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2026年8月28日金曜日

(Gemini)テルミン

きょうは何の日かと、ネットを探ってみると、「雑学ネタ帳」サイトに「テルミンの日」*とあった。ただし、記念日の総本山といえる一般社団法人日本記念日協会に、一度登録されたそうだが、今はないとのこと(確認済)。
(*)雑学ネタ帳 - テルミンの日: https://zatsuneta.com/archives/108286.html

むかし、GAKKEN(学習研究社)の、「大人の科学マガジン」シリーズで「テルミン」が発売されたとき、つい購入したものの今も眠ったままの状態である。何しろ演奏の難易度が高く、作ってしまったら飽きて捨ててしまうのではないかと思ったからだ(言い訳)・・・ずるずると、今も部屋の隅で黙ったまま私を見つめている。
(**)GAKKEN ー テルミン: https://otonanokagaku.net/magazine/bs/06/

最近のテルミンは、どんな風に演奏されているか知りたく、Youtubeに様子を見ることにした。
演奏者は、ハンガリーのイレーニ・コティツァ(Illényi Katica)***で、ヴァイオリニスト、歌手、ダンサー、テルミン奏者というマルチアーティストである。そして、テルミンの演奏を視聴して驚いた。幽玄な響きは変わらないが、音程が実に安定しているのだ。随分と進化したものだと Gemini に、下記の通り訊ねてみた。
(***)イレーニ・コティツァ: Katica のハンガリー語発音は、「『a(正確には ɒ)』は、日本語の『ア』と『オ』の中間のような円唇の音」だそうだ。また、姓名の表示は、日本と同様に、姓+名で、Katica Illényi コティツァ・イレーニとなる。


■ Youtube(登録: Katica Illényi)
「KATICA ILLÉNYI - Once Upon a Time in the West - Theremin」
    ー https://www.youtube.com/watch?v=lY7sXKGZl2w


(本ブログ関連:”Once Upon a Time”)


■ Gemini

Q.きょう(8/28)は、日本で「テルミンの日」だそうですが、その楽器を昔から知っています。かつて日本のプロ奏者が奏でても、実に不安定な音色しか聞こえませんでした。ところがYoutubeにしっかり音程が聞こえるものがありました。最近のものは、その辺の改善も進んでいるのでしょうか?
ー  KATICA ILLÉNYI - Once Upon a Time in the West - Theremin
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A.8月28日は、発明者レフ・テルミンの誕生日にちなんで「テルミンの日」とされています。
・おっしゃる通り、かつてテルミンといえば「ひゅ〜〜ん」という不規則な浮遊感のある音や、音程が不安定でどこか怪しげな効果音的(SF映画やホラー映画)な印象が強い楽器でした。
・しかし、カ(コ)ティツァ・イレーニ(Katica Illényi)による『Once Upon a Time in the West(ウエスタン)』の演奏のように、現代ではヴァイオリンやソプラノ歌手と見紛うほど正確で豊かな音程を奏でる演奏が増えています。
・この「音程の安定感」が進んだ背景には、「楽器自体の回路や機能の改良」と「奏法(テクニック)の体系化」という両面からの大きな進歩があります。

アンテナへの距離で音程と音量を制御するテルミン.
(出典: Love Employeeが作成の3Dイメージ、Getty Images提供)

1. 楽器(ハードウェア)の進化と改善
昔の真空管式や簡易な電子テルミンは、回路の温度変化や周囲の環境(湿度、建物の金属、人体電気など)によって基準音(チューニング)が刻一刻とズレてしまう問題がありました。
◎ アナログ回路の安定化と量子化技術
Moog社などの現代のテルミン製造メーカーは、回路設計をブラッシュアップし、ドリフト(温度や環境による音程のズレ)を極限まで減らしました。
◎ ピッチ・アシストや調整機能
最新のデジタル融合型モデル(Thereminiなど)では、あらかじめスケール(音階)を設定して音程を補正する機能(ピッチ・アシスト)が搭載されるようになり、初心者でも音程を外しにくくなっています。
◎ 直線性(リニアリティ)の改善
手とアンテナの距離と「高低差(ピッチ)」の変化が、空間の中でより均等になるよう回路が設計されるようになったため、指の動きに対する音程の変化が予測しやすくなりました。

2. 奏法の体系化(空中での指使い)
技術の向上以上に決定的な役割を果たしたのが「空中での指のコントロール手法」の確立です。
◎「マニュファクチュアリング(指のフォーム)」の確立
かつては「手全体を前後させて感覚で音を探す」奏法が多く、これが音程の不鮮明さにつながっていました。現代のクラシックテルミン演奏では、伝説的演奏者クララ・ロックモアが編み出した「指の開閉で音階(半音・全音)をステップ状に切り替える技法」が普及・洗練されています。
◎ 音量のオン/オフによるピッチ制御
左手のボリューム・アンテナを使い、音程を動かしている瞬間(音移動の間)は素早く音量を絞り目的の音階に達した瞬間に音を出すことで、ポルタメント(音のズリ上げ・ズリ下げ)を消しまるで鍵盤を弾いたかのようにハッキリとした音階を聞かせることができます。

カ(コ)ティツァ・イレーニのような演奏家は、もともと優れたヴァイオリニストや歌手としての絶対音感と精密な体のコントロールを持っており、この現代の体系化された空中奏法と安定した近代テルミンを組み合わせることで、信じられないほど精確なピッチを実現しています。

昔の「怪しげで怪奇的な音」から「繊細で表情豊かな歌声を奏でる楽器」へと、テルミンは明確な進化を遂げていると言えます。
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(追記)
テルミンとは、私生活も含めていろいろ裏表のある人物だったようだ。