イ・ソンヒにとって90年代は、国楽の伝統や同時代の音楽語法などを取り入れたりした、大衆を再獲得するための模索の時代だったという。
(本ブログ関連:”(資料)レジェンド・プロファイル16弾-イ・ソンヒ”)
とはいえ、その時代の空気を直接知らない彼方のファンにとっては、彼女の美しい旋律に接する幸いがある。イ・ソンヒの11集所収の「공존(共存)」(1998年、チョ・ウンヒ作詞、イ・ソンヒ作曲)は、今の若者の耳にどう聞こえるか知らないが、静かな感動を与えてくれる。ある意味ドラマチックである。つい彼女の人生を重ね合わせてしまう・・・考え過ぎかな。
(本ブログ関連:”共存(공존)”)
「共存(공존)」
旅は終わったの、私たちの愛も
戻るには、あまりにも遠い 道に旅立ったわ
夜空の星のように、胸に積もる
一瞬の、愛は過ぎても 思い出は残って
*私のそばに止まった風、私の中にあふれた陽射し
いつか、傍(そば)を通り過ぎていくでしょう
永遠(とは)に私は見れなくとも
一つになれなかった、世界が嫌(いや)になっても
恋しい、私の心の根は
いつも貴方に向いて深いから
(*)以下繰り返し
夜空の星のように、胸に積もる
一瞬の愛は過ぎても、思い出は残ったわ
う~ん
(Youtubeに登録のlys2187に感謝)