どれひとつ真面目に打ち込んだスポーツもなくて、オリンピックもイベントとしてそのときだけ楽しむにわかファンとわが身を十分わきまえているつもりだ。それでも、いやそれだから、にわかファンは、選手が獲得したメダルに群れたくなる・・・わたしも一緒に。
今朝のニュースで、11日にボクシングミドル級で村田諒太(むらた りょうた、東洋大職)選手が、オリンピックで日本のボクシングが48年ぶりに金メダルを獲得したと知れば、凄いと驚き、おめでとうといいたい。
北海道新聞の記事「村田48年ぶり『金』 ボクシング・11日」(08/12 06:46、08/12 09:22 更新)は、次のように試合を報じている。(抜粋)
・ボクシングは男子5階級の決勝を行い、ミドル級で昨年の世界選手権銀メダリストの村田諒太がE・ファルカン(ブラジル)に14-13で判定勝ちし、1964年東京五輪バンタム級の桜井孝雄(故人)以来、日本選手として48年ぶり2人目の金メダリストとなった。
(付記)
ロンドンオリンピックの日本メダル獲得数は過去最高で、メダルの数だけインタビュー回数も多くなるわけで、選手の言葉や表情から、喜びやくやしさを知るたび、メダルの本当の重さを知ることになる。
オリンピックには、女子サッカーのメダルのように新境地を開拓するもの、バレーボールやボクシングのように何十年ぶりのメダルという歴史を更新するもの、そして女子レスリングのように個人3大会連続金メダルといったドラマがある、偉業がある。オリンピックは人間本来持つ力を知る機会でもある。
ロンドンオリンピックは何かが違ったようだ。選手個々のインタビューを見て気付いたことだが、彼らの言葉には「勝ちたい」という意志が、「感謝」という言葉が、「楽しむ」ことよりも強く出ていた。彼らは、日本で見守るひとびとの想いを感じ、次代の若者たちの希望の先導となるよう託されていることを理解していた。