価値観や習俗さらには民俗(民族)など越えるとき、その境界に曖昧模糊としたバッファー(空隙)が生じてやがて揺らぎ始める。それは不安であり、希望でもあり、結婚する女性の心理に特に通じるのかもしれない。
明るい陽射しに浮かぶ期待、暗雲に漂う当惑という対比の中で、高揚した感情が解かれるとき涙に変わり、「狐の嫁入り」の雨が降る。けれど雨はやすやすとは癒してくれない。
SBSのロマンチック・コメディ「僕のガールフレンドは九尾狐」の純真な主人公ミホのように、イ・ソンヒの清澄な歌「狐の嫁入り(여우비)」(2010年)を久し振りに聴いてみよう。
(本ブログ関連:"狐の嫁入り")
(Youtubeに登録のJunJunTeam1に感謝)