野菜や果物が成長するのに必要なものに、教科書風に、水、太陽光、炭酸ガスがあげられる。実践的には、肥料や温度管理などを含めてこまやかな調整が求められるが、炭酸ガスについては制御対象でない。野菜や果物の組織を作る有機物は、炭酸ガスのおかげなんだけど・・・。普段、当り前過ぎて何とも思わないけれど、畑地などで野菜や果物があんなに大きくなって、実を膨らますのを見て、はたと炭酸ガスのおかげを合点する。
海沿いの広い敷地に巨大な化学コンビナートがあるのに比べて、野菜や果物は小さなエネルギーで、あれほどのものを合成する、そんな有機反応に驚く。自然は互いにうまく融通して、身の丈にあった物質とエネルギーを循環している。人は古来それを知って、自然に生命に感謝してきたと思う。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)に「こうのとり」7号が新鮮な野菜と果物を運んだと、ニュースリリース「『こうのとり』7号機に搭載した生鮮食品について」(平成30年(2018年)10月4日)で次のように発表した。(抜粋)
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・9月23日に打ち上げ、28日に国際宇宙ステーション(ISS)に結合した「こうのとり」7号機によって、以下の生鮮食品をISSに搭乗する宇宙飛行士へ届けましたので、お知らせいたします。
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ISSの乗務員から、「アリガトウ」の言葉とともに日本の自然災害への気遣いもあった。さっそく新鮮な野菜を使って「チーズバーガー・ナイト」を開いたそうだ。そう、野菜や果物は人を幸せにしてくれると、次のYoutube映像を見て思い、納得した。
(Youtubeに登録のJAXA | 宇宙航空研究開発機構に感謝)
2018年10月5日金曜日
2015年8月25日火曜日
「こうのとり」5号の把持・結合完了
宇宙ステーション補給機(H-II Transfer Vehicle: HTV)の5号機「こうのとり5」は、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアームにより、昨晩(8/24)19時29分に把持され、本日02時28分に、電力・通信ラインの結合をもって「結合完了」された。
(本ブログ関連:”こうのとり”)
「こうのとり」は円筒形した少々地味な姿であるが、ISSで油井亀美也宇宙飛行士がロボットアームを操作してキャッチし、NASA管制センターから交信担当者の若田光一氏が支援する様子を見た子どもたちに、宇宙がよりリアルにそしてより身近に感じられたのではないだろうか。子どもたちは未来に生きるのだから、大きな夢を与え託すことは大人の責務だ。
朝日新聞の記事「日本チーム、こうのとりドッキング成功『感慨深い』」(8/25)は、今回のミッションに日本チームが関わっていることについて次のように報じている。(抜粋)
├-----------------------------------------------------------
・こうのとりは19日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられた。24日午後7時29分、ISSに滞在中の油井亀美也宇宙飛行士が操作するロボットアームでキャッチされ、ドッキングに向けて金具による固定や電源の接続などの作業を進めていた。
・キャッチは米ヒューストンの米航空宇宙局(NASA)の管制センターから若田光一さんが支援。筑波宇宙センターからこうのとりの管制にあたったJAXAの松浦真弓リードフライトディレクターは「日本チームで成功できたのは感慨深い。日本人同士通じるものがあり、やりやすかった」と語った。
-----------------------------------------------------------┤
8/24 : ISSのロボットアーム(SSRMS)による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機の把持ライブ中継 =録画
- 映像の時間35分40秒頃から 油井氏、若田両氏の日本語談話が聞こえる。
(Youtubeに登録のJaxa映像)
(本ブログ関連:”こうのとり”)
