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2018年11月10日土曜日

石川さゆり「津軽海峡・冬景色」

「流行歌」という言葉が隠れて久しい。昔、誰もが耳にした、小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」(作詞:山上路夫、作曲:平尾昌晃、1972年)の歌は、子どもから年寄りまで口ずさむことができた。私たちはそれを流行歌と呼んだ。

流行歌は、レコードやテレビから繰り返し聞こえ、歌詞カードや字幕なしに親しまれた。電化製品が「家電」から「個電」へと細分化された結果、音楽も共有するものから個人のものへと変わっていった。音楽はいつの間にか、ヘッドホン(或いはイヤホン)の中で響き、足の早い消費物へと変質したようだ。

時代は、二、三十年のサイクルで大きく変遷する気がする。時代の変化は、その後に継承されることもあれば、また振り出しに戻ることもあるようだ。時代(或いは世代)を表す重要なキーワードがいつのまにか消えうせ、実は旧態のままだったりする。さいころは何度も振り返されるようだ。伝わらぬ無念さをひしひしと感じることもある。

冬に思う歌といえば、誰もが口にした(歌いたくても難しい)流行歌がある。石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」(作詞:阿久悠、作曲:三木たかし、1977年)だ。北へ帰る、演歌の定番とでもいうべきものだ。そして、津軽海峡の言葉から冬景色をはずすことができないほど、彼女の抜きんでた歌唱力は、この作品を別段に乗せた。

(本ブログ関連:”石川さゆり”)

当時、次のYoutubeを見れば、粗忽なファンは彼女のイメージを追ったかもしれない。けれど、彼女はそんな騒ぎを超えて、歌本流を昇っていった。歌謡界の大きな柱を担う存在として。


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2019年11月23日土曜日

勤労感謝の日 2019

きょうは、祝日の「勤労感謝の日」。土曜日(一般に休日)と重なって、日曜日だったら振替休日になったものをと、損したような気分になった子どもたちが多いのでは。おまけに、朝からあいにくの雨、降ったり止んだりして外出もできず、一日もやもやして過ごしたのではないだろうか。

(本ブログ関連:”勤労感謝の日”)

ちょいと耳を傾むければ、ぼそぼそと雨の気配して鬱陶しい思いをするが、ときに雨に遮断されるのも悪くない。気が散らず、気をめぐらすこともない充分な時間が感じられる。

「波止場しぐれが 降る夜は」で始まる石川さゆりの「波止場しぐれ」*(作詞吉岡治、作曲岡千秋、1985年)は、「時雨」の小豆島土庄港のネオン街が舞台。「とのしょう」(Wikipediaの「土庄町」でも「とのしょうちょう」)と歌っているが、地元出身者は「とのしょ」と呼んでいたような・・・。
(*)夕刊フジ「石川さゆり“転機”となった小豆島へ!恩師と波止場しぐれ」(2012.6.21)
       https://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120621/enn1206211541009-n1.htm

昔、小豆島へ行くのに九州方面からなら、岡山県宇野港発で大型の「宇高連絡船」に乗って香川県高松港行へ渡り、そこで中型船に乗換えて土庄港へ着いた。その後の学生時代に、神戸港から土庄港へ高速船で向かったこともある。

ところで、土庄港に「浮世小路」という飲み屋街があったなんて知らなかった。わたしにすれば、島の中にある処を訪ねるだけだったので。


(Youtubeに登録の歌チャンネルk17 heieに感謝)

2019年11月15日金曜日

2019年 第70回「NHK紅白歌合戦」出場歌手

年末の催事が明らかになり、年末を強く意識する。大晦日の定番、NHK「紅白歌合戦」もそうだ。ところで、近年とんと視聴することがない。演歌の出番もわずかとなり、新人歌手も若すぎて。なにより、楽曲に合わせて歌詞が作られるような風潮に馴染めないでいる。そして英語(カタカナ)の多様に鼻白む思いがする。

とはいえ、出場歌手に興味がないわけでない。石川さゆりや五木ひろしの出場にホッとする。出場歌手をどれだけ知って、どれだけ知らないかにも興味がある。自身の感度を確認する意味でも。

(本ブログ関連:”紅白歌合戦”)

