イ・ソンヒの8集所収の「あなたに会いたいときは(너를 만나고 싶을땐)」(1992年、作詞・作曲キム・ヨンドン)は、なんとも素朴で愛らしい。どこか童謡というか子守歌に似た響きすらする。むかしを懐かしむように想いをつないでいるのだろうか。
(本ブログ関連:”あなたに会いたいときは”)
イ・ソンヒには自伝に当たるものがある。誕生から27歳頃の1991年までのこと。それ以降について、彼女の言葉で語られた年代記に当たるものを知らない。この「あなたに会いたいときは」が収められた8集には、美しい旋律で、童謡らしさを感じるものから、さらに国楽もチャレンジしたものまである。彼女の音楽作りの原点回帰であり、変曲点ともいわれる。だから、8集以降の、1992年からの第2次の自伝を知りたいし著して欲しい。
一日 眠れぬ孤独さよ
流れ去った、時を彷徨って
あなたは見知らぬ 場所で待つでしょう
私も見知らぬ 場所で待つでしょう
私の喜び 包んだ 暖かな心
私の悲しみ 触った 柔らかな手
今は草花散った 夢の中のなのに
今は過ぎた愛の ささやきだけなのに
*こんなに、あなたに会いたい時は
心深く 愛はるかにたずねて
どこかに どこかに 去らねばならないのね
(*以下繰り返し)
どこかに どこかに 去らねばならないのね
(Youtubeに登録のlys2187に感謝)