「こうのとり」は円筒形した少々地味な姿であるが、ISSで油井亀美也宇宙飛行士がロボットアームを操作してキャッチし、NASA管制センターから交信担当者の若田光一氏が支援する様子を見た子どもたちに、宇宙がよりリアルにそしてより身近に感じられたのではないだろうか。子どもたちは未来に生きるのだから、大きな夢を与え託すことは大人の責務だ。
朝日新聞の記事「日本チーム、こうのとりドッキング成功『感慨深い』」(8/25)は、今回のミッションに日本チームが関わっていることについて次のように報じている。(抜粋)
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・こうのとりは19日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Bロケットで打ち上げられた。24日午後7時29分、ISSに滞在中の油井亀美也宇宙飛行士が操作するロボットアームでキャッチされ、ドッキングに向けて金具による固定や電源の接続などの作業を進めていた。
・キャッチは米ヒューストンの米航空宇宙局(NASA)の管制センターから若田光一さんが支援。筑波宇宙センターからこうのとりの管制にあたったJAXAの松浦真弓リードフライトディレクターは「日本チームで成功できたのは感慨深い。日本人同士通じるものがあり、やりやすかった」と語った。
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8/24 : ISSのロボットアーム(SSRMS)による宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機の把持ライブ中継 =録画
- 映像の時間35分40秒頃から 油井氏、若田両氏の日本語談話が聞こえる。
(Youtubeに登録のJaxa映像)
2015年8月20日木曜日
「こうのとり」5号(続)
昨晩(19日)打ち上げた、「こうのとり」の経過について、sorae.jpの記事「『こうのとり』5号機、初期高度調整軌道制御を完了 順調に飛行中」(8/20)は次のように報じている。(抜粋)
無人飛行のためだろう、国際宇宙ステーションに着いてから宇宙飛行士の入室まで結構時間がかかるものだ。昨日の毎日新聞記事のように、「滞在中の油井亀美也・宇宙飛行士(45)がロボットアームを使ってISSに結合させる予定。若田光一・宇宙飛行士(52)がNASAの交信担当者として結合作業を支援する」ことになるそうだ。
├-----------------------------------------------------------
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月21日朝、「こうのとり」5号機にとって最初の軌道修正(初期高度調整軌道制御)が完了したと発表した。24日の国際宇宙ステーション(ISS)到着に向けて、順調に飛行を続けている。
・「こうのとり」5号機は2015年8月19日20時50分49秒、H-IIBロケットによって種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから15分後に「こうのとり」が分離され、予定通りの軌道に入った。
・その後、機器の立ち上げなどにも成功し、8月21日4時25分に最初の軌道修正となる初期高度調整軌道制御が完了したことが確認された。
・今後、23日2時55分ごろに第1回軌道修正を、24日12時7分ごろに第2回軌道修正を、そして同日15時12分ごろに第3回軌道修正を行い、徐々にISSへと近づいていく。
・そして8月24日の夜にISSのすぐそばにまで接近し、19時55分ごろにISSのロボット・アームによって把持(キャプチャー)される。その後、25日0時30分ごろに、固定金具を使ってISSに取り付けられ、3時ごろに「こうのとり」の与圧キャリアにある圧変電器(DDCU)の起動完了をもって、「結合完了」となる。与圧キャリア内への宇宙飛行士の入室は25日に予定されている。
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無人飛行のためだろう、国際宇宙ステーションに着いてから宇宙飛行士の入室まで結構時間がかかるものだ。昨日の毎日新聞記事のように、「滞在中の油井亀美也・宇宙飛行士(45)がロボットアームを使ってISSに結合させる予定。若田光一・宇宙飛行士(52)がNASAの交信担当者として結合作業を支援する」ことになるそうだ。