ということで、11/14に発表された次の「第70回NHK紅白歌合戦」出場歌手リスト*で、知っている(聞いたことのある)歌手に「○」印を、名前だけ知っている歌手に「△」印を勝手ながら付けさせていただいた。
(*)NHKニュース: https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191114/k10012177321000.html

    紅組                                         白組
    ----------------------                   ----------------------
○ aiko(14)                             ○ 嵐(11)
△ いきものがかり(11)               ○ 五木ひろし(49)
○ 石川さゆり(42)                         Official髭男dism(初)
○ AKB48(12)                     ○ 関ジャニ∞(8)
    丘みどり(3)                        △ Kis-My-Ft2(初)
△ 欅坂46(4)                             King & Prince(2)
○ 坂本冬美(31)                           King Gnu(初)
○ 椎名林檎(7)                        ○ 郷ひろみ(32)
    島津亜矢(6)                            GENERATIONS(初)
    Superfly(4)                        △ 純烈(2)
○ 天童よしみ(24)                         菅田将暉(初)
△ TWICE(3)                          △ DA PUMP(7)
△ 乃木坂46(5)                      ○ 氷川きよし(20)
○ Perfume(12)                       ○ 福山雅治(12)
    日向坂46(初)                      △ Hey! Say! JUMP(3)
    Foorin(初)                              星野源(5)
○ 松田聖子(23)                           三浦大知(3)
△ MISIA(4)                               三山ひろし(5)
○ 水森かおり(17)                         山内惠介(5)
    LiSA(初)                             △ ゆず(10)
    Little Glee Monster(3)
    ----------------------                   ----------------------

2019年10月2日水曜日

(雑談)曼珠沙華

この時期、公園や垣根に、遠目でもその存在をくっきり示す「曼珠沙華」(彼岸花:ヒガンバナ)に出会ったりすると、或る種の緊張を感じるものだ。真赤に染まった花冠の美しい立ち姿とは別に、どこか妖艶な雰囲気があり、<彼岸花>の名から不吉な連想まで合わせ持つ。

(本ブログ関連:”曼珠沙華”)

先日のブログに、小学校の垣根に誰が植えたか曼珠沙華が咲いているのを昨年見たが、今年はまだないと記した。しかし時期を見誤ったようで、今年も昨年に増してしっかり咲いていた。誰かが気を回して抜いたのではないかと早とちりしたようだ。

歌に曼珠沙華の詞がある。「赤い花なら 曼珠沙華 / 阿蘭陀屋敷に 雨が降る」で始まる、由利あけみの「長崎物語」(作詩:梅木三郎、作曲:佐々木俊一、1939年/昭和14年)を直ぐに思い出す。対して、石川さゆりの「天城越え」(作詞:吉岡治、作曲:弦哲也、1986年/昭和61年)に、曼珠沙華の詞があると思い込んでいたがそうではなかった。「山が燃える」から連想してしまったからか、石川さゆりの歌にすっかり酔いしれたからだろうか。

曼珠沙華の花が群生する、埼玉県日高市にある「巾着田」は今が最盛期で、見ごろはあと数日とのこと・・・行ってみようか。実は今日、公園の脇を通り抜けたとき、曼珠沙華が木陰で、いままで見たことのない広がりで咲いているのが見えた。むしろこちらに明日出かけようかと思案する。

2023年9月16日土曜日

十月桜

昼前、公園を巡った。日射しが穏やかな土曜日、原っぱには、エネルギーの溜まった幼児たちを発散させるためか、家族連れで賑わっていた。

カワセミ
わたしも、歳なりに気分転換。以前使用の小型デジカメを持って出かけたところ・・・、豪雨で溢れた小川の水の取入れ口(暗渠柵)に、「カワセミ」が一羽とまっているのを発見。カメラにおさめたものの、後で画像を拡大しても点でしかない。まあ、久し振りにカワセミに遇えたのだから幸運・良しとしよう。

ジュウガツザクラ
公園の広場の奥に、園芸種「ジュウガツザクラ(十月桜)」の木立がある。それぞれ膨らんだ蕾(つぼみ)のなかに、二、三輪開花しているものがあった。十月桜は、「春と秋から冬にかけての二度開花する、二季咲きが最大の特徴」(Wikipedia)とある。仲秋に桜の花と出会うことができた。
ジュウガツザクラについては、本ブログに何度か記しているが、季節外れの貴重な花だけに通りすがり見つけると、つい寄ってしまう。

