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2024年4月16日火曜日

ハナミズキ

心地よい南の風が吹く昼下がり、公園へ出かけた。桜の変化(へんげ)とその後を追う「ハナミズキ」の登場を見るためだ。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”)

桜の樹は、薄紅の賑わいを忘れて、今やすっかり緑の若葉に覆われている。樹々の下草もきらきらと輝いている。そんなときに、花を付けたハナミズキは微妙だろう。日本の季節感に溶け込むには歴史が浅すぎるからだ。1912年の日本の桜に対する返礼として、1915年にアメリカから贈られたという(Wikipedia)。

ハナミズキは街路樹によく見られる。桜の圧倒的な花盛りと違い、どちらかといえば静かに咲き続ける、そんな姿に生命を感じたい。公園のハナミズキは、まだ一部咲き始めたところだ(木ごとに開花の差が大きい)。小川を見おろす散歩道に、さらに一段盛ったハナミズキの並木道がある。これから一斉に咲き誇ることだろう。


ところで、都内の街路樹について、以前のブログ(2019年4月26日)に、平成27年(2015年)4月1日現在の状況を記したことがある。最新(令和5年:2023年4月1日現在)の下記(資料)状況と合わせて次に載せる。
ちなみに、街路樹の上位樹種が微妙に本数を減らしているように見られる。データの取り方の問題か? それとも他の樹種に植え替わったためか?

(資料)
東京都建設局
「街路樹のデータ  街路樹の主な樹種と本数」(令和5年:2023年4月1日現在)
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/jigyo/park/ryokuka/hyoushi/hyoushi5/index.html

❶ 都内の街路樹について、総本数1,000,546本の内、上位の樹種は次の通り。
  1位 ハナミズキ    60,848本 (← cf. 平成27年(2015年): 62,629本)
  2位 イチョウ       58,858本 (← cf. 平成27年(2015年): 61,832本)
  3位 サクラ類       42,971本 (← cf. 平成27年(2015年): 44,704本)
  興味深いことに、国道の街路樹上位ランクにハナミズキが入っていない。歴史の問題か?

❷ 同調査の「東京の街路樹本数の推移」グラフを見ると、1970年の「公害問題」を境に総本数が増加している。とりわけ、2006年度の「街路樹の倍増計画」開始以降、急激に本数を増やしている。(ただし、ここ数年の間は微減のようだ)
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(付記)
サクラの園芸種「天の川」
きのう(4/15)、近隣の街にでかけたとき、桜の並木道を見ておやと感じた。桜の枝が上へ伸びて、車道を邪魔していないのだ。一見お行儀のよい樹形だが、これは何の品種だろうと気になった。たまたま公園を巡っていたとき、そっくりな姿と出会った。「天の川」の木札が付いていたので次に記す。
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天の川
天の川、サトザクラの園芸品種。花は芳香があり、上向きに咲きます。枝がまっすぐ上に伸びて細い箒(ほうき)状の樹形になります。/ バラ科
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