地質・地理関係の研究者が、野外実地踏査を「巡検」というが、自分たちアマチュアの鉱物採集に使ったことはない。鉱物の会の席上でも、ベテランが口にするのを聞いたことがない。
巡検の言葉に格式張ったところがあるからなのか、民間が使うには独特の匂いがするからなのか。
自分たちが普段使う言葉は、「鉱物採集(に行く)」が主だが、「石採り(に行く)」、「採集(に行く)」といった程度である・・・まあ、そんなところだ。
ところで、韓国のテレビ番組に「別巡検(별슨검)」という時代物がある。内容は、朝鮮時代末の科学捜査の物語である。警務庁に新設された捜査官で、「別」の文字に調査分析の特別の意を込められているのだろう。Gyaoで、その第1作を見た。
Wikipediaの「巡検」には、「1894年から1907年まで使われた李氏朝鮮(大韓帝国)警察官の階級の1つ。のちに巡査に改称した。」という説明がある。