(本ブログ関連:”十月桜”)


ハナミズキ
春に散ったサクラの感動を埋め合わせるように遅れて咲く「ハナミズキ(花水木)」の実が、赤く染まっていた。紅葉時には赤色の葉と実がまじり合い、落葉後も実を枝先に残すという。ハナミズキを、季節を追って観察することはあまりないので、赤く輝く実を見ることは貴重だ。

(本ブログ関連:”ハナミズキ”)


ヒガンバナ
小川の土手に遊歩道があり、さらに一段高く傾斜した場所に雑木林がある。その段差の壁上に、「ヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華(マンジュシャゲ))」が、そろそろ真っ赤な花を開き始めたようだ。ヒガンバナの赤く妖艶な花弁を見るたび、なぜか 石川さゆり の「天城越え」(作詞 吉岡治、作曲 弦哲也、1986年)の歌を想い出す。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ ①、②”)

写真の左手前側は、蕾(つぼみ)の状態・・・白色の花を咲かすか。同じく写真の右奥側は、赤い花弁で咲く。

2014年12月4日木曜日

NHK紅白歌合戦の出場歌手

年末の恒例行事、NHK「紅白歌合戦」の番組名に、今更ながら「巨人軍」のような古さを感じるが、このところテレビの前に坐ることもなく、歌手名をどれくらい知っているか、大衆としての感度をはかってみた・・・ちょっと気になる。

ということで、次の出場歌手一覧で、知っている歌手に「○」印を、名前だけ知っている歌手に「△」印を勝手ながら付けさせていただいた。去年よりも意外と知っているのに安心した・・・選出の基準が変わったのかな?

2015年紅白歌合戦 出場歌手
紅組
白組
○ 絢香 ○ 嵐

E-girls ○ 五木ひろし
○ いきものがかり ○ EXILE
○ 石川さゆり ○ 関ジャニ
○ AKB48 ○ クリス・ハート

SKE48 ○ 郷ひろみ

NMB48 ○ ゴールデンボンバー

HKT48
三代目J Soul Brothers
△ 神田沙也加 ○ SMAP
○ きゃりーぱみゅぱみゅ △ SEKAI NO OWARI 
○ 香西かおり
SEXY ZONE
○ 伍代夏子 ○ TOKIO
○ 坂本冬美
AAA
○ 椎名林檎 ○ T.M Revolution
○ 天童よしみ ○ 徳永英明
○ 中島みゆき ○ 長渕剛
△ 西野カナ ○ 氷川きよし
○ Perfume ○ V6
○ 藤あや子
福田こうへい
○ 松田聖子 ○ 福山雅治
△ 水樹奈々 ○ 細川たかし
○ 水森かおり ○ ポルノグラフィティ
○ May J. ○ 美輪明宏

miwa ○ 森進一
△ ももいろクローバーZ

○ 薬師丸ひろ子

○ 和田アキ子




2012年11月26日月曜日

第63回 NHK紅白歌合戦出場歌手

ORICON STYLEの今日の記事(11/26)に、年末の「第63回 NHK紅白歌合戦出場歌手」一覧が掲載さているが、どれくらい歌手を知っているかチェックしたところ、わたしの認知度は次の通りでしかない。
ちなみに、【◎:歌を聞いたことがある、△:名前は聞いたことがある、×:全く知らない】で区別したところ、
・【紅組】 ◎:15、△:3、×:7
・【白組】 ◎:15、△:2、×:8
となった。両組似かよった認知割合になったが、平均的なおじさんなら、まあこんなものだろう。


