻)
----------------------------
11/17 22.8℃(14:17)
11/16 18.7℃(14:20)

公園の中央をえぐるようにして流れる小川の斜面に生えた雑草を、手動型や乗用型などの草刈り機を使って大がかりに除草していた。あちこちで機械音が響く。同時に、雑草を刈ったときの香りが漂い・・・野草たちにとっては残念だろうが、すがすがしい気分になる。

小川越しに見える北側の木立は、陽を浴びて、緑と紅(黄)の葉が混じり合い輝いていた。せっかくの光景だったのに、次の写真は色が散ってしまった。(廻って見ると)木立の下は、ほどよい日陰になっていた。


公園の南側に、街路樹などの樹木を育てる苗圃(びょうほ)がある。その区画を通る小道に、さまざまの木々が育ち空に伸びていて、「モミジ」の紅葉や「イチョウ」の黄葉があざやかに対比していた。


今週、江戸時代からの本格的な庭園で、秋の景色を鑑賞するという。ぜひ参加したいと思っている。

2025年5月3日土曜日

野鳥観察(81)、憲法記念日

「アメダス」の記録によると、昨夕(5/2、17:00~18:00)、気温 15.1℃ の中、久し振りに雨が激しく降った(雨量 22.5mm)ことになる。ただし家の中にいて、さほど気付くことはなかった。予報ではもっと激しい雨になるはずだった・・・「雨雲レーダー」を見ると雨雲の形が変化し複雑に動く。わが家の方面には厳しくなかったようだ。

今朝早く、野鳥観察(探鳥会)へ出かけようと門前を見て驚いた・・・雨上がりの路上に木の葉が散らり貼り付いていたのだ。昨夕の雨風が激しかったことが分かる。

陽は高く上り、まぶし過ぎるほど。朝陽に照らされた街路樹は、姿を鮮明に浮き出して見えた。まるで、昨夕の雨風に塵や汚れを洗い流されたようだ。公園の集合場所に近づくと、夏の高原のような気配がした・・・澄んだ風が木立の間を絶え間なく流れていた。

今回、わたしは、林間に「カラス」や「ハト」、小川に「カルガモ」くらいしか目視できなかった。「シジュウカラ」や「クイナ」は目視のチャンスを逃したし、その他の野鳥は後に配信いただく観察記録を見直して気づくしかない。それでも、81回目の野鳥観察会に参加したことにしたい。結果として、次の通り植物観察を記すことになったが・・・。


イチハツ(写真左)、ニセアカシア(写真見)
・アヤメ属の「イチハツ(一初)」が、木陰に藤紫色の花を見せていた。色合いが見事優美。もしかしたら、園芸種として植えられたのではないだろうかとのこと。
・終着点に戻る小川沿いの路で、見上げると落葉高木のハリエンジュ*(針槐)属の「ニセアカシア(pseudo-acacia)」が葉の隙間に白い花を咲かせていた。青い空を背景に朝陽を受けて輝いて見えた。
(*)「ハリエンジュ」(植物学上の標準和名)は、ニセアカシアの別名でもある。


憲法について余り身近に感じていないため、メディアが取り上げたら視聴してみたい。

2024年5月2日木曜日

深緑のサクラ並木

夕方、晴天ながらちょっと肌寒いなか、町に用があって出かけた。昨晩の雨がすべてを洗い流したせいか、街路樹の葉が西陽を受けて美しく輝いていた。帰り道、知る人ぞ知る秘密の桜並木の入口に寄った。若葉が、緑を濃く深めているのに気づいた。

(本ブログ関連:”桜並木”)

実は、今春の4月6日に、せっかくの満開のサクラを、あっさりとしか見ていない。帰宅途中だったので、十分に満喫しなかったのだ。しかも、例年楽しみにしていた、桜吹雪を浴びることもなく終わった。いろいろとタイミングを逸している。

サクラ並木
せめてきょう、夏に近づくこの時期に、緑深まる桜並木の様子を見ようとした。若葉がきらきらと西陽に照り輝いているのを確かめた。サクラへの義理を果たした気分。