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・宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月21日朝、「こうのとり」5号機にとって最初の軌道修正(初期高度調整軌道制御)が完了したと発表した。24日の国際宇宙ステーション(ISS)到着に向けて、順調に飛行を続けている。
・「こうのとり」5号機は2015年8月19日20時50分49秒、H-IIBロケットによって種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから15分後に「こうのとり」が分離され、予定通りの軌道に入った。
・その後、機器の立ち上げなどにも成功し、8月21日4時25分に最初の軌道修正となる初期高度調整軌道制御が完了したことが確認された。
・今後、23日2時55分ごろに第1回軌道修正を、24日12時7分ごろに第2回軌道修正を、そして同日15時12分ごろに第3回軌道修正を行い、徐々にISSへと近づいていく。
・そして8月24日の夜にISSのすぐそばにまで接近し、19時55分ごろにISSのロボット・アームによって把持(キャプチャー)される。その後、25日0時30分ごろに、固定金具を使ってISSに取り付けられ、3時ごろに「こうのとり」の与圧キャリアにある圧変電器(DDCU)の起動完了をもって、「結合完了」となる。与圧キャリア内への宇宙飛行士の入室は25日に予定されている。
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2020年1月8日水曜日
地球の土の感覚や匂いを感じさせる青果
きょうの都心の最高気温を天気予報では15℃としていたが、実際は7.6℃(15:08)だった。予報の半分でしかない。10℃以下だったので寒いはず・・・なのに予報を信じて、穏やかな感じすらしていた。予報が外れただけでない、体感も大外れした。「心頭を滅却すれば火もまた涼し」ではないが、信じ込んでしまうと平気で勘違いしてしまう。
今年最初の健康体操に出かけて、正月で鈍った体を解きほぐす。首筋を回転すれば軋むよう・・・体のどの部分も同じこと。するとインストラクターから、リンパの流れが良くなりますといわれて、その気になって頑張る。まるで潤滑油が浸透するよう。
いい気分で帰宅して、暖かいストーブの前に座るとますます心地よい。毎度のことだが運動疲れを癒してか転寝してしまう。
きのう(1/7)のブログに「春の七草」について触れたが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「ファン!ファン!JAXA!」のweb版「JAXA’s」79号の記事「宇宙の視座でものを見る / 宇宙食編 日本の味が、宇宙開発を支える」は、「こうのとり」7号がISS(国際宇宙ステーション)へ生鮮食品を運んだときの関係者(須永、佐野両氏)の座談を次の通り紹介している。「地球の土の感覚や匂いを感じさせる青果は、宇宙飛行士の活力につながります」という語りに、きっとそうだろうなと思わず納得してしまう。
以前、ISS乗務員にとって、新鮮な野菜や果物がどんなに感動ものか、本ブログ(2018年10月5日)に記したことがある。
(本ブログ関連:”こうのとり”)
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須永: 地球の土の感覚や匂いを感じさせる青果は、宇宙飛行士の活力につながります。日本からも、種子島宇宙センターから打ち上げる宇宙ステーション補給船「こうのとり」が、これまでりんご、みかんなどの柑橘類、ぶどう、マスカット、たまねぎ、パプリカなど、様々な生鮮食品を届けています。生鮮食品は各国の補給船が打ち上げられるタイミングで搭載されます。搭載の条件は、生で食べられるもの、ISSに到着するまでを模擬した環境下で4週間以上保存がきくものなどがあります。
佐野: なかでもたまねぎは、宇宙飛行士に人気ですね。ごみを減らす為に表面の茶色い皮は剥いた状態でISSに届けるのですが、調味料も使わず生のままかじりつく宇宙飛行士も多いです。地上ではあまりない光景ですけど、宇宙では滅多に食べることができない生鮮食品ですから、かじりたくなるようなんです(笑)。
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今年最初の健康体操に出かけて、正月で鈍った体を解きほぐす。首筋を回転すれば軋むよう・・・体のどの部分も同じこと。するとインストラクターから、リンパの流れが良くなりますといわれて、その気になって頑張る。まるで潤滑油が浸透するよう。