【紅組】

【白組】
◎ aiko、
◎ 嵐、
◎ 絢香、
◎ 五木ひろし、
△ いきものがかり、
× HY、
◎ 石川さゆり、
◎ EXILE、
◎ AKB48、
× NYC、
× SKE48、
◎ 関ジャニ∞、
△ きゃりーぱみゅぱみゅ、
◎ 北島三郎、
◎ 香西かおり、
◎ 郷ひろみ、
◎ 倖田來未、
× ゴールデンボンバー、
◎ 伍代夏子、
△ コブクロ、
◎ 坂本冬美、
× 斉藤和義、
◎ 天童よしみ、
× 三代目 J Soul Brothers、
◎ 中島美嘉、
◎ SMAP、
× 西野カナ、
◎ 舘ひろし、
△ Perfume、
◎ TOKIO、
◎ 浜崎あゆみ、
◎ 徳永英明、
◎ 藤あや子、
× AAA、
× プリンセス プリンセス、
× ナオト・インティライミ、
× 水樹奈々、
◎ 氷川きよし、
◎ 水森かおり、
× FUNKY MONKEY ABYS、
× ももいろクローバーZ、
◎ 福山雅治、
× YUI、
◎ 細川たかし、
× YUKI、
△ ポルノグラフィティ、
◎ 由紀さおり、
◎ 美輪明宏、
◎ 和田アキ子
◎ 森進一

2012年10月13日土曜日

竜飛岬

先日(10/8)の秩父鉱山大黒坑の鉱物採集に一緒に行けなかった石仲間から、同時期に東北青森・秋田方面の旅行より帰京した知らせが届いた。ご夫婦二人旅だが、しっかり鉱山巡りも組み込まれていた。採集の成果を、後日教えていただくことになった。

その旅程で、津軽半島最北端の竜飛崎(岬)にも行かれたようだ。ここは、石川さゆりの1977年の歌「津軽海峡冬景色」(作詞阿久悠、作曲・編曲は三木たかし)に出てくる、知らぬ人のいない場所だ。冬の日本海、波しぶきの吹き抜ける荒々しい光景がイメージされる。

ところで、今晩のテレビ東京の「知られざる国道(酷道)歩きの旅」という、国道とは名ばかりの道を紹介する番組で、竜飛岬に至る国道339号線先端のレンガ道を安田大サーカスの 団長安田が歩いて見せた。終点は、演歌のイメージとは違って妙に明るい岬で、「津軽海峡冬景色」を記念した大きな石碑の赤いボタンを押すと、この歌が流れてくるという極めて健康的な観光地でもあった。

鉱物採集の結果と合わせて、竜飛岬の様子も聞かせていただくことにしよう。

(Youtubeに登録のDURAL0610に感謝)

2021年9月15日水曜日

ヒガンバナ、シュウカイドウ

小学校の校庭を囲む(土手状の)低い石垣塀の上に、小型の草木が植えられている。この時期、目立つのは葉を持たずに白緑色の花茎と紅色の花弁だけの「ヒガンバナ(彼岸花)」(別名:曼殊沙華)だ。だれが育てたのか、年々その数を増やしている。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ”)

ヒガンバナといえば、埼玉県日高市の巾着田にある「曼殊沙華の里」の「曼殊沙華まつり」が有名だろう。高麗川の蛇行によりできた、巾着のような形をした平地の川岸一帯に咲くヒガンバナは圧巻だ。何度か訪れたことがあるが、今年はどうだろうとネットを参照したところ、「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、曼殊沙華を開花前に刈り込むこととした」ため、イベントは中止となったようだ。

ところで、連日、地元公園の探鳥会のベテランの方が、鳥や植物の様子をメールに写真を付して知らせてくださる。ヒガンバナがすでに咲き始めていると紹介があった。そこで、公園に併設の自然観察園の「ヒガンバナ群生地」がどうなっているか気になり出かけた。

木立のなか、木漏れ陽を受けた紅色のヒガンバナが、ぎっしりと寄せあうように咲いていた。ヒガンバナが、緑の樹林を背景に敷き詰められているのを見るや、引き込まれていくような錯覚を覚えてしまう。
そして、ヒガンバナの姿は妖しく妖艶である。この花を見るたび、石川さゆりの「天城越え」の歌が迫ってくる・・・ような気がする。歌詞に「小夜時雨」の詞があるので、場面は秋末のことだろうけど。




群生地の近くに「シュウカイドウ」の花が咲いている。こちらは、淡紅色の色合いからして中国の南画風である。掛け軸から漂う白檀の香りがするよう。シュウカイドウの和名は「秋海棠」で、秋に咲く「ハナカイドウ」の樹の花に似ているからだそうだ。図鑑を見て初めて知った。


