日本の高山(あるいは北方)に棲む「リス」は、「越冬」のためドングリの実を頬いっぱいに集めて、自分のテリトリー内の要所要所の地中や枯葉の下に隠す。真冬になれば、雪原に顔を出して、隠し場所を訪ねてエサを食べるそうだ。
記録映画などで、厳寒期に活動する光景を見たことがある。いっそのこと「冬眠」してしまった方が気楽だろうにと思ったりする。厳しい冬を生き抜くのに、越冬と冬眠のどちらがいいのだろう。
エサを集めて樹下などに隠すリスは、冬が近づくとまるまる太って愛らしさを増す。ところで、クマなどは、冬眠直前に食欲が衰えるという・・・無駄食いしないのだろうか。リスは貯蓄に励む小市民のようで、きりがない。
越冬型の生活スタイルをしくじったのか、きょう一日中体調が思わしくない。(考えてみれば、リスもネズミも「ネズミ目」、せかせかした生活がいじましい・・・来年の干支は「子(ね)」)