いい気分で帰宅して、暖かいストーブの前に座るとますます心地よい。毎度のことだが運動疲れを癒してか転寝してしまう。
きのう(1/7)のブログに「春の七草」について触れたが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「ファン!ファン!JAXA!」のweb版「JAXA’s」79号の記事「宇宙の視座でものを見る / 宇宙食編 日本の味が、宇宙開発を支える」は、「こうのとり」7号がISS(国際宇宙ステーション)へ生鮮食品を運んだときの関係者(須永、佐野両氏)の座談を次の通り紹介している。「地球の土の感覚や匂いを感じさせる青果は、宇宙飛行士の活力につながります」という語りに、きっとそうだろうなと思わず納得してしまう。
以前、ISS乗務員にとって、新鮮な野菜や果物がどんなに感動ものか、本ブログ(2018年10月5日)に記したことがある。
(本ブログ関連:”こうのとり”)
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須永: 地球の土の感覚や匂いを感じさせる青果は、宇宙飛行士の活力につながります。日本からも、種子島宇宙センターから打ち上げる宇宙ステーション補給船「こうのとり」が、これまでりんご、みかんなどの柑橘類、ぶどう、マスカット、たまねぎ、パプリカなど、様々な生鮮食品を届けています。生鮮食品は各国の補給船が打ち上げられるタイミングで搭載されます。搭載の条件は、生で食べられるもの、ISSに到着するまでを模擬した環境下で4週間以上保存がきくものなどがあります。
佐野: なかでもたまねぎは、宇宙飛行士に人気ですね。ごみを減らす為に表面の茶色い皮は剥いた状態でISSに届けるのですが、調味料も使わず生のままかじりつく宇宙飛行士も多いです。地上ではあまりない光景ですけど、宇宙では滅多に食べることができない生鮮食品ですから、かじりたくなるようなんです(笑)。
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2018年11月11日日曜日
魔法瓶が降りてきた:小型回収カプセル(HSRC)
地上400Kmを回っている「国際宇宙ステーション(ISS)」と、「約6トンという世界最大の補給能力」を持つ、JAXAの宇宙ステーション補給機「こうのとり 7号(HTV7)」が、9/28に接続した。約41日間の係留後、11/8に分離、本日の11/11に大気圏再突入して使命を完了した。その際、同補給機から「小型回収カプセル(HSRC)」が放たれ、南鳥島周辺の太平洋上に着水し回収されたという。
(本ブログ関連:”こうのとり 7号”)
小型回収カプセルは、タイガー魔法瓶が開発した真空二重容器で、まさに魔法瓶メーカーのお手の物だ。その詳細は、産経新聞(11/11)の記事に「カプセルはISSの日本実験棟『きぼう』で作成されたタンパク質の結晶と金属酸化物の試料計約1キロを収納した。円錐(えんすい)に近い形状で直径84センチ、高さ66センチ。試料の鮮度を維持するため、内部を4度に保つ保冷剤が入っている。」と記されている。
(本ブログ関連:”タイガー魔法瓶”)
また、再突入に当っては、「今回のカプセルはエンジンを噴射して姿勢を制御しながら減速し、試料への衝撃を和らげながら降下できる。」(11/11)とのこと。
カプセルというより魔法瓶がといった方が馴染みやすいのだが、それを前面に出したニュース記事タイトルは見当たらない*。でも、開発会社がタイガー魔法瓶と聞いて以来、なんだか空から魔法瓶が降りて来る気がしてならない。
(* )追記:おっとっと、ありました !!
FNN Primeの記事「“究極の魔法瓶”地球に帰還 米ロに続く3カ国目の技術」(11/11)に関連の動画像が掲載されている。
(本ブログ関連:”こうのとり 7号”)
(本ブログ関連:”タイガー魔法瓶”)
また、再突入に当っては、「今回のカプセルはエンジンを噴射して姿勢を制御しながら減速し、試料への衝撃を和らげながら降下できる。」(11/11)とのこと。
カプセルというより魔法瓶がといった方が馴染みやすいのだが、それを前面に出したニュース記事タイトルは見当たらない*。でも、開発会社がタイガー魔法瓶と聞いて以来、なんだか空から魔法瓶が降りて来る気がしてならない。
(* )追記:おっとっと、ありました !!