2019年11月22日金曜日

小雪 2019

朝からの氷雨。きょうは、二十四節気の「小雪(しょうせつ)」。雨が雪となるほどでないが、傘をさしながら街を行くひとのなかに、余りの寒さに慌ててポケットから手袋を出すのを見た。歯科に通院途中の私は、手袋を持ち合わせてないのを後悔するばかり。

(本ブログ関連:”小雪”)

さて、歯科治療室に入ったとき、外の冷たい雨を「氷雨」のようと伝えた。先生もご存知で、そういえば演歌に「氷雨」がありますねと応えて、演歌世代同士の会話になってしまう。

演歌の「氷雨」(作詞・作曲 とまりれん)といえば、記憶にあるのはやっぱり「日野美歌」の歌だが、元は「佳山明生(かやま あきお)」の1977年のデビュー曲という。歌詞は女性の未練がこもった別れ歌で、まさに演歌の王道。だから後も森昌子が歌ってよし、石川さゆりが歌ってよしだった。


(Youtubeに登録のcoffee shopに感謝)

2015年3月16日月曜日

沈丁花

今日はせっかくのぬくもりなのに、どこか冷え冷えする。雨脚が、春雨というには勢いがあって雅趣に乏しい。これを乗り越えれば、明後日は彼岸の入り、週末は春分の日だ。

春の近づきに気になるのが、沈丁花の花の香りだ。それがもう花弁を大きく膨らませ、一部の木々は花開いているというのに、まだ漂わないのだ。小学校の裏の垣根に咲く、この白い花を遠慮なく嗅いで見るのだが。

(本ブログ関連:”沈丁花”)

今日の雨に、沈丁花は香りを流されているかもしれない。こんな日だからこそ、石川さゆりの「沈丁花」(1978年、作詞東海林良、作曲大野克夫)の歌の始まりが思い浮かぶ。(Youtubeに登録のsui25huyoに感謝)

「降りしきる 雨の吐息に/濡れて傾く 沈丁花」、雨けぶる日には演歌がよく似合う。

このまま香りを逃してしまうのは惜しい。明日の晴れ間にもう一度出かけてみよう。

2018年11月14日水曜日

2018年 第69回「NHK紅白歌合戦」出場歌手

大晦日に恒例の歌番組、「NHK紅白歌合戦」の本年度出場者リストが発表された。紅白という男女に分けて歌を競い合うスタイルが欧米にないと識者はいう。でも、69回も続けばそれはそれで一つの文化だ。日本人はそんな舞台が好きなのだ。

とはいえ、歌への感度が鈍くなったせいか、歌番組を聞くことはない。最近、「NHK紅白歌合戦」を聞くことも減った・・・億劫になったといってもよい。ところが、出場歌手が決まると気になるものだ。時代感覚のずれを知る一種のバロメーターとして、つい歌手名を確認してしまう。

(本ブログ関連:”紅白歌合戦”)

ということで、次の出場歌手リストで、知っている(聞いたことのある)歌手に「○」印を、名前だけ知っている歌手に「△」印を勝手ながら付けさせていただいた。

朝日新聞の記事「紅白歌合戦の出場歌手発表 DA PUMPは16年ぶり」(11/14)より

【紅組】
【白組】
○ aiko(13) ○ 嵐(10)

あいみょん(初) ○ 五木ひろし(48)
△ いきものがかり(10) ○ EXILE(12)
○ 石川さゆり(41) ○ 関ジャニ∞(7)
○ AKB48(11)
King&Prince(初)

丘みどり(2) ○ 郷ひろみ(31)
△ 欅坂46(3)
Suchmos(初)
○ 坂本冬美(30) △ 三代目 J Soul Brothers(7)

島津亜矢(5)
純烈(初)

Superfly(3) △ SEKAI NO OWARI(5)

DAOKO(初)
Sexy Zone(6)
○ 天童よしみ(23) △ DA PUMP(6)
△ TWICE(2) ○ 氷川きよし(19)
△ 西野カナ(9) ○ 福山雅治(11)
△ 乃木坂46(4) △ Hey!Say!JUMP(2)
○ Perfume(11)
星野源(4)
○ 松田聖子(22)
三浦大知(2)
○ 松任谷由実(3)
三山ひろし(4)
△ MISIA(3)
山内惠介(4)
○ 水森かおり(16) △ ゆず(9)

Little Glee Monster(2) ○ YOSHIKI feat.HYDE(初)




○ 9 ○ 8
△ 6 △ 5

それにしても、何かしてもしなくても一日が終わり、あっという間に一年が過ぎる。あっけないものよ!

