先日、(おじさん、おばさん向けの)健康体操教室で、こんなことがあった。指導者から、体操室の空調の按配を聞かれたとき、生徒たちが答えに窮していると、「暑いのか寒いのか分からないのですね」といわれて、生徒全員が吹き出してしまった。まさに、図星だったような。
図書館の花壇の彼岸花 |
秋の風は身にしみる。自然はしっかり秋らしい装いをする。近所の栗林の栗の実は、近年に珍しい見事な毬をふくらませている。小学校の垣根には、咲き繫がるまでに至ってないが、彼岸花(ヒガンバナ、曼珠沙華)の花が咲き始めた。
(本ブログ関連:”彼岸花”)
(本ブログ関連:”彼岸花”)
夕方、図書館から帰りがけ、そこの花壇に少し植えられた彼岸花が夕陽を受けて、花茎の上に赤い花びらを載せて風に揺れていた。枝や葉のない、ある意味で直截ないでたちをした、彼岸花の花弁の華やかさに気押しされる。
彼岸花の別名、曼珠沙華から、野に咲く花というより、どこか夢幻を飾るもののように見える。妖艶さと引き込む魔性のようなものさえ感じる。
そういえば、久しく行きそびれている、西武池袋線の高麗駅近くを流れる高麗川沿いにある巾着田に、真っ赤に咲き繁る万寿沙華の群生を見に行ってみたい。合わせて、巾着田につづく、コスモス花が広がる光景も眺めてみたい。これこそ、歳に相応しい散策かもしれない。