1985年にリリースしたイ・ソンヒの記念碑的な初アルバムは、最近(2014年10月28日)でも「リマスター版」が出るほど。その第1集所収曲に 「少女の祈り(소녀의 기도)」 がある。心の痛手を歌う、デビューしたばかりのイ・ソンヒの力いっぱいの発声に、まるで恋に恋するような初々しさを感じる。
(本ブログ関連:”少女の祈り”)
少女は気付かないかもしれないが、時間を限られていないという若さの特権が、この曲からほとばしるようだ。残り時間を勘定しないでよい若さは素晴らしい。歳をとれば残り時間のふるまいに、自ずと賢明さを要求されるのだが。
風吹けば散る、寂しい落葉が みな
おぼろな露のよう、揺らぎます
その声耳にして 空しく歩く うつろな心は
*離れた人 なつかしむ、切ない心だけれど
一人残り 守ればならぬ、 孤独なわたしを泣かすよ
引き留められぬ 未練さに
落葉の季節に わたしを埋めて
春がまた訪れを 祈ります、この夜が明けたら
(*以下繰り返し)
この夜が明けたら
(Youtubeに登録のKBS Mediaに感謝)