63キロ級の伊調馨(いちょうかおり)選手と、48キロ級の小原日登美(おばら ひとみ)選手の準決勝を見守っていたが、決勝までに時間があって、いつのまにか寝入ってしまった。決勝の様子を実況で見たかった。
毎日jpの記事「五輪レスリング:笑みの伊調 涙の小原 日本2階級に金」(2012年08月09日、10時37分)は、試合の結果を次のように報じている。(抜粋)
寝坊助にわかファンは、彼女たちのすさまじいドラマを知ることになる。
・ロンドン五輪第13日の8日、レスリング女子は2階級とも日本勢が制した。63キロ級の伊調馨(ALSOK)は決勝で景瑞雪(中国)を2-0で退け、日本女子では初の同一種目 連覇を達成。48キロ級は31歳の小原日登美(自衛隊)が決勝でマリア・スタドニク(アゼルバイジャン)に第1ピリオドを奪われながら、第2、第3ピリオドを連取し、2-1で初めての優勝を果たした。
・(伊調選手は)左足の感覚は普段と違っていた。4日の練習中に捻挫して、伊調によると「足首の3本の靱帯(じんたい)のうち、1本半が切れていた」という。その後はスパーリングはせず、ぶっつけ本番での試合。それでも、試合後に明かすまでは、痛いそぶりも見せなかった。・・・女子レスリング界の顔だった吉田沙保里(ALSOK)に先立ち、他の競技も含め日本の女子選手として史上初の五輪3連覇を成し遂げた。伊調は「3連覇を目指してやってきたわけではないけど、終わってみればうれしい」。試合終了のブザーが鳴った瞬間、大げさなガッツポーズではなく、ニヤリと笑った表情には自信があふれていた。【百留康隆】
・(小原選手は)08年に一度は引退し、(48キロ級の)妹真喜子さんの指導をしていたが、真喜子さんも引退したのに伴い、10年に現役復帰。結婚で姓が坂本から小原に変わっただけでなく、階級も51キロ級から48キロ級に変更。ロンドンの舞台を集大成にすることを決めていた。・・・小原は「どんな結果でも最後と決めていた。レスリング人生に悔いはない」と、最高の舞台で、最高の結果を残してマットを去るつもりだ。【百留康隆】
(付記: 昨日の続き)
ところで、オリンピックの日本女子選手たちの活躍はどうしたことだ。サッカー、卓球、バレー、それにレスリング・・・と素晴らしい。歴史を作り、塗りかえている。