イ・ソンヒの「私はいつもあなたを(나 항상 그대를)」は、何度聴いても心地よい。2004年に音楽活動20周年を記念して世宗文化会館の大劇場ステージで歌う彼女の透きとおるような高音の美しさとパワーに圧倒される。彼女の姿は清潔で美しい。
それに、映画「家門の栄光」シリーズに巧みに使われているのも楽しい。もしかしたら、この曲が大衆性を持ちあわせて、いつまでも人気あるのに寄与した一因かもしれない。
そうそう、この歌は、恐縮ながらカラオケで数少ないわたしの持ち歌の一つである。
▼安香連の歌による、パンソリ「興甫歌(흥보가)」の中から「トスンチプトチャバジュヌン題目(도승이 집터 잡아 주는 대목)」を聴く。解説に無理のない発声・唱法とのこと・・・でも、結構パワフルでヘビィな・・・。
(参考)Youtube登録の「안숙선 - 흥보가 3.mov」(歌詞付き解説、hyoukranに感謝)
・1980年代に、主にTVを中心に活躍したイ・ソンヒの場合、「ミス・ダイナマイト」(?)という愛称を持った米国の女性ロッカーのパット・ベネター(Pat Benatar、1953年~)に決して引けを取らないパワーを誇り、10代の少年だけでなく少女ファンたちの視線を集結させた。彼女は、「愛が散るこの場所(사랑이 지는 이 자리)」や「いつもあなたを(나 항상 그대를)」のようなヒットナンバーでも分かるように、パワーの裏に隠れた繊細な感受性を表現している途方もない威力を発揮した。それが、当時のハイ・ティーンには、これ以上望むことがない贈り物だったわけだ。不惑の峠を越えても、イ・ソンヒは2005年の意欲的なアルバム「因縁(인연)」(13集所収)が見せたように、昨日の力に人生の「五欲七情(오욕칠정:人間本来持つ情と欲)」を包摂する円熟味まで加え、第2の全盛期を開く万全の体制を整えた。
イ・ソンヒがメンター(指導者・師匠)として登場するMBCのオーディション番組「偉大なる誕生2」(="偉誕2")で、メンティー(受講者・弟子)たちと一緒に、その成果を誇るように「いつもあなたを(나 항상 그대를)」を歌う場面がYoutubeに登録されている。
(Youtubeに登録のherrcoolguyに感謝)
コニー・フランシス(Connie Francis)の「大人になりたい(Too Many Rules)」(1962年)は、こどもにとって面倒な家族のしきたりがあった旧きよき時代の歌だ。
とっくに就寝時間を過ぎて夜遅く10時と2分に帰宅すれば、家族に説教を受けるし。長電話だってできない、携帯電話のない時代だもんなあ。
Sunnyの愛称で知られる、イ・ソンヒ(イ・ソニ、Lee Sun Hee、이선희、李仙姫、旧暦1964/11/11・新暦1964/12/14生まれ)の「Jへ(J에게)」(1984年)の登場は、日本のファンにとって韓国歌謡トロット(트로트)以外にも関心を向ける大きな岐路になりました。もちろん、「国民歌手」といわれる彼女の凄さは、トロットも民謡もカバーする歌唱力にあります。