▼▼ 青字下線付語句のリンク先は、マウス右クリック+<新しいタブ>で進んでください。(本ブログ関連)の最下段に「次の投稿ホーム」があるとき次ページがあります。▼▼

2023年11月3日金曜日

(Bard、ChatGPT)フランス人はナポレオンのことを語りたがらないのか

① Bard(GoogleのAI機能)に以下の質問をした。
- 漠然と投げかけた質問に対して、Bard は律儀に返答してくれた。それが、正解というつもりはないが、そうなんだろうなという見当はつく(つまり、思った通り)。ただし、実際に、ひとびとの反応はどうなんだろうか・・・知りたくなる。

Q.フランス人はナポレオンのことを語りたがらないのはなぜですか?
--------------------------------------------------------------------
A.フランス人はナポレオンのことを語りたがらない理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目の理由は、
ナポレオンがフランス革命の理想を裏切ったことに対する批判です。ナポレオンは、フランス革命で生まれた共和制を打倒し、自らの帝政を樹立しました。このことは、フランス革命の理想である自由、平等、博愛に反するものとして、多くのフランス人から批判されています。

2つ目の理由は、
ナポレオンの戦争行為による犠牲です。ナポレオンは、ヨーロッパ大陸を席巻する大規模な戦争を繰り広げました。この戦争は、多くの人々の命を奪い、ヨーロッパ大陸に大きな被害をもたらしました。このことから、ナポレオンは「戦争の英雄」ではなく「戦争の犯罪者」として見なされることもあります。

もちろん、フランス人の中にもナポレオンを英雄視する人もいます。ナポレオンは、フランスの軍事力を大きく向上させ、ヨーロッパの政治情勢に大きな影響を与えた人物です。しかし、ナポレオンの功績と罪状の両面を評価する必要があるため、フランス人の中にナポレオンのことを語りたがらない人が多いのも事実です。

具体的には、以下の理由が挙げられます。

・ナポレオンがフランス革命の理想を裏切ったことに対する批判
・ナポレオンの戦争行為による犠牲
・ナポレオンの功績と罪状の両面を評価する必要があるため

なお、フランスではナポレオンの功績を称える一方で、彼の罪状についても教育で教えています。また、ナポレオンの時代をテーマにした映画やドラマなども制作されており、ナポレオンに関する議論は活発に行われています。
--------------------------------------------------------------------


② ChatGPT にも同様の質問をなげかけた。
(こちらの回答は、多く(多面的に)語ろうとして、文章が分裂気味です)

Q.フランス人はナポレオンのことを語りたがらないのはなぜですか?
--------------------------------------------------------------------
A.フランス人がナポレオン・ボナパルトについて話すことをためらう理由は、歴史的な出来事や個人に対して異なる見解や感情が存在するためです。一部の人々はナポレオンをフランスの偉大な指導者と見なし、彼の功績や影響に誇りを持っています。一方、他の人々は彼の行動に対して主観を抱いたり、彼の指導の下での戦争や帝国主義の影響に反対意見を持つことがあります。

また、ナポレオンの統治時代にはさまざまな出来事があったが、その中には暴力や圧政に関連するものもあった。視点を持っています。

さらに、フランス人の間でもナポレオンに関する意見は多様であり、歴史に対する考え方や政治信念に基づいて異なります。そのため、ナポレオンについて話すことは感情的で議論の余地があることがある、人によっては当然なこともあるだろう。

先に、フランス人がナポレオンについて話すことをためらう理由は、彼の歴史的な役割や影響に対する異なる意見と感情、そして歴史的な出来事への感受性関連しています。

フランス人がナポレオン・ボナパルトについて話すことを気にしないわけではありませんが、ナポレオンに関する議論や感情は個人や慎重によって異なります。一般的な理由として以下の点が挙げられますが、これは最も一般的な傾向であり、すべてのフランス人になんとわけではありません。

1.複雑な評価: 
ナポレオンはフランスの歴史において非常に重要な人物であり、彼の業績は賛否両論が存在します。一部の人々は彼を偉大な指導者と見なし、その業績を称賛しますが、他の人々は彼の戦争や帝国主義政策に否定的な意見を持っています。そのため、ナポレオンに対する評価は多様で、話題にする際に異なる意見が多々ある。

2.歴史の複雑性: 
ナポレオン時代はフランスの歴史の重要な時期であり、大統領下で多くの出来事があった。この時期には革命、帝国の拡大、改革、文化の繁栄などが含まれているこれらの出来事は複雑で多面的であり、一般的に話すことが難しい場合があり、人々は様々な視点からナポレオンについて議論することがあります。

3.歴史的な感情: 
ナポレオンの時代にはフランス国内で多くの戦争と犠牲が発生し、感情的な傷が残っていたことがあります。そのため、ナポレオンに対する感情は一部の人々にとっては熱狂的である一方、他の人々にとっては危険であることが起こります。

先に、フランス人がナポレオンについて話すことを考えるわけではありませんが、その評価や議論は多様で複雑であるため、異なる視点から彼について議論することがあるでしょう。
--------------------------------------------------------------------

Google Bard も ChatGPT も、アメリカ製の AI なので、思いっきり回答しているが、フランス製の AI だったらどんな回答をするだろうか。


(参考)
ナポレオンとキャンセルカルチャー(植民地・奴隷、女性の社会的地位)
〇 東洋経済
「英雄『ナポレオン』没200年の今、猛批判される訳  - 奴隷制復活、有色人種の隷属は許されないが…」(安部雅延 : 国際ジャーナリスト・フランス在住、2021/05/07)
https://toyokeizai.net/articles/-/426180