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2017年6月23日金曜日

ヘルムの町の日時計

短ければ短いほど切れ味がいいのが小話だ。「イディッシュの民話」(ベアトリス・ヴァインライヒ著、秦剛平訳、青土社)に、例によっておバカな村(町)「ヘルム」の人々がしでかしたおもしろ小話がある。
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ヘルムの町の人たちが日時計をつくったことがある。ところが、大雨に襲われて、びしょびしょに濡れてしまった。そのため彼らは、濡れないようにその上に屋根を作った。
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(本ブログ関連:”ヘルム”)

粗忽さ、迂闊さには笑える。うっかりやりそうなミス、真剣に考えたつもりでやってしまうミス、頓珍漢さだ。思いつくまま挙げればこんなことだろうか。
・機械不要な発明といって、日時計製の腕時計を作る。
・白夜の反対の極夜がある地に太陽光発電装置を置く。
・氷の彫刻が汚れたからといって、風呂に入れる。