FNN Primeの記事「“究極の魔法瓶”地球に帰還 米ロに続く3カ国目の技術」(11/11)に関連の動画像が掲載されている。
2012年7月21日土曜日
こうのとり3号
日本経済新聞の記事「H2B打ち上げ成功 星出さんの宇宙基地に機材」(7/21)は、無人輸送機(HTV)「こうのとり3号」が打ち上げられたと次のように報じている。先日、「こうのとり」の実機がTVで放映されたが、「『こうのとり』は直径約4m、全長10m弱、観光バスが収まる大きさ」(JAXA)に驚いた。未来が楽しみだ。
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は21日午前11時6分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から国産大型ロケット「H2B」3号機を打ち上げた。国際宇宙ステーション(ISS)に実験機材や超小型衛星などを運ぶために搭載していた無人輸送機「HTV(愛称・こうのとり)」3号機を約15分後に予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
・ISSでは7月中旬から星出彰彦さんらが長期滞在を始めており、27日夜にもロボットアームを操作して接近してきたHTVをつかむ。日本人飛行士が国産輸送機を宇宙で出迎えるのは初めて。
(付記)
ところで本当なら今日、日本未来科学館に行って、研究棟ツアー「細胞の中でまわる酵素~ATP合成制御プロジェクト」を聴いてみようかと思っていたが・・・行きそびれてしまった。内容は、科学技術振興機構がYoutubeに登録しているようなものだろうか。残念。
・宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は21日午前11時6分、種子島宇宙センター(鹿児島県)から国産大型ロケット「H2B」3号機を打ち上げた。国際宇宙ステーション(ISS)に実験機材や超小型衛星などを運ぶために搭載していた無人輸送機「HTV(愛称・こうのとり)」3号機を約15分後に予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
・ISSでは7月中旬から星出彰彦さんらが長期滞在を始めており、27日夜にもロボットアームを操作して接近してきたHTVをつかむ。日本人飛行士が国産輸送機を宇宙で出迎えるのは初めて。
(付記)
ところで本当なら今日、日本未来科学館に行って、研究棟ツアー「細胞の中でまわる酵素~ATP合成制御プロジェクト」を聴いてみようかと思っていたが・・・行きそびれてしまった。内容は、科学技術振興機構がYoutubeに登録しているようなものだろうか。残念。
2016年3月16日水曜日
油井亀美也宇宙飛行士報告会
今晩、水道橋の東京ドームシティホールで、油井 亀美也(ゆい きみや)宇宙飛行士の報告会(「油井亀美也宇宙飛行士 国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション報告会 ~チームジャパンで挑んだ142日間の軌跡~」が開催された。久し振りに、後楽園(東京ドーム)に出かけた。
(本ブログ関連:”油井亀美也宇宙飛行士”、”ISS(国際宇宙ステーション)”)
昨年(2015年)7月23日~12月11日の142日間、ISS調査44次/45次に参加した、油井亀美也宇宙飛行士の話しを聞くことができた。会場は、2,000名を越える聴衆でいっぱいだった。トークセッションの場で、司会役(モデレーター)が、会場に世代をたずねたところ、20~30代が中心で、次が10代だった。念のために、10代以下もいますか問えば、ハ~イという可愛い声も反応した。また、クロージングで、JAXAの方から、来場者は女性が多かった(60%ほど)こと、インタネットライブ中継の視聴者が13,000名を越えることが紹介された。
さて、油井亀美也宇宙飛行士について。農家に生まれ、のんびりたした家風に育ったようで、普段から慌てることはなかったが、ISSに接近した「こうのとり」5号の把持の際に緊張したそうだ。冷静な宇宙飛行士でも。また、ISS内での生活で、毛細管現象を利用したコーヒーを飲んだことから、味わうことの他に香りの大切さに気付いたという。そのほか、いろいろな経験(地上とのTwitterl交換、写真撮影=台風の目など)を語られた。
(本ブログ関連:”「こうのとり」5号”、”こうのとり”)
