商いをやっている方には縁起でもないが、「閑古鳥が鳴く」という言葉にある鳥は、野鳥の「カッコウ」を指すという。しかしながら本ブログ関連の通り、誰もが知るカッコウの姿を私は見たことも、鳴き声を聴いたこともない(とんでもなく鈍くて、ただ気付かないだけかもしれないが)。
(本ブログ関連:”カッコウ”)
ユニークな経歴を持ち、漱石や子規に傾倒した柴田宵曲(しばた しょうきょく、明治30年⁅1897年] ~ 昭和41年⁅1966年])の「古句を観る」(岩波文庫)の <夏> の項に、怒風*の次の句が紹介されている、「山を越した向うの里から豆腐を売りに来る。その大凡(おおよそ)の時間が決まっているのであろう。もう来そうなものだと思うが、なかなかやって来ない。どこかで閑古鳥の声がする、という山里の光景である」。
(*)怒風は、「高岡怒風(たおか/たかおか どふう)、江戸時代中期の大垣藩士で、芭蕉の門人である美濃派(大垣)の、兄斜嶺(しゃれい)とともに俳人」とのこと。
ー「水の都 大垣」サイト「第四回芭蕉来垣」、および Google Labsより。
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山越の豆麩**も遅し諫鼓鶏(かんこどり) (怒風)
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(**)豆麩は、①「豆腐」の「腐」の字を嫌った当て字で、「風流字」というのだそうだ。➁ また、岩波文庫では「麥」+「夫」の活字表記だが、Unicodeは、「麩」の通り「夕」が長く <しんにょう(辶)> のように伸びている。
上記、宵曲の解説は、そのままに解釈しつつ、「山越えに来る豆腐屋が遅いという点だけを描い(ている)」と記している。なるほど、朝食に待ち構えていたのかも知れない。
昔も今も、豆腐作り・売りは大変である。近所に豆腐店があれば身近に知ることだろうけれど。
このことについて、Google Labsは、「前夜から水に浸した大豆を深夜(午前1時〜3時頃)から早朝にかけて仕込んで製造し、朝食や昼食に間に合わせるため、朝の6時頃から午前中を中心にその日のうちに販売します。」とのこと。
待ち遠しい豆腐屋の声の代わりに、カッコウの鳴き声が山間にこだまする情景だ。
ちなみにカッコウと巡り会うために、どうやら今夏は遅過ぎて、来夏を待たねばならない。
■ Gemini (抜粋)
Q.近所の公園には、本当に小さな小川と葦原(アシハラ)があり、託卵相手のオオヨシキリやモズ、ノビタキも観察されていますが・・・。この夏の時間帯としていつ頃がいいでしょうか?
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A.結論から申し上げますと、「今の時期(8月)」は、時間帯を問わずカッコウの姿や声を観測するのがかなり難しい時期に入っています。
● なぜ「夏の今の時期(8月)」は難しいのか?
・鳴くのをやめてしまっている(さえずりの終了)
カッコウが「カッコウ」と高く澄んだ声で鳴くのは、主に5月〜6月中旬頃の縄張り宣言やオスのアピール(繁殖期)です。7月に入ると鳴く回数が激減し、8月になるとほとんど鳴かなくなります。姿が地味な鳥ですので、鳴かない時期に樹上や草地に潜まれると発見が極めて困難になります。
・すでに南へ帰り始めている(秋の渡り)
カッコウは子育て(抱卵やヒナの育成)を自分でしないため、卵を産み落とした親鳥は、他の夏鳥よりも一足早く7月下旬〜8月にかけて南の国(東南アジアなど)へ渡りを始めます。8月にはすでに多くの個体が旅立っているか、通過移動の最中です。
● 来シーズン(春)に向けたベストタイミング
もし今シーズン出会えなかったとしても、オオヨシキリやノビタキ(春・秋の渡り)が訪れるその公園であれば、「来春の渡り期」には飛来する可能性が十分にあります。
・ベストシーズン: 5月上旬〜6月上旬
・狙い目の時間帯: 早朝(午前5時〜7時頃)
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