シロツメクサ
並木道のそばに、生垣に囲まれた小さな広場があり、雑草の中にマメ科植物の「シロツメクサ」*(クローバ)の白い花(頭状花序)が咲いていた。夕陽に照らされて、どことなく遠慮気味である。
(*)シロツメクサの茎は地面を這うのに対して、「アカツメクサ」は枝分かれして立つ。

子どものころ、シロツメクサで「草相撲」**した記憶がある。女の子は、花柄を編んで首輪や冠(かんむり)にしたようだが・・・そちらを気にした覚えがない。男の子はそんなもんだ。
(**)草相撲: 一般に、雑草「オオバコ」を使った遊びという紹介が多い。

(本ブログ関連:”シロツメクサ”)

2016年4月24日日曜日

ハナミズキ、ナガミヒナゲシ

桜の花が散った後を補うように、「ハナミズキ」の花が咲いている。新しい街路樹として登場したのを見たのが最初と記憶する。さほど昔のことではない。新緑のハナミズキに咲く白い花が、陽を浴びて風に揺れている、そんなイメージだ。桜と違ってすぐ散ることはない。

劇的に咲いては消えていく、ともすれば感情移入しやすい桜花と比べて、ハナミズキにはどこか飾り花の感じがする。五感を動員するまでもない、風景なのだ。それも、とても健康で乾いた感じする。近隣の都市が「市の木」に指定しているだけ。いまだ、都下でしか認められない新参者扱いのようだ。

ハナミズキの花が最近、民家の塀越しに目につくようになった。それも、白い花というより、花弁の縁に濃い紅色のグラディエーションがかかったものだ。庭先の好みに口をはさむべきでないが、白色の清楚さと比べて少々重い。その落差に、この花にはいささか引っかかるものがある。

ところで、まさに新参の特定外来種として、除草対象になっている「ナガミヒナゲシ」が近所でまた目立つようになった。一見可愛らしいオレンジ色の花だが。一、二年ほど除草されたと思っていたが、この発生にかなり人為的で不可解なものを感じる。ブラックバスがそうであったように、好みが思い余って暴走する、そんな気配がしてならない。

(本ブログ関連:”ナガミヒナゲシ”)

2019年8月10日土曜日

ツクツクボウシの鳴き声が聞こえた

8月10日の今日も暑かった。東京都心の最高気温は、「真夏日」(最高気温が30℃以上の日)の34.4℃(13:11)で、「猛暑日」(最高気温が35℃以上の日)までに至らなかった。とはいえ今月に入って、東京都心の最高気温を見ると、すべて35℃以上で、「真夏日」は4日間、「猛暑日」は6日間だった。昨日までの4日間は「猛暑日」が連続した。

8月  最高気温
01日  35.0℃
02日  35.1℃
03日  33.7℃
04日  34.3℃
05日  34.9℃
06日  35.0℃
07日  35.6℃
08日  35.5℃
09日  35.6℃
10日  34.4℃

このところ、最高気温の時間帯と比べて、午後3時以降に日が傾き始めると、暑苦しさを逃れ、落ち着きを感じるようになった。微風から秋が遠くないことを知る。

昨日、街路樹の下で、色々なセミの鳴き声に混じって「ツクツクボウシ」の声を聞いた。本来、夏休みの終りごろ、宿題作業に駆け込む時期に聞こえてくるはずのもの。こんなに早く鳴き声がすることについて、ネットの情報では、梅雨の期間が長かったせいとか、夏が早仕舞いするのではといった見解がある・・・果たしてどうなのだろう。

(本ブログ関連:”ツクツクボウシ”)

ところで、テレビのニュース番組で、台風情報が盛んに流されるが、一説に番組制作の都合ではないかという。天気予報コーナーの制作費がかなりリーズナブルだからというのだ。テレビ苦難な時代だからこそか。

2019年5月2日木曜日

八十八夜 2019

今日は雑節の「八十八夜」。日頃使っている二十四節気とは別に、雑節は特別に設けられた暦日で九つある。八十八夜はその代表的な一つだ。農作業のように気候や天気と密接な生活をしているわけでない身には、カレンダーを見てようやく気付くことが多い。俳句の季語よりも代表的な節目なのだろうけど。

