イ・ソンヒは、自分の歌を歌うため、ライブ劇場を買収したことがある(2002年)。そのいきさつのなか、彼女が現在所属する音楽事務所「フックエンターテインメント」の母体が誕生する。初期に、その経営に(役員として)関わったともいわれる。
(本ブログ関連:”フックエンターテインメント(후크엔터테인먼트)”、”ライブ劇場買収”)
その後、彼女に人生の大きな変転があり、渡米のため一切を放棄したようだ。帰国後、同フックエンターテインメントとの関係が復活され、現在に至っている。
(本ブログ関連:”渡米”、”(資料)イ・ソンヒが再婚した夫”)
マネートゥデイの記事、「イ・スンギ、イ・ソンヒの所属事務所、不動産だけ244億(ウォン)保有・・・賃貸収益が?」(4/4、中堅中小企業部キム・ゴンウ記者)は、フックエンターテインメントの昨年(2015年)の業績を報じている。2014年と2015年の対比から、業績をイ・ソンヒ、イ・スンギ、イ・ソジンの三人に依存すること、主な収益源であるイ・スンギが今年入隊したことによる売上減、それを補う不動産投資・賃貸業などの話題を紹介している。
(本ブログ関連:”イ・スンギ(이승기)の入隊”)
(参考)
2014年度の業績について、JobCoreaは、「金融監督院によれば、フックエンターテインメントは、2014年の売上高が159億3,500万ウォンで前年対比61.8%増加した。営業利益は、46億8,000万ウォンで218.1%増えた。」と紹介している。
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昨年の営業利益、6億1,700万ウォン「前年比 86.8%↓」 … イ・スンギ入隊で収益悪化の可能性
・イ・ソンヒ、イ・スンギ、イ・ソジンの所属事務所フックエンターテインメントの昨年の営業利益が、前年対比 86.8%急減した。今年は、主な売上(収益)源であるイ・スンギの軍入隊で収益がさらに悪化する見通しだ。
・ただし、244億ウォンを越える(江南)清潭洞の建物が強固なつっかい棒だ。賃貸収益だけ昨年営業利益を上まわる 7億ウォンに達すると推定される。
・4日、金融監督院によれば、フックエンターテインメント(以下フック・エンター)は、2015年の営業利益が 6億1700万ウォンで、前年対比 86.8%減った。 売上額は同期間、32.8%減の 93億5,300万ウォンだった。
・フック・エンターの営業利益が一桁の数を記録するのは、2012年監査報告書を提出した以後初めてだ。 これは売上が減った中で人件費が大きく増えたためと分析される。
・昨年、人件費は 8億4,200万ウォンで、前年対比 34.5%増加した。 旅費交通費と福利厚生費などが減った反面、人件費が増加したという点で役職員(役員と職員)の年俸が大きく上昇したと推測される。
・2002年設立したフック・エンターは、歌手イ・ソンヒのマネージャー出身であるクォン・ジンヨン代表が持分(株式)100%を保有している。所属芸能人は、イ・ソンヒ、イ・スンギ、イ・ソジンなどである。
・フック・エンターは、サービス収入の91億ウォンのうち、(アーティストに)71億ウォンを手数料で支給した。 アーティストの収益配分率は8対2の水準であると推定される。これは、昨年収益配分がアーティストに有利なコンサート売り上げ比重が高かったためと見える。
・フック・エンターは、去る2月1日に、主な売上(収益)源であるイ・スンギが軍に入隊し、2016年の営業活動が大きく萎縮している。イ・ソンヒはコンサート中心で、イ・ソジンはドラマ「結婚契約」出演が活動の大部分であるためだ。
・このため、攻撃的な企業営業よりは、安定した建物賃貸業で事業方向をかえたと推定される。フック・エンターは、昨年7月に138億ウォンを投資して江南区清潭洞の建物を買い取った。 2011年にも100億ウォン台の建物を買いとって話題になった。
・今回の建物買取で、フック・エンターの賃貸料収入は、年7億ウォンに達する見込みである。 だが、86億ウォンを国民銀行から借入、年間利子が2億ウォン水準で、実際の収益は5億ウォンと予想される。
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