ところで、油井氏は宙飛行士を受験する以前、航空自衛隊でテストパイロットをしていたときも、宇宙の夢を忘れがたかったところ、奥さんがそれを察して、肩を押してくれたという。そのことも含めて、言葉を飾ることなく、奥さんへの感謝が語られた。また女性の人気をあげたと思ったりした。
会場に、親に連れられた子どもたちが多数目についた。この子たちの頭上に、未来のランプが点いている。未来は明るい。
(追記)
・日米政府間で、ISS(国際宇宙ステーション)の2024年まで運用延長が決定されている。
・油井亀美也宇宙飛行士に続いて、① 航空会社(ANA)出身の大西卓哉(おおにしたくや)宇宙飛行士が、2013年11月の第48/49次の、② 海上自衛隊医官出身の金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士が、2015年8月の第54次/55次のISS長期滞在搭乗員に決定されている。
(追記)
上記「油井亀美也宇宙飛行士報告会」のもようがYoutubeに登録された。
(Youtubeに登録のelectに感謝)
(本ブログ関連:”油井亀美也宇宙飛行士”、”ISS(国際宇宙ステーション)”)
昨年(2015年)7月23日~12月11日の142日間、ISS調査44次/45次に参加した、油井亀美也宇宙飛行士の話しを聞くことができた。会場は、2,000名を越える聴衆でいっぱいだった。トークセッションの場で、司会役(モデレーター)が、会場に世代をたずねたところ、20~30代が中心で、次が10代だった。念のために、10代以下もいますか問えば、ハ~イという可愛い声も反応した。また、クロージングで、JAXAの方から、来場者は女性が多かった(60%ほど)こと、インタネットライブ中継の視聴者が13,000名を越えることが紹介された。
さて、油井亀美也宇宙飛行士について。農家に生まれ、のんびりたした家風に育ったようで、普段から慌てることはなかったが、ISSに接近した「こうのとり」5号の把持の際に緊張したそうだ。冷静な宇宙飛行士でも。また、ISS内での生活で、毛細管現象を利用したコーヒーを飲んだことから、味わうことの他に香りの大切さに気付いたという。そのほか、いろいろな経験(地上とのTwitterl交換、写真撮影=台風の目など)を語られた。
(本ブログ関連:”「こうのとり」5号”、”こうのとり”)
ところで、油井氏は宙飛行士を受験する以前、航空自衛隊でテストパイロットをしていたときも、宇宙の夢を忘れがたかったところ、奥さんがそれを察して、肩を押してくれたという。そのことも含めて、言葉を飾ることなく、奥さんへの感謝が語られた。また女性の人気をあげたと思ったりした。
会場に、親に連れられた子どもたちが多数目についた。この子たちの頭上に、未来のランプが点いている。未来は明るい。
(追記)
・日米政府間で、ISS(国際宇宙ステーション)の2024年まで運用延長が決定されている。
・油井亀美也宇宙飛行士に続いて、① 航空会社(ANA)出身の大西卓哉(おおにしたくや)宇宙飛行士が、2013年11月の第48/49次の、② 海上自衛隊医官出身の金井宣茂(かないのりしげ)宇宙飛行士が、2015年8月の第54次/55次のISS長期滞在搭乗員に決定されている。
(追記)
上記「油井亀美也宇宙飛行士報告会」のもようがYoutubeに登録された。
(Youtubeに登録のelectに感謝)
2017年7月1日土曜日
「賽の河原地蔵和讃」
スーパーの商品棚は、幼い子どもにとって、高く平行に並ぶ、視線をさえぎる迷路の壁かもしれない。だから、こんな光景を目にする。親から離れたのはいいが、急に心配になって、「お母さん、どこ?」と呼びかける。すると、棚の向こうから、母親が「は~い」と応える。これがなんとも微笑ましい。子どもの心の中で、母親との距離はどうなっているのか想像し、きっと一時も離れられない距離なんだろうと合点する。
子どもが親の手をほどいて離れるのはいつ頃か、親の手前を走っては振り返り確認するのはいつまでか考えるだけでも楽しい。わが子の経験で、それがいつだったか、すっかり忘れているからこそ、懐かしく気になる。
ところで、我が子に対する親の慈しみについて何度か触れたことに、40万年前から2万年前まで存在したネアンデルタール人が幼くして亡くした子を「埋葬」したと思われる跡がある。その証拠に、何かにくるまれたらしい子の周りから花粉が発見されている。宗教以前の、共感できる素朴な感情の発露だ。美しい花に囲んで送り出したいという想いの痕跡だろう。子を亡くした親の悲しみはいかばかり、忘れないために墓はそのように作られたに違いない。
