きょうの日付にかわった深夜、胸騒ぎのような雨音がした。気になってテレビを点けてチャンネルを巡っているうちに寝てしまった。そこから6時間寝て、さらに二度寝、三度寝してしまった。えらく遅い起床となった。
目覚めて外を見れば、鈍色の重たい曇り空、すっかり外出する気をなくし、どうやら無為な一日となりそうと思った通りの結果になった。
今回は第五巻、「第五 折々のうた」(大岡信、岩波新書)に、江戸後期の越後の歌人良寛(宝暦8年[1758年] - 天保2年[1831年] )の次の歌が載っている。「時鳥(ホトトギス)」について、初夏の<時を告げる鳥>と同時に、古今集の歌にあるように「懐旧の情や郷愁をしきりに誘う声との意味合いも色濃く付随」しているという解説があった。
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浮雲の身にしありせば時鳥(ほととぎす)しば鳴く頃はいづこに待たむ(良寛)
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この歌は、「(弟子となった)貞心尼が良寛の庵を辞して帰る際(あるいはしばらく会えなくなる際)に詠まれた、お別れの歌に対する、良寛からの返歌」とのこと(Gemini)。再会を願ってのことか・・・。
・ 浮雲の身:世捨て人
・ いづこに待たむ:何処で待ちわびることになるのだろうか
良寛については、子どもたちと遊ぶやさしい僧の逸話を聞かされて、子どもこころに親しみを感じた。優れた書家であったと知られるが、鑑賞眼のなさゆえ言葉に困るのだが。平凡な心理からいえば、弟子貞心尼との心の交流だろうか(蓮の露)。中世フランスの神学者・修道士ピエール・アベラールと、妻から修道女に出家したエロイーズとの関係を重ね合わせて想像・空想したりする(往復書簡)。