2024年9月27日金曜日

曼殊沙華:由利あけみ「長崎物語」

「ヒガンバナ(彼岸花)」を「曼殊沙華(まんじゅしゃげ)」ともいう。葉を伴わず、真っ赤な花を茎の先に咲かせる。

(本ブログ関連:”ヒガンバナ”)

・ヒガンバナの漢字名である彼岸花には、いかにも宗教的な香りがして、「死」との距離の近さを感じる。そんな訳ではないかもしれないが、自然に咲き広がることのないこの花を、小学校の石垣上の土手に善意で植えた人物がいたようだ・・・それが増え過ぎて、今はすべて刈り取られている*。
(*)訂正(10/3):小学校前を通ったとき、しっかり赤い花が連なっていた。

・曼殊沙華の燃えるような真っ赤な花模様に、女性の熱い情念を想起する。演歌などにそんなイメージが歌い込まれる。石川さゆりの「天城越え」の歌詞には、直接的な表現はないが聞くたび真紅の曼殊沙華が浮かんでくる。


由利あけみ「長崎物語」
由利あけみ(1913年(大正2年)~2010年(平成22年))の歌「長崎物語」(作詞:梅木三郎、作曲:佐々木俊、1939年(昭和14年))は長く歌いつがれ、私が子ども時代にも「赤い花なら 曼珠沙華」のフレーズをよく耳にした。江戸期に、鎖国令のため南方へ追放された「じゃがたらお春」の運命を偲(しの)び、ひとの別れを悲しむ歌だ。歌詞を理解したわけではなかったが、「まんじゅしゃげ」の言葉は記憶に残った。
時代に翻弄されたじゃがたらお春の、故郷をなつかしむ美文が知られていて、その「じゃがたら文」を伝えた江戸中期の学者に対して、後に疑惑がもたれたそうだ(Wikipedia)。

赤い花なら 曼珠沙華
阿蘭陀(オランダ)屋敷に 雨が降る
濡れて泣いてる じゃがたらお春

■ Youtube: 「長崎物語(由利あけみ)」(登録者:0jac5)
https://www.youtube.com/watch?v=Xj_8h-8PxMo


(付)
山口百恵の「曼珠沙華」
山口百恵の歌「曼珠沙華」(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、1978年(昭和53年))では「マンジューシャカ」と歌う。ある意味内面的な場面であり、深まる苦悩の象徴として曼珠沙華が登場する。

マンジューシャカ 恋する女は
マンジューシャカ 罪作り
白い花さえ 深紅に染める

2012年10月2日火曜日

彼岸花

せっかくの10月、景色は黄昏ているわけではないけれど、街の文具店にもう来年の手帳が並べられているのを見ると、年の残りを追いやられ、まるでショートカットされているような気がする。

この秋訪れたい場所に、西武池袋線高麗駅そばにあって、辺り一面に彼岸花(ヒガンバナ、曼珠沙華)が群生する巾着田がある。林の下に咲き乱れる紅い花弁は、まるで絨毯のよう・・・そんな記憶をまた確かめたいと思う。

(本ブログ関連:”彼岸”)

球根に毒性があり、「彼岸」の名を持ち、しかも紅い極彩色で辺りを威圧するかのような強さと妖しさを漂わせる。この花に、引き付けては恐れさせる魔性を感じる。決して気を許すことのできない花だ。

むかし、仕事の研修で伊豆に行ったとき、夕陽を受けて山間を走る列車の線路わきを、彼岸花の紅い塊りがいくつも車窓を流れていくのが見えた。黄昏時にもかかわらず、彼岸花は薄闇に混じることはなかった。その存在を強く意識つける紅い色に一瞬恐怖を感じた。

そのとき、石川さゆりの「天城越え」(作詞:吉岡治、作曲:弦哲也、1986年)を思い出した。「浄蓮の滝」の言葉から「情恋」を、「山が燃える」から彼岸花の紅い炎を想起した。まるで、情恋に身を燃やす「道行き物」のようだと、列車の振動に揺られながら感じた。

(Youtubeに登録のgaeajapenに感謝)