幼くして死んだ子どもたちが、「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため・・・」と石積みをうたう「地蔵和讃」がある。賽の河原で石を積みあげては、鬼にそれを崩されて、また繰り返す。この「和讃」は、幼子があの世との境で、哀れに苦しんでいるのではないかと嘆く親の悲しみを癒し、救いを与えるもののようだ。不思議なことに、仏教界で正式なものでなく、むしろ民間信仰に近い要素を持つという。
「地蔵和讃」はバリエーションが多様で、ここでは「国立国会図書館」収蔵のデジタル古書「西院河原地蔵和讃」(1884年《明17年9月》、出版社:別宮又四郎(出版地:石川県小松町))で見ることにする。 庶民が手にした15cmの小さな和装古書だ。
「サイノカワラヂゾウワサン」(「賽の河原の地蔵和讃」)
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コレハコノヨノコトナラズ。シデノヤマジノスソノナル、サイノカワラノモノガタリ。
キクニツケテモアワレナリ。二ツヤ三ツヤ四ツ五ツ。十ニモタラヌミドリ子ガ、サイノカワラニアツマリテチヽコヒシハヽコヒシ。コヒシコヒシトナクコエハコノヨノコエトハコトカワリ、カナシサホネミヲトオスナリカミノミドリコノシヨサトシテ、カハラノイシヲトリアツメ、コレニテエカフノトウヲクム。一ジウクンデハチヽノタメ、ニジュウクンデハハヽノタメ、三ジュウクンデハ フルサトノ、・・・
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昔、貧しい時代の庶民が理解できたカタカナ文字による「賽の河原の地蔵和讃」は、ご詠歌のように詠まれたのだろう。現代人には読み続けるのが辛い。そこで、仏教雑誌「大法輪」(2016年7月号)掲載の「特集 仏教と世界の《地獄事典》」の中から、「『賽の河原地蔵和讃』現代語訳と解説」(花岡博芳 熊谷市・松岩寺住職)に紹介された漢字混じり文を少々長いが転載させていただく。
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これはこの世のことならず
死出(しで)の山路の裾野なる
さいの河原の物語
聞くにつけても哀れなり
二つや三つや四つ五つ
十にも足らぬおさなごが
父恋し母恋し
恋し恋しと泣く声は
この世の声とは事変わり
悲しさ骨身を通すなり
かのみどりごの所作として
河原の石をとり集め
これにて回向(えこう)の塔を組む
一重(いちじゅう)組んでは父のため
二重組んでは母のため
三重組んではふるさとの
兄弟我身と回向して
昼は独りで遊べども
日も入り相いのその頃は
地獄の鬼が現れて
やれ汝らは何をする
娑婆(しゃば)に残りし父母(ちちはは)は
追善供養の勤めなく
(ただ明け暮れの嘆きには)
(酷(こく)や可哀(かあい)や不憫(ふびん)やと)
親の嘆きは汝らの
苦患(くげん)を受くる種となる
我を恨むる事なかれと
くろがねの棒をのべ
積みたる塔を押し崩す
その時能化(のうけ)の地蔵尊
ゆるぎ出させたまいつつ
汝ら命短くて
冥土(めいど)の旅に来るなり
娑婆と冥土はほど遠し
我を冥土の父母と
思うて明け暮れ頼めよと
幼き者を御衣(おころも)の
もすその内にかき入れて
哀れみたまうぞ有難き
いまだ歩まぬみどりごを
錫杖(しゃくじょう)の柄(え)に取り付かせ
忍辱(にんにく)慈悲の御肌(みはだ)へに
いだきかかえなでさすり
哀れみたまうぞ有難き
南無延命地蔵大菩薩
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解説によると、お地蔵様は、「『あの世』の入り口で、行き先をしめす神」である「道祖神」の化身でもあり、特別の意味を持つ。「賽の河原の地蔵和讃」は、今も心奥深く流れるものを浮きあがらせ、それを遡上する誘惑にかられる。私たちの心情は、その水脈を通じて古としっかりと結びついている。
辻角に見るお地蔵様は、呼べば応えてくれる存在だ。幼子がふと気付いて母親を確認するように、宗教的な環境と離れて、日常、暖かく見守ってくれる存在だ。日本人の琴線でもある。
子どもが親の手をほどいて離れるのはいつ頃か、親の手前を走っては振り返り確認するのはいつまでか考えるだけでも楽しい。わが子の経験で、それがいつだったか、すっかり忘れているからこそ、懐かしく気になる。