(本ブログ関連:”八十八夜”)

八十八夜といえば、「夏も近づく八十八夜」の詞が浮かんでくる。文部唱歌「茶摘」(1912年、明治45年)は、この時期に、街路樹の若葉が初々しい黄緑色に輝いているのを見てふと感じる、初夏の鮮やかさを合わせて思い浮かばせてくれる。

1.夏も近づく八十八夜
     野にも山にも若葉が茂る
     あれに見えるは茶摘みぢやないか
     あかねだすきに菅(すげ)の笠

2,日和(ひより)つづきの今日このごろを
     心のどかに摘みつつ歌ふ
     摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ
     摘まにゃ日本(にほん)の茶にならぬ

唱歌とはいえ、民謡に通じる労働を盛りたてる賑やかさや健康さがある。さらに、民謡に必ず色をそえる働く女性の姿(艶やかさも含めて)をちゃんと描いている。茶畑作業の最盛期のころを歌っているそうだ。


(Youtubeに登録のChaAに感謝)

2023年4月6日木曜日

桜マップ

公園のサクラ巡りをした。同園には苗圃(びょうほ)の区画があって、街路樹や公園など公共施設に植えられる苗木を育てているが、サクラは特別で、園内のあちらこちらに多種多様な品種(約40種、約1000本、野生種と園芸種が約半々)が植えられていて、もっぱら桜見などのためかもしれない。

公園サービスセンターに配置の「桜マップ」を片手に巡った。幸い、暖かい日射しと南の風に恵まれて、昼過ぎのんびり観察することができた。「桜マップ」をもっと早く知って、入手していたらと惜しい気がした。
- 本日の最高気温、22.2℃(14:26)

今回の観桜は、<園芸種>の一部をたどった。「桜マップ」に解説があるものは、一部抜粋して次に記す。

関山、嵐山、墨染 (公園管理センター近辺)
・関山(カンザン、写真左): 八重咲、八重桜の代表、花は塩漬けにして桜湯の原料とされる
・嵐山(アラシヤマ、写真中央): 花は一重
・墨染(スミゾメ、写真右): 花は一重



八重紅枝垂、松月 (小川の土手)
・八重紅枝垂(ヤエベニシダレ、写真左):花は八重咲き、枝垂れ枝が風に揺れる様が優美
・松月(ショウゲツ、写真右): 花は八重咲き


隣接の公園にも足を延ばした。若者たちが、一団となって新緑の園路をランニングしていた。春の初々しい光景を見た気がする。

2015年10月22日木曜日

イ・ソンヒ「分かりたいです」

久し振りに風を感じた。といって、風音が轟くほどではない。街路樹の小枝が揺れて、思わずひんやり身にしみるといったところだ。

この時期になると、日めくりカレンダーが日ごと剥がすたび、薄くなってゆらゆら揺れる始末。一年もあっけなく終いに入ろうとしている。舞う落ち葉のように、時間が随分軽くなった気がする。あとは駆け足だ。

そんな月明りの夜道、周りを見回して思わず口ずさむのが、イ・ソンヒの3集収録曲「分かりたいです(알고 싶어요)」(作詞ヤン・インジャ、作曲キム・ヒガプ、1986年)だ。いえいえ、おじさんは、おじさんの気分でハミングするだけです。

イ・ソンヒさんのコンサートは、来年あるかな、多分再来年には・・・。分かりたくもあり、知りたくもあり。

(本ブログ関連:”分かりたいです”)


月明りの夜、あなたは、誰を想いますか
夢路で、あなたは、何を見ますか

深い夜、一人醒めて、涙流しませんか
時に日記に、私のことも、記しませんか

私と逢って幸せでしたか、私の愛を信じますか
あなたを想えば、全て気掛かりです
               ____

一日中、私の想い、どれほど重ねますか
私本当に、あなたの、心に入りますか

雀のように、騒いでも、今でもかわいいですか
忙しいとき、電話しても、私の声嬉しいですか

私はとても綺麗ですか、心から私を愛してますか
本当に分かりたいです、話ししてください


(Youtubeに登録のhyunmi kimに感謝)