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2014年4月19日土曜日

行ってきました! イ・ソンヒ コンサート(ソウル1日)

イ・ソンヒのデビュー30周年記念「歌う イ・ソンヒ」コンサートに行ってきました!

開演3時間前のロビー
昼前、金浦空港に着き、光化門駅を降りてすぐに世宗文化会館の前を行ったり来たりした。すでに同館の大劇場が開いているわけではないのだが・・・玄関前に並んだベンチに、おじさん、おばさんが坐っていて、違和感なく同席していると、目の前を若い人たちがチェックを受けて入館しているのが見えた。そう、彼らは、今回のコンサートを支えた管弦楽オーケストラのメンバー達のようだ。

開演(19:00)の3時間前には、写真の通り、観客が次々と大劇場に入り、ロビーは混み合い始めた。目ざとく、イ・ソンヒのサイン入り15集アルバム「Serendipity」を見つけて早速求める。
会場入場できるまで、玄関口に近い場所に立っていたら、年配の係の方に、受付横にある椅子(彼らの椅子)に坐るよう勧められた。感謝しつつ丁重に遠慮したが、やっぱり、そんな風?に見られたわけで・・・。

テレビで繰り返し報道される悲報もあり、今回のコンサートはそれを十分配慮した”追慕形式”で実施されることになった。観客は、おばさんと少しのおじさんがメインだが、若い男女も多い。それに、親子らしい観客もあって、デビュー30周年記念に相応しい。

コンサート開演。イ・ソンヒのデビュー30周年を語るように、オーボエの響きに合わせてクラシックスタイルの管弦楽オーケストラの演奏から始まった。
やがてステージに、オーケストラを従えるように、イ・ソンヒが「Jへ」を歌いながら登場する。彼女の出発点であり、かの国で知らぬ人のない名曲「Jへ」に、会場は最初のどよめきをする。

 続いて代表曲、「少女の祈り」、「愛が散るこの場所で」、「分かりたいです」、「思い出のページをめくれば」、「あなたが私を愛されるなら」、「私はいつもあなたを」、「ひとしきり笑いで」、(「走れハニー」)、「狐の嫁入り」、「因縁」を、そして、今回の15集アルバム「Serendipity」のタイトル曲「その中であなたに出会って」がMVを背景に歌われた。

ゲストに2人の男女歌手が登場。女性は、元SESの方だろう・・・エネルギッシュにJazzアレンジの「私はいつもあなたを」、男性は・・・えぇっと、ごめんなさい?

ビデオで関係者が、イ・ソンヒについて語るコーナーがあり、何度も記事を拝見している大衆音楽評論家カンホン氏の映像が・・・大衆的風貌で一安心。

その後、イ・ソンヒは、米の女性歌手WH、Mの代表曲を圧倒的な変わらぬ迫力で歌いきる。

新作アルバム「Serendipity」からイ・ソンヒが作詞・作曲した「Someday」を、引き込まれるような不思議な映像を背景に聴かせる。次にラストに向けて、代表曲を歌い継いだ。
「ライラックが散るとき」、「私の街」、「ケンチャナ」、「葛藤」、「ああ昔よ」、そして「美しい江山」(これはかの国の人々にとって母国歌に近い)に会場は総立ちでライトペンが揺れる・・・いつもながら、この熱気に圧倒される。

アンコールは、イ・ソンヒがまさに幼さ全開のスタイルで登場した、1984年の江辺歌謡祭で大賞受賞したときの映像を背景に、「Jへ」を観客をいざないながら唱和した。

この雰囲気を作り出し、演出したイ・ソンヒは、3時間を全力で歌いきったのだ。これを3日間連続のコンサートで演じる、30周年ながらのイ・ソンヒに驚嘆する。

コンサートの終りには、会場の迫力もあって、私はへとへとになった。でも、イ・ソンヒがこのままの勢いで次回のコンサートするときは、また訪れてみたい。