ところで、我が子に対する親の慈しみについて何度か触れたことに、40万年前から2万年前まで存在したネアンデルタール人が幼くして亡くした子を「埋葬」したと思われる跡がある。その証拠に、何かにくるまれたらしい子の周りから花粉が発見されている。宗教以前の、共感できる素朴な感情の発露だ。美しい花に囲んで送り出したいという想いの痕跡だろう。子を亡くした親の悲しみはいかばかり、忘れないために墓はそのように作られたに違いない。
幼くして死んだ子どもたちが、「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため・・・」と石積みをうたう「地蔵和讃」がある。賽の河原で石を積みあげては、鬼にそれを崩されて、また繰り返す。この「和讃」は、幼子があの世との境で、哀れに苦しんでいるのではないかと嘆く親の悲しみを癒し、救いを与えるもののようだ。不思議なことに、仏教界で正式なものでなく、むしろ民間信仰に近い要素を持つという。
「地蔵和讃」はバリエーションが多様で、ここでは「国立国会図書館」収蔵のデジタル古書「西院河原地蔵和讃」(1884年《明17年9月》、出版社:別宮又四郎(出版地:石川県小松町))で見ることにする。 庶民が手にした15cmの小さな和装古書だ。
「サイノカワラヂゾウワサン」(「賽の河原の地蔵和讃」)
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コレハコノヨノコトナラズ。シデノヤマジノスソノナル、サイノカワラノモノガタリ。
キクニツケテモアワレナリ。二ツヤ三ツヤ四ツ五ツ。十ニモタラヌミドリ子ガ、サイノカワラニアツマリテチヽコヒシハヽコヒシ。コヒシコヒシトナクコエハコノヨノコエトハコトカワリ、カナシサホネミヲトオスナリカミノミドリコノシヨサトシテ、カハラノイシヲトリアツメ、コレニテエカフノトウヲクム。一ジウクンデハチヽノタメ、ニジュウクンデハハヽノタメ、三ジュウクンデハ フルサトノ、・・・
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昔、貧しい時代の庶民が理解できたカタカナ文字による「賽の河原の地蔵和讃」は、ご詠歌のように詠まれたのだろう。現代人には読み続けるのが辛い。そこで、仏教雑誌「大法輪」(2016年7月号)掲載の「特集 仏教と世界の《地獄事典》」の中から、「『賽の河原地蔵和讃』現代語訳と解説」(花岡博芳 熊谷市・松岩寺住職)に紹介された漢字混じり文を少々長いが転載させていただく。
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これはこの世のことならず
死出(しで)の山路の裾野なる
さいの河原の物語
聞くにつけても哀れなり
二つや三つや四つ五つ
十にも足らぬおさなごが
父恋し母恋し
恋し恋しと泣く声は
この世の声とは事変わり
悲しさ骨身を通すなり
かのみどりごの所作として
河原の石をとり集め
これにて回向(えこう)の塔を組む
一重(いちじゅう)組んでは父のため
二重組んでは母のため
三重組んではふるさとの
兄弟我身と回向して
昼は独りで遊べども
日も入り相いのその頃は
地獄の鬼が現れて
やれ汝らは何をする
娑婆(しゃば)に残りし父母(ちちはは)は
追善供養の勤めなく
(ただ明け暮れの嘆きには)
(酷(こく)や可哀(かあい)や不憫(ふびん)やと)
親の嘆きは汝らの
苦患(くげん)を受くる種となる
我を恨むる事なかれと
くろがねの棒をのべ
積みたる塔を押し崩す
その時能化(のうけ)の地蔵尊
ゆるぎ出させたまいつつ
汝ら命短くて
冥土(めいど)の旅に来るなり
娑婆と冥土はほど遠し
我を冥土の父母と
思うて明け暮れ頼めよと
幼き者を御衣(おころも)の
もすその内にかき入れて
哀れみたまうぞ有難き
いまだ歩まぬみどりごを
錫杖(しゃくじょう)の柄(え)に取り付かせ
忍辱(にんにく)慈悲の御肌(みはだ)へに
いだきかかえなでさすり
哀れみたまうぞ有難き
南無延命地蔵大菩薩
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解説によると、お地蔵様は、「『あの世』の入り口で、行き先をしめす神」である「道祖神」の化身でもあり、特別の意味を持つ。「賽の河原の地蔵和讃」は、今も心奥深く流れるものを浮きあがらせ、それを遡上する誘惑にかられる。私たちの心情は、その水脈を通じて古としっかりと結びついている。
辻角に見るお地蔵様は、呼べば応えてくれる存在だ。幼子がふと気付いて母親を確認するように、宗教的な環境と離れて、日常、暖かく見守ってくれる存在だ。日本人の琴線でもある。
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