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2021年5月9日日曜日

母の日のカーネーション

母の日」のきょう、感謝を込めて母へ贈る花に「カーネーション」がある。まさにこの日を象徴する花で、その花言葉には色によって異なるが「純粋な愛」とか「無垢な愛」などあるという。子どもたちはこの日に我に返り、あらためて母との絆を確認する。

(本ブログ関連:”母の日 20182015”)

カーネーション(carnation)の花の名から、ことば遊び風に「転生」の意を持つ reincarnation の言葉が浮かんでくる。
・reincarnation = re(再)+ incarnation(肉体化、顕現)
・incarnation = in(中)+ caro(肉)

人はだれもが母から生まれる。男も女も、善人も悪人も。自分の存在を証明できるのは、唯一母しかいない。母なくしては、この世に生まれることはできなかったのだから。

寺院の観音菩薩像や教会の聖母子画の前で、母性を感じ救いを求める。そんな光景を思い浮かべるとき、祈る人々がいかばかりの人生を経てきたのか知ることはできない。ただ自分は偶然にも現在の日本で、幸運に生きていることに大いに感謝している。

(本ブログ関連:”賽の河原地蔵和讃”)

いつも考えることがある、数百年前の、数千年前の母が生きていたからこそいまの命があるのだと。


(付記)
昨日(9/8)につづき、公園併設の「自然観察園」にカメラを持って出かけた。地味な樹の花や、昨日のブログに記した野草(外来)を撮ったりした。

ガマズミ(樹)

マユミ(樹)

セリバヒエンソウ(野草)