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2019年1月20日日曜日

大寒 2019

春が立つのを起点に、一年を二十四(だいたい15日ごと)に分けて一回りした、最後の締めとなる「大寒(だいかん)」の今日になった。名前の通り一番寒いほぼ1月20日頃にあたる。

(本ブログ関連:”大寒”)

実際、東京の「平均最低気温」は、1月26日*であって、この「二十四節気」の「大寒」辺りに重なる。日頃の軽い挨拶に「近ごろ寒いですねえ」といえば委細触れることなく済ませる。

(*)「東京都における平均的な気候」(Weather Spark)による
 
話はとんと変わるが、青空文庫にある童話「神様の布団」(下村千秋)に、残酷な家主から、ちょうどこの「大寒」の時期に住み家を追い出された孤児の兄妹の話しがある。結果、彼らは神様の布団という雪にくるまれた姿で発見される。悲しい結末に胸を打つとき、はて、この展開どこかで聞いたと思い返せば、「鳥取のふとんの話」(小泉八雲)の兄弟と同じだ。二つのストーリー、作家の関係がどうなのか知らないが、鳥取のある町から始まる。同じ素材なのだろう。

寒いのが苦手である。そんなとき明るい話がすぐに浮かんでこないのは残念だ。