綿雲のたなびく昼間、ちょっと遠出してみようと大規模敷地の都立小金井公園へ行った。桜の賑わいを逃して、いま訪れるには気が引けるけど。緑の深まるこの時期、少し早いが、5月のことば「新緑の候」を想い樹木巡りしてみた。
毎度のことながら、入門者には手助けが必要。公園サービスセンター前に置かれた案内資料箱から、「この木なんの木? 東コース 一周2km」の <樹木クイズ> の用紙をいただき、公園を半周した。公園の東側に、番号が振られた32本の樹があって、地図をもとに訪ね、解説資料のヒントを読み、樹木名を当てる*(解答は別ページにある)。
(*)樹木の鑑別: 基本はまず樹木の「花」からと、大ベテランの方から以前うかがった。この時期、花は見当たらないが。
1時間ちょうどかけて、24本まで観察したが、いささか混乱し疲れてしまった。「今日はこれくらいにしといたるわ」と、吉本新喜劇の池乃めだかさんのネタを真似て終わらせてもらう。
ヤマブキ(写真左)、シロヤマブキ(写真右)
園内の帰り道、木立ちの奥の陰に、黄色の花(花弁5枚)を咲かせるバラ科落葉低木「ヤマブキ」と、その隣りに、ヤマブキとそっくりな白い花(花弁4枚)のバラ科落葉低木「シロヤマブキ」が並んであった。シロヤマブキは黒く丸い実を付けていた。両者、葉の形は似ているが、葉の付き方は異なる。
ヤマブキとシロヤマブキの近くに、野草の「シャガ」が白い花を咲かせ群生していた。実は、も一種別の白い花が群生していたが「オオアマナ」なのかどうか?