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2018年2月12日月曜日

モード・アダムズ

鉱物趣味は、造化の妙というか、時を経て変わらぬものへの畏敬というか、心に置いて絶対的なものを求めるというか、だから、等軸晶系の黄鉄鉱は不思議だし、六方晶系の水晶は始まりであり終わりとなる。

人智を超越した憧れに、宗教的なものがあるかもしれない。でも、人の心に降りてときめかせるものがあれば、その方が和むだろう。だから、古い絵画に描かれた女神像に心を傾けたり、あるいは、時代が過ぎて古めかしい写真に残った舞台女優に心奪われたりする。

今の街をカラー写真におさめて見るよりも、それをセピア色に加工したとき、全く別な感慨が湧いてくることがある。何かを絞ってこそ共鳴するものがあるようだ。

以前、このブログに記した舞台女優「モード・アダムズ」(Maude Adams、1872年~1953年)の、幼いころの、そして活躍した女優時代の貴重な写真がYoutubeに登録されている。繊細で、研ぎ澄まされた透明感あふれる若い彼女の写真から目が離せない。代表的なピーターパン役のころに、少々ぽっちゃりしたのはご愛嬌だが。

(本ブログ関連:”モード・アダムズ”)

ちなみに、彼女の写真との出会いをドラマ化した、「ある日どこかで」(Somewhere In Time)のDVDとCDを、本日Amazonに頼みました。


(Youtubeに登録のbunnychan22に感謝)


(追記)
モード・アダムズの写真集(THE NEW YORK PUBLIC LIBRARY: DIGITAL COLLECTIONS)
https://digitalcollections.nypl.org/search/index?keywords=Maude+Adams#/?scroll=92